東京競馬場のホテル完全ガイド!徒歩圏内や安い宿を厳選紹介

競馬の知識
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こんにちは。YUKINOSUKEです。

週末のレースやG1開催に向けて東京競馬場のホテルをお探しではありませんか。遠方からの遠征だと、現地の距離感がわからず、どの宿泊施設を予約すればいいのか悩みますよね。特に大きなレースの時は、府中周辺の宿はすぐに埋まってしまうため、早めの行動と正しいエリア選びが重要になります。また、車で行く場合は駐車場の確保も切実な問題ですし、電車ならアクセスや最寄駅からの移動手段も気になるところです。この記事では、私が実際にリサーチしてわかった、競馬場利用者に本当に便利な宿や、満室時の裏技的なエリアについて詳しくお話しします。

  • 東京競馬場へ徒歩で移動できる便利なホテル
  • 開門ダッシュを狙う人に最適な宿泊エリア
  • 駐車場や荷物預かりに関する注意点と解決策
  • 混雑時に予約が取りやすい穴場の周辺駅情報
  1. 東京競馬場から近いおすすめのホテル
    1. 府中駅から徒歩圏内の宿泊施設
      1. ホテルコンチネンタル府中:ケヤキ並木を抜けて正門へ
      2. 府中アーバンホテル:機能美と立地のバランス
      3. アフター競馬も完璧な立地
    2. 開門待ちに最適な正門近くの宿
      1. 最強の前線基地:アーバンとコンチネンタル
      2. 「一時帰宅」という裏技が使える
      3. 「ドア・ツー・ゲート」の短さが鍵
    3. 無料送迎バスがある南多摩の宿
      1. バス利用の注意点と攻略法
      2. 帰りのバス乗り場は「ミッテン」裏が目印
    4. 予約が取れない時の立川や調布
      1. 立川エリア:圧倒的なキャパシティを誇る供給基地
      2. 調布エリア:新宿へのアクセスと機動力の拠点
      3. 各エリアの比較まとめ
    5. 記念日にも使える高級なホテル
      1. 食のこだわりが凄い!ホテルコンチネンタル府中
      2. 「ホテル日航立川 東京」という選択肢
      3. 週末価格の高騰には要注意
  2. 目的別で探す東京競馬場のホテル
    1. 格安で泊まれるコスパ重視の宿
      1. 「BUDGET」の名は伊達じゃない:ホテルリブマックス
      2. 究極の節約術:快活CLUB(ネットカフェ)という選択
      3. サウナ好きなら立川へGO:カプセルホテル ミナミ
      4. 格安宿を選ぶ際の「3つのチェックポイント」
    2. 駐車場がない問題を解決する方法
      1. 競馬場併設駐車場の「地獄」
      2. 賢い解決策:「予約」と「少し離れる」
    3. 大浴場などの設備をチェック
      1. 要注意:府中アーバンホテルの大浴場は「休止中」
      2. 救世主:駅前に誕生した「RAKU SPA Station 府中」
      3. 立川エリアなら「大浴場付きホテル」が選べる
    4. 荷物預かりや移動に関する注意点
      1. 「正門前駅」のコインロッカーは都市伝説と思え
      2. 基本は「ホテル預け」だが、東横INNには注意が必要
      3. リカバリー策:府中駅の大型ロッカーと「ecbo cloak」
      4. 競馬場内の手荷物預かり所は「帰り」が地獄
    5. 東京競馬場周辺のホテル選びまとめ
      1. ホテル選びは「勝ち戦」への第一歩

東京競馬場から近いおすすめのホテル

東京競馬場への遠征において、ホテル選びは当日のパフォーマンス(体力や精神的余裕)に直結します。ここでは、物理的な距離が近い「徒歩圏内」の宿から、少し離れても送迎やアクセスが優秀な戦略的な宿まで、東京競馬場のホテルとしておすすめできる施設を紹介します。

府中駅から徒歩圏内の宿泊施設

やはり最強なのは、京王線「府中駅」周辺のホテルです。ここからなら競馬場まで歩いて行けるため、満員電車のストレスから完全に解放されます。特にG1デー(日本ダービーや有馬記念など)の帰りの電車は、入場規制がかかるほど混雑し、駅のホームにたどり着くまで30分以上かかることもザラです。しかし、徒歩で帰れるこのエリアなら、その喧騒を横目に、優雅にホテルへ戻ってシャワーを浴びることができるのです。この「精神的な余裕」こそが、府中駅周辺を選ぶ最大のメリットと言えるでしょう。

ホテルコンチネンタル府中:ケヤキ並木を抜けて正門へ

特におすすめなのが、「ホテルコンチネンタル府中」です。府中駅から徒歩約3分という好立地にありながら、競馬場正門までも徒歩9分〜10分弱で到着できます。

私がこのホテルを推す最大の理由は、単に近いだけでなく、移動ルートが素晴らしいからです。ホテルから競馬場へ向かう道中には、国の天然記念物にも指定されている「馬場大門(ばばだいもん)のケヤキ並木」があります。美しい緑のトンネルを抜け、歩行者専用のスカイデッキを渡れば、信号待ちや交通事故のリスクを最小限に抑えて正門へ到着します。重い望遠レンズを抱えたカメラマンの方や、ベビーカーを押すファミリーにとっても、このストレスフリーな動線は涙が出るほどありがたいはずです。

また、このホテルは「食」もレベルが高いのが特徴です。館内のレストランでは、直営農場である「東北牧場」から直送された完全無農薬の野菜や、ブランド卵を使用した朝食ビュッフェを楽しむことができます。レース前の腹ごしらえとして、新鮮な卵かけご飯をかき込めば、勝負への気合が入ること間違いなしです。

府中アーバンホテル:機能美と立地のバランス

もう一つの有力候補が、「府中アーバンホテル(本館・別館)」です。こちらも駅から徒歩2分と非常に近く、長年競馬ファンに愛されてきた「定宿」的な存在です。

本館と別館(徒歩圏内に点在)があり、どちらも駅近ですが、チェックイン場所を間違えないように注意が必要です。部屋はシンプルながら機能的で、全室にWi-Fiが完備されているため、レース前夜にYouTubeで調教動画を見たり、IPATでオッズを確認したりするのにも不自由しません。

【重要】大浴場について
かつて府中アーバンホテルには大浴場があり、それが人気の理由の一つでしたが、設備改修などの理由で長期間営業を休止している場合があります(2025年時点でも休止のアナウンスあり)。「大浴場目当て」で予約する場合は、必ず事前に公式サイトのお知らせを確認してください。

アフター競馬も完璧な立地

府中駅周辺に泊まるもう一つのメリットは、レース後の食事場所にも困らないことです。駅周辺には「ミッテン府中」や「くるる」といった商業施設に加え、居酒屋やレストランなどの飲食店が豊富にあります。

大勝ちして高級焼肉や寿司で祝杯をあげるもよし、惜敗して赤提灯で反省会をするもよし。ホテルのすぐそばで全てが完結するのは、このエリアならではの特権ですね。終電を気にせず、競馬談義に花を咲かせることができるでしょう。

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開門待ちに最適な正門近くの宿

日本ダービー(5月)、天皇賞・秋(10月)、そしてジャパンカップ(11月)。これらのG1レース開催日には、東京競馬場はただのレジャー施設ではなく、熱狂的なファンが集う「戦場」へと変貌します。特に、ゴール前の良い席(自由席)や、パドック最前列を確保しようとするガチ勢にとって、勝負は第1レースの発走前、いや、太陽が昇る前から始まっています。

いわゆる「開門待ち(開門ダッシュ)」をする場合、始発電車で向かっても、すでに長蛇の列ができていることがほとんどです。そんな過酷な状況において、ライバルたちに差をつける最強の武器こそが、「ゲートまで徒歩圏内のホテルに前泊する」という選択です。

最強の前線基地:アーバンとコンチネンタル

この「開門待ち」という特殊なニーズに完璧に応えられるのが、府中駅エリアに鎮座する「府中アーバンホテル」「ホテルコンチネンタル府中」です。

これらが選ばれる理由は単純明快、その圧倒的な「近さ」にあります。例えば、朝5時に起床し、軽く身支度を整えてホテルを出れば、5時15分には正門(メインゲート)の待機列に並ぶことができます。もし新宿や立川から始発で向かった場合、駅からの移動を含めると到着はもっと遅くなりますし、何より「移動による疲労」が蓄積します。万全の体調で決戦に挑めるアドバンテージは計り知れません。

「一時帰宅」という裏技が使える

さらに、このエリアの宿泊者だけが使える裏技があります。それは、「席確保後の一時帰宅(リターン)」です。

G1開催日など、混雑状況によっては開門時刻が通常(9:00)より早まり、8:00頃に開門することもあります。この場合、一度入場して目当ての席を確保(シート貼り)し、手に再入場スタンプを押してもらえば、そこから走ってホテルに戻ることが可能です(徒歩10分程度)。

多くのビジネスホテルのチェックアウト時間は10:00〜11:00です。つまり、席を確保してからホテルに戻り、熱いシャワーを浴びて汗を流したり、ふかふかのベッドで1時間ほど仮眠をとったりしてから、優雅にチェックアウトすることができるのです。早朝から並び続け、汗だくで疲労困憊のライバルたちを尻目に、リフレッシュした状態で第1レースを迎える。これこそが、近隣ホテル宿泊者の最大の特権と言えるでしょう。

この「一時帰宅作戦」を実行する場合、チェックアウト時間を延長できるプランがあるか事前に確認しておくと、さらに余裕を持った行動が可能です。

「ドア・ツー・ゲート」の短さが鍵

遠方から初めて来られる方は、地図を見て「府中本町駅(JR南武線・武蔵野線)」周辺のホテルを探そうとするかもしれません。しかし、ここには大きな罠があります。実は、府中本町駅のすぐ近くにはホテルがほとんど存在しないのです。

また、府中本町駅から直結しているのは「西門(フジビュースタンド側)」であり、駅改札からスタンドまでは専用の長い歩道橋を5分以上歩く必要があります。一方、府中駅エリアからアクセスできる「正門(メインゲート)」は、黄金の馬像が出迎える競馬場の「顔」であり、パドックやゴール前へのアクセスもスムーズです。

さらに注意すべきは、京王競馬場線の「府中競馬正門前駅」です。駅名だけを見れば最も近そうですが、この駅周辺は住宅街と競馬場施設しかなく、ホテルはおろかコンビニすら見つけるのが難しいエリアです。地図上の直線距離に惑わされず、「府中駅周辺のホテル」を選ぶことが、結果的に部屋から入場門までの所要時間(ドア・ツー・ゲート)を最短にする正解ルートとなります。

正門へ向かう「ケヤキ並木」の途中には、コンビニ(セブンイレブンなど)もあります。並んでいる最中に食べるおにぎりや飲み物を調達するにしても、府中駅側からのルートが圧倒的に便利です。

無料送迎バスがある南多摩の宿

日本ダービーやジャパンカップなどのG1開催週になると、府中市内のホテル(特に府中駅周辺)は数ヶ月前から予約で埋まり、キャンセル待ちすら絶望的な状況になります。仮に空いていても、通常料金の2倍〜3倍に高騰していることも珍しくありません。「宿がない…」と途方に暮れている方にこそ目を向けてほしいのが、多摩川を渡った対岸にある「南多摩エリア」です。

ここにある「東横INN府中南武線南多摩駅前」は、東京競馬場への遠征において「最強のリカバリー策」とも言える隠れた名宿です。地図で見ると川を隔てているため遠く感じるかもしれませんが、このホテルにはそれを覆す強力な武器があります。それが、「ホテル〜東京競馬場〜府中駅」を結ぶ無料送迎バスです。

通常、駅から離れたホテルだと移動にお金と時間がかかりますが、このバスに乗ってしまえば、乗り換えなしで約15分ほどで競馬場の近くまで運んでくれます。まさに「ドア・ツー・ゲート」の利便性を、府中駅前の高級ホテルよりもリーズナブルな価格で享受できるのです。

バス利用の注意点と攻略法

この送迎バスは、競馬ファンの行動パターンを熟知したダイヤ設定になっています。特に朝のラッシュ時(8時台〜9時台)と、レース終了後の帰宅時(16時台〜17時台)には便数が増強されており、15分〜30分間隔で運行されることもあります(※ダイヤは時期により変動します)。これなら、第1レースから参戦したいガチ勢も安心です。

しかし、利用にあたっては絶対に守るべき鉄則があります。それは、このバスが「完全先着順」であり、定員に達すると定刻前であっても発車してしまうということです。

「出発時刻の5分前に行けばいいや」という甘い考えは捨ててください。特にG1当日の朝は、ロビーに長蛇の列ができます。バスに乗れなかった場合、次の便を待つか電車移動に切り替えることになり、大幅なタイムロスになります。確実に座って移動するためには、「出発時刻の15分〜20分前にはロビーに降りて待機する」ことを強くおすすめします。

帰りのバス乗り場は「ミッテン」裏が目印

行きはホテルの玄関から乗ればいいので簡単ですが、問題は「帰り(府中駅→ホテル)」の乗り場です。これが初見殺しとも言えるほど少しわかりにくい場所にあります。

公式のアナウンスでは「府中駅南口」となっていますが、ロータリーのバス停ではありません。具体的なルートは以下の通りです。

  1. 京王線府中駅の「南出口」を出て、商業施設「Mitten(ミッテン)府中」方面へ向かいます。
  2. ミッテンの入り口付近にある階段を降りて、地上(1階)へ行きます。
  3. 階段を降りた先、「北口駐車場出口」付近の道路脇が待機場所になります。

バス停の標識が立っているわけではない(送迎バスなので)ため、不安になるかもしれませんが、時間になると東横INNのロゴが入ったバスがやってきます。事前にホテルの公式サイトにある地図をスクショしておくのが無難です。

万が一バスに乗れなくても大丈夫!
もしバスが満員で乗れなかったとしても、絶望する必要はありません。ホテルの目の前にある「南多摩駅(JR南武線)」から電車に乗れば、競馬場の最寄りである「府中本町駅」まではわずか1駅(約3分)です。この「電車でもすぐ行ける」という保険があることが、このホテルの真の強みと言えるでしょう。

予約が取れない時の立川や調布

日本ダービーやジャパンカップ、天皇賞(秋)といったG1レースの開催週になると、府中市内のホテルは数ヶ月前から予約で埋まり、キャンセル待ちすら絶望的な状況になります。特にレースの2週間前に出走馬が想定され始めると、駆け込み予約が殺到し、もはや「府中駅周辺」で宿を見つけるのは砂漠でダイヤモンドを探すようなものです。

「もうどこも空いていない…マンガ喫茶か野宿か…」と諦めかけている方にこそ、視野を広げていただきたいのが、府中市の西と東に位置する交通の要衝、「立川(たちかわ)」「調布(ちょうふ)」です。この2つのエリアは、まさに競馬難民を救う「黄金のセーフティーネット」と言えます。

立川エリア:圧倒的なキャパシティを誇る供給基地

まず最初にチェックすべきは、JR中央線・南武線・多摩モノレールが乗り入れる多摩地域最大のターミナル、立川エリアです。

この街の最大の強みは、なんといっても「ホテルの客室供給数の多さ」です。駅周辺にはビジネスホテルからハイクラスホテルまでが林立しており、府中市内のホテルが全滅していても、立川なら空室が見つかる確率が非常に高いのです。

アクセスも非常に優秀です。JR南武線を利用すれば、東京競馬場の西門(フジビュースタンド)直結の「府中本町駅」まで、乗り換えなしで約12分〜15分で到着します。南武線はレース開催日に混雑しますが、立川駅は始発駅に近い(※川崎行き)ため、タイミングが良ければ座って移動できる可能性もあります。

立川のおすすめホテル
ホテルエミシア東京立川:タワー館からの眺望が素晴らしく、朝食ブッフェのレベルが高いことで有名です。優雅な朝を迎えたい方に。
ホテル日航立川 東京:ハイクラスなサービスと静寂を求めるならここ。全室シモンズ製ベッドで、予想で疲れた脳を休めるのに最適です。
立川ワシントンホテル:駅南口から徒歩2分とアクセス抜群。機能性を重視するビジネスユーザーに支持されています。

また、立川は伊勢丹や高島屋、ルミネなどの大型商業施設や、無数の飲食店が集まる繁華街でもあります。レース前夜に美味しいものを食べて英気を養うにも、祝杯をあげる店を探すにも、事欠くことはありません。

調布エリア:新宿へのアクセスと機動力の拠点

一方、新宿寄りに位置する調布エリアは、都心からのアクセスと競馬場への移動を両立させたいスマートな旅行者に最適です。

京王線の「特急」停車駅である調布駅からは、府中駅までわずか2駅(約5分)という近さです。東府中駅で乗り換えて競馬場正門前駅へ行くルートもスムーズですし、何より「新宿から特急で約15分」という立地は、遠征の拠点として非常に使い勝手が良いのです。

調布エリアで私が個人的に猛プッシュしたいのが、「ホテルノービス調布」です。駅から徒歩1分(公称50秒!)という驚異的な立地もさることながら、このホテルの最大の魅力は、ビジネスホテルには珍しい「全室バス・トイレ別」という仕様にあります。

競馬場ではパドックからスタンド、ゴール前と一日中歩き回るため、足腰への負担は相当なものです。ユニットバスの狭い浴槽ではなく、洗い場付きのお風呂でゆっくりとお湯に浸かれることは、翌日のコンディションを整える上で最強の設備と言えるでしょう。

各エリアの比較まとめ

どちらを選ぶかは、移動手段とホテルに求める条件で決めましょう。JRユーザーや街の規模を重視するなら立川、京王線ユーザーや新宿方面への用事があるなら調布がおすすめです。

エリア 主な移動手段 所要時間(目安) こんな人におすすめ
立川 JR南武線 府中本町駅まで約13分 とにかく部屋を確保したい、夜の飲食も楽しみたい、JR線を使いたい
調布 京王線 府中駅まで特急で約5分 新宿へのアクセス重視、バス・トイレ別で疲れを取りたい、駅近が良い

「府中がダメなら立川か調布」。この合言葉を覚えておくだけで、G1シーズンの宿選びにおける精神的な余裕がまったく違ってきますよ。

記念日にも使える高級なホテル

「せっかくの競馬観戦だから、ビジネスホテルではなく、ちょっと贅沢に過ごしたい」「パートナーと記念日を兼ねて行くので、失敗できない」

そんな特別なニーズを持っている方にとって、府中駅周辺のホテル選びは少し難しいかもしれません。なぜなら、このエリアの宿泊施設の多くは「寝る」ことに特化した宿泊特化型(ビジネスホテル)だからです。しかし、諦める必要はありません。府中には唯一、シティホテルの風格を持つ「ホテルコンチネンタル府中」が存在します。さらに、少し足を伸ばせばハイクラスなブランドホテルも選択肢に入ってきます。ここでは、記念日や自分へのご褒美に使える「ワンランク上」のホテル戦略について深掘りします。

食のこだわりが凄い!ホテルコンチネンタル府中

まず第一候補となるのが、やはり「ホテルコンチネンタル府中」です。私がこのホテルを「ただの駅近ホテルではない」と断言する理由は、その圧倒的な「食へのこだわり」にあります。

館内には、直営農場である「東北牧場」から直送された完全無農薬野菜やブランド卵を使用したレストランが入っています。特に注目なのが、バイキングレストラン「東北牧場」や、中国料理「フィリー」です。ここでは、一般の市場には滅多に出回らない、殻が青い卵「青玉(あおだま)」を使用した料理やスイーツを楽しむことができます。濃厚でクリーミーな味わいは、一度食べたら忘れられません。

また、記念日利用であれば、パティシエ特製のホールケーキを注文して部屋で食べることも可能です。「野草のフルーツショート」や「とちの実のティラミス」など、他では味わえないユニークかつ上品なケーキは、サプライズにもぴったりです。レースで勝った夜、窓から府中の夜景(あるいは競馬場の森)を眺めながらワインで乾杯する……そんな優雅な時間がここにはあります。

朝食も見逃せない!
ここの朝食ビュッフェは、競馬ファンの間でも「レベルが高い」と評判です。新鮮な卵を使った「究極の卵かけご飯」や、無農薬野菜の和洋食メニューは、翌日の予想に向けたエネルギーチャージに最適です。

「食へのこだわり」に関しては、こちらの記事東京競馬場のご飯はコレ!必食グルメ完全ガイドでも解説していますので、合わせてお読み下さい。

「ホテル日航立川 東京」という選択肢

もし、さらにラグジュアリーな空間や、大手ホテルブランドの安心感を求めるなら、立川エリアにある「ホテル日航立川 東京」まで足を伸ばすことを強くおすすめします。

府中からは電車で15分ほど離れますが、その移動時間をかける価値は十分にあります。ここは「オークラ・ニッコーホテルズ」ならではの洗練されたサービスと、全室シモンズ社製ベッドを完備した静寂な空間が約束されています。レストラン「All Day Dining 紗灯(Sato)」では、黒毛和牛を使ったディナーコースや、記念日向けの特別プランも用意されており、パートナーをエスコートするにも申し分ありません。

週末価格の高騰には要注意

ただし、これらのハイクラスホテルを利用する際に覚悟しなければならないのが「価格」です。特にG1開催週(日本ダービー、天皇賞・秋、ジャパンカップなど)は、需要が供給を遥かに上回るため、宿泊料金が跳ね上がります。

過去のデータを見ると、11月のハイシーズンなどは、週末料金が平日料金の2倍〜3倍、時には平均2万円〜3万円近くまで高騰することもあります。記念日利用を考えている場合は、レースの日程が決まった瞬間に(できれば3ヶ月以上前に)予約を押さえるのが鉄則です。早割プランなどを駆使して、少しでも賢くラグジュアリーな滞在を手に入れてください。

ホテル名 特徴・おすすめポイント 競馬場アクセス
ホテルコンチネンタル府中 直営農場の食材が絶品。シティホテルの風格があり、館内レストランが充実。 正門まで徒歩10分
ホテル日航立川 東京 安心のブランドホテル。記念日プランや接客の質が高く、失敗したくない日に最適。 南武線+徒歩で約25分

(出典:ホテルコンチネンタル府中『レストラン東北牧場』

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目的別で探す東京競馬場のホテル

ここまではエリアや立地を中心に見てきましたが、ここからは「安さ」や「設備」など、具体的な目的やこだわりポイントに合わせて、東京競馬場のホテル選びを深掘りしていきます。ユーザーの皆さんが抱える「リアルな悩み」を解決するための情報を詰め込みました。

格安で泊まれるコスパ重視の宿

「寝る場所なんて雨風がしのげれば十分! 浮いた宿泊費はすべて馬券(軍資金)に回したい!」

そんな熱い魂を持った生粋の勝負師の方も多いことでしょう。私もその一人です。G1レースで大勝負をかける時、ホテル代に2万円も3万円もかけるなら、その分を本命馬の単勝に突っ込みたいと思うのが競馬ファンの性(さが)というものです。

しかし、府中駅周辺は意外と相場が高く、安宿を見つけるのには少しコツがいります。ここでは、1円でも安く泊まるための具体的な選択肢と、格安宿を利用する際の「守るべき鉄則」について解説します。

「BUDGET」の名は伊達じゃない:ホテルリブマックス

まず、個室でしっかり足を伸ばして寝たい派の最安候補となるのが、「ホテルリブマックスBUDGET府中」および「ホテルリブマックスBUDGET府中アネックス」です。

名前に付いている「BUDGET(バジェット)」とは、直訳すれば「低予算」という意味。つまり、「アメニティやサービスは最小限にするから、その分安くするよ」というコンセプトのホテルです。建物はマンションを改装したような造りが多く、決して新しいとは言えませんが、周辺のホテル相場より数千円安く泊まれることが多いです。

このホテルの地味に嬉しいポイントは、「全室に電子レンジが完備されている」ことです。コンビニ弁当やスーパーの惣菜を買い込んで部屋で温めて食べれば、食費も大幅に節約できます。まさに「遠征費用の総額」を抑えたい人にはうってつけの設備と言えるでしょう。

本館とアネックスの違い
「BUDGET府中(本館)」は府中駅から徒歩約7分、「BUDGET府中アネックス」は徒歩約5分と、立地が異なります。予約する際はどちらを予約したか間違えないように地図でしっかり確認しましょう。

究極の節約術:快活CLUB(ネットカフェ)という選択

「もはやベッドすら要らない」という究極のコストカッターにおすすめなのが、府中駅のすぐそばにある「快活CLUB 府中店」です。

昔の漫画喫茶とは違い、現在は「鍵付完全個室」というタイプがあり、オートロックでプライバシーが守られた空間で横になることができます。空調も効いており、フラットシートなら意外と熟睡できます。また、シャワー(有料:目安330円程度)やタオル使い放題のサービスもあるため、身支度を整えるのにも困りません。

G1前夜などはホテルがどこも満室で取れないことがありますが、ネットカフェなら飛び込みで入れる可能性も残されています(※ただし、最近はネットカフェも予約推奨です)。

サウナ好きなら立川へGO:カプセルホテル ミナミ

府中市内には、本格的な「カプセルホテル」がほとんどありません(※「縄文の湯」はリラックスルームでの仮眠扱い)。そこで、サウナとカプセルホテルを求めるなら、電車で1駅〜2駅隣の立川へ移動するのが正解です。

おすすめは立川駅南口からすぐの「サウナ&カプセル ミナミ 立川店」です。ここはカプセルホテルには珍しく、男性だけでなく「女性も宿泊可能」なフロア分けされた施設です。広い大浴場とサウナで整ってから、カプセルでぐっすり眠る。漫画も読み放題で、ジムまで併設されているという充実ぶりです。これでビジネスホテルの半額以下で済むなら、移動の手間を考えても十分にお釣りがきます。

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格安宿を選ぶ際の「3つのチェックポイント」

ただし、安いには安いなりの理由があります。予約してから「失敗した!」と思わないよう、以下の3点は必ずチェックしてください。

  • Wi-Fiの速度:翌日の予想をするために必須です。口コミで「繋がらない」という声が多い宿は、パドック動画などが見られずストレスになります。
  • 清掃状況:「建物が古い」のと「汚い」のは別問題です。直近の口コミを見て、水回りの清掃に関する評価を確認しましょう。
  • アメニティの有無:格安宿では「パジャマ(ガウン)がない」「歯ブラシが別売り」というケースもあります。持参が必要かどうか、公式サイトで要確認です。
タイプ 施設名の例 メリット デメリット
格安ホテル リブマックスBUDGET 個室・ベッドあり・レンジ完備 設備が古い・壁が薄い場合あり
ネットカフェ 快活CLUB 府中店 圧倒的に安い・ドリンク飲み放題 防音性は低い・布団ではない
カプセル ミナミ立川店 大浴場・サウナがある 府中から電車移動が必要

駐車場がない問題を解決する方法

地方からマイカーやレンタカーで遠征する方にとって、最大の壁となるのが「駐車場問題」です。はっきり言いますが、「ホテルの駐車場には絶対に期待しないでください」

なぜなら、府中駅周辺のホテルは駅前の密集地に立地しているため、敷地内に十分な駐車スペースを持てないからです。実例を挙げると、駅近で便利な「府中アーバンホテル」ですら、駐車場はわずか2台分しかなく、完全予約制です。また、南多摩の「東横INN」も先着順であり、チェックインが遅れると満車になっている可能性が非常に高いです。

競馬場併設駐車場の「地獄」

「じゃあ、競馬場の駐車場(2,000円/日)に停めればいいじゃないか」と思うかもしれません。しかし、G1開催日の競馬場駐車場は、開門前の早朝(7時〜8時台)には満車になります。

さらに恐ろしいのは「帰り」です。10万人規模の観客が一斉に帰路につくため、周辺道路は麻痺状態となり、駐車場から出るだけで1時間以上かかることもザラです。レースの興奮が冷めるほどの渋滞地獄、これだけは避けていただきたいです。

賢い解決策:「予約」と「少し離れる」

私が推奨する最強のソリューションは、あえてホテルや競馬場から少し離れたコインパーキングを利用することです。具体的な戦略は以下の2つです。

  • 駐車場予約サービスを使う:「特P(とくぴー)」や「akippa」などのアプリを使って、民家の空きスペースなどを事前に確保してしまいましょう。「行ってみたら満車だった」という絶望を100%回避できます。
  • 「是政(これまさ)」エリアを狙う:これが地元民も使う裏技です。競馬場の南側に位置する是政エリアは、メインゲートから離れているため、比較的空いています。

是政エリアのコインパーキングは、競馬場まで徒歩10〜15分ほどかかりますが、その分メリットが巨大です。駅前のコインパーキング(タイムズ等)は最大料金設定がなかったり、あっても高額だったりしますが、是政エリアなら24時間最大料金が600円〜800円程度で済む場所が多く見つかります。

コストと時間の比較
・競馬場駐車場:2,000円 + 出庫渋滞(プライスレスなストレス)
・是政エリア:約800円 + 徒歩15分(渋滞知らずでスムーズ帰宅)
少し歩くだけで、コストを3分の1以下に抑え、渋滞も回避できる。どちらが「勝ち」かは明白ですよね。

(出典:JRA『東京競馬場 所在地・アクセス』

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大浴場などの設備をチェック

広大な東京競馬場は、パドックからスタンド、そしてゴール前と、気づけば一日で1万歩以上歩いていることもザラです。レースが終わる頃には、ふくらはぎはパンパン、足の裏はジンジンと痛み、「広いお風呂で手足を伸ばしたい…」と切実に思うことでしょう。

しかし、この「大浴場問題」は、府中エリアのホテル選びにおいて最も落とし穴になりやすいポイントです。最新の情報を知らずに行くと、現地で膝から崩れ落ちることになりかねません。ここでは、お風呂事情のリアルと、その解決策となる周辺温浴施設について詳しく解説します。

要注意:府中アーバンホテルの大浴場は「休止中」

かつて、府中駅周辺で大浴場があるホテルといえば「府中アーバンホテル(本館)」が鉄板でした。しかし、2025年時点の最新情報では、設備改修のため大浴場の営業を当面の間休止しています(※2025年6月頃からのアナウンスあり)。

古いブログ記事や、更新されていない予約サイトの情報を信じて「大浴場があるからここにしたのに!」となっては目も当てられません。再開時期は未定となっているため、もし大浴場が宿泊の絶対条件であるならば、ホテル内の設備には期待せず、次に紹介する「外部の温浴施設」とセットで考えるのが賢い戦略です。

救世主:駅前に誕生した「RAKU SPA Station 府中」

では、お風呂難民はどこへ行けばいいのか? その答えは、府中駅から徒歩1〜2分という超至便な場所にあります。

以前「縄文の湯」として親しまれていた天然温泉施設が、2024年12月に「RAKU SPA Station 府中(らくスパ ステーション府中)」としてグランドオープンしました。ここは株式会社極楽湯が運営する施設で、地下1,500mから湧き出る黒褐色の天然温泉や、オートロウリュ付きのサウナを楽しむことができます。

ホテルは「シャワーのみの格安プラン」で予約し、浮いたお金でここに来て、広いお風呂とサウナで整う。そして、館内のリラックススペースで漫画を読みながら、今日のレース回顧をする……。これこそが、現代の競馬ファンにおける「最適解」と言える過ごし方かもしれません。深夜まで営業している(金・土・祝前日は翌朝まで営業の場合あり)ので、ナイター競馬や反省会が長引いても安心です。

RAKU SPA Station 府中
住所:東京都府中市宮西町1-5-1 フラココ第8ビル 6F
アクセス:京王線府中駅 西出口6より徒歩約2分
特徴:天然温泉、サウナ、コワーキングスペース完備

立川エリアなら「大浴場付きホテル」が選べる

「わざわざ外に出るのは面倒。ホテルの中で完結させたい」という方は、思い切って立川エリアに拠点を移しましょう。立川には、高品質な大浴場を備えたホテルが複数存在します。

  • スーパーホテル東京・JR立川北口:ここには「高濃度人工炭酸泉」の大浴場があります。ぬるめのお湯に浸かると、炭酸ガスが血行を促進し、歩き疲れた足の疲労回復に効果てきめんです。無料朝食もついており、コストパフォーマンスは最強クラスです。
  • サウナ&カプセル ミナミ 立川店:「ホテル」というよりはカプセルですが、ここの大浴場とサウナは本格的です。特筆すべきは「女性も利用可能」であること。カプセルホテル=男性専用というイメージを覆し、女性専用フロアや岩盤浴も完備されているため、サウナ好きの競馬女子にも強くおすすめできます。

(出典:極楽湯『RAKU SPA Station 府中 店舗情報』

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荷物預かりや移動に関する注意点

遠方からの遠征組にとって、キャリーケースやボストンバッグといった大きな荷物は、移動における最大の「デバフ(邪魔者)」となります。特にG1レース当日の東京競馬場周辺は、想像を絶する人口密度になります。満員電車の中で大きな荷物を抱えて縮こまるストレスや、コインロッカーを探して駅構内を彷徨うタイムロスは、勝負前のメンタルに悪影響を及ぼしかねません。

「現地の駅で預ければいいや」という安易な考えは、G1開催日においては命取りです。ここでは、荷物難民にならないための鉄則と、意外な落とし穴について解説します。

「正門前駅」のコインロッカーは都市伝説と思え

まず、最も注意すべきなのが、京王線「府中競馬正門前駅」のコインロッカー事情です。駅名からしてここに預けるのが最適解のように思えますが、実はこの駅、大規模な競馬場直結駅であるにもかかわらず、コインロッカーの設置数が極端に少ないのです。

データによると、同駅のコインロッカーは小型を含めても合計で10個〜20個程度しかありません。数万人が押し寄せるG1開催日に、このわずかな枠を勝ち取るのは、万馬券を的中させるよりも難しい確率と言えます。始発組ですら確保できるか怪しいレベルですので、ここをアテにする計画は今すぐ捨ててください。

基本は「ホテル預け」だが、東横INNには注意が必要

最も確実かつ無料の解決策は、宿泊するホテルに荷物を預けることです。チェックイン前(朝到着時)でも、チェックアウト後(レース中)でも、フロントで荷物を預かってくれるホテルがほとんどです。

しかし、ここで一つ重要な注意点があります。特にビジネスホテルチェーン、中でも「東横INN」を利用する場合です。店舗や担当者にもよりますが、東横INNでは荷物預かりのルールが厳格に運用されているケースが多く見られます。

【よくあるトラブル例】
「パソコンやカメラ(貴重品・壊れ物)が入っている荷物は預かれない」と断られるケースがあります。競馬場遠征では高価なカメラ機材を持ち込む方も多いと思いますが、これらがバッグに入っていると、フロントで「中身を出してください」と言われたり、預かり自体を拒否されたりすることがあります。

もし断られてしまった場合、カメラを抱えて競馬場へ向かう羽目になります。事前にホテルの公式サイトで「荷物預かり規定」を確認するか、PCやカメラだけはサブバッグに移して持ち歩く準備をしておくのが無難です。

リカバリー策:府中駅の大型ロッカーと「ecbo cloak」

南多摩エリアのホテルに宿泊する場合、チェックアウト後に荷物を預けると、帰りにまた南多摩まで戻らなければならず、移動のタイムロスが発生します。これを避けるためには、帰りの拠点となる「京王線 府中駅」周辺で荷物を処理するのがスマートです。

府中駅には、改札内外や駅直結のショッピングセンター(ぷらりと京王府中など)に多数のコインロッカーが設置されています。特に「南口改札外」や「けやき並木通り沿い」には大型ロッカーもあり、正門前駅よりは遥かに確保しやすい環境です。

さらに、もしロッカーが全滅していた場合の奥の手として、スマホで予約できる荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を活用しましょう。府中駅周辺のカラオケ店や不動産屋などが荷物預かり所として登録されており、アプリから事前予約することで確実にスペースを確保できます。「ロッカー難民」になって街を彷徨うリスクをゼロにできる、現代の遠征必須ツールです。

競馬場内の手荷物預かり所は「帰り」が地獄

最終手段として、東京競馬場内にある「手荷物預かり所」を利用する方法もあります。正門や西門付近にあり、有人対応で荷物を預かってくれます。

しかし、ここには最大のデメリットがあります。それは「レース終了後の引き取り渋滞」です。メインレースが終わった直後、預けた荷物を引き取ろうとする客が殺到し、引き取り窓口に長蛇の列ができます。過去には荷物を受け取るだけで30分以上かかったという報告もあり、指定席券を持っていたとしても油断できません。帰りの新幹線や飛行機の時間が決まっている場合は、競馬場内で預けるのはリスクが高すぎるため、駅のロッカーかホテルを利用することを強く推奨します。

預け場所 メリット デメリット・リスク
宿泊ホテル 確実・無料 戻る手間が発生。貴重品NGの場合あり
正門前駅ロッカー ゲートに一番近い 数が絶望的に少なく、まず空いていない
府中駅ロッカー 数が多く、帰りのアクセスが良い G1当日は早い時間に埋まる可能性あり
場内預かり所 現地まで持って行ける 帰りの引き取り時に大行列に巻き込まれる

(出典:JRA『東京競馬場 場内マップ』

東京競馬場周辺のホテル選びまとめ

長くなりましたが、最後に東京競馬場への遠征におけるホテル選びのポイントを総括します。ここまでお伝えしてきた通り、単に「近い場所」や「安い場所」を選ぶのではなく、当日の行動パターンや優先順位に合わせて戦略的に拠点を選ぶことが、快適な遠征への第一歩です。

どの要素を最優先するかで、選ぶべき「正解」は以下のように変わります。

優先順位 おすすめエリア・ホテル ここがポイント
快適さ・移動の楽さ 府中駅周辺
(コンチネンタル、アーバン)
徒歩で完結する「ドア・ツー・ゲート」の近さは正義。開門待ちや一時帰宅も自由自在。
コスパ・裏技 南多摩エリア
(東横INN)
無料送迎バスという強力な武器を活用。少しの手間でコストを抑えつつ快適に移動。
予約確保(満室時) 立川・調布エリア 圧倒的な客室供給量で「宿がない」絶望を救う。飲食やサウナなどの選択肢も豊富。
マイカー遠征 エリア問わず
「外部駐車場」を確保
ホテルの駐車場は当てにせず、アプリで予約するか、少し離れた是政エリアを活用して渋滞回避。

ホテル選びは「勝ち戦」への第一歩

東京競馬場のホテル選びは、単なる宿泊場所の確保ではありません。それは、翌日のレースに向けた「コンディション調整」の場であり、当日の移動ストレスを最小限に抑えるための「兵站(ロジスティクス)」の一部です。

満員電車で体力を消耗した状態でパドックに立つのか、それとも優雅に朝食をとり、万全の集中力で馬の状態を見極めるのか。その差は、きっと馬券の収支にも表れてくるはずです。ぜひ、自分のスタイルに合った最強の拠点を見つけて、最高の週末を過ごしてくださいね!

皆さんの遠征が、素晴らしい思い出と、そして的中馬券で彩られることを心から願っています。それでは、府中の杜でお会いしましょう!

※本記事の情報は執筆時点(2025年)のものです。宿泊料金や送迎バスのダイヤ、大浴場の営業状況などは変更される可能性があるため、予約前には必ず各ホテルの公式サイト等で最新情報をご確認ください。

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