JRA-VANネクストとデータラボ違いは?機能や料金で選ぶ決定版

競馬の知識

こんにちは。YUKINOSUKEです。

競馬予想を本格的に楽しみたい、もっと的中率を上げたいと思ったとき、避けては通れないのが「どの情報ツールを使うか」という選択です。その中で最も信頼性が高く、多くの競馬ファンに愛用されているのが、JRA(日本中央競馬会)の公式データを扱う「JRA-VAN」シリーズでしょう。しかし、ここで必ずと言っていいほどぶつかる大きな壁があります。それが、「JRA-VAN NEXT(ネクスト)」と「JRA-VAN Data Lab.(データラボ)」、一体どちらを選べばいいのか?という問題です。

「名前が似ていて違いがわからない」「料金が同じなら、両方使えるの?」「自分のパソコンで動くのはどっち?」……そんな疑問を持って検索されたあなた、安心してください。実は私自身も、競馬をデータで攻略しようと思い立った当初、この2つの違いがまったく理解できず、無駄に悩んで時間を浪費してしまった経験があります。公式サイトを見ても専門用語が多くて、結局どっちが自分に合っているのか判断しづらいんですよね。

結論から言うと、この2つは「似て非なるもの」どころか、「目的と使い方が正反対のツール」です。

間違った方を選んでしまうと、「やりたいことができない」「難しすぎて使いこなせない」といったミスマッチが起きてしまいます。逆に、自分のスタイルに合った方を選べば、競馬予想の精度も楽しみ方も劇的に進化することは間違いありません。

この記事では、長年両方のサービスを使い倒してきた私が、それぞれの機能差、コストパフォーマンス、導入のハードル、そして具体的な活用シーンまで、徹底的に深掘りして解説します。あなたがこれ以上迷うことなく、自信を持って最適なツールを選べるよう、全力でガイドします。

  • ネクストとデータラボの決定的な違いとそれぞれの特徴
  • Macユーザーが直面するOS問題と具体的な解決策
  • スマホアプリを無料で連携させて年間数千円を得する裏技
  • 自分の予想スタイルやPCスキルに合わせた失敗しない選び方
  1. jravan ネクスト データラボ 違いと基本機能の比較
    1. 月額料金や利用コストに関する比較
      1. JRA-VAN NEXTの場合:追加課金なしの「定食コース」
      2. JRA-VAN Data Lab.の場合:ソフト選びで変わる「変動費」
    2. Mac環境での利用可否や対応OSの違い
      1. 1. 仮想化ソフトウェアの利用(現在の主流・推奨)
      2. 2. Boot Campの利用(Intel Mac限定)
      3. 3. クラウドPC / リモートデスクトップの利用
    3. スマホアプリとの連携や無料特典について
    4. 動画閲覧におけるレーシングビュアーの役割
      1. スマホアプリ連携で「実質無料」の動画環境を手に入れる
      2. 月額550円の価値はどこにある?レーシングビュアーの真価
      3. 結論:まずは「連携」からスタートし、必要になったら課金せよ
    5. ターゲットなどの対応ソフトや機能の差
      1. JRA-VAN NEXT:完成された「高級幕の内弁当」
      2. JRA-VAN Data Lab.:無限のレシピを作れる「プロ用キッチン」
      3. 圧倒的シェアを誇る怪物ソフト「TARGET frontier JV」
  2. jravan ネクスト データラボ 違いで選ぶおすすめの活用法
    1. データ分析に特化したターゲットの評判
      1. 1. 0.1秒で答えが出る「仮説検証」のスピード
      2. 2. 過去にタイムスリップする「馬券シミュレーション」機能
      3. 3. 自分だけの「最強の出馬表」を作れる拡張性
    2. 解約や退会の手順と注意点について
      1. PC版(公式サイト契約)の解約は1分で完了
      2. 【要注意】スマホアプリ決済の人は手順が全く違う!
      3. 料金の日割りと「損しない辞め時」
      4. 解約後のデータとTARGETユーザーへの助言
    3. 初心者にもわかりやすいネクストの魅力
      1. 1. 「読む」のではなく「見る」データ分析
      2. 2. JRA公式AI「データマイニング」という参謀
      3. 3. リアルタイムオッズと「異常検知」
      4. 4. ワンクリックで完了するスムーズな投票
    4. 過去データや予想ロジックの活用法
      1. NEXTにおける過去データ:情報を「点」で確認する
      2. Data Lab.(TARGET)における過去データ:情報を「面」で解析する
      3. 独自の「必勝ロジック」を構築できるか
    5. JRA-VANネクストとデータラボ違いまとめ

jravan ネクスト データラボ 違いと基本機能の比較

まずは、両サービスの基本的なスペックや機能面での違いを徹底的に比較していきます。どちらもJRA公式データを使っている点では同じですが、提供される「形」が全く異なります。ここを曖昧にしたまま契約してしまうと後悔の原因になりますので、じっくり見ていきましょう。

月額料金や利用コストに関する比較

サービスの導入を検討する際、最もシビアになるのが「毎月いくらかかるのか」というコストの問題ですよね。結論からズバリ申し上げますと、JRA-VAN NEXTとJRA-VAN Data Lab.の月額料金は、どちらも2,090円(税込)で完全に同額です。

この事実は意外と知られておらず、多くの方が「機能が複雑でプロっぽいデータラボの方が高いんじゃないの?」とか、「初心者向けのネクストの方が安い設定なんじゃない?」といった誤解をされています。しかし、JRA公式の定価はどちらもフラットです。

では、同じ2,090円を支払って「何が手に入るのか」。ここにお金の使い方の決定的な違いがあります。それぞれのコストパフォーマンスの正体を解剖していきましょう。

JRA-VAN NEXTの場合:追加課金なしの「定食コース」

NEXTに支払う2,090円は、「ソフトの利用料」そのものです。契約してインストールすれば、そこには出馬表、リアルタイムオッズ、レース結果、AI予想(データマイニング)、そして動画閲覧機能(速報版)など、競馬予想に必要なツールがすべて揃っています。

イメージとしては、メインディッシュからデザートまで全部セットになった「全品食べ放題の定食コース」です。基本的にこれ以上の追加料金はかかりません(過去の動画アーカイブを見放題にする「レーシングビュアー」オプションを除く)。

ここで、普段私たちが何気なく買っている「競馬新聞」と比較してみましょう。

【コスト比較シミュレーション】

  • 競馬専門紙(1部550円想定):
    土日購入×4週間 = 月額 約4,400円
  • JRA-VAN NEXT:
    土日全場全レース情報+AI予想 = 月額 2,090円

いかがでしょうか。毎週新聞を買うのに比べて、JRA-VAN NEXTなら半額以下のコストで済みます。しかも、紙面では物理的に掲載しきれない膨大なデータ量と、リアルタイムのオッズ変動が見られるわけですから、コストパフォーマンスは圧倒的と言えます。浮いた2,000円ちょっとを、毎月の馬券代の軍資金に回せると考えれば、非常に賢い投資ですよね。

ちなみに、競馬新聞については、私のブログ内の記事競馬新聞の見方を完全解説!予想印や馬柱の意味とおすすめ新聞でも詳しく解説しています。「競馬新聞」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

JRA-VAN Data Lab.の場合:ソフト選びで変わる「変動費」

一方、Data Lab.の料金体系は少し特殊です。月額2,090円の対価として得られるのは、JRAの巨大なデータベースへの「アクセス権(鍵)」だけです。この鍵を使って、100種類以上ある「対応ソフト」の中から好きなものを選んで動かす仕組みになっています。

ここで重要になるのが、「使うソフトによって総コストが変わる」という点です。

  • 無料ソフト(フリーウェア)を使う場合:
    Data Lab.会員の9割以上が利用している最強ソフト「TARGET frontier JV」は無料です。他にも多くの優秀なソフトが無料で提供されています。この場合、かかる費用はJRA-VANへの月額2,090円のみ。つまり、NEXTと同じコストでプロ級の分析環境が手に入ります。
  • 有料ソフト(シェアウェア)を使う場合:
    高度な独自指数や自動投票機能を搭載した一部のソフト(例:「馬王Z」や「RB☆STRIKE!」など)は、開発者が独自にライセンス料を設定している「シェアウェア」です。これらを利用する場合、JRA-VANへの基本料金2,090円に加えて、ソフトごとの月額利用料(数千円〜1万円以上など)が別途必要になります。

つまり、Data Lab.は「基本入場料は安いが、中で乗るアトラクションによっては追加料金がかかる遊園地」のようなものです。「TARGET」しか使わないのであればNEXTと同額で済みますが、あれこれ有料ソフトに手を出すと、月額コストが跳ね上がる可能性がある点は覚えておく必要があります。

比較項目 JRA-VAN NEXT(ネクスト) JRA-VAN Data Lab.(データラボ)
月額基本料金 2,090円(税込) 2,090円(税込)
料金の性質 オールインワン・ソフト利用料 データへのアクセス権(入場料)
追加コストのリスク なし(完結型で安心) あり(有料ソフトを使う場合のみ)
新聞代との比較 約半額のコストダウン TARGET利用なら約半額
推奨ユーザー 予算を固定したい人 TARGETを使いたい人
または投資としてソフト代を払える人

(出典:JRA-VAN公式サイト『ご利用料金・お申込み』

結論として、「とりあえず月額2,090円以外払いたくない!」という方は、NEXTを選ぶか、Data Lab.でTARGETだけを使うという選択が正解です。どちらを選んでも、紙の新聞を買い続けるより経済的であることは間違いありません。

Mac環境での利用可否や対応OSの違い

パソコン環境における最大の注意点、そして多くのクリエイターやMacユーザーが直面する最も高いハードルが、この「OSの対応状況」です。結論を先延ばしにせず、現実をお伝えします。

【重要】公式の対応OSは「Windows」のみです
JRA-VAN NEXTも、Data Lab.を利用するために不可欠なミドルウェア「JV-Link」も、公式にはWindows 10 / 11 専用となっており、macOSには一切対応していません。

「iPhoneやiPadにはアプリがあるのに、なぜMacでは使えないの?」と憤る気持ち、痛いほどよくわかります。しかし、これには明確な技術的理由があります。JRA-VANのPC向けシステムは、Windows固有の技術(ActiveXコントロールやDLLなど)を基盤に構築されています。これは、過去30年以上にわたる膨大なデータ資産を安定して、かつ高速に処理するために最適化された結果であり、Mac環境でこれらをネイティブに動作させることは、システムの構造上不可能なのです。

「じゃあ、MacユーザーはJRA-VANを使えないのか?」というと、決してそうではありません。実は、TARGET frontier JVを使いこなしているベテラン層の中には、MacBook ProやMacBook Airで運用している人が意外と多いのです。彼らは以下の「3つの回避策」のいずれかを駆使して、Macの洗練されたハードウェアでWindowsの競馬ソフトを動かしています。

1. 仮想化ソフトウェアの利用(現在の主流・推奨)

現在、最もスマートで現実的な解決策が、「Parallels Desktop(パラレルス・デスクトップ)」などの仮想化ソフトを使用する方法です。これは、Macを起動したまま、一つのアプリケーションとしてWindowsを立ち上げる技術です。

  • メリット:MacとWindowsを同時に使えます。例えば、MacのSafariでYoutubeのレース映像を見ながら、同じ画面上の隣のウィンドウでTARGET frontier JVを開いてデータ分析をする、といったことがシームレスに行えます。「コヒーレンスモード」を使えば、Windowsのデスクトップ背景を隠して、TARGETのウィンドウだけをMacのアプリのように浮かび上がらせることも可能です。
  • Appleシリコンへの対応:M1、M2、M3チップを搭載した最新のMacでも、「Arm版 Windows 11」を導入することで動作します。公式サポート外ではありますが、多くのユーザーが「TARGETがサクサク動く」と報告しており、実用上の問題はほぼありません。
  • コスト:仮想化ソフトのライセンス料(年額1万円前後〜)と、Windows OSの購入費用(約1.5万円〜)が初期投資として必要です。

2. Boot Campの利用(Intel Mac限定)

少し前の世代である「Intelチップ」を搭載したMacを使っている場合、「Boot Camp(ブートキャンプ)」というApple標準機能が使えます。これはMacのストレージ(SSD)の一部をWindows専用に切り分け、パソコンを起動する際に「macOSで立ち上げるか、Windowsで立ち上げるか」を選ぶ方法です。

  • メリット:Macのマシンパワーを100% Windowsに割り当てられるため、動作が最も安定し高速です。TARGETで数万レース分の集計をする際など、処理速度を重視する場合に有利です。また、Boot Camp機能自体は無料です(Windows OS代は必要)。
  • デメリット:OSを切り替えるたびに再起動が必要です。「ちょっとオッズ見たいな」と思っただけで再起動するのは相当なストレスになります。また、M1チップ以降のMacではこの機能は廃止されています。

3. クラウドPC / リモートデスクトップの利用

自分のMacにWindowsを入れるのではなく、インターネット上にある「Windowsサーバー(VPS)」を月額でレンタルし、Macから遠隔操作する方法です。

  • メリット:Macのストレージを圧迫しません。また、インターネット環境さえあれば、MacだけでなくiPadやAndroidタブレットからでも、フル機能のJRA-VAN(TARGETなど)を操作できます。
  • デメリット:月額料金(数千円〜)がかかり続けます。また、画面を映像として転送しているため、ネット回線が遅いとクリックしてから反応するまでにタイムラグ(遅延)が発生し、快適な操作性が損なわれる場合があります。

YUKINOSUKEの結論
これから環境を整えるなら、「Parallels Desktop × Windows 11」の組み合わせ一択かなと思います。初期費用として2〜3万円ほどの投資になりますが、「Macの使いやすさ」と「JRA-VANの最強データ」を両立できる環境は、そのコスト以上の価値を生み出します。競馬で勝って回収すれば、安い投資ですよ。

なお、ご自身のMacがどの方法に対応しているかや、正確な動作要件については、必ず公式のサポート情報を確認してから準備を進めてください。(出典:JRA-VANヘルプセンター『MacでJRA-VAN Data Lab.サービスは利用できますか?』

スマホアプリとの連携や無料特典について

PC版のJRA-VAN(NEXTまたはData Lab.)を契約する上で、絶対に忘れてはいけない最大のメリット。それがこの「スマートフォンアプリ版の無料利用権」です。

これ、意外と知らずに「PC版は2,090円、スマホ版は別途600円」と二重に支払ってしまっている方が結構いらっしゃるんですよね。非常にもったいないです!実は、PC版の会員IDを持っていれば、有料のスマホアプリ(通常iOS版:月額600円、Android版:月額550円)が、追加料金ゼロで完全に使い放題になるんです。

私自身、この特典をフル活用していますが、年間で計算すると約7,200円もの節約になります。

PC版の月額料金だけで、自宅のパソコンでも、外出先のスマホでも、JRA公式データにアクセスできる。この「いつでもどこでも」という環境こそが、JRA-VANを利用する醍醐味だと言えます。

スマホ連携で得られる4つの巨大なメリット

  • コストパフォーマンスの最大化:
    実質的に、PC版の利用料からスマホ代が差し引かれる計算になります。浮いたお金で、毎月「G1レースの単勝」が数枚買えてしまう計算ですね。
  • 予想印の自動同期(NEXTユーザー向け):
    これが本当に便利です。金曜の夜に自宅のPC(NEXT)の大画面でじっくり予想し、「◎〇▲」と印を打っておきます。すると、翌日競馬場に向かう電車の中でスマホアプリを開いた瞬間、その印がそのまま反映されているんです。「あれ、このレースの本命どれにしたっけ?」とメモを探す必要はもうありません。
  • 外出先でのスマートな動画確認:
    スマホアプリ版では、レース映像はもちろん、パドック動画や調教動画も見ることができます。PC版会員なら、これらの動画機能もすべて制限なく利用可能です。特にパドック映像は、現地のモニターが見えにくい時などに手元で高画質確認できるので重宝します。
  • シームレスな投票連携:
    アプリはJRAのネット投票(IPAT)と完全に連動しています。同期された予想印を見ながら、オッズを確認し、そのままワンタップで買い目をセットして投票完了。この流れがスムーズすぎて、一度慣れるともう他のツールには戻れません。

設定方法は拍子抜けするほど簡単です。何か特別な申請をする必要はありません。

  1. まず、スマホに「JRA-VAN競馬情報」アプリをダウンロードします(無料)。
  2. アプリを開き、メニューの「設定」や「アカウント」項目に進みます。
  3. 「PC会員・JRA-VAN ID利用設定」という項目があるので、そこでPC版で登録したIDとパスワードを入力してログインします。

たったこれだけで、アプリ内の「動画閲覧」や「予想機能」などの鍵マークが外れ、フル機能が使えるようになります。

【重要】二重課金に注意してください!

もしあなたが、現在すでにスマホアプリ版を「Apple ID決済」や「Google Play決済」で定期購読している場合は、必ずご自身でスマホ側のサブスクリプション解約手続きを行ってください。
PC版のIDを入力しても、スマホ側の課金は自動では止まりません。「連携したのに、スマホ代の請求も来続けている!」というトラブルは非常に多いので、PC版契約と同時に、スマホ版の課金停止を忘れないようにしましょう。

この連携機能を使えば、家では大画面で分析、外ではスマホで機動力重視の投票、という最強のルーティンが完成します。PC版を契約したら、まずは真っ先にスマホの設定を済ませておいてくださいね。

動画閲覧におけるレーシングビュアーの役割

JRA-VANを導入する際、多くのユーザーが頭を抱えるのが「レース映像を見るためには、別途追加料金を払わなければならないのか?」という問題です。公式サイトには「JRAレーシングビュアー(月額550円)」というオプションが大きく掲載されているため、「基本料金2,090円とは別に、動画代もかかるの?」と不安になるのは当然です。

結論から申し上げますと、「初心者のうちは、基本プラン(月額2,090円)だけで十分」であり、いきなりレーシングビュアーを追加契約する必要はありません。なぜなら、JRA-VANには追加料金なしで使える「隠れた動画視聴ルート」が存在するからです。

スマホアプリ連携で「実質無料」の動画環境を手に入れる

あまり知られていませんが、PC版(NEXTまたはData Lab.)の会員になると、通常有料の「スマホアプリ版JRA-VAN」が無料で使えるようになります。そして、このスマホアプリには、レース動画やパドック動画の視聴機能が標準搭載されているのです。

つまり、PC版のIDをスマホアプリに入力して連携させるだけで、以下の動画が追加料金ゼロで見放題になります。

動画の種類 視聴可能な内容・タイミング
レース映像 レース終了後、約3分程度で配信される「速報動画」。画質はスマホで見る分には十分綺麗で、外出先での振り返りに最適です。
パドック映像 レース発走の15分〜20分前に配信。馬の気配や発汗状態などをリアルタイムに近い感覚でチェックできます。
調教動画 G1や重賞レースなどの主要なレースに出走する有力馬の調教(追い切り)映像が公開されます。

このように、直近のレースを確認したり、当日のパドックを見て予想を修正したりといった「週末の競馬を楽しむ」用途であれば、基本プランの連携機能だけで9割以上のニーズを満たせます。

月額550円の価値はどこにある?レーシングビュアーの真価

では、わざわざ月額550円(税込)を払って「JRAレーシングビュアー」を契約するメリットは何なのでしょうか?それは、「圧倒的なアーカイブ量」「検証用の特殊アングル」にあります。

スマホアプリの動画機能は便利ですが、「過去何十年分もの動画を遡って見る」ことには向いていません。一方でレーシングビュアーは、2002年以降の全レース映像が高画質で保存されており、PCの大画面でいつでも検索・再生が可能です。

レーシングビュアーが必要になる人の条件

  • 過去データの徹底検証がしたい:「この馬、半年前の未勝利戦でどんな勝ち方をしたっけ?」といった古い映像を即座に確認したい場合。
  • パトロールビデオが見たい:レース中の不利や斜行、ジョッキーの進路取りを真上や正面からのアングルで確認できる「パトロールビデオ」は、ビュアー契約者だけの特権です。
  • PCの大画面で見たい:スマホの小さな画面ではなく、PCモニターで複数のレースを比較したり、細部まで観察したい場合。

特に、不利を受けて負けた馬を次走で狙う「回顧派」の予想スタイルを目指すなら、パトロールビデオが見られるレーシングビュアーは必須ツールとなるでしょう。

結論:まずは「連携」からスタートし、必要になったら課金せよ

これからJRA-VANを始める方は、最初からフルセットで契約してコストを膨らませる必要はありません。

まずは「基本プラン(NEXTまたはData Lab.)+スマホアプリ連携」でスタートしてみてください。これだけで、毎週末のレース映像やパドックは問題なく楽しめます。

そして、予想のレベルが上がり、「もっと昔のレースを見て研究したい」「パトロールビデオで審議の内容を確認したい」と欲が出てきた段階で、後からレーシングビュアーを追加契約するのが、最も無駄のないスマートな方法です。(出典:JRA-VAN公式サイト『スマホアプリ機能詳細』

ターゲットなどの対応ソフトや機能の差

ここが「jravan ネクスト データラボ 違い」の核心部分であり、あなたの競馬ライフを今後数年間にわたって左右する最大の分岐点です。料金が同じであるにもかかわらず、両者はユーザーに提供する「価値の形」が根本的に異なります。

一言で言えば、「完成された食事を提供されるレストラン(NEXT)」か、「最高級の食材と調理器具が使い放題のキッチン(Data Lab.)」か。この違いを正しく理解しないと、「やりたいことができない」というミスマッチが起きてしまいます。それぞれの本質的な違いを深掘りしていきましょう。

JRA-VAN NEXT:完成された「高級幕の内弁当」

JRA-VAN NEXT(ネクスト)は、JRAシステムサービスが開発・提供する「オールインワンの専用ソフト」です。このソフトの最大の特徴は、「インストールした瞬間から、プロ並みの環境がすべて整っている」という点に尽きます。

画面のデザインは非常に洗練されており、パソコン操作に不慣れな方でも迷わずに使えるよう設計されています。新聞形式の出馬表、リアルタイムオッズ、レース結果、血統データなどが、整理されたタブで直感的に切り替え可能です。ユーザーが画面のレイアウトに悩んだり、複雑な初期設定を行う必要は一切ありません。

NEXTだけの独自機能「AIデータマイニング」

NEXTを選ぶ最大の理由となり得るのが、標準搭載されたAI予測機能です。これは単なる人気順のコピーではなく、膨大な過去データから導き出された客観的なスコアです。

  • タイム型マイニング:走破タイムを予測し、絶対能力を数値化します。
  • 対戦型マイニング:メンバー間の相対的な勝率をシミュレーションします。

この2つの異なる視点のAI予測を、追加料金なしで、しかも出馬表の中で手軽に見られるのはNEXTユーザーだけの特権です。

また、NEXTは「リアルタイム性」に優れています。オッズ画面では、単に数字が並んでいるだけでなく、売れてオッズが下がった馬を赤色、上がった馬を青色で表示するなど、「情報の視覚化」に特化しています。「細かい分析はAIやシステムに任せて、自分は最終的な決断だけを下したい」というライト〜ミドル層にとって、これほど快適なツールはありません。

JRA-VAN Data Lab.:無限のレシピを作れる「プロ用キッチン」

対して、JRA-VAN Data Lab.(データラボ)は、少し概念が特殊です。これ自体は「ソフト」ではありません。JRAの巨大なデータベースサーバーに接続するための「権利(鍵)」と、データを運ぶ「パイプ役(JV-Link)」を提供するサービスです。

データラボを契約した状態では、まだ画面には何も映りません。ここから、100種類以上存在する「対応ソフト」の中から、自分が使いたいものを選んでインストールすることで、初めて機能します。

ソフトのタイプ 主な機能と特徴
データベース系 過去数十年分のデータを蓄積・検索・集計する(TARGETなど)。
指数系 スピード指数やオリジナル指数を自動計算して表示する。
パドック・血統系 馬体画像の比較や、詳細な血統配合シミュレーションを行う。
自動投票系 「オッズ10倍以上」などの条件を設定し、ロボットが自動購入する。

つまり、データラボは「自由」なのです。市販のゲーム機のように「ソフトを入れ替えて遊ぶ」感覚に近いです。有志の開発者が作った多種多様なソフト(無料・有料あり)を組み合わせることで、自分だけの最強の分析環境を構築できます。

圧倒的シェアを誇る怪物ソフト「TARGET frontier JV」

そして、データラボを語る上で絶対に避けて通れないのが、「TARGET frontier JV(ターゲット)」というソフトの存在です。実質的に、データラボ会員の9割以上(私の体感ですが)が、このソフトを使うために契約していると言っても過言ではありません。

TARGETは、JRA-VAN公式が提供している無料ソフト(データラボ会員なら追加費用なし)ですが、その機能は「閲覧」の域を遥かに超えています。

TARGETの本質は「ローカルデータベース」
WebサイトやNEXTが「サーバーにあるデータを見に行く」のに対し、TARGETは「自分のパソコンの中にJRAの全過去データを取り込んで保存」します。これにより、インターネット回線の速度に依存せず、爆速での検索・集計が可能になります。

例えば、「過去10年の東京競馬場の芝2400mで、ルメール騎手が1番人気に乗った時の勝率と回収率は?」という疑問を持ったとします。これをWeb検索で調べるのは困難ですが、TARGETなら3回クリックするだけで、0.1秒後には正確な数値が表示されます。

さらに、TARGETは「外部指数の取り込み」にも対応しています。有名な予想家の指数や、自分がエクセルで作った独自指数をCSV形式で読み込ませ、出馬表に表示させることが可能です。

「見る」ツールであるNEXTに対し、「使い倒す」「研究する」ツールであるTARGET。この圧倒的な分析力とカスタマイズ性こそが、多くの競馬ファンを沼に引きずり込むデータラボの真価なのです。

(出典:JRA-VAN公式『TARGET frontier JV 製品紹介』

ちなみに、競馬予想AIについては、私のブログ内の記事競馬予想AIをPythonで自作!回収率を上げる開発手順と本でも詳しく解説しています。「競馬予想AI」に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

jravan ネクスト データラボ 違いで選ぶおすすめの活用法

機能や構造の違いを理解したところで、次は「具体的にどう活用すればいいのか」「自分にはどちらが向いているのか」を、ユーザーのタイプや目的に合わせて解説していきます。ここを読めば、迷いは確信に変わるはずです。

データ分析に特化したターゲットの評判

もしあなたが、「なんとなくの勘や、新聞の印だけで馬券を買うのはもうやめたい」「データに基づいた根拠のある予想で、年間の回収率をプラスにしたい」と本気で考えているなら、選択肢は一つしかありません。迷わず「JRA-VAN Data Lab.」を契約し、無料の神ソフト「TARGET frontier JV(ターゲット)」を導入してください。

競馬ファンの間で「ターゲットを使わずに競馬で勝とうとするのは、竹槍で戦車に挑むようなもの」とまで言われることがありますが、あながち大げさではありません。なぜこれほどまでに評判が高く、プロの予想家や億単位を稼ぐ馬券師たちに愛用され続けているのか。その理由は、圧倒的な「自由度」と、残酷なまでの「検証能力」にあります。

1. 0.1秒で答えが出る「仮説検証」のスピード

ターゲットの真骨頂は、思いついたアイデアをその場で即座に検証できることです。

Webサイトのデータベースだと、検索条件を入力して、読み込みを待って……と時間がかかりますが、ターゲットはPC内にデータを蓄積しているため、検索結果が一瞬で表示されます。

例えばこんな疑問が一瞬で解決します

  • 「ルメール騎手は東京芝1600mでめちゃくちゃ勝っているイメージがあるけど、単勝回収率はどうなんだろう?」
  • 「中京ダート1800mで、今回初めてブリンカー(遮眼革)を着用してきた馬は買いなのか?」
  • 「前走がG1で1秒以上負けた馬が、G3にランクダウンして出走してきた時の巻き返し率は?」

これらを調べた結果、「勝率は高いけど、人気になりすぎて回収率は70%しかない(=買えば買うほど損をする)」といった事実が突きつけられることもあります。この「思い込み」を排除し、「事実」だけを武器に戦えるようになるのが、ターゲット最大の強みです。

2. 過去にタイムスリップする「馬券シミュレーション」機能

私がターゲットを「怪物ソフト」と呼ぶ最大の理由がこれです。過去の膨大なレース結果を使って、「もし自分がこの買い方を続けていたら、いくら儲かっていたか」をシミュレーションできます。

例えば、「中山ダート1200m、逃げ馬、前走3着以内」という条件を設定し、過去5年分の全レースで単勝を買い続けた場合の収支を計算させます。ボタン一つで、「的中率〇%、回収率112%、純利益〇〇万円」という結果がはじき出されます。

この機能を使えば、「リアルマネーを1円も損することなく、勝てる予想法が見つかるまで何度でも実験ができる」のです。これが、データ派がターゲットを手放せない理由です。

3. 自分だけの「最強の出馬表」を作れる拡張性

ターゲットは、画面のレイアウトや表示する項目を自由自在にカスタマイズできます。さらに凄いのが、外部の指数データを取り込める点です。

  • 外部指数のインポート:ネット上で公開されている「スピード指数」や、有名な「卍指数」、あるいは自作のAI指数などをCSV形式で取り込み、出馬表の中に表示させることができます。
  • ZI指数(標準搭載):ターゲット独自の能力指数「ZI」も非常に優秀です。前走までのパフォーマンスを数値化したもので、新聞の印に惑わされずに馬の基礎能力を比較するのに役立ちます。

これにより、世界に一つだけの、あなた専用の分析コックピットが完成します。

最初は「難しさ」に圧倒されるかも?
正直に言いますが、ターゲットの画面は情報量が多すぎて、最初はエクセルの巨大な表を見ているような気分になります。「とっつきにくさ」はNo.1かもしれません。しかし、ネット上には使い方の解説ブログや動画が溢れていますし、毎日少しずつ触っていれば必ず慣れます。「使いこなせるようになった時、競馬がギャンブルから投資に変わる」と信じて、ぜひ挑戦してみてください。

さらに、分析して「これだ!」と思った馬が見つかれば、ターゲットの画面から直接IPAT(ネット投票)に接続して投票まで完結します。「資金配分機能」を使えば、「予算1万円で、どの馬が来ても払い戻しが同じになるように買う」といったプロのような買い方もワンクリックです。
本気で勝ちたいなら、まずはData Lab.のお試し期間を利用して、この「禁断の果実」を味わってみることを強くおすすめします。

解約や退会の手順と注意点について

サブスクリプション型のサービスを契約する際、「入るのは簡単だけど、辞める時に面倒な手続きがあるんじゃないか?」「解約ボタンがどこにあるか隠されているんじゃないか?」といった不安はつきものですよね。私自身も色々なサービスを使ってきましたが、解約の電話が繋がらなくてイライラした経験、一度や二度ではありません。

ですが、結論から言いますと、JRA-VANに関してはその心配は一切無用です。運営母体がしっかりしているだけあって、解約手続きは非常にクリーンで、ユーザーフレンドリーな設計になっています。「使わなくなったらすぐに辞められる」という安心感があるからこそ、私も長年使い続けられているのかもしれません。ここでは、具体的な解約手順と、絶対に知っておかないと損をする(あるいはトラブルになる)注意点を詳しく解説します。

PC版(公式サイト契約)の解約は1分で完了

まず、公式サイトでクレジットカード決済などを利用して「JRA-VAN NEXT」や「Data Lab.」を契約している場合の解約方法です。これは全てWeb上で完結し、誰とも話す必要はありません。

解約の3ステップ

  1. JRA-VAN公式サイトにアクセスし、画面右上の「各種お手続き」をクリックしてログインする。
  2. メニューの中から「ご利用料金の確認」を選択する。
  3. 現在契約中のサービス一覧が表示されるので、辞めたいサービスの横にある「自動継続停止」ボタンをクリックする。

たったこれだけです。しつこい引き止めページが表示されたり、複雑なアンケートに強制回答させられたりすることもありません。所要時間は1分もかからないでしょう。

ちなみに、JRA-VANでは「解約」という言葉ではなく「自動継続の停止」という表現が使われています。これは後述するように、手続きをしても即座に使えなくなるわけではなく、契約期間満了まではサービスが継続するためです。

【要注意】スマホアプリ決済の人は手順が全く違う!

ここが最も注意すべきポイントであり、多くの人が陥る「罠」です。

もしあなたが、PC版ではなく「スマホアプリ版(Android/iOS)」単体で課金している場合、あるいはPC版とスマホ版を別々に契約してしまっている場合は、JRA-VANの公式サイトからは解約できません。

スマホアプリの課金(Apple ID決済やGoogle Play決済)は、AppleやGoogleが管理しているため、スマホ本体の設定画面から「サブスクリプションのキャンセル」を行う必要があります。

スマホ決済の解約ルート(例)

  • iPhoneの場合:「設定」アプリ > 最上部の自分の名前 > 「サブスクリプション」 > JRA-VANを選択 > 「サブスクリプションをキャンセルする」
  • Androidの場合:「Google Playストア」 > アイコンタップ > 「お支払いと定期購入」 > 「定期購入」 > JRA-VANを選択 > 「定期購入を解約」

「JRA-VANのサイトで退会手続きをしたはずなのに、来月も請求が来た!」というトラブルの大半は、このスマホ側のサブスクリプション解除を忘れていることが原因です。PC会員特典でスマホアプリを無料で使っている方は関係ありませんが、アプリ単体で契約している方は必ずこの手順を踏んでください。

料金の日割りと「損しない辞め時」

解約のタイミングについてもよく質問をいただきますが、JRA-VANには「日割り計算による返金」はありません。

例えば、利用期間が「毎月1日〜末日」の契約になっている場合、1月5日に解約しても、1月31日に解約しても、支払う料金は同じ2,090円です。そして重要なのが、「月の途中で解約手続きをしても、その月の末日までは通常通りサービスが使える」という点です。

つまり、解約しようと決めたなら、「月末ギリギリまで待つ」必要は全くありません。むしろ、忘れて翌月にまたいでしまうリスクを避けるために、決断したその瞬間に「自動継続停止」の手続きをしてしまうのが最も賢い方法です。早めに手続きしても、月末まできっちり使い倒せますので安心してください。

解約後のデータとTARGETユーザーへの助言

解約(自動継続停止)をして有効期限が過ぎると、有料会員から「無料会員(JRA-VAN IDのみ所持している状態)」に移行します。ID自体は削除されずに残ります。

ここでData Lab.ユーザー、特に「TARGET frontier JV」を使っている方に強くお伝えしたいのが、「データのバックアップ」についてです。
TARGET内に蓄積した「予想印」「レースごとのコメント」「馬券の収支データ」などは、あなたのパソコンの中に保存されています。解約してソフトが起動できなくなってもデータファイル自体はPCに残りますが、もしPCが故障したり買い替えたりすると、長年積み上げた「競馬の資産」が全て消えてしまいます。

TARGETユーザーの解約前ToDo

解約する前に、TARGETのインストールフォルダ内にある「MY_DATA」というフォルダだけでも、USBメモリやクラウドストレージ(Googleドライブなど)にコピーしてバックアップを取っておきましょう。これさえあれば、数年後に「やっぱりまた競馬やりたい!」と思って再契約した時に、当時のデータをそのまま引き継いで再開できます。

JRA-VANは再入会も非常に簡単で、同じIDを使ってすぐに再開できます。競馬は季節ものですから、「G1シーズンだけ契約して、夏競馬はお休みする」といった使い方も、賢い節約術の一つですよ。

ケース 解約手続きを行う場所 注意点
PC版(NEXT/DataLab.)
クレジットカード等の場合
JRA-VAN公式サイト
「各種お手続き」
期限までは利用可能。
日割り返金はなし。
スマホアプリ版
(Apple ID/Google Play)
スマホの設定画面
(サブスクリプション管理)
公式サイトからは解約不可。
アプリ削除だけでは解約にならない。

(出典:JRA-VANヘルプセンター『JRA-VAN NEXT・DataLab.のサービスを解約したい』

初心者にもわかりやすいネクストの魅力

逆に、「Data Lab.のような難しい設定やプログラミング的な思考はちょっと……」「週末の競馬は、難しいことを考えずに映像と直感でエキサイティングに楽しみたい」という方には、「JRA-VAN NEXT(ネクスト)」が、間違いなく最高のパートナーになります。

NEXTを一言で表すなら、「最強のデジタル競馬新聞」であり、同時に「高性能な競馬専用ブラウザ」です。インストールしたその瞬間から、JRAが提供する公式データの全てが、洗練されたグラフィックとともにあなたの目の前に広がります。ここでは、なぜNEXTが多くのファンに愛され続けているのか、その魅力を深掘りしていきましょう。

1. 「読む」のではなく「見る」データ分析

TARGETなどのデータベースソフトが、数字が整然と並ぶ「表計算ソフト(Excel)」のような見た目だとすれば、NEXTの画面はまるで「リッチなゲーム画面」です。初心者の方が直感的に操作できるよう、徹底的にビジュアル化(可視化)されているのが最大の特徴です。

例えば、出馬表は競馬ファンにはおなじみの「縦書き新聞形式」を採用していますが、紙の新聞では不可能なデジタルならではの工夫が随所に施されています。

  • 馬体重のグラフ化:
    過去のレースごとの馬体重増減が棒グラフで表示され、「今回は絞れてきたな」「冬場は太りやすいタイプだな」といった傾向が、数字を追わなくても一目でわかります。
  • 着順のカラー表示:
    過去の成績欄で、1着はピンク、2着は青、3着は緑といった具合に背景色が色分けされています。「この馬、最近ピンク色(1着)が多いな」と、文字を読む前に色で好調馬を判別できるのです。
  • コース適性のアイコン化:
    今回走るコースが得意かどうかを、◎や○などのアイコンでシンプルに表示してくれます。

この「直感的なわかりやすさ」こそが、長時間予想していても疲れないNEXTの最大の武器であり、新聞からデジタルへ移行する最初の一歩として最適である理由です。

2. JRA公式AI「データマイニング」という参謀

NEXTには、他のソフトにはない強力な独自機能が標準搭載されています。それが人工知能による勝敗予測機能、「データマイニング」です。

これは単なる人気順の追認ではありません。走破タイム、血統、騎手、コース適性、調教状況など、人間では処理しきれない膨大な過去データをAIが解析し、客観的にはじき出した「予測スコア」です。NEXTのデータマイニングには、性質の異なる2つの型が用意されています。

AIモデル 特徴と得意な条件
タイム型 過去の走破タイムをベースに、今回の馬場や斤量でどれくらいのタイムで走れるかを予測します。
【活用シーン】スピード優先の短距離戦や、良馬場での能力比較に最適です。
対戦型 出走馬同士が総当たり戦をした場合の勝率をシミュレーションします。
【活用シーン】展開が紛れやすいハンデ戦、長距離戦、雨での道悪など、タイムだけで決まらない混戦で威力を発揮します。

「自分の予想に自信がない」「新聞の印以外にも、客観的なセカンドオピニオンが欲しい」という時、この2つのAI指数は非常に頼りになる参謀となってくれます。特に、「人間(新聞記者)の評価は低いが、AI(データマイニング)の評価は高い」という馬を見つけたときは、高配当ゲットのチャンスです。

3. リアルタイムオッズと「異常検知」

NEXTは常時JRAのサーバーと接続されており、オッズや変更情報はリアルタイムで自動更新されます。更新ボタンを押さなくても、常に最新の情報が画面に流れてくるのです。

特に優れているのが「オッズ画面」です。単に数字が並んでいるだけでなく、前回の更新時と比較してオッズが下がった(売れている)馬は赤、上がった馬は青で表示されます。さらに、締め切り直前に大口投票が入って急激にオッズが動いた場合、その異常値を検知してハイライト表示してくれる機能もあります。

「実は直前でプロが大量に買っていた穴馬」を察知し、そこに乗っかるという戦術も、NEXTなら可能です。この「情報の鮮度」に関しては、紙の新聞では絶対に太刀打ちできない領域です。

(出典:JRA-VAN公式サイト『JRA-VAN NEXT 製品紹介』

4. ワンクリックで完了するスムーズな投票

予想が決まったら、そのままスムーズに馬券購入へ移れるのもNEXTの魅力です。
JRAのネット投票システム(IPAT)と完全連携しており、出馬表やオッズ画面でチェックを入れた買い目を、ボタン一つで送信できます。

「締め切り1分前にオッズを見て、急いで買い目をセットして投票!」という緊迫した場面でも、NEXTなら焦ることなくスマートに完了できます。この「分析から投票までのシームレスな流れ」は、一度体験するともう手放せません。

NEXTの魅力を総括

  • 準備ゼロ:インストールするだけで、すぐにプロ並みの予想環境が整う。
  • 直感操作:グラフや色分けにより、専門知識がなくても馬の調子がわかる。
  • AI活用:JRA公式のデータマイニングが、あなたの予想を科学的にサポート。
  • 即投票:リアルタイムオッズを見ながら、チャンスを逃さず馬券が買える。

過去データや予想ロジックの活用法

最後に、両サービスにおける「過去データ」の扱い方に関する決定的な違いについて解説します。ここを正しく理解できるかどうかが、あなたがJRA-VANを使って「単に競馬を楽しむ」のか、それとも「競馬で利益を上げるためのシステムを構築する」のかを分ける分水嶺となります。

一言で言えば、JRA-VAN NEXTはデータを「閲覧(View)」するためのツールであり、JRA-VAN Data Lab.(特にTARGET frontier JV)はデータを「解析(Analyze)」するためのツールです。この違いは、スマホで天気予報を見るのと、気象衛星のデータを使って明日の天気を予測するくらいの差があります。

NEXTにおける過去データ:情報を「点」で確認する

JRA-VAN NEXTでも、もちろん過去のデータを閲覧することは可能です。公式データとして過去数十年分のレース結果が格納されており、いつでも引き出すことができます。

しかし、その使い方はあくまで「辞書的」なものです。

  • 「去年の有馬記念、勝ったのはどの馬だっけ?」
  • 「この馬、前走のタイムは何秒だった?」
  • 「武豊騎手の先週の勝利数は?」

このように、「特定のレース」や「特定の馬」という「点」の情報を確認するのには非常に適しています。画面も見やすく整形されており、クリック一つで過去10年間のレース傾向をグラフで表示したり、着順ごとに色分けして視覚的に確認したりする機能も備わっています。

週末の予想をする際に、「この馬は過去にこのコースで走ったことがあるか?」を確認する程度であれば、NEXTの機能で十分にお釣りが来ます。新聞をめくって過去柱を探す手間から解放されるだけでも、その価値は計り知れません。

Data Lab.(TARGET)における過去データ:情報を「面」で解析する

一方で、Data Lab.の代名詞である「TARGET frontier JV」における過去データは、意味合いが全く異なります。TARGETは、JRAが保有する1986年以降の全データをパソコン内に取り込み、巨大なデータベースを構築します。

これにより可能になるのが、「複合条件による統計解析」です。

例えば、あなたが「中山芝2000mは内枠が有利らしい」という噂を聞いたとします。NEXTではこれを確かめる術はありませんが、TARGETなら数秒で答えが出ます。

TARGETでの解析フロー例

  1. 検索条件に「コース:中山芝2000m」「期間:過去10年」を設定。
  2. 「集計実行」ボタンをクリック。
  3. 枠順別の成績一覧が表示され、「1枠の勝率〇%、単勝回収率〇%」という正確な数字が出る。

さらに条件を絞り込み、「このコースで、かつルメール騎手が騎乗し、かつ前走がG1だった馬」というような、極めて具体的でマニアックな条件(=面)での成績抽出も自由自在です。
こうして導き出された数字は、単なる「感想」や「印象」ではなく、歴史的事実に裏打ちされた「根拠」となります。

独自の「必勝ロジック」を構築できるか

この機能差は、そのまま「予想スタイルの差」に直結します。

  • NEXTユーザーの予想:
    提供された情報(新聞、AI指数、オッズ)を見て、その場で判断を下す「裁量予想」が中心になります。情報はあくまで判断材料の一つです。
  • Data Lab.ユーザーの予想:
    事前にTARGETを使って「儲かる条件(ロジック)」を探し出し、レース当日はその条件に当てはまる馬を機械的に買う「システム予想」が可能になります。

もしあなたが、「自分だけの必勝法を作りたい」「感情に左右されずに投資として競馬に取り組みたい」と考えているなら、Data Lab.を選び、TARGET frontier JVを使いこなすことが必須条件となります。なぜなら、ロジックを作るための「仮説検証」のサイクル(仮説を立てる→過去データで検証する→修正する)は、データベースソフトでなければ絶対に回せないからです。

結論:どちらを選ぶべきか?

  • 「データを見て楽しむ」「予想の参考にする」レベルなら NEXT で十分。
  • 「データから法則を見つけ出す」「回収率のシミュレーションをする」レベルを目指すなら Data Lab. へのステップアップが必要。

もちろん、最初から高機能なTARGETを使う必要はありません。まずはNEXTで競馬データの基礎に触れ、「もっと深いことが知りたい!」「なんでこの馬が勝ったのかデータで証明したい!」という知的好奇心が抑えられなくなったタイミングで、Data Lab.へ移行する(あるいは両方契約する猛者になる)というのも、非常に自然で賢いステップアップの方法です。

(出典:JRA-VAN公式サイト『TARGET frontier JV 製品紹介』

まずは無理せず、今の自分の熱量と目的に合った方を選んでみてください。どちらを選んだとしても、JRA公式の正確無比なデータが、あなたの予想を強力にバックアップしてくれることに変わりはありません。

JRA-VANネクストとデータラボ違いまとめ

ここまで、機能面での詳細なスペック比較、Macユーザーが直面するOSの壁、そして裏技的なスマホ連携によるコスト削減術など、様々な角度からJRA-VAN NEXTとData Lab.を解剖してきました。長文にお付き合いいただきありがとうございます。

正直なところ、どちらも「月額2,090円」という同じ価格設定であるがゆえに、最後の最後まで迷ってしまう方は非常に多いです。しかし、これらは単なる機能違いではなく、「競馬というスポーツをどう楽しみたいか」というスタンスの違いそのものです。

最後に、これまでの議論を総括し、あなたがどちらを選ぶべきか、その「決定打」となる判断基準をまとめました。ご自身の胸に手を当てて、どちらのタイプに近いか診断してみてください。

▼JRA-VAN NEXT が向いている人(=情報の「利用者」タイプ)

  • PC設定やトラブルシューティングが苦手な人
    「ポート開放?」「ファイルの解凍?」といった用語に頭を抱えてしまう方は、インストールするだけで100%の環境が整うNEXT一択です。ストレスなく競馬を始めることが最優先です。
  • 「直感」と「ビジュアル」を重視する右脳派
    数字の羅列とにらめっこするよりも、グラフの変動やカラー表示された馬柱を見て、パッと見のインスピレーションで予想を組み立てたい方に最適です。
  • JRA公式AIの「答え」を手っ取り早く知りたい人
    自分で計算式を組むのは面倒だけど、AIが弾き出した高精度の予測スコア(データマイニング)は参考にしたい、という「いいとこ取り」をしたい方に向いています。
  • 週末エンジョイ勢(ライト〜ミドル層)
    平日は仕事で忙しく、週末のレース当日にビールを片手に映像を見ながら、手軽にオッズを確認して投票したい。そんな「競馬観戦スタイル」にはNEXTが最高の相棒となります。

一方で、競馬を単なるギャンブルや遊びとしてではなく、一つの「投資対象」や「研究対象」として捉えている方には、全く異なる選択肢が推奨されます。

▼JRA-VAN Data Lab. が向いている人(=情報の「開拓者」タイプ)

  • 「TARGET frontier JV」という武器を手に入れたい人
    これが全てと言っても過言ではありません。過去30年のデータを自由自在に切り取り、誰も知らない「儲かる法則」を見つけ出したいなら、Data Lab.以外に選択肢はありません。
  • 独自の予想法をシステム化したい理論派
    「逃げ馬理論」「特定血統の激走条件」など、自分の中にある仮説を過去データで検証し、根拠のあるロジックとして確立させたい方に必須のツールです。
  • 自分好みの環境を作りたいカスタマイズ好き
    外部のスピード指数を取り込んだり、画面のレイアウトを改造したりと、PCでの作業そのものを楽しめる方に向いています。
  • Macユーザーでも諦めない「チャレンジャー」
    仮想環境の構築やBoot Campの導入など、手間とコストをかけてでも「プロと同じ最強の分析環境」を手に入れたいという熱意のある方は、間違いなくData Lab.で成果を出せる素質があります。

判断をより明確にするために、最終的な機能差を一覧表にまとめました。自分が重視する項目が「◎」になっている方を選んでください。

比較項目 JRA-VAN NEXT JRA-VAN Data Lab.
導入の手軽さ ◎ 簡単 △ ソフト選定が必要
データの分析力 △ 閲覧メイン ◎ 解析・検証メイン
AI予想の利用 ◎ 標準搭載 △ 対応ソフトによる
カスタマイズ性 △ 固定画面 ◎ 無限大(TARGET等)
スマホ連携 ◎ 無料で同期可 ◎ 無料で利用可

「それでもまだ迷う……」という方にお伝えしたいのが、「迷ったらとりあえず試してみる」というアクションの重要性です。

ありがたいことに、JRA-VANにはどちらのサービスにも「最大1ヶ月の無料お試し期間」が用意されています。これは機能制限版などではなく、有料会員と全く同じ機能をフルスペックで体験できる太っ腹な制度です。

私のおすすめする「失敗しない試し方」は以下の通りです。

  1. まずはハードルが高いと思われる「Data Lab.」に登録し、「TARGET frontier JV」をインストールしてみる。
  2. 週末に使ってみて、「自分には難しすぎる」「データが多すぎて疲れる」と感じたら、無料期間中に解約する。
  3. その足で「NEXT」の無料お試しに申し込み、見やすさと手軽さに感動して定着する。

もちろん逆もまた然りです。もし「合わない」と感じても、無料期間内にWeb上から解約手続き(自動継続停止)を行えば、料金は1円もかかりません。リスクゼロで自分に合うツールを見極められるのですから、試さない手はありません。

正確な情報は公式サイトで確認を
キャンペーン内容や無料トライアルの条件は変更される場合があります。申し込み前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
(出典:JRA-VAN公式サイト『ご利用料金・お申込み』

競馬予想ツールは、あくまであなたの予想をサポートする「道具」です。高性能な道具を持つこと自体が目的ではなく、それを使って「的中」と「回収」という果実を手に入れることがゴールです。

あなたの性格やライフスタイルにフィットした最適なツールを選び、週末の競馬ライフがよりエキサイティングで、そして実りあるものになることを心から応援しています!

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