こんにちは。YUKINOSUKEです。
最近、Googleの検索窓に「競馬」と打ち込むと、サジェスト(予測変換)に「人口 減少」や「オワコン」、「衰退」といった、なんだか不穏なワードが出てくることに気づいたことはありませんか?私自身、週末には必ずレースをチェックする競馬ファンの端くれとして、この現象には以前から少しモヤモヤしたものを感じていました。
「確かに、昔の映像で見るような、スタンドを埋め尽くす怒号と熱気は今の競馬場にはないかも……」
「でも、ネットニュースでは売上が過去最高って言ってるし、どっちが本当なの?」
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そんな疑問や不安を抱えている方は、きっと私だけではないはずです。実際に競馬場へ足を運ぶと、若いカップルや家族連れが増えている一方で、パドックの最前列を陣取るのは昔ながらのベテランファンが中心だったりします。この「肌感覚」と「報道される数字」のギャップこそが、今の競馬界が抱えている複雑な事情を物語っているんです。
この記事では、単なるファンとしての感想だけでなく、省庁や関連団体が公表している信頼できるデータや統計資料を徹底的に洗い出し、「競馬人口減少」と言われる現象の正体を突き止めました。結論から言うと、競馬は終わるどころか、形を変えてかつてないほどの巨大産業へと進化しています。しかしその裏で、私たちはある「深刻な減少」という時限爆弾にも向き合わなければなりません。
表面的なニュースだけでは見えてこない、競馬産業の光と影。そして、これからの時代に私たちがどう競馬と付き合っていくべきか。ブログ記事としてはかなり長くなりますが、読み終わる頃には、あなたの競馬に対する見方がガラリと変わっていることをお約束します。
- 売上が過去最高を更新し続ける中で囁かれる「人口減少」のカラクリ
- 地方競馬や生産地で進行している、取り返しのつかない「人手不足」の現実
- 『ウマ娘』以降の若者層や、休日に競馬場を訪れるファミリー層の最新動向
- ギャンブルとしてだけではない、スポーツやレジャーとしての新しい競馬の未来
データから読み解く競馬人口減少の真実
「競馬人口が減少している」という言葉を耳にしたとき、多くの人は「競馬をやる人が減って、産業が縮小している」とイメージするのではないでしょうか。しかし、実際に各種統計データを紐解いていくと、そのイメージは半分正解で、半分は大きな間違いであることがわかります。ここでは、感情論抜きにして、数字という客観的なファクトから「減少」の正体に迫っていきましょう。
過去最高を更新する売上の推移
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まず最初に、競馬産業の「経済的な体力」を示す数字から見ていきましょう。ネット上の掲示板やSNSでは「競馬はオワコン」「ファンが減ってジリ貧」といったネガティブな意見を見かけることもありますが、JRA(日本中央競馬会)が発表している決算情報を紐解くと、それらの噂を真っ向から否定する驚くべき事実が浮かび上がってきます。
なんと、JRAの売得金(いわゆる馬券の売上)は、13年連続で前年を上回るという快進撃を続けているのです。
具体的には、2024年の中央競馬の総売上は3兆円の大台を遥かに超え、さらにその記録を更新し続けています。この「3兆円」という数字がいかに凄まじいか、ピンとこないかもしれません。比較対象として挙げるとすれば、バブル経済の絶頂期、オグリキャップや武豊騎手の活躍で日本中が競馬ブームに沸いていた1990年代前半。あの頃の熱狂を知る世代からすれば、「今の静かな競馬場で、あの頃以上の売上があるなんて信じられない」と感じるのが普通でしょう。
では、なぜ「人口減少」と言われ、競馬場のスタンドに空席が目立つ現代において、これほどまでにお金が動いているのでしょうか。その答えは、「購入スタイルの劇的な変化」と「デジタル空間への人口移動」にあります。
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農林水産省が公表している統計資料によると、現在の中央競馬における馬券売上のうち、約90.7%がインターネット投票によって占められています。つまり、私たちが週末の競馬場やWINS(場外馬券発売所)で見かける「発券機に並ぶ人々」は、全体のわずか数パーセントの「物理的な購入者」に過ぎないのです。
| 項目 | 昭和・平成初期(ブーム期) | 令和(現在) |
|---|---|---|
| 主な購入場所 | 競馬場・WINS(現地) | スマホ・PC(どこでも) |
| ファンの行動 | 朝から並んで場所取り、新聞と赤ペン | 自宅や移動中にアプリで投票、配信で観戦 |
| 人口の可視化 | 目に見える「群衆」として存在 | サーバー上の「アクセス数」として存在 |
かつては「競馬場に行かなければ馬券が買えない」時代でした。そのため、有馬記念や日本ダービーといったG1レースの日には10万人、時には15万人を超える観客が競馬場に詰めかけ、文字通り「立錐の余地もない」状態でした。しかし現在は、テクノロジーの進化により、自宅のソファで寝転がりながら、あるいは移動中の電車の中から、さらには仕事の休憩時間であっても(上司には内緒ですが)、スマホ一つで投票が完了します。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の成功
この「ロケーションフリー」な環境の整備こそが、売上増の最大の要因です。天候が悪くても、体調が優れなくても、ファンはレースに参加し続けることができます。検索ユーザーが感じる「競馬場が空いている=人口が減った」という感覚は、実は「人口が物理空間からデジタル空間に大移動した」という、産業構造の巨大な転換点を目撃しているに過ぎません。
画面の向こう側には、かつての競馬場以上の熱量を持った「見えない数千万人」が確実に存在しています。彼らはSNSでリアルタイムに感想を共有し、YouTubeの配信を見ながら一喜一憂しています。姿は見えなくても、経済を回す「人口」としては過去最大級に膨れ上がっている。これが、売上データから読み解ける「人口減少」の正体の一つです。
(出典:農林水産省『売得金及び入場人員の推移』)
地方競馬の現状と馬主の動向
次に、JRAと並んで日本の競馬を支えるもう一つの柱、「地方競馬(NAR)」の状況にも目を向けてみましょう。一昔前まで、地方競馬といえば「廃止」「赤字」「存続の危機」といった暗いニュースばかりが報じられていました。実際に、中津競馬や益田競馬など、多くの地方競馬場が歴史の幕を閉じていった痛ましい過去があります。
しかし、今の地方競馬は完全に息を吹き返し、むしろJRA以上の急激な成長カーブを描いている地域さえあります。地方競馬全体の売得金は1兆円の大台を突破し、バブル期並み、あるいはそれ以上の水準まで回復しているのです。
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その象徴とも言えるのが、「高知競馬」の奇跡的なV字回復です。かつては売上が低迷し、廃止寸前まで追い込まれましたが、関係者の必死の努力により劇的に生まれ変わりました。通年ナイター開催の導入や、成績の振るわない馬同士を集めて予想を難しくした名物企画「一発逆転ファイナルレース」などがネットユーザーの心を掴み、2024年から2025年にかけての売得金はレコードを更新し続けています。
この復活劇を支えているのも、やはりJRAと同様にインターネット投票による「全国からの参加人口」の流入です。かつては地元のファンだけが頼りだった地方競馬場が、ネットを通じて全国、あるいは全世界のファンと繋がったことで、「地域の娯楽」から「全国区のエンターテインメントコンテンツ」へと進化したのです。
そしてもう一つ、「人口」を語る上で欠かせないのが、競馬を支えるスポンサーである「馬主(オーナー)」の数です。不景気になれば、維持費のかかる競走馬を持つ人は真っ先に減りそうなものですが、JRAの馬主登録数は2025年時点で約2,859件と、ここ数年は微増傾向で推移しています。
「一口馬主」の過熱する人気
特に注目すべきは、1頭の馬を数百人で共有する「一口馬主クラブ」の人気過熱ぶりです。キャロットクラブやシルクホースクラブといった大手クラブでは、募集馬のラインナップが発表されるやいなや申し込みが殺到し、高額な良血馬でも抽選になることが当たり前の光景となっています。
これは、ファンの心理が「ただ馬券を買って見るだけ」の層から、「少額でも出資して、当事者として物語に参加したい」というコアな層へと深化していることを示しています。自分が出資した愛馬が勝った時の喜びは、馬券が当たった時の比ではありません。こうした「熱量の高い人口」が根強く存在し、むしろ増えていることも、競馬産業の底堅さを支える重要な要素と言えるでしょう。
ちなみに、一口馬主については、こちらの記事一口馬主おすすめクラブ2025!費用や評判と選び方を徹底解説でも詳しく解説しています。「一口馬主」に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
減少が続く競走馬の生産頭数
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さて、ここからは少し背筋が凍るような「怖い話」をしなければなりません。前述の通り、ネット投票の普及によってファンのお金(需要)は増え続けています。しかし、その需要に応えるべきレースの主役、つまり「馬(供給)」の数は一体どうなっているのでしょうか。実は、ここにとてつもない「減少」と「歪み」の事実が隠されているのです。
数字で見る「生産の崩壊」と「緩やかな回復」
日本の競馬産業における競走馬(サラブレッド)の生産頭数は、バブル経済と「オグリキャップ・ブーム」が重なった1992年にピークを迎え、年間12,874頭もの仔馬が誕生していました。しかし、バブル崩壊とともにその数は坂を転げ落ちるように急減し、2012年には6,837頭と、ピーク時の半分近くまで落ち込みました。
その後、近年の競馬ブーム再燃により、2024年の確定値では7,925頭まで回復し、2025年の速報値では約20年ぶりに8,000頭の大台を回復する見込みです。一見すると「持ち直した」ように見えますが、内実はかつてとは全く異なります。
| 年次 | 総生産頭数 | 生産牧場数 | 1牧場あたりの生産頭数 |
|---|---|---|---|
| 1992年(ピーク) | 12,874頭 | 多数(小規模中心) | 少ない |
| 2014年 | 6,904頭 | 929戸 | 約10.6頭 |
| 2024年 | 7,925頭 | 750戸 | 約15.1頭 |
(出典:公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル『2024年の種雌馬飼養規模別牧場数』)
この表から読み取れるのは、「馬の数は増えているが、馬を作る場所(牧場)は激減している」という事実です。かつて日高地方に無数にあった「家族経営の小さな牧場」は、後継者不足や経営難で次々と廃業し、代わりに社台グループなどの「巨大資本のメガファーム」が生産シェアを拡大させています。つまり、業界全体が「少数の巨大工場」による寡占状態になりつつあるのです。
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「アングロアラブ」の絶滅と多様性の喪失
また、「種類の減少」も見逃せません。かつての地方競馬は「アングロアラブ」という、サラブレッドよりも小柄で丈夫な品種が支えていました。1955年には生産の過半数を占めていた彼らですが、スピード偏重の時代とともに居場所を失い、2024年の統計ではついに生産頭数が「0頭」となりました。
これは、日本の競馬が「サラブレッド」という単一の品種のみに依存する一本足打法になったことを意味します。もし将来、サラブレッド特有の伝染病などが流行した場合、産業全体が壊滅するリスクを抱えているとも言えるのです。
地方競馬への深刻な余波
生産頭数の母数が減ったことで、JRAに入れなかった馬が流れてくるのを待っていた地方競馬では、恒常的な「馬不足」が発生しています。高知競馬などの勝ち組を除く多くの地方競馬場では、レースに出走する頭数が揃わず「5頭立て」「6頭立て」といった寂しいレースが増加。これでは馬券の組み合わせが減り、配当の魅力も低下するという悪循環に陥っています。
深刻な騎手や厩務員の人手不足
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私が今回リサーチを進める中で、最も危機感を覚え、正直ゾッとしたのがこのセクションです。「ファン人口」はデジタル化によって日本中、いや世界中から集めることができます。しかし、現場で汗を流す「労働人口」だけは、生身の人間がいなければどうにもなりません。今、競馬場や牧場では、産業の存続に関わるレベルの人手不足が進行しています。
「3K」イメージと闘う現場の現実
競走馬の世話をする「厩務員(きゅうむいん)」や、牧場で仔馬の育成を行うスタッフのなり手が、記録的なレベルで減少しています。北海道の生産地で行われる牧場就業促進のイベントでも、参加者数は全盛期の半分以下に落ち込んでいるというデータがあります。
理由は明白で、現代の若者の職業観とのミスマッチです。
- 生き物相手なので完全な休日が取りにくい
- 早朝(深夜2時〜3時)からの重労働
- 500kgの動物を扱うため、常に怪我のリスクがある
いわゆる「3K(きつい、汚い、危険)」のイメージが根強く、どれほど馬が好きでも、労働環境の厳しさから二の足を踏む若者が多いのです。現在、多くの牧場がインドや東南アジアからの外国人技能実習生に頼っており、彼らがいなければ日本の競馬は明日にも立ち行かなくなるのが現実です。
騎手がいないからレースができない?
さらに、地方の小規模な競馬場では「騎手不足」も深刻です。JRAの騎手は華やかで高収入なイメージがありますが、地方競馬の下位クラスの騎手は、レースに乗って勝たなければ十分な収入が得られません。
しかし、前述の「馬不足」によりレース数が減れば、騎乗機会も減り、収入が減るため引退せざるを得ない。新人も入ってこない。その結果、岐阜県の笠松競馬場などでは、所属騎手の人数がレース開催に必要なギリギリのラインまで減少し、運営自体が綱渡り状態になるケースも散見されます。
YUKINOSUKEの視点
「競馬が終わる日」が来るとすれば、それは馬券が売れなくなった日ではなく、「馬を育てる人と、馬に乗る人がいなくなった日」かもしれません。この「供給サイドの人口減少」こそが、私たちが直視すべき本当の危機なのです。
ファンの高齢化と若者の実態
「競馬場に行くと、新聞を片手に持ったおじさんばかり…」
正直なところ、パドックやスタンドの自由席エリアに行くと、まだそういった印象を持つ方は多いと思います。そして、その感覚はデータとしても間違っていません。公益財団法人日本生産性本部が発行する『レジャー白書』の統計を見ても、現在の競馬ファンのボリュームゾーン(最大勢力)は、50代から60代の層が占めています。
この世代は、1990年代の「オグリキャップ」や「武豊ブーム」といった、競馬が社会現象になった時代を青春期に過ごした方々です。彼らが長年にわたって熱心に馬券を買い支えてくれたおかげで、JRAは世界トップクラスの売上を維持できてきました。しかし、この構造には「2025年問題」とも言える大きなリスクが潜んでいます。
「岩盤支持層」の高齢化リスク
現在50代〜60代のファンが、70代、80代と年齢を重ねて年金生活に入ると、当然ながら趣味に使える「可処分所得(お小遣い)」は減少します。つまり、ファン自体の人数が減らなくても、一人あたりの購入額(客単価)が下がり、いずれは寿命による自然減が訪れる。これこそが、長期的な視点で見た時の「競馬人口減少」の本質的な恐怖なのです。
変化する若者の参加率とJRAの戦略
未来は暗いのか?というと、実はそうでもありません。最新のデータや現場の肌感覚では、明るい兆しもハッキリと見えています。特に注目すべきは、20代の若年層の参加率が上昇傾向にあるという点です。
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『レジャー白書2024』等のデータによると、20代の競馬参加率は12.8%を記録しており、これは他の公営競技(ボートレースや競輪など)と比較しても高い水準を維持しています。デジタルネイティブである今の20代にとって、スマホで馬券を買うことは、ソーシャルゲームで課金アイテムを買うのと変わらない「日常の延長」なんですね。
| 年代 | 参加率 | 特徴と傾向 |
|---|---|---|
| 20代 | 12.8% | 【注目の成長株】 アプリやSNS経由で流入。少額で長く楽しむライト層が多いが、将来のコア層候補。 |
| 30代 | 13.6% | 【安定期】 家庭を持つ世代。可処分所得とのバランスで離脱もしやすいが、家族連れでの来場も増える時期。 |
| 50代 | 18.4% | 【現在の最大勢力】 第二次競馬ブーム経験者。経済力があり、現在の売上の岩盤を支えているが、高齢化が課題。 |
JRAもこの「若者の定着」には並々ならぬ力を入れています。2025年の年間プロモーションには「Hello, Special Times.」というキャッチコピーを掲げ、長澤まさみさんや竹内涼真さんといった若者に人気の俳優を起用。テレビCMだけでなく、Web限定コンテンツやSNSキャンペーンを大量に展開し、「競馬=お洒落でエモーショナルな体験」というイメージを植え付けることに成功しています。
「おじさんのギャンブル」から「若者のスマートなエンタメ」へ。人口の形を変えるための過渡期に、私たちは立ち会っているのかもしれません。
ウマ娘がもたらす経済効果
さて、ここ数年の「競馬人口」の変化を語る上で、絶対に避けて通れないトピックがあります。そう、Cygamesが展開するゲームおよびアニメコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』の存在です。
2021年のリリース以降、このコンテンツが競馬界にもたらした影響は「革命」と言っても過言ではありません。世界累計収益が24億ドル(約3700億円以上)を突破したというゲーム自体の凄まじさもさることながら、私が注目しているのは、それがリアルな競馬産業に与えた「ファン層の質的変化」です。
「ギャンブル」から「推し活」へのパラダイムシフト
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ウマ娘が画期的だったのは、美少女キャラクターを通じて、そのモデルとなった競走馬の「史実(実際の歴史)」への興味を爆発的に喚起させた点です。
ゲームでトウカイテイオーやライスシャワーといったキャラクターを好きになったプレイヤーたちが、YouTubeで過去のレース映像を漁り、Wikipediaで血統背景を読み込み、最終的には「今走っている馬たち」を見るために週末のテレビ中継を見るようになる。この導線が完璧に機能しました。彼らの多くは、お金を増やすことよりも、「キャラクター(馬)を応援する」「物語を消費する」という動機で競馬に参加しています。
データで見る「引退馬支援」への驚異的な貢献
この「新しい人口」の影響力が数字として如実に現れているのが、引退した競走馬を支援するための「寄付活動」です。
認定NPO法人引退馬協会が実施している「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション(旧バースデードネーション)」のデータを見てみましょう。ウマ娘ブーム以前の2020年までは、寄付総額は170万円程度でした。しかし、ブームが到来した2021年には約3,582万円に急増。そして2024年には、なんと約7,488万円もの寄付が集まりました。
ナイスネイチャ・ドネーションの推移(ウマ娘効果)
- 2020年(ブーム前):約176万円(支援者数 404人)
- 2021年(ブーム元年):約3,582万円(支援者数 16,296人)
- 2024年(最新):約7,488万円(支援者数 18,479人)
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支援者数が400人から1万8000人に増えたこと自体が驚きですが、何より感動的なのは、これが「馬券」ではなく「寄付」だということです。見返りを求めず、純粋に「馬たちの余生が幸せであってほしい」と願う人々が、これだけの規模で競馬界に流入してきたのです。
また、こうした新しいファン層は、競馬場のグッズ売り場でも大きな購買力を見せています。馬券売上には直結しないかもしれませんが、競馬場の入場料収入や物販収入、そして何より「競馬の社会的地位の向上」という面で、彼らがもたらした功績は計り知れません。
もし、「競馬に興味を持ったけど、実際にどうやって始めたらいいかわからない」という方がいれば、ぜひ競馬の馬券の上手な買い方!初心者でも回収率を上げるコツと戦略も読んでみてください。推し馬を見つけて応援するスタイルの楽しさを、さらに詳しく解説しています。
このように、データで見ると「人口減少」という言葉の裏側で、実は「若返り」と「健全化」という、過去の競馬界が喉から手が出るほど欲しかった変化が起きていることがわかります。
競馬人口の減少と新しい楽しみ方
ここまでデータを見てきてわかったのは、「旧来型のギャンブラー人口は減りつつあるが、新しいライトなファン人口は増えている」という事実です。これはつまり、競馬の楽しみ方そのものがアップデートされていることを意味します。ここからは、馬券を握りしめて叫ぶだけではない、現代流のスマートな競馬の楽しみ方を紹介します。
馬券以外の魅力や楽しみ方
「競馬場=おじさんたちが赤ペンを耳に挟んで新聞を広げている場所」
もしあなたがまだそんなイメージをお持ちだとしたら、今の競馬場に行くと腰を抜かすかもしれません。現在の競馬場は、ショッピングモールやテーマパークにも引けを取らない、巨大なエンターテインメント・リゾートへと進化を遂げています。
私自身、馬券を100円も買わずに、ただその空間を楽しむためだけに足を運ぶことがよくあります。なぜなら、そこにはギャンブルという枠を超えた、五感を刺激する多彩な魅力が詰まっているからです。ここでは、馬券を買わなくても一日中飽きずに楽しめる、現代流の「スマートな競馬場の歩き方」を深掘りしてご紹介します。
絶品揃いの「競馬場グルメ」を食べ尽くす
まず外せないのが、通称「競馬場グルメ(B級グルメ)」です。これがただの売店の味と侮ってはいけません。各競馬場には、長年ファンに愛され続けてきた「ソウルフード」が存在し、それを食べるためだけに入場料を払う価値がある絶品ばかりなんです。
YUKINOSUKEの「これだけは食っとけ」リスト
- 東京競馬場「耕一路のモカソフト」:競馬ファンの主食とも言われる伝説のソフトクリーム。コーヒーのほろ苦さとミルクのコクが絶妙で、G1開催日には長蛇の列ができます。
- 中山競馬場「鳥千のフライドチキン」:カリカリの衣とジューシーな肉汁。塩を振ってかぶりつくのが中山の流儀です。
- 阪神・京都競馬場「KASUYAのかすうどん」:牛の小腸を揚げた「油かす」が入った関西名物。出汁に溶け出した脂の甘みが五臓六腑に染み渡ります。
さらに最近では、全国の人気ラーメン店が集結する「ラーメンフェス」や、世界各国のクラフトビールが飲める「ビアフェス」、有名店のキッチンカーが並ぶイベントなどが頻繁に開催されています。青空の下、芝生にレジャーシートを広げて、昼間からビール片手に美味しいグルメを堪能する。これぞ、大人の至福の休日ではないでしょうか。
ちなみに、中山競馬場のグルメについては、こちらの記事中山競馬場 グルメ完全ガイド 必食名物&最新GP結果でも詳しく解説しています。「中山競馬場のグルメ」に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
「映え」スポットとしての絶景と癒やし
空間そのものの美しさも、現代の競馬場の大きな魅力です。JRAの競馬場は徹底的に清掃が行き届いており、ゴミ一つ落ちていないほどクリーンです。そして何より、目の前に広がる広大な緑のターフ(芝コース)と、どこまでも広がる青い空のコントラストは、都市部では絶対に味わえない開放感を与えてくれます。
特に東京競馬場の「フジビュースタンド」は、その名の通り、天気の良い日にはスタンドから美しい富士山を望むことができる絶景スポットです。また、正門付近にある「ローズガーデン」も見逃せません。春と秋には300品種以上のバラが咲き誇り、まるで英国の庭園に迷い込んだかのようなロマンチックな雰囲気に包まれます。ここは知る人ぞ知る穴場の撮影スポットでもあります。
「撮る競馬」という新しいカルチャー
- YUKINOSUKE
最近、パドック(下見所)の最前列で、高価な望遠レンズを付けた一眼レフカメラを構える女性や若者の姿をよく見かけるようになりました。彼ら・彼女らの目的は、ギャンブルではなく「アートとしてのサラブレッド」を記録することです。
徹底的に鍛え上げられた500kg近い馬体の筋肉美、手入れされた毛並みの輝き、そしてレース中の人馬一体となった躍動感。サラブレッドは「走る芸術品」と呼ばれるにふさわしい被写体です。SNS上には、プロ顔負けの美しい競馬写真が溢れており、「#競馬写真」などのハッシュタグで検索すると、その奥深い世界を垣間見ることができます。
また、女性専用のリラックススペース「UMAJO SPOT」では、無料でドリンクが楽しめたり、可愛らしい馬モチーフのスイーツが販売されていたりと、女性が一人でも安心してくつろげる環境が整っています。「賭ける」から「観る・撮る・食べる」へ。楽しみ方の選択肢は、無限に広がっているのです。
家族連れに人気の子供の遊び場
「今度の週末、子供をどこに連れて行こうか…」と悩んでいるパパママにこそ、私は声を大にして伝えたいことがあります。それは、「コスパ最強の遊び場を探しているなら、迷わず競馬場へ行け」ということです。
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「ギャンブル場に子供を連れて行くなんて教育上よくないのでは?」と心配される方もいるでしょう。しかし、その認識はもう古いです。現在のJRAの競馬場は、地域最大級の公園施設を備えた、ファミリーにとっての楽園(パラダイス)なんです。
ボーネルンドとコラボした本気の遊び場
特に注目すべきは、知育玩具で有名な「ボーネルンド」がプロデュースする遊び場が、多くの競馬場に導入されている点です。本来なら有料の室内遊び場にあるような高品質な遊具が、競馬場ではなんと無料(または数百円の入場料のみ)で遊び放題なんです。
| 競馬場 | エリア名 | おすすめポイントと特徴 |
|---|---|---|
| 札幌競馬場 | ターフパーク | コースの内側に広がるリゾートのような公園。夏は巨大な「じゃぶじゃぶ池」で水遊びができ、冬は雪遊び広場に変身。一日中遊べます。 |
| 東京競馬場 | 日吉が丘公園 馬シャ馬シャパーク |
海賊船をモチーフにした巨大遊具が大人気。本物の1/5サイズのミニ新幹線が運行しており、鉄道好きのお子様も大興奮間違いなし。 |
| 京都競馬場 | Paka Run! (パカラン) |
リニューアルで誕生したボーネルンド監修の大型屋内施設。雨の日でも思いっきり体を動かせます。屋外の「緑の広場」には巨大なふわふわドームも完備。 |
| 阪神競馬場 | スペースキッズ あそび馬! |
宇宙をテーマにした屋外遊具と、屋内施設「あそび馬!」が充実。噴水広場での水遊びは夏の定番です。 |
| 中山競馬場 | うまキッズルーム くものじゅうたん |
こちらもボーネルンド監修の屋内ルームが完備。屋外には雲の上で跳ねるような感覚のトランポリン遊具があり、常に行列ができる人気ぶりです。 |
ヒーローショーや乗馬体験も充実
遊具だけではありません。開催日には、子供たちに大人気の「プリキュア」や「仮面ライダー」、「戦隊モノ」などのキャラクターショーが頻繁に開催されています。これらを無料で見られるだけでも、親御さんにとってはありがたいですよね。
さらに、本物の馬と触れ合えるのも競馬場ならではの体験です。ポニーの体験乗馬や、馬車に乗って場内を散歩するイベントなどが行われており、動物好きのお子様にとっては貴重な情操教育の場にもなります。誘導馬(レースに向かう馬を先導する馬)がクリスマスの衣装を着ていたり、お出迎えしてくれたりと、馬を身近に感じるチャンスがたくさんあります。
注意点:事前予約が必要な場合も
「Paka Run!」や体験乗馬などの人気イベントは、専用アプリでの事前予約や抽選が必要な場合があります。当日行ってガッカリしないよう、事前に公式サイトをチェックしておきましょう。
圧倒的なコストパフォーマンス
これだけの施設とイベントが揃っていて、かかる費用は大人一人200円(競馬場により100円)の入場料だけ。そして、15歳未満のお子様は無料です。駐車場も完備されており(開催日は有料ですが、テーマパークに比べれば格安)、授乳室やキッズトイレ、ベビーカーの貸し出しなども充実しています。
「お弁当を持って芝生でピクニックをして、子供は遊具で遊び疲れ、大人は交代で少しだけレースを楽しむ」。そんな健全で経済的な週末の過ごし方ができるのが、今の競馬場のリアルな姿なのです。
(出典:JRA『競馬場・ウインズ・指定席』)
ちなみに、東京競馬場の遊具については、こちらの記事東京競馬場の遊具ガイド【屋外・屋内】でも詳しく解説しています。「東京競馬場の遊具」に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
レースを観戦するだけのスタイル
「競馬場に来たからといって、必ずしも馬券を買わなければならない」なんてルールはどこにもありません。むしろ最近では、「賭けない競馬」を全力で楽しむスタイルが、若い世代を中心に一つのトレンドとして定着しつつあります。
私自身、カメラを片手に競馬場へ向かうことが増えました。ファインダー越しに見るサラブレッドは、まさに「走る芸術品」。極限まで研ぎ澄まされた筋肉の躍動、手入れが行き届いた美しい毛艶、そして時速60kmで目の前を駆け抜ける際の地響きのような蹄音(ていおん)。これらは、テレビやスマホの画面では絶対に味わえない、ライブならではの感動です。
知っておきたい「撮る競馬」の魅力
最近の競馬場では、数十万円もするような高級望遠レンズを構えた女性ファン(いわゆる「カメラ女子」)を本当によく見かけます。彼女たちの目的は、馬券を当てることではなく、推しの馬の「最高に尊い一瞬」を切り取ること。パドックでの愛らしい表情や、レース後の騎手との人馬一体の瞬間など、スポーツ写真としての魅力が詰まっているんです。
また、競馬場にはレース以外にも「映える」スポットがたくさんあることをご存知でしょうか?例えば、JRAの東京競馬場(府中市)は、天気が良い日にはスタンドから壮大な富士山を望むことができる絶景スポットとしても有名です。さらに、正門近くには美しい「ローズガーデン」があり、春や秋には色とりどりのバラが咲き誇ります。バラの香りに包まれながら優雅に散策する時間は、ここがギャンブル場であることを完全に忘れさせてくれます。
| 競馬場 | おすすめ撮影・観戦スポット | 楽しみ方のポイント |
|---|---|---|
| 東京競馬場 | フジビュースタンド | 晴れた日には富士山が見える絶景。広大なターフ(芝)の緑と青空のコントラストが最高に美しいです。 |
| 京都競馬場 | パドック(円形下見所) | 2023年のリニューアルで、2階デッキから馬を360度見下ろせる構造に。馬との距離が近く、迫力満点の写真が撮れます。 |
| 函館競馬場 | ダートコース付近 | 海が見える競馬場として有名。夏には「馬と海と青空」という、北海道ならではの情緒あふれる風景に出会えます。 |
このように、数百円を賭けて一喜一憂する代わりに、数百枚の写真を撮って思い出を残す。あるいは、芝生にレジャーシートを広げて、ピクニック気分で「スポーツ観戦」としてレースを眺める。そんな健全でスマートな楽しみ方ができるのも、現代の競馬場の大きな魅力なんです。もし「ギャンブルは怖い」と思っている方がいたら、ぜひ一度、カメラや双眼鏡を持って遊びに行ってみてください。きっと、新しい趣味の扉が開くはずですよ。
ちなみに、初心者が最初に訪れるべき競馬場の選び方や、持っていくと便利なアイテムについては、競馬観戦の持ち物と防寒対策!冬も快適に楽しむ必需品リストでも詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。
競馬人口減少への対策と未来
「ファン人口の高齢化」や「労働力不足」といった課題に対し、JRAや競馬関係者もただ手をこまねいているわけではありません。これからの100年も競馬文化を続けていくために、かなり大胆で革新的な「未来への投資」を行っています。
その象徴的な取り組みが、過酷な気候変動への適応です。近年の日本の夏は、人にとっても馬にとっても危険なほどの猛暑となります。そこでJRAは、2024年から「競走時間帯の拡大(通称:暑熱対策)」を本格的に導入しました。これは、日中の最も暑い時間帯(11時半頃〜15時頃)にレースを一時休止し、気温が下がり始める夕方からレースを再開するという画期的なシステムです。
この変更により、メインレースが夕方15時台後半に行われたり、最終レースが18時半頃になったりと、一日のスケジュールが大きく変わりました。ファンにとっては、「昼間は涼しいスタンド内のレストランでゆっくり食事を楽しみ、夕暮れ時の涼しい風を感じながらビール片手にレース観戦をする」という、まるでナイター競馬のような新しい観戦スタイルが定着しつつあります。
暑熱対策のメリット(競走時間帯の拡大)
- 人馬の安全確保:熱中症リスクの高い時間帯を避けることで、馬や騎手、スタッフを守ります。
- 快適な観戦:夕方の涼しい時間帯にメインレースが行われるため、ファンも快適に過ごせます。
- 「シエスタ」の導入:長いお昼休み(約3時間半)には、トークショーやライブなどのイベントが開催され、レース以外のお楽しみが増えました。
- YUKINOSUKE
また、女性ファンの獲得に向けた「UMAJO(ウマジョ)」プロジェクトも進化を続けています。全国の競馬場に設置された女性専用リラックススペース「UMAJO SPOT」では、無料でワンドリンクが提供されるほか、有名スイーツ店とのコラボ商品や、フォトジェニックなオリジナルグッズが販売されています。2025年には「八天堂」とのコラボくりーむパンが登場するなど、グルメ面でも話題に事欠きません。こうした「お洒落で快適な空間作り」が功を奏し、競馬場を「カフェ感覚」で利用する女性グループも確実に増えています。
そしてもう一つ、未来に向けた重要な動きが「引退馬支援」の広がりです。かつては、引退した競走馬の行方は不透明な部分も多かったのですが、現在は「引退馬協会」などのNPO法人や、JRA自身がセカンドキャリアの支援に力を入れています。
特に『ウマ娘』ブーム以降、ナイスネイチャへのバースデードネーション(寄付)が数千万円規模集まったことは記憶に新しいでしょう。ファンが「馬券を買う」だけでなく、「引退した馬の余生を支える」という形で産業に関わるサイクルが生まれつつあります。これは、競馬が単なる消費型のギャンブルから、持続可能な「循環型エンターテインメント」へと進化している証拠でもあります。
(出典:JRA『2025年度夏季競馬番組の概要について(暑熱対策)』)
このように、競馬界は「人口減少」という危機感をバネに、ものすごいスピードで変わろうとしています。デジタルでの利便性、リアルな場所での快適性、そして馬への福祉。これらが融合した未来の競馬は、きっと今よりもっと優しく、楽しい場所になっているはずです。その変化の過程を、私たちもファンとして一緒に楽しんでいきたいですね。
まとめ:競馬人口減少の結論
ここまで、売上データ、生産地の現状、そしてファン層の変化など、様々な角度から「競馬 人口 減少」というテーマを深掘りしてきました。かなり長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
ネット上の噂や、パッと見の印象だけで語られがちなこの問題ですが、データに基づいて紐解いていくと、世間で言われている「オワコン化」とは全く異なる、産業としての複雑な実態が浮かび上がってきました。最後に、私YUKINOSUKEなりの視点で、このリサーチの結論を整理しておきたいと思います。
YUKINOSUKEの結論:3つの重要ポイント
- 経済的な「ファン人口」は減少していない
ネット投票の普及により、売上規模は過去最高水準(3.5兆円規模)へ到達。「見えない人口」が産業を力強く支えている。 - 物理的な「供給人口」こそが真の危機
競走馬の生産頭数の減少、そして何より厩務員や騎手といった「担い手」の不足は深刻。ここが崩れると、興行そのものがストップするリスクがある。 - ファンの「質」と「楽しみ方」が激変した
高齢のギャンブラー中心の時代から、若者・女性・ファミリー層を含めた多様なレイヤーへ。「賭ける」だけでなく「見る・撮る・推す」文化への転換期にある。
数字が語る「見えない人口」の爆発的増加
まず、声を大にしてお伝えしたいのは、「競馬を楽しむ人の総数(アクティブユーザー)は決して減っていない」ということです。
記事の前半でも触れましたが、JRAの売得金は13年連続で増加し、地方競馬もレコード更新を続けています。かつてのように競馬場が物理的に満員にならなくても、スマートフォンの画面越しにレースを見つめ、一喜一憂しているファンは、むしろ過去最大級に膨れ上がっていると言えるでしょう。
これは「人口減少」ではなく、見事なまでの「デジタル・シフト(DX)の成功」です。天候や場所に左右されず、誰もが気軽に参加できるエンターテインメントへと進化したことの証明であり、この点において競馬産業の未来は依然として明るいと私は感じています。
(出典:農林水産省『売得金及び入場人員の推移』)
華やかな舞台の裏で進行する「供給サイド」の静かなる危機
一方で、私がこのブログを通じて最も警鐘を鳴らしたいのが、「馬と人」の物理的な減少です。
ファンがお金を使いたくても、走る馬がいなければレースは成立しません。そして、その馬を育てる牧場スタッフや、レースで手綱を取る騎手がいなければ、馬は走れません。華やかなG1レースの裏側で、地方の現場では「人が足りなくて馬の世話が回らない」「騎手が足りなくてレースが組めない」というギリギリの状況が続いています。
「競馬 人口 減少」と検索した時に、私たちが本当に心配すべきなのは、ファンの数ではなく、この「産業を支える足元の人口減少」なのです。ここに対する理解と支援(引退馬支援や、地方競馬への応援など)が、これからのファンには求められてくるのかもしれません。
未来は「デジタルとリアルの融合」にある
- YUKINOSUKE
しかし、暗い話ばかりではありません。ファンの若返りや多様化は、確実に新しい希望の光です。
『ウマ娘』をきっかけに血統のロマンを知った若者、週末のピクニックとして競馬場を利用するファミリー、そしてアスリートとしての馬を追いかけるカメラファン。彼らは、旧来の「ギャンブル」という枠組みを超えて、競馬を「スポーツ」や「カルチャー」として消費し始めています。
今後の競馬界の鍵を握るのは、この「デジタルの利便性」と「リアルの体験価値」をどう融合させるかでしょう。ネットで手軽に馬券を買いながら、たまの休日は競馬場で生の迫力を味わう。そんなハイブリッドな楽しみ方がスタンダードになっていくはずです。
もし、この記事を読んで「最近の競馬場、ちょっと面白そうかも」と思っていただけたなら、ぜひ一度、ピクニック気分で足を運んでみてください。画面越しでは絶対に伝わらない、地響きのような蹄の音、芝生の匂い、そしてサラブレッドの圧倒的な美しさが、きっとあなたを新しい世界へ連れて行ってくれるはずです。
その一歩が、これからの競馬界を支える大切な「1」になるのですから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
















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