福永厩舎 2歳馬一覧 2025年POG注目馬と厩舎の評判

競馬の知識

こんにちは、YUKINOSUKEです。今年もこの季節がやってきましたね…POG(ペーパーオーナーゲーム)のドラフト会議!競馬ファンにとっては、本番のG1シーズンと同じくらい、いや、それ以上に血が騒ぐ時期かもしれません。どの馬を指名するか、リストを眺めながら頭を悩ませるこの時間が、本当に楽しいんですよね。この一年の運命が決まる気がして、つい夜更かししてしまいます。

で、今年のPOG戦略を練る上で、私が個人的に「最重要マーク」としているのが、ズバリ「福永厩舎 2歳馬一覧」なんです。福永祐一調教師が騎手を引退して厩舎を開業したのが2024年の3月 。まだ開業して2年目にも満たないのに、2025年11月には、管理する2歳馬の【ダイヤモンドノット】が京王杯2歳ステークス(G2)を圧勝しました 。このスピード出世は、正直言ってちょっと驚きですよね。普通、新人厩舎って、馬を集めるのも、結果を出すのも、もう少し時間がかかるものかなと思っていましたから。

POGで勝つためには、やっぱり「当たり」の馬、つまりクラシックで活躍してくれるような馬を見つけ出す必要があります。そうなると、当然「なぜ福永厩舎はこんなに早く結果を出せるのか?」という点が気になってきます。なぜ、開業当初から【ダノン】 の冠名でおなじみのダノックスさんをはじめ、多くの有力馬主から良血馬が集まるのか 。その育成方法や厩舎の評判は実際どうなのか。そして何より、G2を勝ったダイヤモンドノットに続く、第二、第三のスター候補はいるのか…。これからデビュー予定の馬たち のリストも気になって仕方ありません。

さらに、現2歳世代(2023年産)を評価するには、基準点となる初年度世代(2022年産)の動向も無視できません。POG期間中、あれだけ注目された【サラコスティ】 のローテーションはどうだったのか。その経験が、どう今シーズンに活かされているのか。そうした点も踏まえつつ、2025年シーズンのPOG戦略を練るために、福永厩舎の2歳馬リストを私なりに徹底的に調べてみました。

この記事では、単なる馬名の羅列ではなく、なぜ福永厩舎がPOGで「買い」なのか、その背景にある理由も含めて、2025年シーズンのPOG指名に役立つ情報を分かりやすくまとめていきます。私と同じように福永厩舎の2歳馬が気になっている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

  • 福永厩舎の現2歳馬リストと注目の血統
  • G2馬ダイヤモンドノットの強さと今後の展望
  • 厩舎の育成哲学と馬の評判
  • POG戦略における福永厩舎の価値
  1. 福永厩舎 2歳馬一覧と注目の筆頭馬
    1. G2圧勝、ダイヤモンドノット
    2. ダイヤモンドノットの強さと評価
      1. ▼ 2歳戦を戦い抜く「タフさ」と「安定感」
      2. ▼ 血統背景と「1600m」への展望
      3. ▼ G1挑戦と福永師の「馬本位」の姿勢
    3. フルセンドなど注目のデビュー予定馬
      1. ▼ 牝馬クラシック候補:フルセンド
      2. ▼ 早期デビューが期待される馬たち
    4. ダノンの良血馬ラインナップ
      1. ▼ 「三冠馬コントレイル」が築いた絶対的な信頼
      2. ▼ POG戦略における「ダノン × 福永厩舎」の価値
    5. POGで狙うべき馬とは?
      1. ▼ 視点1:『オーナーの本気度』で選ぶ(王道ライン)
      2. ▼ 視点2:『早期ポイント獲得』で選ぶ(堅実ライン)
      3. ▼ 視点3:『血統と評判』でダイヤの原石を選ぶ(ロマンライン)
  2. 福永厩舎 2歳馬一覧とPOG戦略
    1. 厩舎の育成哲学と馬の評判
      1. ▼ 哲学の核:ジョッキーの視点で追求する「ためが効いた走り」
      2. ▼ 哲学を支える「馬と人に優しい」最新鋭の厩舎設備
    2. 2024年世代のベンチマーク
      1. ▼ 圧巻だった厩舎の「ファーストクロップ」(2022年産)
      2. ▼ 初年度から示された「圧倒的な期待値」
    3. サラコスティが示した厩舎の方針
      1. ▼ 初年度から示された「G1への明確な意志」
      2. ▼ POGプレイヤーが注目すべき「プロセス」の価値
    4. POG戦略でなぜ福永厩舎か
      1. ▼ 1. 『質』と『量』の圧倒的アドバンテージ(POGの成功確率)
      2. ▼ 2. 『育成』の明確なビジョン(ソフトウェアとハードウェアの融合)
      3. ▼ 3. 『ローテーション』のG1意識(POGポイントへの明確な意欲)
    5. 福永厩舎 2歳馬一覧の総括
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福永厩舎 2歳馬一覧と注目の筆頭馬

福永厩舎 2歳馬一覧のすごさは、やはりその「層の厚さ」にあると思います。開業わずか2年目にして、すでに【ダイヤモンドノット】というG2ウィナーを輩出している事実 が、その実力を何よりも雄弁に物語っていますよね。これはもう「新人厩舎」という枠では捉えられないかもしれません。

POGで勝つためには、日本ダービーという頂点を目指せる「エース級」の馬と、2歳戦からコンスタントにポイントを稼いでくれる「アベレージヒッター」の両方が必要不可欠です。このセクションでは、まずその筆頭格であるダイヤモンドノットが、京王杯2歳Sでどれほどの圧巻のパフォーマンスを見せたのか、その強さの秘密をレース内容から徹底的に分析します 。

ですが、福永厩舎の魅力はそれだけではありません。そのエースに続く、血統的魅力にあふれたデビュー予定馬 や、厩舎のラインナップがいかに豪華絢爛かを示す「ダノン」 などの有力馬主の馬たちも、1頭ずつピックアップして見ていきましょう。この「すでに結果を出したエース」と「未知の魅力にあふれた良血馬」が両立している点こそが、POG戦略において福永厩舎が最重要ターゲットとなる理由です。開業2年目とは思えない、この充実のラインナップに驚く準備はいいですか?

G2圧勝、ダイヤモンドノット

さて、福永厩舎の現2歳世代(2023年産)を語る上で、絶対に外せない存在がいます。それが、世代のエースと呼ぶにふさわしい活躍を見せている【ダイヤモンドノット】(牡2)ですね 。

そのハイライトは、2025年11月8日に東京競馬場で行われた「第61回京王杯2歳ステークス(G2)」です 。このレースで、ダイヤモンドノットは単勝1.8倍という断然の1番人気に支持されました。プレッシャーがかかる中、見事にその期待に応え、2着馬(フクチャンショウ)に3馬身差をつける圧勝劇を演じたのです 。

このレースで初騎乗となったクリストフ・ルメール騎手も、レース後には手放しで絶賛していました。「楽勝でしたね。良かったです」というコメントに加え 、そのレース内容についても、

「スタートがとても良かった。前半は自分のペースで走れましたし、我慢ができて、2番手で走れました。坂を上がってからの手応えも良かったし(道中が)精いっぱいじゃなかったので、もう一度伸びてくれた。能力あります」

と、2歳馬離れしたレースセンス、操縦性の高さ、そして非凡な能力を称賛しています 。

実際のレースぶりも、まさに横綱相撲でした。好スタートから瞬時に2番手の絶好位を確保した時点で、ほぼ勝負ありという雰囲気でしたね。直線半ばで逃げ馬(ルートサーティーン)を悠々と抜き去ると、東京競馬場の長い坂を上がってからもう一度鋭く伸び、後続を完全に突き放しました 。これだけのレースができる馬がPOGの指名リストにいると思うと、ワクワクが止まりません。(出典:JRA公式サイト 2025年 京王杯2歳ステークス レース結果

福永調教師にとっても、これが厩舎としてJRA重賞3勝目となる大きな1勝 。中2週というタイトなローテーションでのテンションを懸念していたそうですが、「ジョッキーが(レース前の)ポケットでうまくなだめてくれました」 と鞍上の技術に敬意を表していました。開業2年目にして、早くも厩舎を代表するスターホースの誕生と言えそうです。

ダイヤモンドノットの強さと評価

ダイヤモンドノットが京王杯2歳S(G2)で見せたパフォーマンス は、まさに圧巻でした。ですが、私がPOGで彼を高く評価する理由は、単なる「G2を勝ったから」というだけではありません。その強さが「フロック(まぐれ)ではない」ことを証明する、確かな裏付けがあるからです。

その最大の根拠は、京王杯2歳Sの時点で、すでにキャリア5戦目(2勝、2着1回、3着1回)という、その「タフさ」と「キャリア」にあります 。

▼ 2歳戦を戦い抜く「タフさ」と「安定感」

正直なところ、11月上旬という早い段階で既に5戦を経験している2歳馬 というのは、クラシックを目指すような有力馬の中では珍しい部類に入るかもしれません。多くの良血馬は、馬体をじっくり成長させながら2戦か3戦で2歳シーズンを終えることも多いですからね。

しかし、ダイヤモンドノットはタフにレースを使われながら、G2を制覇するまでに成長しました。これは、彼が肉体的にも精神的にも非常にタフであることの証明です。POG期間中、故障せずコンスタントにレースに出てポイントを稼いでくれる馬は、非常に貴重な存在。彼は「一発屋」ではなく、安定して力を発揮できる「アベレージヒッター」としての側面も持っていると言えそうです。

福永調教師も「一番合う条件」と評するように、1400メートル戦では京王杯の勝利を含めて[1-2-1]着 と、抜群の安定感を誇っています。キャリアの早い段階でこれだけの経験を積み、レース内容が安定している点は、POG指名馬として非常に心強いですね。

▼ ダイヤモンドノット 戦績(京王杯2歳S時点)

項目 内容 出典
通算戦績 5戦2勝 [2着1回、3着1回]
主な勝鞍 京王杯2歳ステークス (GII)
1400m戦績 [1-2-1]着(※京王杯勝利時点)

※戦績は情報 に基づき再構成しています。

▼ 血統背景と「1600m」への展望

血統背景も超一流です。近親には、同じ勝負服(金子真人オーナー)で2016年の日本ダービーを制したマカヒキがいる良血馬 。この血統背景は、彼が単なるスプリンターではなく、クラシックディスタンス(2000m~2400m)まで見据えられる可能性を秘めていることを示唆しています。

そうなると、POGプレイヤーとして次に気になるのは、「G1朝日杯フューチュリティステークス(1600m)の距離延長は大丈夫か?」という点ですよね。

私は「十分こなせる」と見ています。その理由は、G2を勝った京王杯2歳Sでのルメール騎手のコメントにあります。彼は「(道中が)精いっぱいじゃなかったので、もう一度伸びてくれた」「2番手で我慢ができた」と評価しています 。1400mのレースで力み返ったり、全力疾走したりしていたわけではなく、しっかり「溜め」を効かせて勝った。これは、あと200mの距離延長にも十分対応できる、高い操縦性とスタミナの素地があることの証拠かなと思います。

▼ G1挑戦と福永師の「馬本位」の姿勢

G2を圧勝したことで、次走は当然、2歳マイル王決定戦「G1朝日杯フューチュリティステークス」(12月21日、阪神)が視野に入ります。福永師も「当然、視野に入っています」と明言しています 。

ただ、同時に指揮官は「ここまで5戦しているので無理はさせたくない」とも述べ、馬の状態を最優先する慎重な姿勢も崩していません 。

このあたり、トップジョッキーとして多くの名馬の栄光と挫折を見てきた福永師ならではの、馬を第一に考える「馬本位」の姿勢が感じられて、私は逆に好感を持ちました。目先の一戦に無理やり向かうのではなく、馬の将来を考えてベストな選択をしてくれる。こういう厩舎だからこそ、POGで指名しても安心して応援できる気がしますね。

フルセンドなど注目のデビュー予定馬

ダイヤモンドノットが京王杯2歳S(G2)を制覇 し、朝日杯FS(G1) という2歳マイル王路線を歩むことは、POG戦略において非常に大きなポイントです。ですが、POGで年間を通して勝利を目指すには、1頭のエースだけでは足りませんよね。特に、クラシックの王道である皐月賞・ダービー(中距離路線)や、桜花賞・オークス(牝馬路線)で活躍してくれる馬がいると、ポートフォリオは一気に強固になります。

その点で、福永厩舎の2歳馬リストは「厚み」が違います。ダイヤモンドノットに続く、楽しみな馬たちがデビューを控えています。

▼ 牝馬クラシック候補:フルセンド

現在、デビュー予定馬の中で特に私が注目しているのが、【フルセンド】(牝)です 。

この馬の魅力は、何と言ってもその血統背景と調教の動きにあります。

▼ フルセンド(牝)注目ポイント

  • 血統の魅力: 父は三冠牝馬デアリングタクトなどを輩出したエピファネイア。母ゼラスキャットの半姉には、フラワーカップ(G3)で2着の実績があるエンスージアズムがいます 。父のスタミナと母系のスピード・仕上がりの早さを受け継いでいれば、まさに牝馬クラシック(桜花賞・オークス)路線での活躍が期待できる血統構成かなと思います。
  • 調教の評価(瞬発力): 栗東のウッドチップコース(CW)での追い切りにおいて、5ハロン68秒7という時計ながら、ラスト1ハロン11秒6という非常に鋭い時計をマークしています 。これは、2歳のデビュー前の牝馬としてはかなり優秀な数字で、福永厩舎が重視する「ためが効いた走り」 からの「瞬発力」を秘めている可能性を感じさせます。

情報によれば、鞍上は今村騎手で京都ダート1800m、またはダート1400mでのデビューも視野に入っているようです 。ダートでのデビューになる可能性もありますが、この血統と調教の動きからは、芝での走りもぜひ見てみたい一頭。牝馬ながら力強い動きを見せており、デビュー戦から上位の走りが見込める、完成度の高い馬として期待できそうです。

▼ 早期デビューが期待される馬たち

POGは、日本ダービーまでの賞金で競うゲーム。だからこそ、夏や秋の早い時期にデビューし、新馬戦・未勝利戦を勝ち上がってくれる馬の存在は非常に重要です。

その点、福永厩舎はすでに「新馬」クラスで登録が確認されている馬たちが控えています 。

▼ 早期デビュー期待馬(2023年産)

  • 【グランブーケ】(牝)
  • 【グリーンゴー】(牡)
  • 【クロレ】(牝)
  • 【ケールハイム】(牝)
  • 【サガルマータ】(牡)
  • 【ペイジャー】(牡)

※出典:競馬ブック 、日刊競馬POG の情報を基にリストアップ。

このように、牡牝ともに早期デビューが見込めそうな馬が複数控えているのが、福永厩舎の強みですね。これらの馬たちが順調にデビューを迎え、早期に勝ち上がってポイントを稼いでくれるようだと、POG戦略上、非常に大きなアドバンテージになります。ダイヤモンドノットという絶対的エースに隠れがちですが、こうした「層の厚さ」こそが福永厩舎の本当の魅力かもしれません。

ダノンの良血馬ラインナップ

福永厩舎の2歳馬リスト を眺めていると、競馬ファンなら誰もが気づく「ある特徴」があります。それは、「ダノン」の冠名を持つ馬が非常に多いことです。これは厩舎の信頼度を測る上で、最も分かりやすい指標の一つだと私は思っています。

現2歳世代(2023年産)のリストにも、もちろんその名前はあります。例えば【ダノンプレサージュ】 。こうした馬は、POGドラフトでは真っ先に検討すべき存在と言えるでしょう。

なぜなら、この傾向は今年に始まったことではないからです。厩舎の「ファーストクロップ」にあたる初年度世代(2022年産)のラインナップ を見返すと、その関係の深さは一目瞭然です。

▼ 初年度(2022年産)の主な「ダノン」所属馬

  • 【ダノンエンブレム】
  • 【ダノンピクチャー】
  • 【ダノンアンチュラス】
  • 【ダノンシーマ】
  • 【ダノンフェアレディ】

※ のリストより抜粋。これだけの良血馬が初年度から集まっていました。

▼ 「三冠馬コントレイル」が築いた絶対的な信頼

馬主である(株)ダノックスと福永調教師の間には、言うまでもなく、騎手時代から続く非常に強固な信頼関係があります。その象徴こそが、あの日、日本中を感動させた無敗の三冠馬【コントレイル】の存在です。福永騎手(当時)は、この歴史的名馬の主戦騎手として、数々の栄光を共に掴みました。

これほどの成功体験を共有したオーナーと騎手が、調教師と馬主という新しい関係になっても、その絆が途切れるはずがありません。むしろ、開業初年度から 、そして2年目の今年 に至るまで、これだけ多くの高額な良血馬を預け続けているという事実は、ダノックス側が「厩舎の運営が軌道に乗る前から」福永祐一の手腕に絶大な信頼を寄せていることの、何よりの証左です。

▼ POG戦略における「ダノン × 福永厩舎」の価値

POGプレイヤーにとって、これは「大当たり」の可能性を秘めたシグナルです。有力オーナーが新人厩舎に馬を預ける際、それは「お付き合い」で数頭を預けるレベルとは訳が違います。ダノックスが福永厩舎に送る馬は、セリで億単位の値がつくような、まさに「クラシックを本気で獲りに行く」ためのトップクラスの血統馬たちです。

つまり、「ダノン × 福永厩舎」の組み合わせは、「オーナーの本気度が高い、POG的“A級”評価の馬」である可能性が極めて高いと判断できます。厩舎の筆頭格であるダイヤモンドノット(金子真人オーナー) とは別に、この「ダノン」という太いラインが存在することが、福永厩舎のラインナップに圧倒的な厚みをもたらしているんですね。POG的にも、常に最上位の注目が必要だと思います。

POGで狙うべき馬とは?

ダイヤモンドノット という絶対的エースの存在は確認できましたが、POGで年間を通して上位を争うには、彼1頭に頼るわけにはいきませんよね。福永厩舎の2歳馬リスト は、情報源を統合すると47頭以上という、開業2年目とは思えない圧倒的な「量」と「質」を誇っています。

では、この豊富なラインナップの中から、ダイヤモンドノット以外にPOGで指名すべき「当たり馬」をどうやって見つければよいか? 私なりに、POGで勝つための「選び方の視点」を3つの戦略ラインに整理してみました。

▼ 視点1:『オーナーの本気度』で選ぶ(王道ライン)

POGは、最終的に「日本ダービー」を頂点とするクラシックレースを勝てる馬を指名するゲームです。であるならば、選ぶべきは「有力オーナー」が「本気でクラシックを獲りに来ている馬」。これが最もシンプルな王道戦略です。

その筆頭格が、別セクションでも触れた「ダノン」勢 であることは間違いありません。【ダノンプレサージュ】 などは、その血統背景や期待値からいっても、ドラフト上位で検討すべき存在でしょう。

それ以外にも、有力オーナーの馬は福永厩舎のリスト に名を連ねています。例えば、国本哲秀氏の「ショウナン」の冠名を持つ【ショウナンサイオウ】 や、初年度(2022年産)には「サトノ」の冠名を持つ【サトノネクサス】 もいました。

こうしたG1常連オーナーの馬は、育成段階から最高レベルの環境が用意され、厩舎もG1を頂点としたローテーションを組む可能性が高いです(初年度のサラコスティ がG3に挑戦したように)。POGで「一発」を狙うなら、こうしたオーナーラインの馬は外せない存在ですね。

▼ 視点2:『早期ポイント獲得』で選ぶ(堅実ライン)

POGは日本ダービーまでの賞金で競います。エース級の馬が春のクラシックで活躍するのを待つだけでなく、夏のローカル開催(小倉、中京など)や秋の阪神・京都開催の2歳戦で、コツコツとポイントを稼いでくれる「堅実な馬」の指名も、POG戦略においては非常に重要です。

その点、福永厩舎は早期デビューが見込める馬も豊富に揃っているのが強みです 。

▼ 早期デビュー期待の2歳馬(2023年産)

競馬ブック の管理馬一覧によれば、すでに「新馬」クラスでの登録が確認されている馬たちがこれだけいます。

  • 【グランブーケ】(牝)
  • 【グリーンゴー】(牡)
  • 【クロレ】(牝)
  • 【ケールハイム】(牝)
  • 【サガルマータ】(牡)
  • 【ペイジャー】(牡)

こうした馬たちが、POGが始まってすぐの6月~8月頃にデビュー勝ちを収め、さらに2歳重賞(例:小倉2歳Sや新潟2歳Sなど)に向かうようなら、POG序盤戦を一気に優位に進めることができます。エース指名が注目されがちですが、こうした堅実な「ポイントゲッター」をリスト下位で指名できると、チーム全体が強くなりますよね。

▼ 視点3:『血統と評判』でダイヤの原石を選ぶ(ロマンライン)

POGの最大の醍醐味は、やはり「自分だけがダイヤの原石を見つける」ことかもしれません。別セクションで紹介した【フルセンド】 のように、調教の動きや血統背景が光る馬を狙うのも一つの手です。

福永厩舎の2歳馬リスト には、現時点では【フェルミアーク】【ミラージュノワール】 など、馬名のみで詳細な血統や評判がまだ表に出てきていない馬も多く含まれています。

これらの馬こそが、POGドラフトの「隠し玉」になる可能性があります。ドラフト後も、以下のような情報を追い続けることが重要です。

  • 血統情報:父名・母名、近親の活躍馬(全兄がG1馬など )がいないか。
  • 調教動画・時計:福永厩舎が重視する「ためが効いた走り」 ができているか。坂路で良い時計が出ているか。
  • 専門誌の評価:日刊競馬POGの「放談Xの期待値」 のような、専門家の評価が上がってきていないか。

福永厩舎は、「王道ライン」「堅実ライン」「ロマンライン」のどの視点から見ても、魅力的な馬が揃っている、まさにPOGプレイヤーにとって「宝の山」のような厩舎だと思います。自分の戦略に合った馬を見つけ出す楽しみがありますね。

福永厩舎 2歳馬一覧とPOG戦略

さて、前のセクションでは、福永厩舎 2歳馬一覧の豪華なラインナップ、特にG2を圧勝した【ダイヤモンドノット】 を筆頭に、【フルセンド】 のような楽しみなデビュー予定馬、そして「ダノン」 という強力なオーナーラインの存在を見てきました。いや、本当にすごい層の厚さですよね。開業2年目とはとても思えません。

ですが、POGで本気で勝利を目指すためには、ただ「すごい馬がいる」というリストを眺めているだけでは不十分かなと思います。私たちが本当に知りたいのは、「なぜ」福永厩舎はこれほどまでにPOG戦略で重要なのか、その「理由」ですよね。

なぜ、開業当初からこれほどの良血馬が集まり 、そしてなぜ、これほど早い段階でG2勝利という「結果」を出せるのか 。その背景にある「勝てる理由」を理解することこそが、POGドラフトで自信を持って指名するための鍵になるはずです。

このセクションでは、福永厩舎の「強さの秘密」とも言える、その核となる部分を徹底的に掘り下げてみたいと思います。具体的には、稀代の名騎手・福永祐一が調教師としてどのような「育成哲学」(例えば「ためが効いた走り」 など)を持っているのか。そして、その哲学を実現するために導入された、馬のメンタルを重視した「最新鋭の厩舎設備」 とはどんなものなのか。

さらに、現2歳世代(2023年産)の期待値を正確に測る上で欠かせない、初年度世代(2022年産) がどのような挑戦をしたのか、その実績も「ベンチマーク(基準点)」として振り返ります。特にPOGで注目された【サラコスティ】 が歩んだローテーション は、今年もクラシックを目指す馬たちの「青写真」になるかもしれません。

これらの背景を知ることで、福永厩舎の馬をPOGで指名する「本当の価値」が見えてくるはず。POG戦略を練る上で、最も重要な「核」の部分になると思いますので、じっくり見ていきましょう。

厩舎の育成哲学と馬の評判

開業わずか2年目でG2馬を出す 、この「スピード出世」の背景には、単なる幸運や良血馬を集めた という事実以上のものがあると、私は強く感じています。その核となるのが、福永祐一調教師の明確すぎる「育成哲学」です。それは、27年間にわたるトップジョッキーとしての経験 に裏打ちされた、極めて合理的かつ具体的な「勝利への方程式」と言えるかもしれません。

▼ 哲学の核:ジョッキーの視点で追求する「ためが効いた走り」

福永厩舎が育成馬に求める特性は、非常に明確です。それは「スピード」や「瞬発力」といった言葉で表現されますが、その根底にあるのは何よりも「ためが効いた走り」ができるかどうか、という点です 。

「ためが効いた走り」とは、レースの道中で無駄な力を使わずにリラックスし、最後の直線(勝負どころ)で爆発的な末脚(瞬発力)を使うための「溜め」を作れる特性のこと 。これって、まさに福永騎手(当時)が、あの三冠馬コントレイルをはじめとする多くの名馬をG1勝利に導いた際の「理想の勝ちパターン」そのものですよね。

つまり、福永調教師は、自らが騎手として27年間 で培った膨大な騎乗経験から、「どういう馬がG1で勝てるのか」という答えを知り尽くしている。そして、その「答え」=「勝ちパターン」をレース本番で騎手に再現してもらうのではなく、育成の段階から馬自身に実装しようとしているのだと思います。

この哲学が、単なる理想論でないことは、すでにG2を制したダイヤモンドノットが証明しています。あのレースでルメール騎手が「2番手で我慢ができた」と、2歳馬離れしたレースセンスを称賛した ことこそ、この育成哲学が早くも実を結んでいる何よりの証拠ではないでしょうか。</p

▼ 哲学を支える「馬と人に優しい」最新鋭の厩舎設備

では、どうやって馬に「ためが効いた走り」を覚えさせるのか。福永厩舎のすごさは、その「哲学(ソフトウェア)」を実現するための「設備(ハードウェア)」 を徹底的に作り込んでいる点にあります。

「ためが効いた走り」 の大前提は、馬が「リラックス」できることです。レースで力んでしまう馬は、道中で無駄なスタミナを消耗し、最後の瞬発力を発揮できません。そこで福永厩舎は、馬のメンタルコントロールを最重要視し、日常のストレスを極限まで排除するための特注の馬房設計を導入しています 。

▼ 勝利のための「メンタル管理」厩舎設備

  • 開閉式の馬房: スタッフが馬房の中にまで入らなくても、馬を安全に出し入れできる設計を採用。これにより、馬を無駄に興奮させたり、驚かせたりするリスクを低減。馬とスタッフ双方の怪我のリスクを減らす、「馬と人に優しい」合理的な工夫です 。
  • 「横張り」の板張り: 馬房の板張りを、一般的な縦張りではなくあえて「横張り」に。これは、馬が顔を出す位置を自然と馬房の中央に誘導し、馬が最もリラックスできる「定位置」を確保するための、福永師の強いこだわりだそうです 。

これらは一見、些細な工夫に見えるかもしれません。しかし、馬という非常にデリケートな動物にとって、日常の馬房が「絶対に安心できる場所」であることは、精神的な安定に直結します。馬がストレスフルな環境(例えば、隣の馬と常に威嚇し合うなど)にいれば、精神的に昂ぶり、レースでリラックスして「溜め」を効かせることは不可能です。

日常からストレスを減らす「馬にも人にも優しい」最新鋭の環境づくり が、レースでの爆発的な瞬発力 に繋がっている。この合理的な考え方こそが福永厩舎の強さの秘密であり、厩舎の良い評判の源泉にもなっているようです。POGで馬を選ぶ際、こうした「育成環境」まで考慮することは、非常に重要なポイントかなと思います。

2024年世代のベンチマーク

現2歳馬(2023年産)、つまり2025年シーズンのPOG馬たちの期待値を正確に測る上で、絶対に欠かせない「ものさし」があります。それが、厩舎の「初年度」にあたる世代、すなわち2024年の2歳馬(2022年産)たちが、どのようなラインナップで、どのようなPOGシーズンを送ったか、です。

「新人厩舎だから、最初は馬が集まらなかったのでは?」なんて思っていたら、それは大きな間違いです。福永厩舎は、開業した2024年3月 の時点から、すでに「トップステーブル」と呼べるほどの良血馬がズラリと揃っていました 。

▼ 圧巻だった厩舎の「ファーストクロップ」(2022年産)

まずは、この初年度(2022年産)に福永厩舎が揃えたラインナップ を見てみてください。これはもう、POGドラフトで上位指名されるような馬ばかりだったことが一目で分かると思います。

▼ 2024年 福永厩舎 2歳馬(2022年産)の主なラインナップ

馬名 馬名 馬名
ドマーネ レヴーズマン マックスキュー
ダノンエンブレム マンオブノーブル ダノンシーマ
ダノンピクチャー ツァガーンサル モルビド
アルマデオロ インザスカイ ブルージュ
ダノンアンチュラス ヴァルチャースター ソロモン
アマキヒ サラスヴァティ- スティレセイル
キングノジョー ネブラディスク クロワデュノール
パーティハーン ルクソールカフェ エンベッカ
シオーグ トリポリタニア ダノンフェアレディ
プロスペクトパーク ナグルファル クライスレリアーナ
アルハイルフォート ジェゼロ ウィンターベル
ファイアンクランツ ルアスカリーン サラコスティ
カネラフィーナ サトノネクサス (他)

※出典: のリストに基づく。

▼ 初年度から示された「圧倒的な期待値」

このリスト を見ただけで、福永厩舎が「騎手時代の人脈」 を活かして、どれほどの期待を背負って開業したかが分かりますよね。注目すべきは、やはり「ダノン」や「サトノ」の冠名が並んでいること 。これは、トップオーナーたちが「福永祐一なら初年度からG1を狙える」と判断し、一線級の馬を預けていた証拠です。

特に、この世代のPOGで主役級の注目を集めたのが【サラコスティ】でした 。母はオーストラリアでG1を制覇。ノーザンファームの育成担当者からは「(担当した中で)一番の牡馬」と評され、専門誌の期待値も「90」と極めて高い評価 を受けていました。

他にも、後のホープフルS勝ち馬・皐月賞2着馬の全兄にあたる【クロワデュノール】 や、多くの「ダノン」勢 がいたこと。この「ファーストクロップ(2022年産)」の層の厚さこそが、福永厩舎の「土台(ベンチマーク)」なんです。

この初年度世代が示した「傾向」(=良血馬が集まり、G1を意識したローテに挑戦する) があったからこそ、現2歳世代(2023年産)の【ダイヤモンドノット】 のG2制覇も、決してフロック(まぐれ)ではない、「必然のステップアップ」として捉えることができるわけですね。

サラコスティが示した厩舎の方針

福永厩舎の初年度世代(2022年産) の中で、POGドラフトが始まる前から、他厩舎の馬も含めた世代全体の中でもトップクラスの注目を集めていた馬がいました。それが【サラコスティ】です 。

当時のPOG関連の情報を記憶されている方なら、彼がどれほどの「超A級」の評価を受けていたかご存知かと思います。

▼ デビュー前のサラコスティの評価 (2024年シーズン前)

  • 血統背景: 母はオーストラリアで2200mのG1を制覇した良血馬。その初仔でした。
  • 育成牧場の評価: ノーザンファームの育成担当者からは「(担当した中で)一番の牡馬」と評されるほどの逸材でした。
  • 専門誌の期待値: POGで大人気だったジャスティンミラノ(後の皐月賞馬)を彷彿とさせるとまで言われ、専門誌の「放談Xの期待値」は「90」という極めて高い数字がつけられていました。

これだけの馬が、開業初年度の新人厩舎に預けられたこと自体が、福永厩舎への期待値の表れでした。そして、POGプレイヤーが注目したのは、その後の厩舎の「ローテーション戦略」です。

▼ 初年度から示された「G1への明確な意志」

その高い期待に応え、サラコスティは2歳時(2024年)の8月、クラシックに繋がりやすい中京芝2000mのデビュー戦(未勝利戦)を1着で突破します 。

重要なのはこの次です。福永厩舎は、この逸材を無理に連勝させようとせず、クラシック登竜門の一つである「京都2歳ステークス(GIII)」(11月、芝2000m) に挑戦させました。これは、明らかに翌年のクラシック(皐月賞・ダービー)を意識した「王道ローテーション」です。

結果こそ7着 と振るいませんでしたが、陣営の方針はブレませんでした。年が明けて3歳時も、同じくクラシックへの道である「若駒ステークス(L)」(1月、芝2000m) に出走(結果8着)するなど、POG期間中、一貫してハイレベルな芝の王道路線を意識したローテーションが組まれたのです 。

▼ POGプレイヤーが注目すべき「プロセス」の価値

結果だけ見れば、サラコスティはPOG期間中に重賞を制覇することはできませんでした 。しかし、POGで「勝てる厩舎」を見極める上で重要なのは、「結果」そのものよりも、その「プロセス」です。

▼ サラコスティが示した「福永厩舎の方針」

育成段階で最高級の評価 を得ていた良血馬を、福永厩舎は新人厩舎だからと臆することなく、2歳時のG3 というハイレベルな舞台に堂々と送り込んだ。この「挑戦する姿勢」こそが、POGプレイヤーにとって最も重要なシグナルだったと私は思います。

このサラコスティの軌跡は、「(ダノンなどの)有力馬主から預かった良血馬で、早期からG1戦線を意識したハイレベルなレースに挑戦させる」という、福永厩舎の明確な方針を初年度から示した「青写真」であったと言えます。

そして、この「挑戦する」という青写真は、わずか1年後、2年目世代の【ダイヤモンドノット】による京王杯2歳S(G2)制覇 、そしてG1朝日杯FSへの挑戦 という形で、早くも「完成形(=結果)」へと昇華されつつあるのです。

POG戦略でなぜ福永厩舎か

初年度世代の【サラコスティ】が見せた「挑戦」 が、わずか1年後、2年目世代の【ダイヤモンドノット】による「G2勝利」 という形で、早くも「結果」として結実した。私は、これは「偶然」や「幸運」などではなく、「必然」のステップアップだと見ています。

これまでのセクションで、個別の注目馬 や、厩舎の育成哲学 、最新設備 、そして初年度のベンチマーク といった「点」を見てきました。

この最終セクションでは、それらの「点」をすべて「線」で結び、POG戦略という観点から「なぜ福永厩舎の馬を指名すべきなのか?」…その核心的な理由を、POGプレイヤーとしての「確信」に変える3つの視点にまとめてみたいと思います。

▼ 1. 『質』と『量』の圧倒的アドバンテージ(POGの成功確率)

まず最大の理由は、POGの成功確率を根底から引き上げる、その「馬の質」と「馬の量」が、開業2年目とは思えないレベルで両立している点です。

POGは、突き詰めれば「G1で活躍できる馬」という「当たり」を、限られた指名枠の中で引き当てる確率のゲームでもあります。どれだけ素晴らしい厩舎でも、2歳馬の管理馬が10頭しかいなければ、その中からG1馬が1頭出るかどうか…。しかし、福永厩舎は現2歳世代(2023年産)だけで47頭以上という圧倒的なラインナップを揃えています 。これは、単純に「当たりくじ」を引ける母数が、他の多くの新人厩舎とは比較にならないほど多いことを意味します。

しかも、その「くじ」の質が違います。前のセクションで触れたように、「ダノン」 や「金子真人オーナー」(ダイヤモンドノットの馬主) といった、日本競馬界を代表するトップオーナーたちが、「福永祐一ならG1を獲れる」と判断し、初年度から 最高の血統馬を惜しげもなく預けている のです。

POGプレイヤーにとって、これは「選ぶ馬のほとんどが“A級”評価」という、夢のような状況が揃っていることを意味します。「トップオーナーの良血馬」×「豊富な管理頭数」。この掛け算が、POGで指名する上で「失敗のリスクが低い」最大の根拠かなと思います。</p

▼ 2. 『育成』の明確なビジョン(ソフトウェアとハードウェアの融合)

POGで指名した馬が、どれだけ血統(素材)が良くても、育成に失敗しては意味がありません。その点、福永厩舎には「どうすればG1で勝てるか」を知り尽くした、元トップジョッキーの「育成ビジョン」という最強のソフトウェアが搭載されています。

それが、一貫して追求する「ためが効いた走り」 です。そして、この哲学は単なる精神論ではありません。それを実現するための「ハードウェア」として、馬のメンタルを第一に考えた特注の厩舎設備 まで完全に揃えられています。

▼ 福永厩舎の「勝つための環境」

  • ソフトウェア(哲学): 「ためが効いた走り」 という、騎手・福永祐一の27年間のG1勝利経験の集大成 。
  • ハードウェア(設備): 馬のメンタルを安定させ、リラックスを促す特注の「横張り」馬房や「開閉式」の設計 。

この「哲学」と「設備」が、開業時点から完璧に噛み合っている厩舎は、日本中を見渡しても稀だと思います。POGで指名した馬が、「G1を勝つための最短距離」の環境で育成される。これ以上の安心材料は、なかなかないですよね。

▼ 3. 『ローテーション』のG1意識(POGポイントへの明確な意欲)

そして、POGプレイヤーにとってこれが一番重要かもしれません。それは、厩舎が「POG期間中にポイントを稼ぐ気があるか」、つまり「早期からG1を意識したローテーションを組む意欲があるか」です。

どれだけ馬が強くても、厩舎の方針が「3歳の秋からじっくり…」では、POG的には(日本ダービーまでなので)0点です。

その答えを、福永厩舎は初年度から明確に示してくれました。それが、【サラコスティ】の「京都2歳S(GIII)」への挑戦 です。結果は出ませんでした が、育成段階で最高評価の馬 を臆せずハイレベルな舞台に送り込む、その「挑戦する姿勢」こそが福永厩舎のG1に対する「本気度」の表れです。

そして2年目、その挑戦は【ダイヤモンドノット】の「京王杯2歳S(G2)制覇」 と「G1朝日杯FSへの挑戦表明」 という、最高の「結果」に結びつきました。

この「青写真(サラコスティ)」から「結果(ダイヤモンドノット)」への、わずか1年での進化…。この厩舎は、「学習し、進化するスピード」が異常に早いです。

POGで勝つために必要な「馬の質」「育成環境」「レース選択(ローテーション)」という3つの要素が、福永厩舎にはすべて揃っている、いや、むしろ最高レベルで融合している気がします。だからこそ、POGで指名する上で「失敗のリスクが極めて低い」と同時に、「G1馬という最大のリターン」を狙える、最も信頼できる厩舎の一つだと私は断言したいですね。</p\

福永厩舎 2歳馬一覧の総括

ここまで、福永厩舎 2歳馬一覧について、G2を制覇した筆頭格の【ダイヤモンドノット】 という「点」の分析から始まり、その背景にある厩舎の育成哲学 、最新鋭の設備 、そして初年度世代 が示した「G1へ挑戦する姿勢」 という「線」の分析まで、私なりに徹底的に掘り下げてきました。

すべての情報を精査して、今、私がPOGプレイヤーとして抱いている「確信」。それは、もはや福永祐一厩舎を「注目の新人厩舎」というカテゴリーで見るべきではない、ということです。

結論として、POGプレイヤーにとって福永祐一厩舎は、「2歳馬リーディングを本気で狙うトップステーブルの一つ」であり、2025年シーズンのPOGドラフト戦略における「絶対的な軸」として認識すべきだと、私は思います。

なぜ「絶対的な軸」とまで言えるのか。それは、POGで勝つために必要な、以下の3つの要素が、他のどの厩舎よりも高いレベルで、しかも開業わずか2年目にして完璧に融合しているからです。

▼ 福永厩舎がPOG戦略の「軸」となる3つの理由

  1. 圧倒的な「質」と「量」(成功確率のアドバンテージ):
    「ダノン」 や「金子真人オーナー」 などトップオーナーの良血馬が、47頭以上 という圧倒的な母数で集結。POGの「当たりくじ」を引く確率が、構造的に高い。
  2. G1勝利への最短距離(育成の信頼性):
    「ためが効いた走り」 という明確な勝利の哲学(ソフト)と、それを実現する「馬本位」の最新設備(ハード) が揃っており、指名馬がG1を勝つための最短距離の育成を受けられる。
  3. POG期間中に稼ぐ「意志」(ローテーションの期待値):
    初年度のサラコスティ から現2歳のダイヤモンドノット まで、一貫して「早期からG1を意識したローテ」 を組む姿勢。POG期間内(日本ダービーまで)に結果を出そうという「意志」が極めて強い。

G2を制したダイヤモンドノット の活躍は、この厩舎が持つポテンシャルの「始まり」に過ぎないのかもしれません。あの充実した47頭以上のリスト の中には、ダイヤモンドノットとは全く異なる路線、例えば牝馬クラシック路線(【フルセンド】 など)や、中長距離の王道路線(【ダノンプレサージュ】 など)で輝く「第二、第三のスター候補」が、間違いなく眠っているはずです。

今年のPOGドラフト戦略において、福永厩舎の所属馬を最優先で検討することは、もはや「数ある選択肢の一つ」ではなく、「POGの年間チャンピオンを目指すための、最も合理的で、最も期待値の高い勝利への近道の一つ」だと、私は確信しています。

この記事が、あなたのPOG戦略の、そしてドラフト当日の“確信ある指名”の参考になれば、これほど嬉しいことはありません!

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