こんにちは、YUKINOSUKEです。
「川崎競馬場 グルメ」で検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっとレース観戦と同じくらい(いや、それ以上に?)場内で味わえる美味しいものを楽しみにしているはず。川崎競馬場って、単なるレース場じゃなくて、まさに「B級グルメの聖地」 とか「鉄火場グルメの殿堂」 なんて呼ばれるくらい、食の魅力が詰まった場所なんですよね。
でも、いざ初めて行こうとすると、「情報が多すぎて、何から攻めればいいか分からない…」となりがち。例えば、「伝説のもつ煮」 や「復活したタンメン」 ってよく聞くけど、いったいどこで食べられるの?「激辛」 で有名な「スパイシーやきそば」 や、手のひらサイズの「巨大コロッケ」 も気になるけど、場所はどこ?これらの名物は、観戦のメインとなる1・2号スタンド なのか、それとも馬を間近で見られる内馬場・パドックエリア なのか、エリアごとの違いも知っておきたいですよね。
それに、競馬場っていうと「飲み」 目的のベテランファンが多いイメージがあるかもしれません。「家族連れ」 でゆっくり食事できる場所はあるのかな?とか、「飲食物の持ち込み」 はどこまでOKなんだろう?といった実用的な疑問も出てくると思います。場内に普通の「ラーメン」 屋さんはあるのか、日によっては「キッチンカー」 なんかも来ているのか、どうせなら全部知っておきたいですよね。
この記事では、そんな川崎競馬場のグルメに関するあらゆる疑問を解決します!長年愛され続ける「生きたレジェンド」級の名物から、シーン別の攻略法、訪問前に知っておくべき実用情報まで、私なりに徹底的に解説してみました。これを読めば、あなたも川崎競馬場グルメを120%楽しめるはずです。
- 川崎競馬場グルメで必食の「二大巨頭」と「B級スター」
- 「飲み」や「家族連れ」などシーン別の楽しみ方
- 飲食物の持ち込みやラーメンなど、気になる実用情報
- 訪問前にチェックしたいグルメマップやイベント情報
川崎競馬場グルメの二大巨頭
- YUKINOSUKE
さあ、ここからが本番です!川崎競馬場のグルメを語る上で、絶対に、絶対に外すことができない「顔」となるメニューたちをご紹介します。これらを食べずして、川崎競馬場 グルメは語れませんからね。
川崎競馬場のグルメ体験は、大きく分けて2つの主要エリアに集約されていると私は思っています。
ひとつは、じっくりとレースを観戦できるメインの建物、「1・2号スタンド」エリア 。ここには、長年にわたって多くの競馬ファンのお腹と心を満たし続けてきた、まさに「生きたレジェンド」と呼ぶべき「二大巨頭」が鎮座しています。じっくり腰を据えて(あるいは席の近くで)味わう、歴史そのもののようなメニューですね。
もうひとつは、レース前の馬の状態を間近でチェックできる「内馬場・パドックエリア」 。こちらは打って変わって、レースの興奮と共に味わいたい、スパイシーで手軽な「B級グルメスター」たちの激戦区です。歩きながら、片手で食べられるスタイルが主流ですね。
この「スタンドのじっくり飯」と「パドックのワンハンド飯」、どちらもがアルコール(特にビールやレモンサワー !)に最高に合う、濃い目の味付けになっているのが特徴。これぞまさに、レース場の熱気と一体となった「鉄火場グルメ」 の真骨頂だと、私は思います。
このセクションでは、まず2号スタンドの「二大巨頭」から、続いてパドックエリアの「二大スター」まで、川崎競馬場グルメの「必修科目」とも言える4つの名物グルメを、私の感想も交えながら詳しく紹介していきますね!
伝説のもつ煮「志ら井」
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川崎競馬場グルメの「大本命」 と聞いて、多くの競馬ファンやグルメ好きが真っ先に思い浮かべるのが、このもつ煮込みではないでしょうか。もしあなたが初めて川崎競馬場を訪れるなら、まずはこの一皿からスタートするのが「王道」だと、私は強くおすすめします。
お店の名前は「にこみ屋 志ら井」(しらい) 。場所はメインの2号スタンドの2階です 。
YUKINOSUKE的 訪問のヒント
実は「志ら井」は、同じフロアのフードコート内にも出店しています 。ですが、この店の真価を味わうなら、断然、一般観客席の端にある、あの風情あふれる店舗がイチオシです 。ガラス戸の向こうで湯気を立てる大鍋、店先に並べられた椅子、そしてすぐそばを駆け抜ける馬の蹄音とファンの歓声…。これぞ「鉄火場グルメ」 の醍醐味。この雰囲気すべてが、最高の一皿を完成させるスパイスなんですよね。
門外不出!秘伝のモツ煮込みの魅力
カウンターで注文するのはもちろん、名物の「もつ煮込み」(450円) 。これが「門外不出!秘伝のモツ煮込み」 とも称される一品です。
見た目は、いかにも競馬場グルメらしい「味噌ベースのどろっと濃厚なタイプ」 。ですが、一口すするとそのイメージは良い意味で裏切られます。ただ濃いだけじゃなく、しっかりと出汁が効いていて、甘すぎず、濃厚なのに「思いのほか後味はしつこくない」 という、驚くべき絶妙なバランスなんです。
主役のもつは、もちろん完璧に下処理されていて臭みは一切ゼロ。「やわらかく味がしみている」 とはこのことで、噛むほどに旨味が溢れ出します。そして、名脇役のこんにゃく!これにも「味がしみていて、しっかりとした味」 で、もつとの食感のコントラストがたまりません。
「せんべろ」の聖地としての実力
「志ら井」が長年愛され続ける理由は、もつ煮込みだけではありません。ここが「せんべろ」の聖地 としても機能している点にあります。
店頭には、もつ煮込み以外にも魅力的な「アテ」がずらり。
- 味の染み込んだ「おでん」(100円~)
- ジューシーな「鳥のから揚げ」(300円)
- とりあえずの一品「枝豆」(200円)
これらと、川崎競馬場の名物ドリンクとも言われる「レモンサワー」 を組み合わせれば、まさに至福の時間が始まります。もつ煮をすすり、レモンサワーで流し込む…ああ、想像しただけでたまりませんね。ここだけで一日中過ごせてしまいそうな、危険な魅力に満ちたお店です。
復活の「みよしタンメン」
「志ら井」がもつ煮の横綱なら、その真隣で「麺」の横綱を張っているのが、この「みよしタンメン」です 。2号スタンドの2階で「志ら井」と人気・実力ともに双璧をなす、川崎競馬場のもう一つの看板メニューですね。
このお店の潔いところは、なんといっても「名物はタンメン一本!」 と謳うその専門店スタイル。私が競馬場に通い始めた頃、大先輩から「川崎といえばタンメンだ」 と教わりましたが、その歴史はゆうに30年を超えるそうです 。まさに川崎競馬場の歴史と共に歩んできた、本物の伝統の味と言えるでしょう。
ファンの熱望が実現させた「復活」のドラマ
ただ、このタンメンが多くのファンから熱烈に愛されているのには、味以外の理由もあるんです。それは、劇的な「復活」のストーリーがあるから。
ご存知の通り、コロナ禍による無観客開催の時期、競馬場の多くの店舗がシャッターを閉めました。「みよしタンメン」も例外ではなく、営業が再開されても、このタンメンの提供は停止されたままだったんです 。もうあの味は楽しめないのか…と、多くの常連が落胆したと聞きます。
ですが、ファンの「あのタンメンをもう一度!」という熱望が届き、ついに営業が再開されました 。だからこそ、今ここで当たり前のように湯気を立てているこの一杯には、単なる食事以上の、特別なありがたみとドラマが詰まっているんですよね。
野菜の旨味が溶け出す「大鍋」の魔法
さて、肝心の味ですが、このタンメンの心臓部は、なんといっても「大鍋で豪快に煮込まれた野菜」 です。厨房を覗くと、大量の野菜が煮込まれているのが見えます。
その野菜の甘みと旨味がこれでもかと溶け出したスープは、シンプルな塩ベースながら、とてつもなく深いコクがあります。そのスープをしっかりと受け止めるのが、主張しすぎないシンプルな「ストレート系の麺」 。このバランスが絶妙なんです。
圧巻のボリュームと「育てる」楽しみ
「志ら井」のもつ煮が「アテ」なら、「みよし」のタンメンは完全な「食事」です。特にそれを実感するのが「大盛り」(900円) を頼んだ時。
まず、渡される丼が普通盛りとは明らかにサイズが違います 。そして貼り紙にもある通り、麺は堂々の「2玉」入り 。このボリューム感は、空腹の競馬ファンにとって何よりのご馳走ですね。
そして、このタンメンのもう一つの楽しみが「味変」です。
YUKINOSUKE的「みよしタンメン」の育て方 カウンターには「酢」「おろしにんにく」「豆板醤」「ラー油」といった、最強の味変アイテムが豊富に用意されています 。
- まずはそのまま、野菜の甘みが溶け出したスープの「素顔」を楽しみます。
- 半分ほど食べたら、おろしニンニクと豆板醤を投入。一気にパンチの効いた「鉄火場」の味に変わります。
- 最後は、お酢を回しかけてさっぱりと締めくくる。
このように、一杯で何度も味変を楽しみ、自分好みの一杯を「育てる」のが、このタンメンの醍醐味だと私は思っています。
ファンの想いによって復活したドラマチックな一杯。川崎競馬場を訪れたなら、ぜひ「志ら井」のもつ煮と共に、この「みよしタンメン」も味わってみてください。
激辛やきそば「馬王」の刺激
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さて、2号スタンドの「二大巨頭」が「じっくり味わう」横綱だとすれば、これから紹介するのは、レース前の興奮が最高潮に達するパドックエリア で輝きを放つ、B級グルメスターたちです。周回する馬を眺めながら、ワンハンドで手軽に楽しむのがこのエリアの流儀。
その筆頭格にして、タンメンと並ぶ川崎の「二枚看板」 とも称されるのが、パドック横にある売店「馬王(ばおう)」 の、その名も「激辛やきそば」(400円)です 。
常識を覆す「ソース味じゃない」やきそば
このやきそば、まず一口食べて驚くのが、いわゆるお祭りの屋台で食べるような甘濃いソース味とはまったく別物だということです。むしろ「ソースの塩分は控えめ」 に抑えられています。
じゃあ、何が味の主役かというと、それは「辛さ」。それも、「胡椒と唐辛子のスパイスが効いていて結構辛い」 という、ビシッと輪郭の立った刺激的な辛さなんです。このスパイシーさが、レース前の高揚感や、片手に持ったビールの冷たさと見事にシンクロして、「ビールを進ませる」 ために完璧に設計された味だと、私はいつも感心してしまいます。
もちろん、ただ辛いだけではありません。その刺激の中から、しっかりとした「キャベツの甘味」と、風味豊かな「桜海老の旨み」 が顔を出し、単調な辛さに終わらせない奥深さを加えています。まさに大人のための「ご当地グルメ」 ですね。
【重要】購入前に知るべき「馬王」の様式美
ただ、このやきそばを初めて食べる方には、絶対に知っておいてほしい「重要な心構え」があります。
心構え:「馬王」のやきそばは「作り置き」である
このやきそばは、注文を受けてから鉄板でジュージュー焼いて提供されるスタイルではありません。あらかじめ調理されたものが「作り置き」でパック詰めされて販売されています 。
そのため、当然ながら食感はアツアツのシャキシャキではなく、「冷めていてふにゃっとした食感」です 。アツアツを期待して購入すると、「あれ?」と肩透かしを食らう可能性があるので、この点は必ず覚えておいてください。
ですが、断言します。これは欠点ではなく、このグルメの「様式美」であり「計算」なんです。
あえて「冷めても美味しい」 ように味付けが最適化されており、このしっとりとした麺にスパイスが馴染んだ状態こそが完成形。実際、この味のファンは非常に多く、お土産として持って帰る人もいるほどです 。
行列必至でも回転は早い!コスパとサービスも魅力
「馬王」では他のメニューも扱っていますが、このやきそばだけは「専用の窓口」が設けられており、そこだけ常に行列ができているほどの人気ぶり 。
「うわ、あんなに並んでる…」と怯むかもしれませんが、ご安心を。前述の通り、作り置きのパックを順に販売するシステムなので、行列の見た目ほど待つことはなく、「すぐ買えます」 。
そして、トッピングの「紅生姜と青のり」は、なんとセルフサービスで「取り放題」 。これは嬉しいですよね。私はいつも紅生姜をたっぷり乗せて、辛さの中のオアシスとして楽しんでいます。
ボリュームも「一般的な露店モノの1.5倍くらい」 はあるんじゃないかと感じるほどたっぷりで、400円 という価格を考えれば「コスパも上々」 。
パドックで馬を見ながら、このスパイシーなやきそばをビールで流し込む。川崎競馬場に来たら、ぜひ試してほしい体験の一つです。
巨大コロッケはパドック名物
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「馬王」の激辛やきそばがパドックエリアの「辛」のスターなら、「揚」のスターとして人気を二分するのが、その名も直球の「コロッケ売店」です 。場所も「馬王」と同じく、レース前の馬たちを間近で見られるパドック付近 。ここも「馬王」に負けず劣らず、常に人だかりができている人気店ですね。
ここの絶対的エースは、もちろん「手作りコロッケ」(1個200円) 。
圧巻!手のひらサイズのジャンボボディ
このコロッケ、まず注文して受け取った瞬間に誰もが驚くはずです。そのサイズが尋常じゃない!
まさに「手のひらに収まりきらないほどのジャンボサイズ」 で、一般的なお肉屋さんのコロッケの1.5倍…いや、2倍近くあるんじゃないかと感じるほどの迫力。これで200円 というのは、まずコストパフォーマンスの面で驚かされます。
サクサク食感とスパイシーな「胡椒」のパンチ
見た目のインパクトに圧倒されつつ一口かじると、今度は食感と味で二度目の驚きがやってきます。
衣は期待を裏切らない、見事なまでの「サクサクとした食感」 。それに対して、中身のじゃがいもは対照的に非常に「滑らか」 で、このコントラストがたまりません。
そして、このコロッケの味の最大の決め手。それは、前述の「馬王」のやきそばとも共通する「胡椒」の存在感です 。
滑らかなじゃがいもの自然な甘みの中に、ピリッとスパイシーな胡椒がしっかりと効いている んです。これが、ただの「おやつコロッケ」とは一線を画す、まさに「お酒がすすむ味」 として完璧に設計された、大人のためのコロッケに仕上がっています。
YUKINOSUKE的 パドック攻略法
「コロッケ売店」には、「手作りコロッケ」以外にも「チキンフライ」(300円)や「あぐーメンチカツ」(200円)といった、魅力的な揚げ物が揃っています 。
私のおすすめは、友人やグループと訪れた際に、「馬王」の激辛やきそばと、この「コロッケ売店」のコロッケやチキンフライを両方買ってきて、ビールやサワー片手にシェアするスタイル。パドックを周回する馬たちを眺めながら、辛い(やきそば)と、サクサク(コロッケ)と、ジューシー(チキンフライ)を無限ループ…。これぞ川崎競馬場のパドックエリアでしか味わえない、最高にジャンクで幸せな時間ですよ。
もっと楽しむ川崎競馬場グルメ情報
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さて、ここまで川崎競馬場グルメの「四天王」とも言うべき、もつ煮、タンメン、激辛やきそば、ジャンボコロッケと、必修科目 を一気に紹介してきました。これだけでもう、お腹いっぱいかもしれませんね(笑)。
ですが、川崎競馬場のグルメの本当の凄さは、これらのスター選手がいる上で、さらに多様なニーズに応える「懐の深さ」にあると、私は思っているんです。
むしろ、ここからが「応用編」かもしれません。
- 「今日はレース予想より『飲み』がメイン!」という日のための、最高の「せんべろ」 スタイルは?
- 「家族連れ だけど、競馬場の雰囲気もグルメも楽しみたい」という場合の最適解は?
- 「どうしても、あの名物タンメンじゃなくて普通のラーメン が食べたい!」という衝動にどう応えるか?
- 「定番もいいけど、キッチンカー や限定イベント のグルメはないの?」
- そもそも「飲食物の持ち込み は?」「キャッシュレス決済 は使えるの?」
このセクションでは、そんな一歩踏み込んだ訪問者のあらゆる疑問やシーン(飲み、家族連れ、ラーメン好きなど)にスポットを当てて、川崎競馬場を120%満喫するための実用的な情報を、さらに深掘りして解説していきますね!
最高の「飲み」とせんべろ体験
川崎競馬場は、公営競技場であると同時に、日本でも有数の「昼飲み」・「せんべろ」スポットでもあるんです 。レース観戦はもちろんですが、「今日は飲みに来た!」という目的で訪れる人も少なくない(私も含めて)のが、この競馬場の凄いところ。楽しみ方にも、予算や気分に合わせた様々なスタイルがありますね。
王道・B級せんべろスタイル(鉄火場スタイル)
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最もクラシックで、川崎競馬場らしい楽しみ方がこれです。まさに「鉄火場グルメ」 を全身で味わうスタイルですね。
まずは場内の売店でビールや名物のレモンサワー を確保します。そして、そのドリンクを片手に「アテ」を探す旅に出るんです。
例えば、2号スタンドの2階へ向かい、「志ら井」のカウンターで「もつ煮込み」(450円) と、味が染みっ染みの「おでん」(100円~) を手に入れる。これぞ王道中の王道です。
あるいは、パドックエリアに移動し、「馬王」でスパイシーな「激辛やきそば」(400円) を購入し、その足で隣の「コロッケ売店」の「ジャンボコロッケ」(200円) もゲットする。
これらのB級グルメスターたちをアテに、レースの合間に一杯やる…まさに至福の時間。1,000円ちょっとでしっかり食べて飲めてしまう、これぞ「せんべろ」の聖地 たる所以です。
YUKINOSUKE的「せんべろ」セット例
- 「志ら井」のもつ煮込み(450円)
- 「コロッケ売店」の手作りコロッケ(200円)
- レモンサワー(推定 350~400円)
これだけで、約1,000円 。ほら、立派な「せんべろ」が成立しちゃうんです!
こだわり・クラフトビールスタイル
「競馬場で飲むのはいいけど、どうせなら美味しいビールが飲みたい」「いつものビールじゃなくて、ちょっと気分を変えたい」という現代的なニーズにも、川崎競馬場はしっかり応えてくれます。
そんな気分の時は、1・2号スタンド にある「T.T BREWERY」 がおすすめです。ここでは、本格的なクラフトビールが楽しめるんです。競馬場の喧騒の中で、あえてこだわりのクラフトビールをじっくり味わう…。レースの合間に、そんな「質」にこだわった一杯を楽しむのも、また格別な大人の楽しみ方かなと思います。
ゆったり・ラウンジスタイル
「熱気や喧騒もいいけど、今日はもう少し落ち着いた空間で飲みたい…」「大切な人とのんびり楽しみたい」という日もありますよね。
そんな方には、有料の指定席エリアやレストランを利用する「ラウンジスタイル」がおすすめです。例えば、1号スタンドには、「貴賓室」や「ケンタッキーラウンジ」 、レストラン「2MINUTES」 といった、ゆったりと飲食が可能な施設が用意されています。
もちろん追加料金はかかりますが、確保された席で、天候を気にせず、落ち着いた空間でレースと食事、お酒を楽しめるのは大きなメリット。B級グルメの熱狂とは対照的な、ちょっとリッチで快適な競馬時間を過ごしたい日には、こちらのスタイルを選ぶのも賢い選択だと思いますよ。
家族連れはBBQエリアを活用
「競馬場」と聞くと、どうしても「飲み」 やレースに熱中するベテランファンが集う「大人の場所」というイメージが先行しがちですよね。「子供を連れて行くのはちょっとハードルが高いかも…」と不安に思う方も少なくないと思います。
実際に「川崎競馬場 グルメ 家族連れ」と検索してみると、京急川崎駅の近くにあるオシャレなイタリアン「acero.」 や、全席個室がウリの居酒屋「鶏のまるよし 川崎駅前店」 といった、魅力的な飲食店がヒットします。
【注意】検索結果の「場外」情報との混同
ここで一つ、非常に重要な注意点があります。これらの検索結果は、もちろん家族連れ には最適なんですが、あくまでも競馬場の外(駅周辺)のお店 です。当然ですが、レースを見ながら食事、というわけにはいきません。競馬場「内」で楽しみたい場合は、別の選択肢を探す必要があるんです。
「じゃあ、やっぱり競馬場内で家族やグループが安心して楽しめる場所はないの?」…いえ、そんなことはありません!川崎競馬場には、このニーズに応える「完璧な最適解」が用意されています。
内馬場に広がるオアシス「川崎競馬場 バーベキュー広場」
私の一番のおすすめは、メインスタンドとはコースを挟んで反対側、つまり内側にある「内馬場」エリア に広がる、「川崎競馬場 バーベキュー広場」です 。
ここは、広々とした芝生の上で、開放感抜群の空間。そして何よりの魅力は、コースのすぐ内側で、レースの迫力を間近に感じながらバーベキューが楽しめるという、まさに非日常的な体験ができる点にあります。子供たちは芝生で安全に遊べますし、大人はレースの合間にBBQでお肉を焼いて…こんなに最高な休日はなかなかないですよね。
ただし、このBBQ広場を最大限に楽しむためには、専用のルールをしっかり理解しておくことが重要です。
【重要】川崎競馬場BBQ広場 持ち込みルール
ルールは非常に明確に設定されています。
- 食材: なんと「制限なし」で持ち込みOK !お気に入りのお肉、こだわりの野菜、海鮮など、好きなものを好きなだけ持ち込めます。
- 飲み物(NG): 安全管理上、「アルコール・ビン・缶」は持ち込み不可です 。これは厳守ですね。
- 飲み物(OK): 「ソフトドリンクのみ可能」 です。お子様用のジュースやお茶は持っていけます。
- その他: 「レジャーシート」、「食器」、「保冷バック」なども持ち込みOK です。
(※「じゃあお酒は飲めないの?」と思うかもしれませんが、現地では「飲み放題プラン」も用意されている ようです。手ぶらでBBQを楽しみたい方向けのプランもあるそうなので、詳細は公式サイトを確認してみてくださいね)
アルコールの持ち込みはできませんが、裏を返せば、メインとなる食材は完全に自由 。これは大きなメリットです。「お肉はこのお店のじゃないと!」といった、こだわりの食材でBBQができるのは最高ですよね。
昔ながらの「鉄火場」 の雰囲気も大切にしつつ、こうして家族連れ やグループが一日中楽しめるような開かれた施設を用意してくれている。この懐の深さこそが、川崎競馬場が長年愛され続ける理由なんだなと、私は来るたびに感じます。
週末やG1レース開催日などは混雑が予想されますので、訪問前には、BBQ広場の予約状況や最新の営業ルールを、必ず公式サイトで確認することをおすすめします。
飲食物の持ち込みルール
- YUKINOSUKE
さて、ここも非常に重要な実用情報ですね。先ほど、内馬場の「バーベキュー広場」 については、「食材は持ち込みOK(制限なし) 、でもアルコール・ビン・缶はNG 」という専用のルールがあると解説しました。
では、「じゃあ、メインスタンドやパドックといった、一般の観客席はどうなの?」という疑問が当然湧いてくると思います。これは競馬場ビギナーの方が一番迷うポイントかもしれません。
結論から言いますと、BBQ広場以外の一般エリアへの飲食物の持ち込みに関する明確なルールは、川崎競馬場の公式サイトにある「ぐるめMAP」 などのページを私が見た限りでは、はっきりとした記載が見当たりませんでした 。
ここで少し背景をお話しすると、そもそも競馬は、JRA(日本中央競馬会) も、川崎競馬場のような地方競馬 も、競馬法という法律のもとで運営されている公営競技です。そして、これらは農林水産省の監督を受けています(出典:農林水産省「競馬のページ」 )。
そのため、安全管理(ビン・缶類の投げ込み防止など)や、場内売店の営業を守る観点からも、一般的な公園やレジャー施設とは異なる、施設ごとの厳格なルールが設定されているのが普通なんです。
YUKINOSUKE的・持ち込みに関する注意と推奨
ルールが明記されていない以上、どうすればいいか迷いますよね。そこで、私個人の見解と「推奨する立ち回り」をお伝えします。
それは、「トラブルを避けるために、アルコール類や、ビン・缶類の持ち込みは控えた方が無難」だということです。
なぜなら、場内には「志ら井」 や「みよしタンメン」 、「馬王」 、「コロッケ売店」 をはじめ、これでもかというほど魅力的なグルメと、もちろんアルコールを含む飲み物の売店が揃っています。川崎競馬場のグルメは、これら場内の売店で買って、その場で味わうこと自体が「体験」であり「文化」になっているんですよね。
(もちろん、水筒やペットボトルのお茶、カバンの中に小さなお菓子やパンが少し入っている程度で、厳しく注意されることはないかもしれませんが…こればかりは当日の運用次第なので何とも言えません)
「どうしても」という場合は、入場ゲートのスタッフに直接確認するのが一番確実です。もしくは、訪問前に川崎競馬場の公式サイトで、グルメマップ以外の「お知らせ」や「注意事項」のページをしっかり確認することをおすすめします。
※この記事の情報は執筆時点のものであり、ルールは変更される可能性があります。特にG1レースなどのビッグイベント開催日は警備が厳しくなることも考えられますので、必ずご自身で最新情報をご確認ください。
キッチンカーやイベントも要注目
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ここまで紹介してきた「志ら井」 や「みよしタンメン」 のような常設のレジェンド店が、川崎競馬場の「歴史」と「いつもの安心感」を象徴する存在だとすれば、これからお話しするキッチンカーや不定期のグルメイベントは、その日の競馬場を彩る「今」と「一期一会のお祭り感」を象徴する楽しみだと、私は思っています。
川崎競馬場は、ただ昔ながらのグルメを守っているだけじゃなく、こうした新しい食の楽しみも積極的に取り入れているんですよね。
地元で人気の味がやってくる!「キッチンカー」
最近は、競馬開催日やイベント開催時に、様々なキッチンカーが場内に出店しているのをよく見かけます。これは本当に「その日次第」の出会いですね。
例えば、過去の事例ですが、鶴見・川崎エリアを中心に活動している人気のキッチンカー「おすずキッチン」が川崎競馬場に出店していたことがあります 。その時は、フワフワとろとろ卵がたまらない「デラックスオムライス」などを提供していた そうで、常設店とはまた違った、専門店のこだわりの味を楽しめたようです。
このように、地元で話題のお店や、特定のジャンルに特化した専門店の味に、レースの合間にふらっと出会える可能性がある。これがキッチンカーの魅力ですね。
競馬場がフェス会場に!「大規模グルメイベント」
キッチンカーだけでなく、時には場内のスペースを使って、大規模な「食」の祭典が開催されることもあります。
特に印象的だったのが、過去に株式会社よみうりランド(川崎競馬倶楽部の協力企業 )が主催した「ASIAN FUN VILLAGE」 というイベントです。これはもう、競馬場が一つのフェス会場になったようなものでした。
過去のイベント「ASIAN FUN VILLAGE」の事例
- フード(TASTE OF ASIA): アジア各国のフードやドリンクが集結。「台湾まぜそば」や「スペシャルバインミー」、「バブルワッフル」といった、本格的なアジアングルメが楽しめたようです 。
- 物販・体験(HANDS & HEART MARKET): グルメだけでなく、「東京カレーカルチャー」による珍しいレトルトカレーやインド食器の物販 、バングラデシュの手刺繍雑貨や、サンドアートのワークショップ など、食と文化が融合した催しだったようです。
このように、競馬場そのものが「グルメ・テーマパーク」と化すような、特別なイベントが開催されることもあるんです。
【最重要】訪問前に「公式サイト」を必ずチェック!
これらのキッチンカーやグルメイベントの情報は、当然ながら流動的で、その日・その期間だけの「一期一会」の出会いです。
「今日、あのオムライスのキッチンカー来てるかな?」「今週末って、何かグルメイベントやってる?」…そんなワクワク感を現実のものにするためにも、訪問前には必ず川崎競馬場の公式サイトで最新のイベント情報をチェックする習慣をつけましょう。
定番の「二大巨頭」を攻めるか、それとも「一期一会」の限定グルメを狙うか…。そんな戦略を立てるのも、川崎競馬場グルメ攻略の楽しみの一つですよ!
場内のラーメンは「らーめん坊」
- YUKINOSUKE
レース観戦も中盤、ビールやもつ煮 、コロッケ も楽しんだけど、「なんだか急に、シンプルなラーメンがすすりたい…」そんな瞬間、ありませんか?(私はよくあります)
この「タンメンじゃなくて、普通のラーメンが食べたい」という衝動、実はちょっとした「罠」があるんです。
【重要】「川崎競馬場 ラーメン」の検索結果の罠
「川崎競馬場 ラーメン」と検索すると、確かに「ラーメン二郎 京急川崎店」 や「川崎家 榎町店」 、「麺匠ようすけ 鶏煮亭」 といった、めちゃくちゃ魅力的な人気ラーメン店の名前がたくさんヒットします 。
しかし、これらはすべて競馬場の外、京急川崎駅や港町駅の周辺に位置する店舗です 。つまり、一度競馬場から退場しないと食べられません。レースの合間に「ちょっとラーメンでも」と検索して、これらの店に向かわないよう、本当に注意してくださいね。
「じゃあ、競馬場の中で、あの伝説のタンメン以外にラーメンは食べられないの?」…ご安心ください。その受け皿も、ちゃんと用意されています。
その場合の唯一の選択肢が、1・2号スタンド にある「らーめん坊」 です。
YUKINOSUKE的 使い分けのヒント
川崎競馬場の麺類は、2つの選択肢があると整理すると分かりやすいです。
- みよしタンメン :野菜たっぷりの「タンメン専門店」 。お腹を空かせて、しっかり「食事」として食べに行くべき一杯。
- らーめん坊 :いわゆる「昔ながらの醤油ラーメン」やオーソドックスなラーメンを求める時の選択肢。小腹が空いた時や、お酒のシメにサッと食べたい時に。
もちろん、味のインパクトや歴史で言えば「みよしタンメン」 に軍配が上がるかもしれません。ですが、競馬場のあの独特の喧騒の中で、レースの合間にすするシンプルなラーメンの美味しさも、また格別なものがあります。
「二大巨頭」 に挑むほどお腹は空いてないけど、何か温かい汁物が欲しい…そんなあなたのニッチな、しかし確実なニーズに応えてくれる、ありがたいお店が「らーめん坊」 だと、私は思っていますよ。
公式グルメマップで店を確認
ここまで、川崎競馬場グルメの「四天王」とも言うべき、もつ煮 、タンメン 、激辛やきそば 、そしてジャンボコロッケ と、代表的なメニューを熱く語ってきました。
ですが、もちろん川崎競馬場のグルメはこれだけじゃありません。公式のグルメマップ を見ると、他にも魅力的なお店が点在しているのがわかります。
例えば…
- 【3】からきち屋 : 内馬場・パドックエリア にあります。店名からして、美味しい唐揚げやチキン系のメニューが楽しめそうですよね。小腹が空いた時にぴったりかもしれません。
- 【9】今川焼 気多屋 : これも内馬場・パドックエリア です。激辛やきそばやコロッケといった塩辛いもの の後には、無性に甘いものが欲しくなりますよね。そんな「スイーツ 欲」に応えてくれる、貴重な存在だと思います。
- 【7】味のみよし2 や 【8】立喰 志ら井 : 1・2号スタンド にあるこれらの店舗は、おそらく「みよしタンメン」 や「にこみ屋 志ら井」 の関連店だと思われますが、メニューや形態が少し違うのかもしれませんね。
このように、競馬場内にはまだまだ隠れた名店がある可能性を秘めています。
これらの店舗の場所を効率よく把握し、「今パドックにいるけど、一番近い売店はどこ?」と迷わないためにも、川崎競馬場の公式サイトにある「川崎競馬場ぐるめMAP」 を確認するのが一番確実です。広大な場内で迷子にならないためにも、訪問前に一度目を通しておくだけで、当日のグルメ体験の充実度が格段にスムーズになると思いますよ。
【豆知識】キャッシュレス決済は使える?
最近はどこの施設でもキャッシュレス決済が当たり前になってきましたが、「川崎競馬場の売店ってどうなの?」と疑問に思いますよね。
これ、私もすごく気になって調べたんですが、結論から言うと「現金(特に小銭や千円札)を多めに用意しておくのが一番確実」です。
というのも、公式のグルメマップ を見ても、残念ながら各店舗の詳しい営業時間や、クレジットカード・QRコード決済・電子マネーなどのキャッシュレス決済が利用できるかどうかの情報は、一切記載されていませんでした 。
確かに、大井競馬場 や船橋競馬場 といった他の公営競技場では、「馬券の購入」にPayPay を導入する動き が出てきています。ですが、これはあくまで「馬券購入」の話。「飲食売店」で使えるかは全く別の話ですし、川崎競馬場がそれに対応しているか(特に飲食売店で)は、正直なところ不明です。
「志ら井」 や「馬王」 といったお店の、あの「古き良き昭和」 の雰囲気を考えると、スムーズな会計のためにも、現金を用意しておくのが最も賢明な「攻略法」かなと、私は思いますよ。
川崎競馬場 四天王グルメ早見表
最後に、この記事で紹介した「必食の四天王」の情報を、早見表としてまとめておきますね。これだけは押さえておきましょう!
| 店舗名 | エリア | 名物メニュー | 価格(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| にこみ屋 志ら井 | 2号スタンド 2F | もつ煮込み | 450円 | 二大巨頭(煮)。濃厚な秘伝の味噌味 。後味は意外とあっさり 。 |
| みよしタンメン | 2号スタンド 2F | タンメン | 900円 (大盛) | 二大巨頭(麺)。野菜たっぷりの復活した伝統の味 。 |
| 馬王(ばおう) | パドックエリア | 激辛やきそば | 400円 | 刺激的なスパイス(胡椒・唐辛子) 。冷めても旨い作り置きスタイル 。 |
| コロッケ売店 | パドックエリア | 手作りコロッケ | 200円 | 手のひらサイズのジャンボコロッケ 。胡椒が効いた酒のアテ 。 |
総まとめ:川崎競馬場グルメの魅力
- YUKINOSUKE
いやあ、こうして記事にまとめてみても、あらためて、川崎競馬場 グルメのラインナップ、そしてその一品一品に刻まれた歴史の奥深さには、本当に驚かされますね。
川崎競馬場は、私にとって単なるレース場ではありません。今もなお色濃く「昔懐かしい昭和の雰囲気」 が息づく、生きた「B級グルメの聖地」 の一つだと確信しています。
この記事で紹介してきたように、楽しみ方は本当に多彩です。あなたのその日の気分やシチュエーションによって、全く違う「顔」を見せてくれる。大きく分けると、2つの「攻略スタイル」があるのかなと、私は思っています。
▼攻略スタイル①:2号スタンドで「歴史と伝統」に浸る
まずは2号スタンド へ向かい、窓の向こうを駆け抜ける馬たちを眺めながら、何十年もファンに愛されてきた「生きたレジェンド」たちに舌鼓を打つ、王道のスタイル。創業の歴史を感じる「志ら井」の濃厚なもつ煮込み と、ファンの熱望によって復活を遂げた「みよし」の野菜たっぷりタンメン 。これぞ、川崎競馬場の「歴史」そのものを味わう、最高の贅沢だと思います。
▼攻略スタイル②:パドックエリアで「興奮と刺激」を味わう
一方で、パドックエリア に出て、これから走る馬たちの熱気や気配を間近に感じながら、ワンハンドフードを頬張るアクティブなスタイル。胡椒と唐辛子がガツンと効いた「馬王」の激辛やきそば と、手のひらサイズの「コロッケ売店」のジャンボコロッケ 。レースの興奮とB級グルメの刺激が混じり合う、これまたたまらない魅力です。
でも、川崎競馬場の懐の深さは、この「四天王」だけじゃありません。
内馬場 に行けば、家族連れ でも安心して一日中楽しめる「バーベキュー広場」 が広がり、日によっては「キッチンカー」 や「グルメイベント」 で、その日限りの「一期一会」の味 にも出会える。
塩辛いものの後には「今川焼 気多屋」 の甘味があり、タンメンじゃない気分の時には「らーめん坊」 があり、ちょっとオシャレに飲みたい日には「T.T BREWERY」 のクラフトビールまで揃っている。
どのスタイルを選んでも、どの店の暖簾をくぐっても、そこには安価で、刺激的で、そして間違いなく美味しい、川崎競馬場でしか味わえない濃密な「鉄火場グルメ」 体験が待っています。
ぜひ、あなたもご自身の最強の「攻略ローテーション」を見つけて、このディープで最高な「グルメ・テーマパーク」を、心ゆくまで楽しんでみてくださいね!











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