小倉競馬場の特徴を徹底解剖!コース・傾向・グルメ・アクセス

競馬の知識

こんにちは、YUKINOSUKEです!

九州で唯一のJRA競馬場、小倉競馬場 。私、あの独特な雰囲気と、馬券の面白さが大好きで、夏と冬の開催はいつもワクワクしながら予想しています。

でも、いざ「小倉競馬場 特徴」って調べてみると、情報が断片的だったり、ちょっと古かったりして、「結局、馬券はどう買えばいいの?」「週末に家族と遊びに行くなら、何に気をつければいい?」って迷うこと、ありませんか?

小倉競馬場って、よく「平坦・短直線コース」って言われますよね。だから「先行馬がとにかく有利!」と、セオリー通りに思いがちなんですけど、実はそう単純じゃないのが小倉の奥深いところなんです。

例えば、「平坦コースって聞いたのに、ダート1700mにはゴール前に坂があるんじゃなくて、1コーナーから2コーナーにかけてキツい上り坂がある ?」とか、「同じ芝コースなのに、夏と冬では馬場がまったく別物 ってどういうこと?」…こんな疑問が次々と出てくるかもです。

特に小倉競馬場は、主要コースの傾向が本当に独特で、セオリー通りに予想すると痛い目を見たりします(私も何度経験済みです…)。夏の北九州記念 が行われる芝1200m は、見た目と違って差し馬が突っ込んできたり 。さっき話したダート1700m は、坂の影響で逃げ馬が苦戦したり と、一筋縄ではいきません。得意な騎手 や有利な脚質 も、その日の馬場や開催時期によって変わりやすい印象がありますね。

馬券攻略ももちろん大事ですが、実際に遊びに行くときの情報も気になりますよね。アクセスはモノレールでの行き方 が一番便利そうだけど、車で行く場合の駐車場の料金 は?お得な裏ワザとかないの?とか。

それに、JRAの競馬場って最近すごくキレイですけど、小倉は子供連れでも楽しめる遊具 があるのか、快適に観戦できる指定席 の予約方法、そして競馬場グルメの定番、あの名物グルメの焼うどん はどこで食べられるのか…知りたいことが本当にたくさんあります。

この記事では、私が個人的に調べた小倉競馬場の特徴を、馬券攻略に役立つコース傾向から、週末のお出かけ情報まで、まるっと分かりやすくまとめてみました。これを読めば、小倉競馬場の攻略法も楽しみ方も、バッチリわかるかもです!

  • 小倉競馬場のトリッキーなコース(芝・ダート)の全容
  • 季節(夏・冬)による馬場の違いと馬券への影響
  • モノレール直結の便利なアクセスと、お得な駐車場情報
  • 子供連れ施設や、名物グルメ、指定席の種類
  1. 小倉競馬場の特徴:コースと馬券傾向
    1. コースの全体像とスパイラルカーブ
      1. ① スパイラルカーブ:高速コーナーリングの秘密
      2. ② 広い幅員:A・B・Cコースの戦略的な使い分け
    2. 芝1200mの傾向と脚質データ
      1. 小倉名物!「下り坂の高速電撃戦」のコースレイアウト
      2. 馬券のパラドックス:「見た目は先行有利」vs「実態は波乱傾向」
      3. 結論:狙うべき脚質は「差し」。ただし「追込」は…
      4. 血統傾向:高速決着に対応できるスピード血統
    3. ダート1700mの傾向と坂の影響
      1. コースレイアウト:隠された「上り坂」と「下り坂」
      2. 脚質バイアス:「逃げ馬の墓場、先行馬の天国」
      3. 枠順傾向:上級条件では「外枠優勢」のワケ
      4. 血統傾向:米国のパワー&スピード
    4. 夏と冬で馬場が違う?野芝と洋芝
      1. 夏の小倉:「野芝」の超高速スピード馬場
      2. 冬の小倉:「オーバーシード」のタフな馬場
    5. 得意な騎手とリーディング情報
      1. ▼近年の小倉リーディングジョッキー
      2. パターン1:冬開催で台頭する中堅・若手騎手
      3. パターン2:夏開催で結果を出すトップジョッキー
      4. 馬券攻略のヒント
  2. 小倉競馬場の特徴:施設とアクセス
    1. アクセスとモノレール駅直結の利便性
      1. 最強のアクセス①:北九州モノレール(断然おすすめ!)
      2. 最強のアクセス②:バス(もう一つの選択肢)
    2. 駐車場の料金と無料駐車場の裏ワザ
      1. ① JRA公式駐車場(競馬場併設)
      2. ②【知ってると得する裏ワザ】企救丘(きくがおか)駅前 無料駐車場
      3. ③ 周辺の一般コインパーキング
    3. 子供連れ向け遊具とイベント情報
      1. 屋外の天国:「わくわく子ども広場」
      2. 雨でも安心!屋内の「キッズプラザ」
      3. 競馬場ならでは!「馬とのふれあいイベント」
      4. 【最重要】イベント参加にはアプリが必須!
    4. 名物グルメ「焼うどん」と食事処
      1. ① 小倉の魂!「みやじ」の『焼うどん』
      2. ② 定番の安心感!「立花」の『うどん・そば』
      3. 迷ったらコレ!信頼の「主要チェーン店」
      4. 競馬場周辺のグルメ(アフター競馬に)
    5. 指定席の種類とネット予約ガイド
      1. ① A指定席(3階・4階)
      2. ② B指定席(5階)
      3. ③ ボックスシート(4階)
      4. ④ スマートシート(屋外 / 1階・2階)
      5. ⑤ スマートシート(屋内 / 3階・4階)
    6. 攻略の鍵となる小倉競馬場の特徴まとめ
    7. 関連記事リンク

小倉競馬場の特徴:コースと馬券傾向

小倉競馬場が一部の競馬ファンから「魔境」なんて呼ばれたりするのは、やっぱりコースがトリッキーだからかもしれませんね。

JRA全10場の中でも屈指の個性派コースで、「知れば知るほど奥が深い」というのが私の偽らざる印象です

というのも、小倉競馬場の特徴は「平坦で直線が短い」 と、よく一言でまとめられます。確かに、芝コースの高低差はJRAの競馬場の中で最も小さい3.0m ですし、直線も293m と短いのは事実です。

でも、この「平坦」という言葉の裏に、小倉のワナが隠されています。

例えば、JRAでは珍しい「スパイラルカーブ」(入口が緩く出口がきついカーブ)が採用されていて、スピードが落ちにくい構造になっていたり、ダート1700mにいたっては「平坦」どころか、1コーナーから2コーナーにかけて明確な「上り坂」が設けられていたりと、単純なセオリーが通用しない仕掛けが満載なんです。

だからこそ、馬券的には本当に面白い! セオリー通りにいかないからこそ、予想のし甲斐があるとも言えますよね。まずは、私たちの馬券に直結するコースの秘密から、一緒に深掘りしていきましょう。

コースの全体像とスパイラルカーブ

小倉競馬場の第一印象って、やっぱり「平坦で直線が短い」ですよね。

その印象はデータ上も正しくて、芝コース全体の高低差はたったの3.0m 。これはJRA全10競馬場の中で最も高低差が小さい んです。ゴール前の直線距離も芝コースが293m 、ダートコースが291.3m と、かなり短い部類に入ります。

これだけ聞くと、「とにかく前に行った馬が止まらない、先行馬が超有利!」って、短絡的に思いがちですよね。でも、そう単純じゃないのが小倉競馬の面白いところなんです。

「平坦」とは言っても、実は完全にフラット(水平)というわけではありません。芝コースで言うと、ゴール板前から2コーナーにかけては緩やかな「下り坂」で、向こう正面は平坦 というレイアウト。この微妙な起伏が、次のセクションで解説する各距離のレース展開に、絶妙なスパイスを加えているんです。

そして、このコースの全体像を語る上で欠かせない、馬券戦略上の重要な特徴が2つあります。それが「スパイラルカーブ」と「広い幅員」です。

① スパイラルカーブ:高速コーナーリングの秘密

小倉競馬場の最大の特徴とも言えるのが、3コーナーから4コーナーにかけて採用されている、JRAの競馬場としては珍しい「スパイラルカーブ」です。(出典:JRA公式サイト「コース紹介 小倉競馬場」

スパイラルカーブとは、コーナーの入口(3コーナー)の半径が緩やかで、出口(4コーナー)に進むにつれて半径がきつくなる(カーブがタイトになる)複合的なカーブ構造のこと 。

これがどういう効果を生むかというと、馬群はコーナーリング中もスピードを落としにくく、むしろ遠心力を利用して自然と加速しながら、勢いを保ったまま短い直線に向かうことができるんです 。普通のコーナーだと、カーブがきついと減速しないと曲がり切れませんからね。

このスパイラルカーブこそが、小倉競馬場の「高速決着」を助長している、大きな戦術的要因になっています。

② 広い幅員:A・B・Cコースの戦略的な使い分け

もうひとつの見逃せない特徴が、芝コースの「幅員(コースの横幅)」です。

小倉の芝コースの幅員は、Aコース使用時で30m もあります。これは、ローカル競馬場(中京競馬場と並び)の中では最も広い設計 なんです。

この広い幅員が、単に馬場を保護する以上の「戦略的な意味」を持っています。

小倉競馬場では、この30mの幅を活かして、内ラチ(内側の柵)を外側に移動させることで、A・B・Cと3つのコースを使い分ける ことができます。

  • Aコース: 幅員30m (一番内側)
  • Bコース: 幅員27m (Aコースから3m外に柵を設置)
  • Cコース: 幅員24m (Aコースから6m外に柵を設置)

これにより、馬場の傷みの分散 が図られています。

これが馬券にどう影響するかというと、開催が進むにつれて傾向がガラッと変わるんです。

例えば、開幕週(Aコース)は内側の馬場が絶好のコンディションなので、圧倒的な「内枠・先行」有利の高速馬場となります。しかし、開催が進んでBコース、Cコースへと内ラチが外側に移動していくと、内側の荒れた馬場を避けて外を回る馬が台頭し始めます。特にCコースを使用する開催後半になると、「外差し」が決まりやすくなる傾向 が見られます。

ですから、「小倉の芝」と一括りに分析するのではなく、「今使われているのはA・B・Cのどのコースか?」を意識することが、馬券攻略の第一歩になりますね。

芝1200mの傾向と脚質データ

小倉の芝1200mは、夏の風物詩であるハンデ重賞「北九州記念(GIII)」や、2歳スプリンターの登竜門「小倉2歳ステークス(GIII)」が行われる、まさに小倉競馬場の花形コースです。

このコースの傾向を理解することは、小倉攻略の第一歩と言っても過言ではありません。そして、このコースには「見た目」と「実態」が異なる、馬券的なパラドックスが潜んでいます。

小倉名物!「下り坂の高速電撃戦」のコースレイアウト

まず、コースレイアウトが非常に特殊です。

スタート地点は2コーナー脇のポケット地点 。そこから3コーナーまでの距離が約480mと非常に長く 、スタートしてから4コーナーまで一貫して緩やかな「下り坂」が続く レイアウトになっています。そして、前のセクションで触れた「スパイラルカーブ」でコーナーリングし、ゴール前の直線は平坦で293m しかありません。

JRAの芝1200mコースの中でも、屈指の速い時計が出やすい高速コース とされています。

馬券のパラドックス:「見た目は先行有利」vs「実態は波乱傾向」

このコース形態だけを見ると、どう考えますか?

「スタートから下り坂で、直線も短い。これはもう『先行した馬がスピードの惰性でそのままゴールまで流れ込める』、典型的な先行有利コースだ!」…普通はそう思いますよね 。

でも、ここが馬券の面白いところで、実際のデータを見ると「1番人気から3番人気馬の信頼度が(他のコースと比較して)大幅に低い」という、波乱傾向が非常に強い コースなんです。

なぜ、こんなパラドックスが起きるんでしょうか?

答えは、「全騎手が『先行有利』と強く意識しすぎるから」です。

スタートから下り坂 なのも手伝って、「直線が短いんだから、前に行かなきゃ勝負にならない!」と、好位を奪おうとする馬が殺到。その結果、先行争いが異常なまでに激化し、典型的な「オーバーペース(前傾ラップ)」になることが非常に多いんです。

例えば2021年のレースラップ例では、前半3F 33.2秒 – 後半3F 35.0秒 という、明らかに前半に脚を使いすぎている「前傾1.8秒」のラップが記録されています。

先行争いが激化しすぎると、直線手前で先行馬たちは脚が上がってしまい、総崩れ。その直後でじっと脚を溜めていた「差し馬」がまとめて台頭する…というのが、小倉芝1200mの「よくある波乱パターン」なんですね 。

結論:狙うべき脚質は「差し」。ただし「追込」は…

このことから、小倉芝1200mで狙うべきは、ハイペースの恩恵を受ける「差し馬」ということになります。

ただし、ここで絶対に間違えてはいけない、重要な注意点があります。

「差し馬が来る」といっても、「追込馬(最後方一気)」は別です!

データ上、「追込」馬の勝率は、なんとわずか1.7%という絶望的な数値 も出ています。

これは、いくら前が崩れても、ゴール前の直線が293m と短すぎるため、最後方からでは物理的に間に合わないことを意味しています。

あくまで狙うべきは、先行集団の直後、馬群の真ん中あたりで機を窺う「差し馬」かなと思います。

血統傾向:高速決着に対応できるスピード血統

これだけ速い時計が出る コースですから、やはり血統的にも高速決着に対応できるスピードタイプの種牡馬が優勢です。

データを見ても、

  • ロードカナロア
  • ビッグアーサー
  • ダイワメジャー

といった、絶対的なスピード能力を産駒に伝える種牡馬が上位の成績 を収めていますね。夏の北九州記念 などでも、これらの血統には注目です。

ダート1700mの傾向と坂の影響

私がJRAの全コースの中で、最もトリッキーなんじゃないか?と個人的に思っているのが、この小倉ダート1700mです。新馬・未勝利戦から、冬の門司ステークスや夏の阿蘇ステークスといったオープン特別 まで、幅広く使われる小倉ダートのメイン距離ですね。

このコースの最大のワナは、「平坦な小倉」というイメージとは裏腹に、実はとんでもない「坂」が隠されている点にあります。

コースレイアウト:隠された「上り坂」と「下り坂」

まず、コースの構造が本当に独特なんです。

スタート地点は正面スタンド前 。1コーナーまでの直線距離は約343m と、比較的ゆとりがあります。しかし、本当の勝負所はそこではありません。

このコース最大のポイントは、1コーナーから2コーナーにかけてが、まるごと「上り坂」になっている(2コーナーの手前に坂の頂上がある)こと 。そして、2コーナーの頂上を過ぎたら、4コーナーまで、ずーっと連続した「下り坂」 が続くんです。

コース全体の高低差は2.9m ですが、その起伏が「平坦な直線」ではなく、コーナーワークに直結する非常に特徴的な場所に配置されているんですね。

脚質バイアス:「逃げ馬の墓場、先行馬の天国」

この特殊な高低差の配置が、他の競馬場には見られない、絶対的な脚質傾向を生み出しています。

データが明確に示しているのは、『逃げ馬が不利で、先行馬が圧倒的に有利』 という絶対的なバイアスです。競馬サプリ(ウマニティ)のデータ分析でも、他のコースと比較して「逃げ馬の数値が低く、先行馬は逆に高い」と指摘されています 。

この「逃げ馬受難、先行馬天国」のメカニズムは、コースレイアウトを見れば明らかです。

  1. 逃げ馬が苦しい理由:「逃げ馬」は、スタート直後の直線でハナを奪うために脚を使い、さらに直後のキツい「上り坂」を先頭で登坂するという、二重の負荷を強いられます 。
  2. 先行馬が有利な理由:一方、「先行馬」は、逃げ馬を前に見る形で、最もキツい上り坂 では力を温存しながら追走できます 。そして勝負所は、2コーナー頂上からの「長い下り坂」です。ここでスタミナを温存していた先行馬が、坂で脚を使った逃げ馬を外から楽に捕らえる…というのが、このコースの典型的な勝ちパターンなんですね。

結論として、小倉ダート1700mは「逃げ馬をマークする先行馬」にとって、まさに天国のようなコース設計になっています 。競馬ラボのデータでも、脚質の勝率1位は「先行」(2位が「逃げ」)となっています。

馬群の中団より後ろ、特に「追い込み」は、よほどのハイペース(=先行争いが激化しすぎた場合)にならない限り、決まらない と考えたほうが良さそうですね。下り坂で先行馬もスピードアップするので、直線が291.3m と短いこともあり、物理的に差し切るのが難しいんです。

枠順傾向:上級条件では「外枠優勢」のワケ

では、枠順はどうでしょうか?

面白いことに、全クラスの平均データでは、1~4枠と5~8枠の成績は均衡しており、大きな偏りはありません 。

しかし、プロキオンSが小倉で開催された際のデータ分析 や、3勝クラス・オープン特別といった「上級条件」に絞って分析すると、「やや外枠優勢」の傾向 が見られます。

この理由は、上級クラス になると、各馬が有利な「先行」ポジション を取りにくるため、レースがタイトになるからだと私は考えています。

  • 内枠のリスク:上り坂 で包まれて動けなくなったり、下り坂 で仕掛けたい時に仕掛けられないリスクが発生します。
  • 外枠のメリット:坂の登坂 で馬群の外目をスムーズに追走し、下り坂 で自分のタイミングで自由に加速できるため、有利に転じやすい と考えられます。

血統傾向:米国のパワー&スピード

血統的には、シニスターミニスター、キズナ、ドレフォン、アメリカンペイトリオットなど、米国のパワーとスピードを兼備したタイプの種牡馬が強さ を見せています。坂を上るパワーと、下り坂で加速するスピードが両立している血統が狙い目かもしれませんね。

夏と冬で馬場が違う?野芝と洋芝

小倉競馬場の芝コースを予想するとき、コース形態(芝1200mが…とか)と同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に絶対に忘れてはいけないのが「開催時期」です。

なぜなら、夏の小倉と冬の小倉では、使用される芝が根本的に異なり、もはや「別の競馬場」と言ってもいいほど馬場コンディション、つまり時計の出方や有利な脚質が激変するからです。馬券戦略を根底から変える必要がある、小倉競馬場最大の二面性 ですね。

夏の小倉:「野芝」の超高速スピード馬場

まず、夏の小倉開催(7月~9月頃)、サマースプリントシリーズの「北九州記念(GIII)」や、サマー2000シリーズの「小倉記念(GIII)」が行われる時期ですね。

この時期は、基本的に「野芝(のしば)」という日本古来の芝がメイン(あるいは野芝100%)の馬場 で行われます。野芝は、根が強くて馬場が硬くなりやすい性質を持っています 。

硬い馬場は、競走馬の蹄(ひづめ)による反発力を強めるため、JRA屈指のとんでもないレコードタイムが出る『超高速スピード馬場』になりがちです 。冬のタフな馬場とは求められる適性が真逆ですね。

このため、夏の小倉はスタミナよりも純粋なスピードの持続力が問われる特殊な馬場状態になります。馬券戦略としては、「スピード血統」や、この特殊な馬場を得意とする「野芝巧者(のしばこうしゃ)」と呼ばれる馬 (例えば、血統的にトニービンやジャングルポケットの血を持つ馬 など)を狙うのがセオリーになってきます。

冬の小倉:「オーバーシード」のタフな馬場

一方、冬開催(1月~3月頃)、ハンデ戦の「小倉大賞典(GIII)」が行われる時期ですね。

この時期は、休眠して茶色くなった野芝の上に、寒さに強い西洋芝の種を蒔く「オーバーシード」を施した馬場 で開催されます。競馬中継で、冬なのに芝が青々としているのはこのためです。

この「洋芝」は、夏の野芝とはまったく性質が違います。

▼野芝と洋芝(オーバーシード)の決定的な違い

JRAの馬場情報によると、草丈(草の長さ)に決定的な違いがあります。

  • 夏の野芝: 草丈が約6~8cm と短く、硬い。→ 反発力が強くスピードが出る。
  • 冬の洋芝: 草丈が約12~16cm と長く、葉が柔らかい。→ クッション性が高く、パワーがいる。

この草丈の長さと柔らかさの違いが、レース傾向に決定的な差を生みます。

洋芝はクッション性が高い反面、馬の脚(特に後脚)が深く沈み込むため、スピードが出にくく、時計(走破タイム)がかかりやすい 、いわゆる「重い馬場」になります。純粋なスピードよりも、この馬場を走り切る「パワー」や「スタミナ」が要求されるのが、冬の小倉の特徴です。夏のつもりでスピード馬ばかり狙っていると、痛い目を見ることになりますね。

さらに、冬の連続開催によって芝が剥がれやすく、開催後半になるほど馬場の内側が荒れてきます。そうなると、開幕週は決まらなかった「外差し」が届き始める など、開催週による馬場コンディションの変化も、夏以上にシビアに見極める必要があります。

このように、「小倉競馬場の芝」と一口に言っても、夏開催(野芝・高速・スピード)と冬開催(洋芝・時計がかかる・パワー)を明確に区別することが、馬券的中への不可欠な第一歩ですね。

得意な騎手とリーディング情報

これだけトリッキーなコースだと、「小倉マイスター」と呼ばれるような、特定のコースを得意な騎手がいそうですよね。昔は「小倉の○○」といったイメージの騎手もいましたが、実のところ私の印象では、最近は「この人がいれば絶対!」という絶対的な王者は不在な感じです。

これは、小倉がローカル開催(主に冬と夏)であるため、トップジョッキーが常時参戦するわけではないこと、そして何より前のセクションで解説した通り、「夏と冬で馬場が全く違う」ため、夏が得意な騎手と冬が得意な騎手が分かれる傾向もあるからかなと思います。

その証拠に、リーディングジョッキーは、開催年や開催時期(夏・冬)によって結構変動しています。

▼近年の小倉リーディングジョッキー

  • 2024年(夏開催):松山弘平 騎手
  • 2024年(年間):鮫島克駿 騎手.
  • 2023年(第1・2回、冬開催):西村淳也 騎手(14勝を挙げ、2位の幸英明騎手と1勝差の接戦 でした)

この結果、非常に面白いですよね。なんとなく2つのパターンが読み取れる気がします。

パターン1:冬開催で台頭する中堅・若手騎手

2024年(年間)の鮫島克駿騎手 や、2023年(冬)の西村淳也騎手 のパターンです。鮫島騎手は九州出身 ということもあり、地元開催での活躍は特に目立ちますね。地元ファンの声援も力になっているのかも。

なぜ冬開催で彼らが活躍するのでしょうか?

おそらく、G1シーズンと重なる中央開催(中山・阪神・東京)からトップジョッキーが少なくなる分、小倉に腰を据えて継続的に騎乗する彼らに有力馬が回ってきやすい、という背景があるのかなと。特に開催日数の長い冬開催 で集中的に勝利を挙げ、馬場傾向(今週は内が伸びる、外が伸びるなど)を掴んだ騎手が、そのままリーディングを突っ走るケースですね。

パターン2:夏開催で結果を出すトップジョッキー

2024年(夏)の松山弘平騎手 のパターンです。

夏開催は、サマースプリントシリーズの「北九州記念(GIII)」や、サマー2000シリーズの「小倉記念(GIII)」、2歳重賞の「小倉2歳ステークス(GIII)」といった、GIIIレースが集中する注目度の高いシーズンです 。

これらの重賞には有力馬が集まりやすく、それに伴い松山騎手のような全国区のトップジョッキーが、スポット参戦(あるいは短期集中参戦)で、有力馬と共にきっちり勝利を重ねるケースですね。

馬券攻略のヒント

結論として、「この騎手だから」と名前だけで無条件に買うのではなく、その開催で「流れ」に乗っている騎手を見極めるのが一番大事かなと思います。

具体的には、

  • 今が「夏開催(高速馬場 )」なのか「冬開催(タフ馬場 )」なのか?
  • 狙っている騎手は、リーディングを狙って継続騎乗している「パターン1」か?(西村騎手 、鮫島騎手 など)
  • それとも、重賞狙いでスポット参戦している「パターン2」か?(松山騎手 など)
  • あるいは、リーディング争いには絡まなくても、ベテランの味で穴を開ける騎手(2023年冬2位の幸騎手 など)か?

これらを見極めるだけでも、馬券の精度は変わってくるかもです。

小倉競馬場の特徴:施設とアクセス

さて、ここまで小倉競馬場のコースっていう、ちょっとマニアックな馬券攻略法(私の大好物ですが笑)にフォーカスしてきました。

でも、小倉競馬場の魅力って、馬券だけじゃないんですよね。ここからはガラッと視点を変えて、「週末のお出かけ情報」として、小倉競馬場の施設やアクセスの特徴を詳しく見ていきましょう!

実は小倉競馬場、馬券ファンだけでなく、家族連れやカップルにもすごく優しい「九州のレジャーハブ」的な側面も持っているんです。私、JRAの競馬場の中でも、小倉の「おもてなし」レベルはトップクラスだと思っています。

なぜそう思うかというと…

  • まず、なんといっても「モノレールの駅と直結」 っていう、他の競馬場が羨むような圧倒的な利便性。
  • それに、子供たちが大喜びするような「ふわふわドーム」 をはじめとした充実の遊具 。
  • そして、B級グルメ好きにはたまらない「みやじの焼うどん」 といった名物グルメ まで。

…と、一日中いても飽きない要素が満載なんです。

このセクションでは、そんな小倉競馬場を120%楽しむために、具体的なアクセス方法から、知っておくと得する駐車場の裏ワザ 、子供連れスポット、場内グルメ、快適な指定席 まで、徹底的にガイドしていきますね!

アクセスとモノレール駅直結の利便性

小倉競馬場(所在地: 〒802-0841 福岡県北九州市小倉南区北方4-5-1 )の魅力はいろいろありますが、私が「ここは他の競馬場に勝ってる!」と本気で思うのが、なんといってもアクセスの良さ!これに尽きると思います。

馬券の予想がノリノリでも、行くまでが大変だとちょっと萎えちゃいますよね。その点、小倉は本当にストレスフリーなんです。

最強のアクセス①:北九州モノレール(断然おすすめ!)

まず、アクセス拠点となるJR小倉駅。ここ、新幹線「のぞみ」も「さくら」も停まる、九州の玄関口ですよね。広島や大阪方面からでも、日帰りで遠征しやすいのがまずスゴイところ。

そのJR小倉駅に、北九州モノレールが直結しています。新幹線の改札を出たら案内に従って歩けばすぐ乗り場。そこからモノレールに乗車して「競馬場前駅」まで、なんと約10分 という近さなんです。

でも、本当にすごいのはここからです。

モノレールの「競馬場前駅」の改札を出ますよね?そしたら、なんと屋根付きの専用通路で、そのまま競馬場のスタンドの入口に「直結」しているんです !

これ、めちゃくちゃ便利じゃないですか?

他の競馬場だと、最寄り駅から炎天下を延々歩いたり、帰りに混雑するシャトルバスに長蛇の列…というのが「あるある」ですけど、小倉はゼロ。感覚としては「駅ビルの中に競馬場がある」みたいなものです。

夏のギラギラした日差しの日でも、冬の雨が降る寒い日でも、一切濡れたりせず、改札からそのままスムーズに場内へゲートインできる。この利便性は、JRA全10競馬場の中でも間違いなくトップクラス だと思います。これが競馬観戦のハードルをグッと下げてくれている、小倉の大きな特徴ですね。

最強のアクセス②:バス(もう一つの選択肢)

もちろん、モノレールだけじゃありません。

JR小倉駅北口のバス停から、西鉄バス を利用するルートもあります。「競馬場前」停留所(競馬場の正門前)まで、こちらも約10分 で行けるみたいです。

ただ、やっぱり「駅直結」の快適さを知ってしまうと、個人的にはモノレール一択かなと思います。でも、バスとモノレール、どちらも使える というのは、万が一の時にも安心なポイントですね。

駐車場の料金と無料駐車場の裏ワザ

モノレールが便利なのは分かったけど、「やっぱり車で仲間とワイワイ行きたい」「子供連れだから荷物が多くて…」という方も多いと思います。私も荷物が多い時や、競馬の後にそのまま別の場所に遊びに行く時なんかは、車が恋しくなります。

もちろん小倉競馬場にも駐車場はあります。JRAは公式に、周辺道路の混雑緩和のためにも公共交通機関の利用を推奨 していますが、車派のニーズにもしっかり応えてくれています。

ただし、車でアクセスする場合には、大きく分けて3つの選択肢があります。

  • ① JRA公式駐車場(競馬場併設)
  • ② 企救丘(きくがおか)駅前 無料駐車場(裏ワザ!)
  • ③ 周辺の一般コインパーキング

このうち、②の「無料駐車場」が、私が一番おすすめしたい、知ってると得する「裏ワザ」なんです。順番に見ていきましょう。

① JRA公式駐車場(競馬場併設)

まず基本となる、競馬場に併設されている公式駐車場です。料金は1,000円(パークウインズ時は500円) で利用できます。

メリットは、当然ですが「競馬場に一番近い」こと。荷物を車に置きに戻ったりするのも楽ですね。ただし、それゆえのデメリットもあります。

▼公式駐車場の注意点

  • JRAも明記している通り、駐車台数には限りがあります
  • GIIIレースのある開催日や、天気の良い週末は、朝早くに満車になる可能性があります。「せっかく着いたのに停められない…」というのが一番悲しいパターンです。
  • そして最大の難関が「混雑」。競馬場周辺の道路は、特に朝の入庫時と、メインレース後の帰りの出庫時にかなりの混雑が予想されます 。帰りに駐車場から出るだけで30分以上かかった…ということも「あるある」です。

この「混雑」と「満車リスク」をスマートに回避したい方に、次にご紹介する「裏ワザ」がめちゃくちゃ効いてきます。

②【知ってると得する裏ワザ】企救丘(きくがおか)駅前 無料駐車場

ここが私の一押しポイントです!

JRAは、モノレールの終点(小倉駅とは逆方向)にあたる「企救丘(きくがおか)駅」の駅前に、JRA利用者のための「無料駐車場」を設置してくれているんです 。

これだけでも「え、タダなの!?」って驚きなんですが、サービスはそれだけじゃありません。

競馬開催日にこの無料駐車場を利用すると、駐車場にいる交通警備員さんから、「企救丘駅」から「競馬場前駅」までの『北九州モノレール片道切符引換券』がもらえる んですよ!

(ちなみに引換券のお渡し時間は、小倉競馬開催日は朝7時頃から、パークウインズのGⅠ開催日は朝8時頃から となっているようです。最新の時間はJRA公式サイトで確認してくださいね)

これ、すごく賢い選択だと思いませんか? メリットを整理すると…

  • メリット1:駐車料金が「無料」
    公式駐車場の1,000円 が浮きます。これで馬券が1レース買えちゃいますね(笑)
  • メリット2:競馬場周辺の「混雑」を完全回避
    競馬場から離れた駅に停めるので、帰りの「出庫渋滞」とは完全に無縁です。モノレールに乗ってスイスイ帰れます。
  • メリット3:モノレール代が「一部サービス」
    片道切符引換券 がもらえるので、交通費も節約できます。

車で来場するなら、この「企救丘駅前無料駐車場」を利用し、そこから快適なモノレールでアクセスするのが、最も賢明な戦略かもしれません。

③ 周辺の一般コインパーキング

もちろん、最後の選択肢として、競馬場周辺には一般のコインパーキングも点在しています 。

料金は「駐車後12時間 上限料金400円」といった、公式駐車場 より安いところもあるようです。

ただし、注意点として、競馬場まで「徒歩14~20分」など、少し歩く必要があったり、そもそも駐車可能台数が非常に少ない(例:5台 )ところも多いです。当てにしていた駐車場が満車だった…というリスクも考慮する必要がありますね。

これらをトータルで比較しても、やはりJRAが公式に提供してくれている「企救丘駅前無料駐車場+モノレール」のコンボ は、車派にとって最強の選択肢の一つと言えそうですね。

子供連れ向け遊具とイベント情報

小倉競馬場は、JRAが「家族連れの来場」を強く意識しているだけあって、子供向けの施設が本当に充実しています 。正直、馬券そっちのけで(笑)、週末のレジャースポットとしてここを目当てに来るだけでも、十分元が取れるくらい優秀だと思います。

私も「今日は家族サービスに徹するぞ!」と決めた日は、ここに子供たちを連れてきます。その魅力的な施設を、エリアごとに詳しく紹介しますね!

屋外の天国:「わくわく子ども広場」

まず、屋外のメイン施設がここ、パドックの裏手あたりにある「わくわく子ども広場」です。ここが、子供たちにとってはまさに天国。一日中遊んでいられます。

主な遊具だけでも、これだけ揃っています 。

  • 「ふわふわドーム」
    子供たちが大好きな、山型の大きなトランポリンみたいな遊具です 。これ、いつも子供たちの行列ができていますよね。見ているだけで楽しそうです。
  • 「ポンポン噴水」
    特に夏の小倉開催中は、これが大活躍 。地面からリズミカルに水が噴き出すので、水遊びに夢中になれます。着替えは必須ですね!
  • 各種「遊具広場」
    アスレチックや滑り台など、スタンダードな公園にあるような遊具ももちろん完備 されています。

これだけあれば、子供たちも退屈しませんよね。「レースに飽きちゃった」なんて言わせないぞ、というJRAの気合を感じます。

雨でも安心!屋内の「キッズプラザ」

「屋外施設が充実してるのは分かったけど、雨の日や、夏の暑すぎる日はどうするの?」…ご安心ください。小倉競馬場は、その点も抜かりありません。

スタンドの1階、馬場側には、広々とした屋内の遊び場「キッズプラザ」が完備されています 。ここなら、天候を一切気にせずに子供たちを遊ばせることができます。

さらに、すぐ近くには「キッズ飲食スペース」も用意されているので、子供が遊び疲れたら、そこで一緒にジュースを飲んだり、軽食をとったりも可能。この動線、親として本当に助かりますよね。

競馬場ならでは!「馬とのふれあいイベント」

そして、他のレジャースポットと決定的に違う、競馬場ならではの体験が「馬とのふれあいイベント」です。これは子供たちにとって、最高の思い出になるはず。

  • ポニーの体験乗馬
    「おひさまホースリンク」という場所で、小学生以下のお子様を対象に開催 されます。本物のポニーに乗れる機会なんて、なかなか無いですよね!
  • 馬車試乗会
    同じく「おひさまホースリンク」で、こちらは家族みんなで馬車に乗ることができます (※1組の人数制限あり)。
  • ミニチュアポニー展示
    「ひだまり放牧場」で、可愛いミニチュアポニーたちに会えます 。乗れなくても、間近で見るだけで癒やされますよ。

【最重要】イベント参加にはアプリが必須!

▼イベント参加の注意点

ここで、ひとつ絶対に知っておくべき重要なことがあります!

上で紹介した「ポニーの体験乗馬」や「馬車試乗会」といった大人気イベントは、当日行っても「先着順」ではなく、JRAの「競馬場イベント参加アプリ」からの事前申込み(多くは抽選)が必須となっているケースがほとんどです 。

「せっかく子供を連れてきたのに、乗馬ができなかった…」という悲劇を防ぐため、以下の準備を強くおすすめします。

  1. お手持ちのスマホに、App StoreやGoogle Playから「競馬場イベント参加アプリ」を事前にダウンロードしておく 。
  2. JRAの公式サイトで、行きたい日のイベント情報をチェックし、申込期間を確認しておく。
  3. アプリから参加申込を行い、当選(または参加券を取得)したら、当日はスマホの画面を提示してイベントに参加 します。

お出かけ前に最新情報をチェックして、アプリを準備しておくこと。これが小倉競馬場の子供向けイベントを制覇する、最大の攻略法ですね!

名物グルメ「焼うどん」と食事処

競馬観戦の合間の楽しみといえば、やっぱり「競馬場グルメ」ですよね!あの独特の雰囲気の中で食べるB級グルメって、どうしてあんなに美味しいんでしょうか(笑)。

小倉競馬場も、もちろん魅力的なグルメがたくさんあります。しかも、すごく利用しやすいように工夫されているなと私は思っています。

場内のグルメの多くは、スタンド1階および2階の「ファストフードプラザ」 に集中していて、いろんなお店が一目で比べられるようになっています。これ、すごく便利ですよね。

「たくさんありすぎて迷っちゃう!」という方のために、小倉に来たら絶対に食べておきたい、私の独断と偏見による「2大名物」と、その他のお店を詳しく紹介していきますね!

① 小倉の魂!「みやじ」の『焼うどん』

もし小倉競馬場で「何かひとつだけ名物を食べろ」と言われたら、私は迷わずコレを選びます。それが、「みやじ」の『焼うどん』

そもそも、北九州市・小倉は「焼きうどん発祥の地」と言われているんですよね。つまり、これはただの競馬場グルメじゃなくて、地元の「ソウルフード」なんです。

レビューなどを見ても、ここの焼うどんの特徴は、なんといっても「麺が太め」であること。最初見た時に「細いうどん麺かと思った」という感想があるくらい、食べごたえがありそうです。

その太めの麺に、やや濃いめのソースが絡んで…想像しただけでお腹が空いてきます(笑)。まさに「焼きうどん発祥の地」を感じさせる本格的な味わいみたいですよ。

もし、「ソースの気分じゃないな…」という方がいても大丈夫。この「みやじ」、もうひとつの人気メニューとして「和風ちゃんぽん」も提供しています。あっさりしたスープが飲みたい時は、こちらを選ぶのもアリですね!

▼お店の場所
・1階 120号発売所前
・2階 ファストフードプラザ

② 定番の安心感!「立花」の『うどん・そば』

「競馬場に来たら、やっぱりコレ!」という定番の安心感を求めるなら、「立花」の『うどん・そば』がおすすめです。

寒い冬の開催日なんかは、温かいお出汁が体に染み渡りますよね。もちろん、暑い夏は冷たいそばで涼むのも最高です。

私が「立花」を推したいもう一つの理由は、その「利便性」。

1階・2階のファストフードプラザ にももちろんお店があるんですが、なんと「4階のA指定席エリア」にも出店している んです。

これ、指定席で集中して予想したい人にとっては、めちゃくちゃありがたくないですか? わざわざ下の階に降りなくても、サッと買って、席に戻ってレースを観ながら食べられる。この動線は本当に優秀だと思います。

迷ったらコレ!信頼の「主要チェーン店」

「ご当地グルメもいいけど、今日は手堅く知ってる味がいいな」という日もありますよね。小倉競馬場は、そのニーズにもバッチリ応えてくれます。

主に2階のファストフードプラザ には、おなじみの有名チェーン店がズラリと揃っています 。

  • 吉野家(牛丼)
  • 築地銀だこ(たこ焼き)
  • ケンタッキーフライドチキン
  • 中津からあげ もり山(唐揚げ)
  • カレーのボントン(カレー、こちらは1階)

…などなど。これだけ選択肢があれば、食べたいものに困ることはなさそうですね。唐揚げ片手にビール、なんていうのも最高です。

競馬場周辺のグルメ(アフター競馬に)

「競馬場の中もいいけど、レースが終わった後にゆっくり祝勝会(あるいは反省会…)をしたい」という方もいるかもですね。

小倉競馬場はアクセスが良いので、競馬場前駅 や、モノレールで一駅隣の「守恒駅」周辺にも、美味しいお店が点在しているみたいです。

地元で人気のうどんの名店「今浪うどん」(守恒駅)や、本格的な「韓菜美食堂」(競馬場前駅)といったお店もあるようなので、競馬の帰りに立ち寄るのもアリですね!</p\

指定席の種類とネット予約ガイド

「当日は馬券に集中したい!」「一日中、快適な席でゆっくり過ごしたい」…そう思う方には、やっぱり指定席がおすすめです。

小倉競馬場はモノレール直結 でアクセス抜群な分、GIII開催日(小倉大賞典 や北九州記念 、小倉記念 など)や天気の良い週末は、一般席もかなり混雑します。席の確保の心配をせず、自分のスペースでゆったり観戦できるのは、指定席ならではの特権ですよね。

小倉競馬場の指定席は、JRAの「指定席ネット予約システム」を通じて、事前に予約・購入が可能です 。人気の日程は早くに埋まってしまうこともあるので、事前にJRAのネット予約サイトで会員登録を済ませておき、発売開始と同時に申し込めるように準備しておくのが「吉」かもです。

席の種類も、馬券ガチ勢向けのブース席から、グループで楽しめるボックス席、臨場感あふれる屋外席まで、本当に豊富 。目的に応じて選べますよ!

① A指定席(3階・4階)

「馬券に本気で向き合いたい」「最高の環境で観戦したい」という方に、私が最もおすすめするのがこのA指定席です。

特徴は、ゴール板に近い3階・4階 という絶好のロケーション。2名ブース席 になっていて、各テーブルには専用のミニモニターと電源コンソールが完備されています 。これ、最強じゃないですか? 自分の席でレース映像やオッズを確認しながら、スマホの充電も気にせず馬券を検討できる「馬券ファンのための城」みたいな空間です。

さらに嬉しいのが、4階のA指定席エリアには、あの名物グルメ「立花」(うどん・そば)の売店 があること。わざわざ下の階に降りなくても、サッと食事を済ませられる。この利便性も含めて、まさに「特等席」かなと思います。

② B指定席(5階)

「A指定席の設備は魅力だけど、もう少しコストを抑えたい…」という方には、5階のB指定席 がおすすめです。

場所が5階になるため、A指定席よりはゴールから少し遠くなります が、設備はA指定席とほぼ同じ。こちらも2名ブース席で、ミニモニターと電源コンソールが完備されています 。

A指定席に比べて、レースの全体像を見下ろすような形になるので、馬群の動きをじっくり追いたい人には、むしろ5階の方が見やすいかもしれませんね。コストパフォーマンスに優れたブース席と言えそうです。

③ ボックスシート(4階)

「今日は友達グループや家族とワイワイ楽しみたい!」という日には、このボックスシート が最適です。

4階のゴール寄りに設置された、4名用のテーブル席 。テーブル単位での予約 になります。ここには19インチのモニターと電源が完備されている ので、みんなでグルメを広げながら、馬券検討会を開く…なんていう楽しみ方もできます。プライベートな空間で盛り上がりたいグループには、最高の席ですね。

④ スマートシート(屋外 / 1階・2階)

「やっぱり競馬は生で!あの音と風を感じたい!」という、臨場感を最優先する方には、ゴール前の屋外 に設置されたスマートシートがおすすめです。

ゴール前を駆け抜ける馬たちの蹄音や歓声を、ダイレクトに肌で感じることができます。席にはサイドテーブル(2階はボトルホルダー付)が完備 され、「雨よけ」もしっかりあるので、少しの雨なら気にせず観戦できるのも嬉しいポイントです。

⑤ スマートシート(屋内 / 3階・4階)

「ブースや専用モニターまでは要らないけど、天候を気にせず、自分専用の席は確保したい」という、堅実派の方には屋内のスマートシート が良いかもです。

3階・4階の屋内 にある、サイドテーブル付きのシンプルな指定席 です。コストを抑えつつ、混雑した一般席で席取り合戦をするストレスからは解放されます。自分のペースでパドックやグルメを楽しみ、レースの時だけ席に戻ってくる…というスマートな観戦スタイルにピッタリですね。

指定席タイプ 場所(階) 特徴(座席タイプ, モニター, 電源など) こんな人におすすめ
A指定席 3階・4階 2名ブース席。ゴール板に近い 。各テーブルにミニモニター、電源コンソール完備 本格的な馬券勝負、快適な観戦をしたい方
B指定席 5階 2名ブース席。A指定席よりゴールから遠い が、設備(モニター、電源)はA指定席と同じ 。 A指定席より安価にブース席を利用したい方
ボックスシート 4階 4名用のテーブル席。19インチモニター、電源あり 。テーブル単位での予約 。 友人グループでの利用、食事をしながらの観戦
スマートシート(屋外) 1階・2階(屋外) ゴール前の屋外席 。レースの臨場感を間近で味わえます。雨よけあり、サイドテーブル付(2階はボトルホルダー付)。 レースの迫力を肌で感じたい方
スマートシート(屋内) 3階・4階(屋内) 天候を気にせず快適に観戦できる屋内席 。サイドテーブル付 。 安価に、天候を気にせず指定席で観たい方

料金と予約に関するご注意

指定席の料金は、開催日やレースのグレード(GIII開催日など)によって変動することがあります。また、席の仕様は将来的に変更される可能性もあります。

予約する際は、必ずJRAの指定席ネット予約サイトで最新の料金や空き状況、設備詳細を確認してくださいね。料金が記載されていないのは、変動する可能性があるからだと思われます。確実な情報を公式でチェックするのが一番です!

攻略の鍵となる小倉競馬場の特徴まとめ

最後に、これまで見てきた小倉競馬場の特徴を、馬券戦略と訪問者としての魅力、両面からサクッとまとめますね。

小倉競馬場は、本当に「二つの顔」を持つ競馬場だと思います。馬券ファンを熱くさせる「トリッキーなコース」という顔と、家族連れやカップルを笑顔にする「レジャーハブ」としての顔。その両方の魅力を、もう一度おさらいしましょう!

【馬券攻略の鍵となる特徴(結論)】

  • ① 馬場の二面性(最重要): これが大前提です。夏の「野芝」超高速スピード馬場と、冬の「洋芝」タフなパワー馬場は、まったくの別物として予想を組み立てること。同じ馬でも適性が180度変わる可能性があります。
  • ② 芝1200mのパラドックス: 「先行有利」の定説を鵜呑みにしてはいけません。騎手の意識が集中しすぎてハイペースになりやすく、先行総崩れで「差し馬」の台頭を常に考慮に入れること(ただし、直線が短いため「追込」は厳しい)。
  • ③ ダート1700mの絶対バイアス: 1〜2コーナーの「上り坂」がすべて。この坂で消耗する「逃げ馬」は受難です。坂で脚を温存できる「先行馬」を絶対視するのが馬券攻略の最大のセオリーです。

【お出かけ・訪問者としての特徴(結論)】

  • ① アクセス最強: 西日本随一の利便性。北九州モノレール「競馬場前駅」と屋根付き通路で直結。雨でも濡れず、混雑知らずでゲートインできるのは最強の魅力です。
  • ② ファミリーに最適: 「ふわふわドーム」を筆頭に、屋外遊具、屋内キッズプラザがJRA全場の中でもトップクラスに充実。イベントは「イベント参加アプリ」の事前準備を忘れずに。
  • ③ グルメも充実: 名物「みやじの焼うどん」に代表されるローカルグルメと、「立花」や大手ファストフードチェーンが両立。食べたいものに困りません。
  • ④ 車派にも優しい: 裏ワザを知っていれば最強です。競馬場周辺の混雑と駐車料金を同時に回避できる「企救丘駅前無料駐車場」とモノレール片道切符引換券のコンボは、使わない手はありません。

小倉競馬場は、このようにトリッキーなコースで馬券ファンを魅了すると同時に、豊富なアミューズメント施設とグルメで家族連れやカップルのニーズにも応える、「九州のレジャーハブ」としての機能を持つ、本当に多面的な魅力が最大の特徴だと思います。

この記事が、皆さんの小倉競馬場攻略のヒントになれば、そして、週末のお出かけ先として「小倉競馬場、行ってみようかな!」と思うキッカケになれば、私もすごく嬉しいです!

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