社会福祉士国家試験受験資格取得を得るために受講した社会福祉士短期通信科で、私が実際に提出したレポートになります。
相談援助演習5
課題:子供を他人に触られたくない 事例相談者への支援 評価点80点
こちらのレポートに関しては、参考資料を活用しつつ私が実際に生活相談員として勤務をしながら実際に体験してきた内容をまとめたものになります。
評価点としては80点を頂きました。
レポート本文
対応としては、まずは本人の考えや想いを聞き受け止める姿勢で話を聞く。話を聞く時は、共感する姿勢を持って話を聞く事が大切である。相手の考えや想いを尊重する事で相手の受ける印象は変わるはずである。その際に相談者の表情や仕草を確認しながら行なう事も大切である。時に怒ったり泣いたりしたりする場面も考えられるが、泣く事によって感情を発散できる場合もあるため、状況に応じて感情を受け止める事も必要である。
また相談者のペースでの会話にならないように主導権は支援者にあるように支援者主導で話を進めていかなければならない。支援者主導とはいっても相談者が話しやすい雰囲気を作る等、相談者が安心して話ができるような環境は整えなければならない。
相談者の話の内容によっては、感情移入してしまい支援者自身の感情が揺さぶられる事も考えられるため、支援者自身の感情コントロールも重要になる。自分自身を知った上で冷静な対応が求められる。
ここで気を付けなければならない事は、相談者の考えを否定してしまう事である。善悪の判断をこちらからするのではなく本人に気付いてもらう事、今本人が置かれている状況を言葉を置き換えて説明する事が必要である。
また忘れてはいけない事として秘密保持があげられる。相談者の信用を失うような行為は絶対に避けなければならないし、社会的信用を失う行為も避けなければならない。
解決策を考えるのであれば『触ってくる相手に対して悪気はないのでしょうけど』という認識を持っているため、その点を切り口に本人から詳しく話を聞ければと感じる。本人からの話によってここまでだったら許せる事、許せない事が明確になる可能性もあるため、話を聞きながら相談者と一緒に考えていくという言葉をかけてあげられればと思う。基本は相談者と一緒に今後の事を考えていくという姿勢が大切だと感じる。相談者にとっても相談できる相手がいると感じられる事で心にゆとりが生まれ今までとは違う感情が生まれる可能性も考えられる。
個人的にも1歳の子供がいるため、他人に必要以上に触られたくないという気持ちは理解ができるし同じような状況を体験した事もある。やはり必要以上に触られるのはいい気はしないと私も感じる。その上で相手の考え方や行動をコントロールする事は難しいため、自分自身の考え方や行動をコントロールする事が問題解決に一番近づけるのではないかと思う。ここで大切な事は問題を解決するという事ではなく、相談者が何を求めてるかを気付いてもらい相談者自ら解決できるようにお手伝いする事であると感じる。そういった事に少しでも気付いてもらえるように一緒に考えるというスタンスで相談者と向き合っていければ例えすぐに答えが出なくても良い支援に繋がっていくと感じる。
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