矢作厩舎ホームページと関連情報まとめ

こんにちは、YUKINOSUKEです。

「矢作厩舎 ホームページ」と検索するとき、もちろん公式サイトのURL（yahagistable.com） が知りたい、という方も多いと思います。ですが、それと同時に「今、矢作厩舎ってどうなってるの？」という最新の全体像を把握したい、という場合がほとんどじゃないかなと私は思っています。

例えば、矢作芳人調教師の「開成中・高卒」という異色のプロフィール や、そのユニークな哲学 に興味がある方もいるでしょう。また、厩舎の公式X（旧Twitter） がどんな発信をしているのか、リアルタイムな情報も気になりますよね。

競馬ファンとしては、コントレイル のような過去の名馬たちの功績はもちろん、坂井瑠星騎手 や古川奈穂騎手 といった所属騎手との師弟関係や、矢作先生が語る「厩舎力」 の実態も知りたいところです。

そして何より「今」の情報。世界を制した最強馬フォーエバーヤング の動向や、POG（ペーパーオーナーゲーム）ファンとしては、ラヴズオンリーユーの初仔 をはじめとする注目の2歳馬リスト も絶対に押さえておきたい情報です。

ただ、いざ公式サイトを訪れてみても、そうした「ファンがデータベースとして求めている情報」がすべて揃っているわけではないんですよね。netkeiba で確認したい現役馬の全頭一覧 や、週末の詳しい出走予定 、昔あった「よく稼ぎ、よく遊べ！」という公式ブログ の現在の状況、あるいは厩舎の求人情報 はあるのか…など、公式サイトだけでは解決しない疑問も多いのが実情です。

この記事では、矢作厩舎の公式ホームページ（yahagistable.com ）が発信する「公式情報」をしっかり押さえつつ、そこではカバーされていない、私たち競馬ファンが本当に知りたい「関連情報」を、私の視点で徹底的にリサーチしてギュッと一つにまとめました。公式サイトを「ブランドブック」として楽しみつつ、足りない情報をどう補えばいいか、その「完全ガイド」として活用していただける内容になっています。

矢作厩舎ホームページの公式情報

まずは、「矢作厩舎 ホームページ」の検索意図の核となる、公式サイト（yahagistable.com） と、もう一つの重要な公式情報源である公式X（旧Twitter） から分かる「公式情報」を整理してみたいと思います。

公式サイトは、訪れるとまず「いつも夢を 追って 生きてきた。でもそれを単なる夢だと思ったことは一度もない。夢は目標に。目標は現実に。」という矢作先生の哲学 が目に飛び込んでくる、非常にスタイリッシュなデザインが特徴です。

サイト構成としては、「NEWS」（最新情報）、「STABLE」（厩舎スタッフ）、「HORSE」（愛馬たち）、「GRADES」（戦績） 、「SCHEDULE」（出走予定）、「PROFILE」（調教師プロフィール） といったセクションが並んでいます。全体として、最新のデータベースを提供するというよりは、厩舎の「ブランドブック」や「名刺」のような役割を担っている印象を私は受けますね。

一方で、公式X（@yahagistable） は、通算1000勝達成時の先生の感謝のコメント など、より速報性が高く、チームの「リアルな声」が聞ける場所となっています。

このセクションでは、これら「公式」のデジタル・プレゼンスから、私たちが知ることができる情報を、H3見出しで詳しく深掘りしていきます。

矢作芳人調教師のプロフィール

矢作厩舎を語る上で、やはり中心となる矢作芳人調教師ご本人の個性は欠かせませんよね。公式サイトの「PROFILE」ページ にも基本的な情報はもちろん掲載されていますが、先生の経歴と哲学は、知れば知るほどそのユニークさに引き込まれます。

1961年3月20日、東京都品川区生まれ 。お父様が地方・大井競馬の調教師だったそうで、幼少期から馬と身近な環境で育ったそうです 。ここまでは、競馬一家の「サラブレッド」とも言える経歴です。

異色の経歴：「エリート」と「雑草魂」の両立

ですが、先生のキャリアが本当にユニークなのはここからです。進学したのは、なんと日本トップクラスの進学校である「開成中学校・開成高校」 。JRAの調教師としては、極めて異色の学歴ですよね。

そのままエリート街道を…と思いきや、高校卒業後はオーストラリアでの修業などを経て、競馬学校の厩務員課程に入学します 。1984年にJRA栗東トレーニングセンターの厩務員となり、1986年からは調教助手としてキャリアを積んでいきます 。

そして、ここからが先生の「雑草魂」の真骨頂。調教師試験に挑戦し続けるも、合格には至らず、ついに合格を果たしたのは2004年。なんと14回目の受験での悲願達成でした 。

開業、そして「非合理な慣習」の打破

2005年3月に自身の厩舎を開業 すると、その才能は一気に開花します。2007年にはスーパーホーネットで厩舎初の重賞制覇 、2008年11月には開業からわずか3年8ヶ月でJRA通算100勝を達成。これは当時の史上最速記録でした 。2010年にはグランプリボスで初のG1（朝日杯FS）制覇 、2012年にはディープブリランテでダービーを制覇 と、あっという間にトップトレーナーの仲間入りを果たします。

こうした成功の背景にあるのが、先生の独自の哲学です。かつての公式ブログのタイトルは「よく稼ぎ、よく遊べ！」 でしたし、netkeibaのコラムでは「非合理な過去の慣習なんて変えてしまえばいい」 と語るなど、旧来のやり方にとらわれない合理主義的な思考が際立っています。

哲学の実践：「縦列調教」という革新

その合理的な思考が表れているのが、2024年シーズンのリーディング争いを牽引した要因の一つとしても挙げられた「縦列調教（Columnar Training）」の本格導入です 。

これはアイルランドの名伯楽エイダン・オブライエン厩舎が実践している調教法ですが、矢作先生が着目したのは、馬への効果（「操縦性が良くなる」「馬混みを気にしなくなる」）だけではありませんでした 。

この調教法が「乗り手の技術の向上にもつながる」 と、人材育成の側面を強調されている点こそ、矢作先生の真骨頂。馬と人を同時に育成する、まさに「開成卒」の論理的思考と「14回挑戦」の柔軟な発想が融合した、革新的な厩舎運営術だなと感じます。JRA賞の最多勝利・最多獲得賞金の常連 であることも、こうした確固たる哲学の結果なんですね。

厩舎のX(旧Twitter)情報

公式サイトと並んで、いや、もしかするとそれ以上に「今」の矢作厩舎を知るために重要な情報源が、公式X（旧Twitter）です。アカウントは「@yahagistable」 で、非常に活発に運用されています。

もし公式サイトが、厩舎の哲学や歴史を伝える「静的」なブランドブックだとすれば、公式Xは、厩舎の「動的」なリアルタイムな声を発信する場所、という印象を私は強く持っています。公式サイトの「NEWS」セクション がレース結果の「確定報」を掲載するのに対し、Xはより速報性が高く、チームの感情が乗った情報が発信される傾向にありますね。

1000勝達成ツイートに見る「厩舎力」

このアカウントの価値が最もよく表れていたのが、2025年11月9日の厩舎通算1000勝達成時の投稿だと私は思います 。この日、福島競馬第2レースでアンジュプロミスが勝利し、JRA・地方・海外を合計した厩舎の通算勝利数が1000勝の大台に到達しました 。

この歴史的な節目に、公式Xアカウントは矢作調教師本人からの以下のメッセージを発信しました 。

私が感動したのは、単なる記録達成の報告ではなく、この節目の勝利を挙げたのが厩舎所属の弟子である古川奈穂騎手であったことを、師匠である矢作先生が「嬉しかった」と率直に喜ぶ、その「生の声」が発信された点です 。これぞSNSの醍醐味ですよね。先に触れた「縦列調教」で「乗り手の技術向上」を目指す 先生にとって、これ以上ない勝利だったことが伝わってきます。

BC制覇と外厩施設「真狩サマーステーブル」

さらに興味深いのは、この1000勝達成の投稿に添えられた写真です。それは、矢作先生がプロデュースする外厩施設「真狩サマーステーブル」がある北海道真狩村で掲げられた、フォーエバーヤングの米BCクラシック優勝記念の垂れ幕の写真でした 。

栗東トレーニングセンターだけでなく、北海道の外厩施設や、その地域の商工会 といったチーム全体、まさに「厩舎力」 で喜びを共有している様子が、この一枚の写真から伝わってきました。

Facebookの状況

ちなみに、「XがあるならFacebookは？」と気になる方もいるかもしれませんが、公式サイトの「STABLE」ページ をはじめ、各種リサーチ を行いましたが、Xと連動するような積極的な更新が確認できる公式Facebookページの存在は特定できませんでした。

コントレイルなど過去の名馬

矢作厩舎の歴史は、まさに「レジェンドホース」の歴史そのものですよね。現在の活躍ももちろんですが、厩舎の評価を不動のものにした名馬たちの功績は、何度振り返っても感動します。公式サイトの「GRADES（戦績）」 や「HORSE（愛馬たち）」 のセクションは、まさに厩舎の「殿堂」のようで、その功績が誇らしく語られています。

金字塔：無敗の三冠馬コントレイル

矢作厩舎の金字塔といえば、ファンの方なら誰もがまずこの馬を思い浮かべるのではないでしょうか。2020年、父ディープインパクト以来となる無敗でのクラシック三冠（皐月賞、日本ダービー、菊花賞）という歴史的偉業を達成した、コントレイルです 。

あの圧倒的な強さと、3000mの菊花賞を乗り越えた姿には本当に痺れました。このコントレイルの活躍により、矢作厩舎は2020年のJRA賞において「最多勝利調教師」など3部門を総なめ にし、まさに時代の頂点に立ちました。

日本競馬の夢：2021年 米国BC W制覇

そして、コントレイルの三冠達成の翌年、2021年に矢作厩舎は日本競馬界の長年の「夢」を、それも2つ同時に叶えてしまいます。アメリカ・デルマー競馬場で行われた競馬の祭典、ブリーダーズカップ（BC）でのW制覇です 。

「世界のYAHAGI」の名を決定的なものにした、本当に感動的な一日でしたね。

「殿堂」入りした名馬たち

もちろん、矢作厩舎の歴史を彩ってきた名馬たちは、これだけではありません。初期のG1馬から、世界を制した名馬まで、本当に多彩なスターホースたちが名を連ねています。

こうして並べてみると、芝・ダートを問わず、国内（クラシック三冠 ）から、アメリカ（BC）、オーストラリア（コックスプレート）、ドバイ 、サウジアラビア 、香港 まで、あらゆるカテゴリーで世界の頂点に立っているのが本当にすごいですよね。これらの功績が、現在の矢作厩舎のブランドを築き上げているんだなと、改めて実感します。

坂井瑠星騎手と古川奈穂騎手

矢作厩舎の強さの秘密は、コントレイル やフォーエバーヤング といった馬たちの力だけでなく、それを支える「人」の育成にあると私は常々感じています。特に、厩舎所属の「弟子」である騎手との師弟関係は、「チーム矢作」のカルチャーを象徴していますよね。

公式サイトの「STABLE（厩舎紹介）」ページ を見ると、レーシングマネージャーの細川貴之さん や、多くの調教助手さん、厩務員さんたちと並んで、坂井瑠星騎手と古川奈穂騎手の名前が「騎手 (Jockey)」として顔写真付きでしっかり掲載されています 。これは彼らが単に騎乗依頼を受けるフリーの騎手というだけでなく、厩舎運営に深く関わる「チームの一員」であることを明確に示している証拠だと私は思います。

「厩舎力」の象徴：2021年BC W制覇

この師弟関係と「チーム矢作」の強さが最もよく表れていたのが、日本競馬の歴史が動いた2021年の米国ブリーダーズカップ（BC）W制覇 の時ではないでしょうか。

師匠である矢作先生が、アメリカ・デルマー競馬場でラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌという2頭の管理馬で、日本調教馬初となるBC制覇、しかも同日W制覇という歴史的快挙を成し遂げた 、まさにその日。日本国内で、もう一つのドラマが進行していました。

日本に残って騎乗していた弟子の坂井瑠星騎手が、キングエルメスに騎乗し、京王杯2歳ステークス(G2)を見事に勝利していたのです 。遠く離れたアメリカで戦う師匠に、これ以上ない「勢い」をつける勝利でした。

矢作先生はレース後、この勝利に触れて「日本で弟子が重賞を勝って、勢いをつけてくれました」と語り 、これぞ「厩舎力」の勝利だと強調しました 。師匠と弟子が、国境を越えて一つのチームとして戦っていることが伝わってくるエピソードです。

人材育成の集大成：古川奈穂騎手による1000勝達成

そして、この師弟関係と人材育成の哲学が、最もドラマチックな形で結実したのが、2025年11月9日の厩舎通算1000勝達成の瞬間 だったと私は思います。

この金字塔となるメモリアルウィンを飾ったのが、G1を何度も勝っているトップジョッキーではなく、自らの弟子である古川奈穂騎手（アンジュプロミスに騎乗）だった という事実は、本当に感動的でした。

この勝利に対し、矢作師は公式Xを通じて「弟子の古川奈穂騎乗で達成出来たのが嬉しかったです。感謝の思い、この一言です」 と、師匠としての喜びを率直に公言しました。

先に触れた「縦列調教」の導入理由の一つに、「馬の操縦性」だけでなく「乗り手の技術の向上にもつながる」 ことを明確に挙げていた矢作先生。厩舎の記念すべき勝利を、経験豊富な騎手に任せるのではなく、自ら育てている弟子に託し、その弟子がプレッシャーの中で見事に結果を出して応える——。これこそが、矢作先生の経営哲学と人材育成論の正しさを証明する、何物にも代えがたい「集大成」であったんじゃないかなと、私は強く感じます。

現役馬とフォーエバーヤング

コントレイル やラヴズオンリーユー といったレジェンド達ももちろんすごいですが、現在の矢作厩舎を牽引する現役馬も、世界レベルのスターホースが揃っています。

世界の頂点：現役最強馬フォーエバーヤング

現在の矢作厩舎を象徴する馬と言えば、間違いなくフォーエバーヤングでしょう。公式サイトのトップページや「HORSE」セクション でも、その活躍がひときわ大きく取り上げられています。

2024年のケンタッキーダービーでは、惜しくも僅差の3着 と悔しい思いもしましたが、そのポテンシャルが世界レベルであることは誰もが認めるところでした。そして2025年、その悔しさを晴らすかのように、まずはサウジアラビアのサウジカップで劇的な逆転優勝を果たします 。

この勝利の時点で、矢作先生は「私が手がけた馬の中で最高の馬」と最大級の賛辞を送りました 。その言葉が決して大げさではなかったことは、その年の秋に証明されます。

2025年11月1日、米国サンタアニタパーク競馬場で行われたブリーダーズカップ・クラシック(G1)を制覇し、日本調教馬として史上初となる同レース制覇という歴史的な快挙を達成 。まさに先生の言葉通り、世界最強クラスの現役馬であることを満天下に示しました。

厩舎の戦力：69頭の所属馬たち

もちろん、厩舎の強さを支えているのはフォーエバーヤングだけではありません。公式サイトの「HORSE」セクション によると、2025年時点で矢作厩舎の現役管理馬は合計69頭にのぼるそうです。

ただし、公式サイトにはこれら69頭全馬の詳細なリストは掲載されていません 。フォーエバーヤング やアメリカンステージ 、そして後述するラヴズプレミアム など、厩舎が特にピックアップした注目馬が紹介されています。

フォーエバーヤングが突出した存在であることは間違いありませんが、他にもリビアングラス やコンティノアール といった5歳馬、バトルハーデン 、アスクアイルビゼア などの4歳馬、ホープフルSにも出走したジュタ などの3歳馬たち、多くの実力馬が日々勝利を目指して控えています。（※各馬の詳しいクラスや戦績は、netkeibaなどのデータベース で確認するのがおすすめです）

受け継がれる血統：厩舎の「継承サイクル」

私が矢作厩舎のすごさを感じるのは、単に強い馬を管理するだけでなく、「血」を受け継ぐサイクルが厩舎内で完結し始めている点です。これこそが、矢作厩舎の長期的な強さとブランドを支える源泉だと私は思います。

自らが育てたレジェンドホースの子どもたちを、再び自らの手で世界へ——。この「継承のサイクル」が回り始めていることこそが、矢作厩舎の揺るぎない強さの証明だなと、胸が熱くなりますね。

矢作厩舎ホームページ以外の情報

ここまで、公式サイト（yahagistable.com） や公式X から得られる「公式情報」を見てきました。公式サイトは、矢作先生の「夢は目標に。目標は現実に。」という哲学 や、コントレイル 、フォーエバーヤング といったレジェンドホースたちの功績 を伝える、非常に高品質な「ブランドブック」であることがよく分かりましたね。

ただ、一方で、私のような競馬ファンが次に知りたくなる「じゃあ、今週のレースに出る具体的な馬は？」「POGで指名したい2歳馬の全リストは？」「公式サイトに載っていない69頭の現役馬 の詳細は？」といった、日々更新されるデータベース的な情報については、公式サイトだけでは見つけにくいのも事実です。

これが、いわば「公式コンテンツ・ギャップ」だと私は思っています。公式サイトが「ブランド」を発信する場所である以上、こうした網羅的なデータベース機能を持たせていないのは、ある意味当然のことかもしれません。

そこでこのセクションでは、矢作厩舎のホームページ「以外」の情報を活用して、この「ギャップ」を埋める方法を深掘りしていきます。POG向けの注目馬 、netkeiba を使った現役馬一覧の確認術、確実な出走予定 の調べ方、そして多くの人が気になるであろう「ブログ」 や「求人」 の情報まで、私なりのリサーチ方法をまとめてみます。

矢作厩舎の注目馬とPOG

さて、競馬ファン、特にPOG（ペーパーオーナーゲーム）ファンにとって、夏のデビューシーズンが近づくと最も気になるのが「矢作厩舎の2歳馬ラインナップ」ですよね。コントレイル やフォーエバーヤング のような馬をいち早く指名したいと考えるのは当然のことです。

公式サイトの「HORSE」セクション には、2025年時点で「2歳馬25頭」が在籍しているという内訳（牡馬・セン馬17頭、牝馬8頭） は記載されています。しかし、POGファンが喉から手が出るほど知りたい「その25頭全馬の馬名、血統、馬主、生産者の詳細リスト」は、残念ながら掲載されていません 。

これこそが、私たちが「矢作厩舎 ホームページ」と検索しつつも、すぐに他の情報源を探しに行ってしまう理由＝「コンテンツ・ギャップ」なんですね。

こうした情報を知りたい時は、やはり競馬専門メディアやPOG情報サイト を頼るのが一番の近道です。各メディアが春先から報じるPOG特集 では、矢作厩舎は例年通り「最重要チェック厩舎」として扱われています。

2025年デビュー予定の世代でも、日刊競馬のPOGリスト などを見ると、今年も良血馬が多数スタンバイしているようです。

2025年POG最大の注目株「ラヴズプレミアム」

そして、上記リスト の中でも、私が2025年のPOGシーズンでひときわ注目しているのが、「ラヴズプレミアム」 です。

この馬、名前を聞いただけでもピンと来る方も多いのではないでしょうか。そう、この馬こそ、あの矢作厩舎のレジェンドホースであり、2021年に日本調教馬として史上初のBC制覇（フィリー＆メアターフ） を成し遂げ、日米でG1を4勝した歴史的名牝、ラヴズオンリーユーの初仔（第一子）なんです ！

このように、公式サイト で「25頭」という枠を把握しつつ、具体的な馬名は専門メディア で補完する、というのがPOG戦略を練る上での現実的な方法になりそうですね。

netkeibaでの現役馬一覧

公式サイトの「HORSE」セクションで、在籍馬が合計69頭 であることは分かっても、「じゃあ、その69頭全馬のリストはどこで見ればいいの？」という疑問が当然出てきますよね。これこそが、公式サイトが「ブランドブック」であるからこそ生じる「コンテンツ・ギャップ」だと私は思っています。

このギャップを埋めるために、私も日常的に活用しているのが、netkeiba（ネットケイバ） のような競馬データベースサイトです。公式サイトが厩舎の「哲学」や「代表馬」 を伝える場所だとしたら、netkeibaは「全所属馬のデータベース」として機能しています。

netkeiba活用ステップ

使い方はとても簡単です。

たったこれだけで、現在矢作厩舎に所属している現役馬が、賞金順 などでソートされて一覧表示されます。

公式サイトでは見えない「厩舎の全貌」

この「現役馬一覧」 が便利なのは、公式サイトの「HORSE」セクション ではピックアップされていなかった馬たちの情報も、すべて網羅されている点です。

POGの指名馬を検討する時や、週末のレースで矢作厩舎の馬をチェックする時など、公式サイトで「哲学」に触れた後、netkeibaで「実働データ」を確認する、という使い分けが、矢作厩舎ファンには必須のテクニックかなと私は思います。

矢作厩舎の出走予定の確認

競馬ファンにとって、週末が近づくにつれて最も重要度が増す情報、それは「今週末の出走予定」ですよね。特に矢作厩舎の馬が今週どこに出るのか、どのレースを目標にしているのかは、馬券検討の上でもPOGの応援の上でも欠かせない情報です。

公式サイトにも、もちろん「SCHEDULE」というナビゲーション項目は存在しています 。ですが、私が確認した限りでは、週末（例えば11月16日など）の具体的な出走馬リスト（どの馬が、何日の、どの競馬場の、何レースに出るか）といった、私たちが馬券検討で使いたいレベルの詳細な「出馬表」情報は掲載されていませんでした 。

これは公式サイトが「データベース」ではなく、あくまで厩舎の「ブランドブック」としての役割を担っているためだと私は理解しています。日々変動し、木曜夕方に確定するような流動的な「出馬表」情報をリアルタイムで更新し続けるのは、サイトの目的とは異なるのでしょう。

最新の出走予定は「JRA公式サイト」と「専門DB」の使い分けが最強

では、「今週末の出走馬」という一番知りたい最新情報をどこで確認すればよいか。

私の場合、用途に応じて「JRA（日本中央競馬会）の公式サイト」と「netkeibaなどの競馬専門データベース」 を明確に使い分けています。これが最も早くて確実な方法だと断言できます。

矢作芳人調教師のブログは？

古くからの競馬ファンの中には、「昔、矢作先生のブログがあったような…？」と記憶している方もいるかもしれません。「矢作厩舎 ブログ」で検索してたどり着いた方もいるでしょう。

その記憶は正しいです！かつて矢作厩舎は、Ameba（アメーバ）で「矢作厩舎オフィシャルブログ『よく稼ぎ、よく遊べ！』」という公式ブログを運営していました 。この「よく稼ぎ、よく遊べ！」というタイトル自体が、先生の哲学を象徴していて、とても人気がありましたよね。

当時は関西リーディングの常連厩舎 の公式ブログとして、矢作先生ご本人の記事 だけでなく、現在も公式サイトの「STABLE」ページ でレーシングマネージャーとして名を連ねる細川貴之さんによる「今週のレース展望」 や、週末の出走予定馬・レース結果 など、非常に中身の濃い情報が発信されていました。私もよくチェックしていましたね。

ブログの現状：2017年に更新停止

ですが、結論から言うと、残念ながらこのブログは2017年2月27日に投稿された「ブログ終了のお知らせ」 という記事をもって更新が停止しており、事実上の閉鎖となっています。

そのため、現在「矢作芳人 ブログ」で検索するユーザーが期待するような、調教師本人やスタッフによる詳細な近況がテキストで綴られた、いわゆる「公式ブログ」は存在しない、というのが答えになります。

「ブログ」に代わる現在の情報源は？

では、現在、矢作先生の長文の考えや厩舎運営の哲学に触れたい場合は、どこを見ればよいのでしょうか？

私は、かつてのブログが担っていた役割は、現在2つのメディアに移行していると考えています。

特に後者の「コラム」は、かつてのブログ読者が求めていた「矢作先生の言葉」に、今最も深く触れられる場所だと私は思います。

矢作厩舎の求人情報

コントレイル やフォーエバーヤング といった名馬を育て、BC W制覇 や通算1000勝 を達成する世界的な名厩舎ですから、「矢作厩舎で働いてみたい」と憧れる人もいるかもしれません。その第一歩として「矢作厩舎 求人」と検索してみる方もいるでしょう。

私もその疑問に答えるべく、公式サイト（yahagistable.com） を隅々まで確認してみました。結論から言うと、「スタッフ募集」「求人」「採用情報」といった、一般的な企業サイトにあるような、公開された募集ページは一切見当たりませんでした 。

「STABLE」ページはスタッフリスト

公式サイトの「STABLE（厩舎紹介）」ページ には、確かに多くのスタッフが顔写真付きで紹介されています。

調教助手（専業・持乗）の方々 や、厩務員さん 、そしてレーシングマネージャーの細川貴之さん （かつての公式ブログでレース展望を執筆されていた方ですね ）。もちろん、所属騎手である坂井瑠星騎手 や古川奈穂騎手 も「Jockey」として名を連ねています。

しかし、これはあくまで「現在、厩舎を支えているチームのスタッフリスト」であり、採用の募集要項ではありません 。これを見て「応募フォームはこちら」というボタンを探しても、残念ながら見つからないわけです。

なぜ公式サイトに求人がないのか？

では、なぜこれほどの大きな組織なのに、公式サイトに求人情報がないのでしょうか。

これは矢作厩舎に限った話ではありませんが、JRA（日本中央競馬会）の厩舎で働くスタッフ、特に馬に直接携わる「厩務員（きゅうむいん）」や「調教助手」といった職業は、非常に高度な専門知識と技術を要する専門職です。

そのため、誰でも自由に応募できるわけではなく、原則としてキャリアをスタートするための「王道」が存在します。

矢作厩舎ホームページの活用法

最後に、これまで見てきた情報を踏まえて、「矢作厩舎 ホームページ」と検索した私たちが、どう情報をキャッチし、どう付き合っていくのがベストなのか、私なりの「結論」としての活用法をまとめてみたいと思います。

まず、矢作厩舎の公式サイト（yahagistable.com） は、やはり厩舎の「公式ブランドブック」として楽しむのが一番です。トップページに掲げられた「いつも夢を 追って 生きてきた。」 という熱いメッセージや、コントレイル 、ラヴズオンリーユー 、そしてフォーエバーヤング といった歴史的名馬たちの功績 に触れることで、矢作厩舎がどのような哲学を持って世界と戦っているのか、その「魂」の部分を理解することができます。まずはここを訪れて、厩舎の世界観に浸ることが全ての基本だと私は思います。

その上で、私たちがファンとして次に知りたい「日々のレース情報」や「網羅的なデータ」（例えば、公式サイトに載っていない全69頭の現役馬リスト 、今週末の具体的な出走予定 、POG向けの2歳馬情報 ）については、公式サイト「だけ」に頼るのではなく、他の情報源を賢く使い分けることが、矢作厩舎を深く知るための鍵になります。

この「公式サイトが提供する価値」と「ファンが求めるデータベース的価値」の間のギャップを理解し、情報を切り分けて探すことで、矢作厩舎の魅力を余すことなくキャッチできるんじゃないかなと思います。

このように、目的別に情報を使い分けることで、「矢作厩舎 ホームページ」と検索した時に私たちが本当に知りたかった厩舎の「全体像」が、よりクリアに見えてくるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。