こんにちは。YUKINOSUKEです。
競馬ファンにとって、1月の中山開催はまさに「鬼門」とも言える難解なレースが続きますね。その中でも特に、多くの予想家やファンを悩ませ続けているのが、伝統のG2競走「AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)」ではないでしょうか。「ajcc 過去10年」のデータを紐解いてみると、そこには春のG1戦線とは全く異なる、冬の中山特有の「泥臭い」勝ちパターンが隠されていることに気づかされます。
私自身、過去には人気馬を信じて痛い目を見たり、逆に「こんな馬買えないよ!」という高齢馬の激走に驚かされたりと、このレースには数え切れないほどのドラマと悔しさを味わわされてきました。しかし、近年の傾向、特に馬場状態の変化や血統のバイアスを深く分析していくうちに、ある一つの「攻略の鍵」が見えてきたのです。
この記事では、過去10年の膨大なレース結果から導き出した、AJCCで勝つための血統理論や配当の法則、そして2026年のレースで絶対にマークすべき穴馬の条件を、余すことなくお伝えします。一般的な競馬新聞には載っていないような、少しマニアックだけど実用的な視点で解説していきますので、ぜひ週末の予想の参考にしてみてください。
- 過去10年のデータから判明した「荒れる」メカニズムと配当の傾向
- 中山2200mで圧倒的な強さを誇るサドラーズウェルズ系の血統データ
- 回収率100%超えを狙える「7歳以上の穴馬」を見つける方法
- 2026年AJCCの注目馬と具体的な馬券の組み立て方
AJCC過去10年のデータ分析で傾向を丸裸にする
まずは、過去10年(2016年〜2025年)のAJCCで実際に何が起きていたのか、その真実をデータから掘り下げていきましょう。単なる着順の確認だけでは見えてこない、レースの「質」や「変化」に注目することで、今年狙うべき馬の輪郭がはっきりと浮かび上がってきます。
AJCC過去10年の配当推移と荒れるレースの条件
「AJCCは荒れる重賞」というイメージ、皆さんもお持ちではないでしょうか?
冬の中山、タフな馬場、そしてG1馬の始動戦という不安定要素。これらが重なり、思わぬ波乱が起きることは珍しくありません。しかし、実際に過去10年の配当データを徹底的に解剖してみると、そのイメージは「半分正解で、半分は誤解」であることが見えてきます。
ここでは、単なる平均値の話ではなく、「どのようなパターンで配当が跳ね上がるのか」という波乱の質について、具体的な過去の事例を交えながら深掘りしていきます。これを知っているだけで、無駄な穴狙いを避け、獲るべき高配当を狙い撃つことができるようになりますよ。
平均配当から見る「波乱の正体」
まず、過去10年(2016年〜2025年)の配当データを俯瞰してみましょう。
3連単の平均配当は約12万円(121,055円)となっており、G2競走としては明らかに高い水準です。この数字だけを見ると「とにかく荒れるから、人気馬は消しだ!」と早合点してしまいそうですが、ここに数字のトリックがあります。
一方で、馬連の平均配当を見てみると約6,000円。これは中波乱程度の数字であり、そこまで極端に荒れているわけではありません。つまり、「1着と2着の組み合わせはある程度読めるが、3着まで含めると難易度が跳ね上がる」という構造が見えてきます。
【YUKINOSUKEの視点:ヒモ荒れのメカニズム】
AJCCで高配当が出る最大の要因は、「ヒモ荒れ」です。
勝ち馬(1着)に関しては、過去10年で1番人気〜3番人気の上位勢が7勝を挙げており、比較的安定しています。しかし、2着・3着の座席には、単勝オッズ50倍〜100倍クラスの「伏兵」が頻繁に飛び込んでくるのです。
なぜなら、上位人気馬の多くは春のG1を見据えた「叩き台」としての参戦であり、8割程度の仕上げであることが多いのに対し、人気薄の馬たちはここをメイチ(全力)で狙ってくる「中山巧者」や「高齢馬」だからです。この熱量の差が、ゴール前の大逆転劇=ヒモ荒れを生み出します。
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実例で学ぶ:万馬券決着と堅い決着の境界線
では、具体的にどのような年に配当が爆発したのか、直近5年の結果をテーブルで振り返ってみましょう。ここから、「荒れる年」と「堅い年」の明確な違いが見えてきます。
| 開催年 | 1着馬(人気) | 2着馬(人気) | 3着馬(人気) | 3連単配当 | 波乱度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | ダノンデサイル(1) | マテンロウレオ(6) | コスモキュランダ(3) | 24,660円 | 本命 |
| 2024年 | チャックネイト(3) | ボッケリーニ(2) | クロミナンス(5) | 16,330円 | 本命 |
| 2023年 | ノースブリッジ(4) | エヒト(9) | ユーバーレーベン(3) | 71,370円 | 中波乱 |
| 2022年 | キングオブコージ(3) | マイネルファンロン(11) | ボッケリーニ(4) | 720,760円 | 超特大 |
| 2021年 | アリストテレス(1) | ヴェルトライゼンデ(3) | ラストドラフト(6) | 14,640円 | 本命 |
この表から読み取れる重要なポイントは2つです。
2022年は、3番人気のキングオブコージが勝ち、4番人気のボッケリーニが3着に入るという、軸としては堅い決着でした。しかし、2着に割って入ったのが11番人気のマイネルファンロンです。当時7歳のベテラン馬でしたが、中山コースへの適性と展開の利を活かして激走。たった1頭の穴馬が絡むだけで、配当は72万円まで跳ね上がりました。これがAJCCの恐ろしさであり、魅力です。
一方で、2024年(1.6万馬券)や2025年(2.4万馬券)のように、比較的穏やかな配当で決まる年も増えています。これは、馬場管理技術の向上により、以前ほど極端な不良馬場になりにくくなっていることや、上位人気馬(ダノンデサイルやチャックネイトなど)の実力が抜けていたことが要因と考えられます。
【注意点】
「平均配当が高いから」といって、無理やり穴馬同士の馬券を買うのは危険です。近年のトレンドを踏まえると、「軸は人気馬、相手は手広く」というスタイルが最も回収率を高める戦略と言えるでしょう。
馬券戦略:3連単マルチか、3連複フォーメーションか
以上の分析から、2026年のAJCCで推奨したい買い方は以下の通りです。
- 3連複フォーメーション:
1列目:信頼できる軸馬(1〜3番人気から1頭)
2列目:相手候補(4〜6番人気)
3列目:爆発力のある穴馬(7〜11番人気、特に高齢馬)
この形なら、マイネルファンロン級の穴馬が3着に来ても拾えますし、堅く決まってもトリガミ(的中しても損すること)を防ぎやすいです。
- 3連単マルチ(資金に余裕がある場合):
軸1頭マルチで、相手に人気薄を混ぜる戦法です。2023年のエヒト(9番人気2着)のようなケースを想定するなら、着順ズレによる取りこぼしがないマルチ買いが有効です。
「AJCCは荒れる」という言葉の裏にある、「ヒモ荒れ」の法則。これを意識するだけで、あなたの予想の精度は格段に上がるはずです。人気馬が勝っても、配当は美味しい。そんな馬券を一緒に目指しましょう!
(出典:JRA公式 2025年AJCCレース成績)
AJCC過去10年の血統傾向はサドラーズウェルズ系
AJCCが行われる「中山芝2200m(外回り)」という舞台、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「トリッキー」「おむすび型」「坂がきつい」……様々な声が聞こえてきそうですが、私に言わせれば、このコースは「日本で最も欧州的なタフさが求められる場所」です。JRAの全コースを見渡しても、ここまで特殊な適性が要求される条件は稀有だと言っていいでしょう。
まず、コース形態自体が意地悪です。スタート直後にいきなり急坂を登らされ、グルっと外回りを回った後、ゴール前でもう一度急坂が待ち構えています。高低差2.2mの心臓破りの坂を2回も越える必要があるのです。
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さらに決定的なのが「季節」です。1月下旬の厳寒期、中山の野芝は完全に休眠し、オーバーシードされた洋芝も開催後半でボコボコに傷んでいます。クッション値は低く、地面が緩い。つまり、私たちが普段イメージする「パンパンの良馬場」で行われるスピード勝負とは、全く別競技のような「パワーとスタミナの消耗戦」になりやすいのです。
欧州の重戦車「Sadler’s Wells」が覚醒する理由
そんな過酷な条件下で、驚異的なパフォーマンスを発揮するのが、欧州ノーザンダンサー系の主流であるSadler’s Wells(サドラーズウェルズ)系です。
「サドラー系? 日本の高速馬場じゃ用無しでしょ?」
もしそう思っているなら、今すぐその認識をアップデートしてください。こと冬の中山2200mに関しては、サドラーズウェルズ系こそが「王」なのです。
【過去10年のサドラーズウェルズ系成績】
成績:6-2-1-25(全34頭)
勝率:17.6%
連対率:23.5%
複勝率:26.5%
単勝回収率:219%
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見てください、この数字。単勝回収率219%という衝撃的なデータは、人気薄の激走が頻発している証拠です。
なぜこれほど強いのか。それは、サドラーズウェルズが伝える「重厚なパワー」と「道悪適性」が、冬の中山の死に馬場(時計のかかる馬場)と完全にリンクするからです。日本の主流血統であるディープインパクト系が、緩い馬場に脚を取られて切れ味を削がれる中、サドラー系の馬は「まるでキャタピラのように」力強く地面を捉えて推進します。この「適性の差」だけで勝負が決まってしまうのが、AJCCの恐ろしさであり、面白さでもあります。
ロベルト系の「底力」とステイゴールド系の「罠」
サドラーズウェルズ系と並んで重視すべきなのが、Roberto(ロベルト)系です。こちらもパワーとスタミナに特化した血統として有名ですね。
| 系統 | 成績 | 複勝率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|
| Roberto系 | 5-6-4-41 | 26.8% | 100% |
| ステイゴールド系 | 0-3-4-15 | 31.8% | 172% |
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Roberto系は、過去10年で5勝を挙げており、複勝回収率はジャスト100%。つまり、「ベタ買いしても損しない」レベルの安定感を誇ります。2024年に勝利したチャックネイトも、母の父にロベルト系のDynaformerを持っていました。急坂を苦にしない心肺機能の強さは、この系統ならではの武器です。
一方で、注意が必要なのが「中山巧者」の代名詞的存在であるステイゴールド系(オルフェーヴル、ゴールドシップなど)です。
データを見ると、複勝率は30%を超えており、確かに馬券には絡みます。しかし、過去10年で「1勝もしていない(0勝)」という事実は見逃せません。
「中山ならステイゴールド系を買っておけば間違いない」という定説は、AJCCの単勝勝負においては危険な罠となります。彼らはタフな条件は得意なのですが、最後の最後、勝ち切るための「パワーの絶対値」で、サドラーズウェルズ系やロベルト系という「本場のパワー血統」にねじ伏せられてしまうケースが多いのです。
したがって、私の馬券戦略としては、「頭(1着)はサドラーかロベルト、相手(2,3着)にステイゴールド」という組み立てを推奨します。血統表の隅々まで目を凝らし、欧州の重厚な血が流れている馬を見つけ出すこと。これが、2026年のAJCCを攻略する最短ルートになるはずです。
(出典:JRA公式 馬場情報)
AJCC過去10年の前走成績と巻き返しのパターン
競馬新聞の馬柱を見て、「前走10着以下か…さすがに調子落ちだな、消し!」と判断していませんか?もしそうなら、あなたはAJCCで毎年発生している「美味しい配当」をみすみす逃しているかもしれません。
AJCCというレースの最大の特徴、それは「前走の大敗が、今回走らない理由にはならない」という点です。むしろ、前走で派手に負けて人気を落としている馬こそが、高配当を運んでくる使者となるケースが後を絶ちません。ここでは、過去10年のデータを基に、着順という表面的な数字に騙されないための「巻き返しの法則」を徹底的に解説します。
前走G1組は「着順」を無視して買う勇気が必要
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AJCCで最も信頼できるローテーション、それは間違いなく「前走G1組」です。過去10年の好走馬を見渡すと、有馬記念、菊花賞、天皇賞(秋)、あるいは海外G1からの参戦馬が中心となっています。
ここで重要なのは、前走G1組に関しては「着順は一切気にしなくていい」ということです。データを見てみましょう。
| 開催年 | 優勝馬 | 前走レース | 前走着順 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | ノースブリッジ | 天皇賞(秋) | 11着 | 1着 |
| 2021年 | アリストテレス | 菊花賞 | 2着 | 1着 |
| 2020年 | ブラストワンピース | 凱旋門賞 | 11着 | 1着 |
| 2019年 | シャケトラ | 有馬記念 | 6着 | 1着 |
| 2017年 | タンタアレグリア | 菊花賞 | 4着 | 1着 |
このように、2桁着順から鮮やかに巻き返して勝利するケースが頻発しています。特に有馬記念や天皇賞(秋)は、超一線級のメンバーが揃い、かつ究極のスピードやスタミナが問われるレースです。そこで揉まれた経験は、メンバーレベルが下がるG2のAJCCでは大きなアドバンテージになります。
「前走11着」という数字だけでオッズが甘くなるなら、これほど美味しい話はありません。「G1での大敗は、AJCCではノーカウント」。このマインドセットを持つことが、的中の第一歩です。
G2・G3組は「着差」と「不利」が逆転のシグナル
一方で、前走がG2やG3(中山金杯、中日新聞杯、ステイヤーズSなど)だった馬については、見方が少し変わります。こちらはG1組とは違い、ある程度の「格」が求められるため、無残な大敗をしている馬は苦戦する傾向にあります。
狙い目となるのは、「負けていても、勝ち馬から0.5秒差〜0.9秒差以内で踏ん張っている馬」です。
【着差で読み解く激走フラグ】
例えば、「前走は直線で前が壁になって脚を余した」「外枠から終始外を回らされた」といった明確な敗因があり、それでも着差が1秒未満であれば、展開ひとつで逆転が可能です。
2024年優勝のチャックネイトも、前走はG2(アルゼンチン共和国杯)で3着でしたが、勝ち馬との差はわずか0.2秒でした。このように、「惜しい競馬」を続けている馬が、タフな中山に替わってパフォーマンスを上げるパターンは黄金の法則です。
「昇り馬」は危険?条件戦組の取捨選択
競馬予想のセオリーとして、「条件戦(3勝クラスなど)を勝ち上がってきたばかりの勢いのある馬(昇り馬)」を狙うというものがあります。しかし、AJCCにおいてはこのセオリーが通用しづらいのが現実です。
過去10年のデータを分析すると、前走3勝クラス組の成績は【1-0-1-12】と低調。2018年にダンビュライトが勝利した例はありますが、基本的には苦戦傾向にあります。
【なぜ昇り馬は通用しないのか?】
理由は明白で、冬の中山芝2200mという舞台が「勢いだけでは乗り切れないほど過酷だから」です。
条件戦のペースに慣れた馬にとって、古馬重賞のタフな流れと2度の急坂は想像以上の負担となります。フレッシュな明け4歳の昇り馬が人気を集めることがありますが、ここは心を鬼にして評価を下げ、歴戦の古馬(G1・重賞経由)を上位に取るのが、長期的に見て回収率を高めるコツです。
結論として、AJCCの前走成績を見る際は、「着順」という数字の呪縛から解き放たれることが重要です。「G1でボロ負けした実力馬」か、「G2・G3で僅差の負けを演じた馬」。この2パターンに該当する馬を、新聞の馬柱から探し出してみてください。きっと、隠れたお宝馬が見つかるはずです。
AJCC過去10年の騎手データで見る中山巧者の真実
トリッキーな形状と急坂が待ち受ける中山芝2200mは、馬の能力以上に「騎手の技量」が結果を大きく左右する舞台です。競馬ファンの間では「中山は騎手で買え」という格言が古くから語り継がれていますが、AJCCにおいてもその傾向は極めて顕著に表れています。
過去10年のデータを分析すると、C.ルメール騎手(2021年アリストテレス)や川田将雅騎手(2020年ブラストワンピース)といった、リーディング上位のトップジョッキーが高い好走率を誇っているのは事実です。しかし、彼らが乗る馬は必然的に人気になりやすく、配当妙味という点では物足りなさを感じることも少なくありません。
そこで私が注目したいのが、このレース特有の「穴パターン」を演出する2つの騎手グループ、すなわち「短期免許の外国人騎手」と「中山マイスターのベテラン騎手」の存在です。
【YUKINOSUKEの騎手攻略メモ】
- トップジョッキー:軸としての信頼度は高いが、過剰人気に注意。
- 外国人騎手:冬の重い芝への適性が抜群。ズブい馬を動かす剛腕が武器。
- ベテラン騎手:コースの「仕掛け処」を熟知。人気薄での激走が多い。
- YUKINOSUKE
欧州のパワー競馬を持ち込む外国人騎手の脅威
AJCCが行われる1月の中山開催は、一年の中で最も芝が傷みやすく、時計のかかるタフなコンディションになりがちです。この「日本の冬芝」は、水分を多く含んだ重たい欧州の芝に近い特性を持っており、ここで水を得た魚のように躍動するのが、短期免許で来日している欧州出身の外国人騎手たちです。
記憶に新しいのは、2024年のレースでしょう。不良馬場という過酷な条件下で、R.キング騎手が騎乗したチャックネイトが見事に勝利を収めました。キング騎手のような欧州のジョッキーは、普段から起伏の激しいタフなコースで乗っているため、馬のバランスを崩さずに最後まで力強く推進させる(プッシュする)技術に長けています。
特に、AJCCに出走してくるようなスタミナタイプの馬は、スピードの絶対値が足りない分、少し「ズブい(反応が鈍い)」ところがある馬が多いです。こうした馬を、ゴール板までバテさせずに動かし切るには、外国人騎手のパワフルな騎乗スタイルが最適なのです。「欧州血統のパワー馬 × 外国人騎手」という組み合わせを見つけたら、人気に関わらず評価を上げるべき最強のタッグと言えるでしょう。
仕掛けのタイミングを知り尽くした「中山マイスター」
もう一つ見逃せないのが、中山コースを知り尽くしたベテラン日本人騎手、いわゆる「中山マイスター」の手腕です。
中山芝2200mは外回りコースを使用しますが、勝負の分かれ目は「3コーナーから4コーナーにかけての下り坂」と、その後に待ち受ける「直線の急坂」での駆け引きにあります。早めに動きすぎれば坂で失速し、待ちすぎれば前残りの展開に泣く。この絶妙な「仕掛けのタイミング」を肌感覚で理解しているのが、横山典弘騎手や、かつてこのレースを得意とした蛯名正義騎手(現調教師)といったベテラン勢です。
| 開催年 | 優勝馬 | 優勝騎手 | 騎手の特徴 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | チャックネイト | R.キング | 欧州の剛腕 |
| 2023年 | ノースブリッジ | 岩田康誠 | イン突きの達人 |
| 2022年 | キングオブコージ | 横山典弘 | 変幻自在の関東のベテラン |
| 2019年 | シャケトラ | 石橋脩 | 職人肌の中堅 |
| 2018年 | ダンビュライト | M.デムーロ | 勝負強い外国人騎手 |
例えば2022年、横山典弘騎手はキングオブコージに騎乗し、後方待機から見事な差し切り勝ちを決めました。また、2023年には岩田康誠騎手がノースブリッジで勝利していますが、彼もまた、中山のインコースを突く技術においては右に出る者がいない「職人」です。
彼らのようなベテランは、馬の能力が多少劣っていても、展開の綾やコース取りでその差を埋めてしまいます。予想をする際は、馬柱の着順だけでなく、「誰が乗るか」を必ずチェックしてください。特に、「人気薄の逃げ・先行馬に乗るベテラン」や「一発を狙って乗り替わってきた勝負師」は、AJCCで高配当をもたらすキーマンとなる可能性が高いのです。
(出典:JRA公式サイト 騎手プロフィール)
ちなみに、中山競馬場の騎手データについては、私のブログ内の記事中山競馬場 騎手データ|2025年最新版で得意な騎手を攻略でも詳しく解説しています。ぜひチェックをして馬券攻略に役立ててみてください。
AJCC過去10年の脚質と枠順による有利不利の法則
最後に、レースの勝敗を決定づける「展開(脚質)」と「枠順」のバイアスについて、さらに深掘りしていきましょう。一般的に、長距離戦や直線の長いコースでは枠順の有利不利は少ないとされていますが、冬の中山2200mという特殊な舞台において、そのセオリーは通用しません。「AJCC特有のコースの癖」を理解しているかどうかが、最後の最後で明暗を分けることになります。
【枠順の真実】「外枠不利」の定説と8枠の死角
まず枠順データから見ていきます。中山芝2200m(外回り)は、スタンド前の直線の入り口付近からスタートし、最初の1コーナーまでは約432mと十分な距離があります。そのため、多くの競馬新聞や解説では「枠順の有利不利はフラット」と表記されがちです。
しかし、AJCCの過去データを詳細に分析すると、「8枠(大外枠)」の成績が明らかに劣るという傾向が見えてきます。これには、コース形状とメンバーレベルが密接に関係しています。
なぜ8枠は苦戦するのか?
① 距離ロスの累積:
外回りコースはコーナーが緩やかですが、その分、外を回り続けると走破距離が大幅に増えます。2200mという長丁場で、コーナー4つをすべて外で回らされると、内を回った馬とはスタミナの消耗度が段違いになります。
② ポジション争いの激化:
外枠の先行馬は、最初のコーナーまでに内に切れ込まないと、終始外々を回らされます。無理に脚を使ってポジションを取りに行くと、ゴール前の急坂でガス欠を起こしてしまうのです。
逆に、「1枠〜4枠の内枠勢」、特に偶数番の馬は、スタートを決めてスムーズに好位のインを確保しやすく、距離ロスを最小限に抑えて直線を迎えることができます。馬場が荒れていても、経済コースを通った馬が最後にひと伸びするケースが多いため、迷ったら内〜中枠を重視するのがこのレースの鉄則です。
【脚質の真実】「追い込み」は届かない!4角5番手の法則
次に脚質です。ここがAJCC攻略の核心部分と言っても過言ではありません。結論から言うと、「4コーナーで5番手以内」にいられる馬を買ってください。
冬の中山競馬場は、開催が進んで芝が剥がれ、ボコボコとした力の要る馬場状態になっています。そのため、パンパンの良馬場のような「上がり33秒台の末脚」を使って後方から全頭ごぼう抜き……という芸当は、物理的にほぼ不可能です。どれだけ能力があっても、後方一気の追い込み馬は届きません。
| 脚質 | 勝率 | 複勝率 | 狙い目 |
|---|---|---|---|
| 逃げ | 10.0% | 17.0% | 単騎で行ければ残り目あり |
| 先行 | 9.4% | 30.0% | 最も信頼できるゾーン |
| 差し | 6.4% | 20.0% | 早めに動ける捲り型ならOK |
| 追込 | 2.9% | 13.0% | 割引必要(3着まで) |
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データを見ると、「先行」および「好位差し(マクリ)」の成績が圧倒的です。特に重要なのが、3コーナーから4コーナーにかけての動きです。AJCCで好走する馬の多くは、直線を待たずに「ロングスパート」をかけています。
これを可能にするのが、サドラーズウェルズ系やロベルト系といった欧州血統のスタミナです。キレ(瞬発力)ではなく、バテずに伸び続ける持続力が求められるため、予想の際は「上がり3ハロンの速さ」だけを見るのではなく、「コーナー加速力」や「長くいい脚を使えるか」を過去のレース映像からチェックすることが重要です。
【YUKINOSUKEの結論】
2026年の狙い目は、「内〜中枠(2〜6枠)」に入った「先行力のある馬」です。
もし人気馬が8枠に入ったり、極端な追い込み脚質だったりする場合は、勇気を持って評価を下げることで、オッズ妙味のある馬券を組み立てることができるでしょう。
ちなみに、AICCが行われる中山芝2200mの傾向については、私のブログ内の記事中山競馬場芝2200mの傾向!回収率重視の攻略法と血統データでも詳しく解説しています。「中山芝2200mの傾向」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
AJCC過去10年の法則を活用した2026年攻略
ここまで、過去10年のデータを基にAJCCの傾向を分析してきました。ここからは、いよいよ2026年のAJCC(1月25日開催)に向けた具体的な攻略法を解説していきます。今年出走を予定しているメンバーを見渡しながら、どの馬が「激走条件」に合致しているのか、私なりの結論をお伝えします。
AJCC 2026 日程と出走予定馬の有力候補
いよいよ今年もこの季節がやってきましたね。2026年のアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)は、1月25日(日)に中山競馬場(芝2200m)で開催されます。
「日経新春杯は4歳馬、AJCCは古馬」という格言をご存知でしょうか?
同じ1月に行われるG2でも、京都(または中京)で行われる日経新春杯がスピードと若さを問うレースであるのに対し、中山のAJCCはパワーと経験値を問うレースだという意味です。今年も例に漏れず、将来を嘱望される「明け4歳馬」と、酸いも甘いも噛み分けた「古豪」による、世代間のプライドを懸けた激突が最大の見どころとなります。
ここでは、2026年の出走予定馬の中から特に注目すべき有力馬をピックアップし、過去10年のデータから導き出した「勝てる馬の条件」に照らし合わせて、今年の勢力図を分析していきます。
【4歳勢】クラシックを沸かせた素質馬たち
まず注目を集めるのは、昨年のクラシック戦線で活躍した4歳馬たちです。彼らのポテンシャルは疑いようがありませんが、冬の中山という特殊な舞台で通用するかどうかが鍵となります。
| 馬名 | 性齢 | 主な実績 | YUKINOSUKEの評価 |
|---|---|---|---|
| ショウヘイ | 牡4 | 日本ダービー3着 | 実績最上位。能力はG1級だが、初の中山2200mへの適性が未知数。枠順(5枠9番)はまずまず。 |
| ジョバンニ | 牡4 | ホープフルS好走 | 中山適性は証明済み。先行力があり、開幕週に近い馬場なら有利に運べる可能性大。 |
- YUKINOSUKE
特にショウヘイは、日本ダービー3着という輝かしい実績を引っ提げての参戦となり、予想オッズでも1番人気〜2番人気が確実視されています。しかし、AJCCの歴史を振り返ると、ダービー好走馬があっさりと古馬の壁に跳ね返されるケースも少なくありません。過信は禁物、あくまで「挑戦者」としての評価が必要です。
【古馬勢】中山を知り尽くした古豪たち
迎え撃つ古馬勢は、まさに多士済々。中山コースでの実績が豊富な「職人」たちが揃いました。
- ノースブリッジ(牡8): 2023年のAJCC覇者。8歳となりましたが、中山コースでのパフォーマンスは衰えを知りません。時計のかかる馬場になれば、まだまだ主役を張れる存在です。
- マテンロウレオ(牡7): 昨年のAJCCで2着に好走したリピーター。典型的な「叩き良化型」で、冬場の中山は大得意。近走の着順だけで見限るのは危険すぎます。
- サンストックトン(牡7): 勝ち味に遅いタイプですが、常に相手なりに走る安定感が魅力。混戦になれば浮上する余地があります。
過去データから導く2026年版「推奨馬プロファイリング」
では、これらの有力馬の中から、具体的にどの馬を馬券の中心に据えるべきなのでしょうか?
私がこれまでの分析で導き出した、2026年AJCC攻略のための「鉄板条件」を公開します。この条件に当てはまる馬こそが、今年の勝ち馬候補です。
【2026年 軸馬候補の条件】
AJCCで最も信頼できる「軸馬」の条件は以下の4点です。
- 単勝オッズ10倍以下の1〜3番人気(荒れるレースでも軸は堅実)
- 父か母父に「Sadler’s Wells系」または「Roberto系」を保持(タフな馬場への適性)
- 前走がG1、もしくはG2で「0.5秒差以内」の競馬をしている(能力の裏付け)
- 4コーナーで5番手以内につけられる先行力がある(開幕週の馬場バイアス考慮)
この条件を今年のメンバーに当てはめると、血統面でロベルト系の血を持つ(※母系などに内包している場合)ショウヘイや、先行力のあるジョバンニは有力な軸候補となります。特にショウヘイがもしロベルトの血を持っているなら、人気でも逆らわない方が賢明かもしれません。
【最重要】回収率100%超え!穴馬は「7歳以上」から選べ
そして、配当を跳ね上げるために絶対に外せないのが「穴馬」の選定です。ここでのキーワードは、ズバリ「7歳以上の高齢馬」です。
【穴馬選びの黄金ルール】
・7歳以上の高齢馬を狙う(ここが一番重要!)
・中山コースでの重賞好走歴(3着以内)があること
・近走着順が悪くても、上がり3ハロンのタイムが極端に遅くないこと
・内〜中枠(1〜6枠)に入った差し馬
この条件にピタリとハマるのが、マテンロウレオです。昨年の2着馬であり、7歳という年齢で人気を落とすようなら、オッズ的な妙味(期待値)は最大級。「中山リピーター」は、調子や年齢に関係なく、この舞台に来ると水を得た魚のように激走します。
また、サンストックトンも内枠を引いて脚を溜めることができれば、最後の急坂で突っ込んでくる可能性があります。私なら、軸は4歳馬のショウヘイやジョバンニに置きつつ、相手(ヒモ)にはこれら人気薄のベテラン勢を厚めに買う戦略をとります。複勝やワイドで「高齢馬」を押さえておくだけでも、思わぬお年玉をもたらしてくれるかもしれませんよ。
回収率100%超えの7歳以上高齢馬を狙う戦略
このセクションは、私が今回の記事で最も声を大にして伝えたい「AJCC攻略の核心」です。はっきり言います。AJCCというレースにおいて、7歳以上のベテラン馬、いわゆる「おじさん馬」たちは、単なる枯れた古馬ではなく、配当を爆発させるための「宝の山」なのです。
一般的に、競走馬は5歳〜6歳でピークを終え、7歳を超えるとスピード能力の減退と共に成績が下降線を描くとされています。多くのファンは「もうピークは過ぎた」「若い4歳馬の方がフレッシュで強い」と考え、高齢馬の馬券を買うのを躊躇します。しかし、この「一般常識」こそが、AJCCで美味しい配当を生み出す最大の罠なのです。
なぜ冬の中山で「おじさん馬」が激走するのか?
なぜ、世間の評価とは裏腹に、AJCCでは高齢馬が激走するのでしょうか?その理由は、このレース特有の「求められる能力の質」にあります。
- スピードの絶対値が不要:冬の荒れた芝と急坂コースでは、若さゆえのスピードや切れ味は削がれます。むしろ、泥臭くバテずに走り続ける「持続力」が最優先されます。
- 精神的なタフさ:寒さやタフな馬場に動じない精神力は、数々の激戦をくぐり抜けてきたベテラン馬の方に分があります。
- リピーターの法則:「中山芝2200m」という特殊条件は、一度適応した馬は何度でも好走します。年齢を重ねても、コース適性自体は衰えません。
- YUKINOSUKE
実際に過去のデータを見てみましょう。近年のAJCCでは、以下のように7歳以上の高齢馬が穴をあけまくっています。
| 開催年 | 馬名 | 年齢 | 着順 | 人気 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | マテンロウレオ | 6歳 | 2着 | 6人 | 激走 |
| 2024年 | ボッケリーニ | 8歳 | 2着 | 2人 | 好走 |
| 2024年 | クロミナンス | 7歳 | 3着 | 5人 | 好走 |
| 2022年 | マイネルファンロン | 7歳 | 2着 | 11人 | 大穴 |
※マテンロウレオは2025年当時6歳でしたが、古馬の中ではベテランの域。2026年は7歳として出走します。
特に2022年のマイネルファンロン(11番人気2着)や、2024年のボッケリーニ(8歳で2着)の例を見れば分かる通り、年齢だけで「消し」判断をするのは、みすみす当たり馬券を捨てているようなものです。
2026年版「買える高齢馬」の選定チェックリスト
もちろん、全ての高齢馬が買いというわけではありません。闇雲に買っても点数が増えるだけです。私が実践している、回収率を極限まで高めるための「買えるおじさん馬」の選定基準を公開します。
【YUKINOSUKE流:激走高齢馬の3ヶ条】
- ① 中山重賞での好走歴があるか?
過去にAJCC、オールカマー、日経賞、中山金杯などで3着以内の実績がある馬は、コース適性が担保されています。 - ② 負けていても「1.0秒以内」か?
近走の着順が悪くても(2桁着順など)、着差が1.0秒以内であれば能力は衰えていません。展開一つで巻き返せます。 - ③ 「叩き良化型」か?
休み明けよりも、一度使われて状態が上がっている馬。特に冬場は体が温まりにくいので、順調に使われている高齢馬を狙います。
ターゲットはこの馬!2026年の注目ベテラン勢
- YUKINOSUKE
この理論を2026年の出走予定馬に当てはめると、狙うべき馬が明確に見えてきます。
筆頭は、昨年の2着馬であり今年7歳を迎えるマテンロウレオです。昨年も6番人気という評価ながら、ダービー馬ダノンデサイルに食い下がる2着と健闘しました。典型的なリピーターホースであり、人気が落ちそうな今回は絶好の狙い目です。
次に、2023年の覇者であり8歳となるノースブリッジ。8歳という響きだけで嫌われるならシメシメです。彼の中山適性は疑いようがなく、タフな流れになればなるほど強さを発揮します。
さらに大穴として注目したいのが9歳のエヒトです。さすがにピークは過ぎたかもしれませんが、2023年にはこのレースで2着に入っており、展開がハマった時の爆発力は侮れません。3連単の3着付け(ヒモ)に少額押さえるだけで、万馬券の呼び水となってくれる可能性があります。
結論として、「迷ったら高齢馬」。これがAJCCの裏ワザであり、周りのファンがフレッシュな4歳馬に飛びついている間に、私たちがこっそりと利益を得るための最短ルートなのです。
攻略におすすめの競馬予想AIツールと書籍
競馬予想において、自分自身の経験や勘は非常に大切です。しかし、AJCCのように難解なレースで「どうしても軸馬が決まらない」「穴馬の根拠が欲しい」と迷ってしまった時、客観的なデータやAIの判断は非常に心強い味方になります。私自身、アナログな予想をベースにしつつも、最終的な決断のサポート役としてデジタルツールを積極的に活用しています。
ここでは、私が実際に2026年のAJCC攻略において参考にしている、信頼できるAIツールと必読の競馬書籍を具体的に紹介します。これらを組み合わせることで、予想の精度(ファンダメンタルズ)と効率(テクニカル)を同時に高めることが可能です。
データの網羅性と即時性なら「AIツール」
現代の競馬予想において、膨大な過去データを瞬時に処理できるAIは無視できない存在です。特にAJCCのようなリピーターレースや、馬場状態によって傾向がガラリと変わるレースでは、人間が見落としがちな微細なパターンの変化をAIが検知してくれることがあります。
【YUKINOSUKEのAI活用術】
私がAIを使う最大の目的は「答えを教えてもらうこと」ではなく、「自分の予想の盲点を見つけること」です。
例えば、自分がノーマークだった高齢馬にAIが高い評価を与えている場合、「なぜAIはこの馬を買うのか?」と逆算して考えることで、見落としていた血統適性や前走の不利に気づくことができます。
- netkeiba「AIレース解析」:
国内最大級の競馬データベースを誇るnetkeibaのAIは、何と言っても情報の分厚さが魅力です。特に役立つのが「タイム指数」と「ペース予測」機能。AJCCはスローからのロンスパ戦になりやすいため、前半のラップタイムや馬場のタフさを考慮して指数を弾き出してくれる機能は非常に参考になります。2026年の開催日(1月25日)に向けた最新の解析データも充実しています。
- SPAIA競馬:
こちらは東大・京大の競馬サークルと連携したアカデミックなアプローチが特徴です。過去の膨大なレースデータから「荒れる確率」や「脚質ごとの好走率」を可視化してくれるため、AJCCのような波乱含みのレースで、どの程度の穴馬を狙うべきか、そのリスク管理に役立ちます。
理論の土台を固めるなら「書籍」
AIが「現在の状況」を分析するツールだとすれば、書籍は「不変の理論」を学ぶための教科書です。流行り廃りのない本質的な知識をインプットしておくことで、イレギュラーな事態にも動じない予想力が身につきます。
2026年のAJCC攻略に向けて、特に手元に置いておきたい名著をピックアップしました。
| ジャンル | おすすめ書籍名(著者) | AJCCでの活用ポイント |
|---|---|---|
| 血統 | パーフェクト種牡馬辞典 2025-2026 (栗山求/望田潤) |
Sadler’s Wells系やRoberto系など、欧州血統の現在のトレンドや、細かい枝葉の系統特性を網羅。なぜこの血統が冬の中山で走るのか、その根拠が腑に落ちます。 |
| 騎手 | 馬券術 政治騎手名鑑 2026 (樋野竜司) |
騎手の技術だけでなく、エージェント事情や陣営との関係性(政治力)に切り込んだ一冊。乗り替わりの勝負気配や、中山コースで「ヤリ」の騎手を見抜くバイブルです。 |
| データ | ウルトラ回収率 2026-2027 (伊吹雅也) |
「前走G1組の取捨」や「7歳以上の穴馬条件」など、回収率に直結するデータを徹底分析。感情を排して期待値だけを追うためのロジックが詰まっています。 |
特に『パーフェクト種牡馬辞典』などの血統本は、AJCCに限らず冬競馬全般で役立ちます。冬のタフな馬場では、スピードよりも「血の底力」が問われるため、血統知識の有無がそのまま収支の差となって表れるからです。
これらのツールと書籍を使いこなし、「AIの客観的な視点」と「書籍から得た深い知識」を自分の予想にミックスさせること。これこそが、2026年のAJCCを攻略し、ライバルに差をつけるための最強の布陣だと言えるでしょう。
AJCC過去10年の傾向まとめと最終結論
ここまで、AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)というレースを過去10年のデータから徹底的に解剖してきました。長くなりましたが、最後にこれまでの分析をギュッと凝縮して、2026年の的中に向けた「最終結論」と「具体的なアクションプラン」をまとめます。
私たちが戦う中山2200mという舞台は、単に足が速い馬が勝つ場所ではありません。泥臭く、タフで、そして何度も坂を駆け上がる「根性」のある馬が報われる舞台です。この本質さえ理解していれば、世間のオッズに惑わされることなく、自信を持って穴馬を指名できるはずです。
【馬券戦略】軸は信頼、ヒモは冒険
配当分析でお伝えした通り、AJCCは「1番人気が飛んで大波乱」というよりも、「人気馬が勝つものの、2・3着に人気薄が突っ込んでくる」というパターン(ヒモ荒れ)が定石です。したがって、馬券の組み立ては以下の形がベストプラクティスとなります。
【YUKINOSUKE流・投資の鉄則】
- 券種:3連複フォーメーション、または3連単マルチ
- 軸馬(1頭目):単勝オッズ10倍以下の「サドラーズウェルズ系」or「ロベルト系」保持馬
- 相手(2列目):好位で競馬ができる4〜5歳の実績馬
- 穴馬(3列目):7歳以上の高齢馬、前走大敗馬を総流し気味に
- YUKINOSUKE
「点数が多くなるのが怖い」という方もいるかもしれませんが、過去10年で10万馬券が頻発しているレースです。ケチってトリガミ(的中してもマイナス)になるよりは、手広く構えて特大ホームランを待ち構えるスタンスの方が、AJCCの期待値には合致しています。
【最終チェックリスト】買うべき馬・消すべき馬
出走表を眺めながら、迷った時はこのリストに照らし合わせてみてください。感情を排してデータに従うことが、勝利への近道です。
| ジャッジ | 条件・特徴 | 狙い目 |
|---|---|---|
| 【鉄板】 | 父か母父がSadler’s Wells系 | 単勝・馬単の頭 |
| 【推奨】 | 7歳以上の高齢馬(特にリピーター) | 複勝・ワイド・3連系のヒモ |
| 【推奨】 | 前走G1で0.9秒差以内の負け | 巻き返し必至の軸候補 |
| 【割引】 | 8枠(大外)に入った先行馬 | 過信禁物、評価を下げる |
| 【割引】 | 前走が条件戦(3勝クラス)勝ち | 勢いだけでは通用しにくい |
2026年AJCCの結論
2026年のAJCC、私の結論はシンプルです。「人気の盲点となっている高齢馬を狙い撃つ」。これに尽きます。
明け4歳馬や5歳馬のフレッシュな魅力に目が行きがちですが、データは嘘をつきません。寒風吹きすさぶ中山の急坂で最後に脚を伸ばしてくるのは、酸いも甘いも噛み分けたベテランの古豪たちです。もし、あなたが狙っている高齢馬のオッズが「終わった馬」扱いされて50倍、100倍ついているなら、それは迷わず「買い」のサインです。
この記事で紹介した「血統」「配当」「年齢」「枠順」の4つのフィルターを通して選んだ馬は、きっとあなたの週末を熱くしてくれるはずです。皆さんの本命馬が決まったら、ぜひ自信を持って勝負してくださいね!
それでは、週末の中山競馬場でお会いしましょう!素晴らしいレースになりますように。
(出典:JRA公式 馬場情報)
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