【男性の育児休暇は最低3カ月は必要?】育児休暇体験記まとめました!

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最近は男性が育児休暇を取得する事が増えてきた印象を受けます。国も男性育休を後押しする政策に力を入れているようなので今後も取得する人が増えていけばいいなと思っています。ただ実際に育休を取得するとしても『何をしたらいいの?生活費ってどうしたらいいの?』とどうしたらいいのか分からない事が多いです。ここでは、私が実際に育休を取得して体験した内容をまとめました。これから育休取得を考えている方、今現在育休を取得している方のお力になる事ができれば幸いです。

なぜ育休を取得したか

今には2人の子供がおり長男の時には育休を取得しようとは考えもしませんでした(恥ずかしながら…)それは妻が里帰りをしていた事も影響していたと思いますし職場自体で育休を取得したという話を全く聞かなかったため、私には縁のない制度だと感じていました。私が育児休暇を取得した背景としては

  1. 長男出産時は妻が肉体的にも精神的にも辛そうだったので同じような思いをさせたくない。妻とは一生の付き合いである。
  2. 実際に私も長男の時に体験できなかった育児を体験したい。
  3. 給付金を貰えるのであれば生活にも影響はない。
  4. 職場に迷惑をかける形になるかもしれないが、長期的にみると男性が育休を取得したという実績を作る事ができる。
  5. 一度の人生あの時育休を取得しとけばよかったと後悔したくない。

このような理由からなのですが1番のハードルは④でした。上司には男性でも育休を取得できるかの確認を行った上で私の考えを説明させてもらいました。上司からは取得する方向で背中を押してもらったのですが、部下からの理解を得られなかったのが辛かったです。

部下に育休取得を伝えた時に言われた言葉は『係長が育休ですか?』『上司より先に育休を取得しようと考えている事を教えてほしかった』との言葉でした。とてもショックな言葉でした。私としては前例が無かった男性の育休取得ができるのかの確認を行った上で承諾を得てから部下に報告したのですがそれが面白くなかったようです。それからは仕事の引継ぎをしても面白くない態度を取られていました。やっぱり男性の育休って分かってもらえない部分があるんだなーって強く感じましたし、一カ月程度休むことも許してもらえないだなーってとても寂しい気持ちになりました。当初の予定では育休を2回に分けて取得したかったのですが、2回目なんて取得できるような雰囲気ではなかったので諦めました。後日国の相談機関にハラスメントに該当するか相談したところ『特別なフレーズを言ったからハラスメントになるのではなく、面白くないような態度を取っている事もハラスメントに該当する』との事でした。最終的には職場の判断になるとの事だったので職場に相談してくださいとの事だったので何もできずじまいですが・・・。ただ妻には余計な心配をかけたくなかったので1カ月程度にはなってしまったが問題なく育休を取得できたと伝えました。

私が実際に取得した期間

個人的には最低でも3カ月は取得したかったのですが、同僚の理解を得られなかった事もあり約2か月間育休を取得しました。内訳としては1カ月弱は完全にお休み。残りの期間は時短勤務という形で仕事をしました。育児休業中の就労について厚生労働省のホームページを調べると就労が月10日(10日を超える場合は80時間)以下であれば、育児休業給付金が支給されます。との記載がありましたので1日6時間で9日ほど勤務しました。結果的には完全にお休みを貰ったのは1カ月程度となります。

育休中の生活

妻が出産で入院した時から出産後も私が長男の朝の準備を行なっています。

  • 6:00起床~長男の保育園の準備と朝ご飯の用意
  • 7:30長男を起こす。
  • 7:40長男の着替えと朝ご飯
  • 8:40保育園へ出発

長男の寝起きの良さによって後ろのスケジュールが結構変わります。寝起きが悪いと着替えも食事も思うように進まないのでなるべく朝は機嫌を損ねないようにしていました。保育園の準備も保育園に連れて行ってからの持ち物の置き場等も全て妻が行なっていたため、最初はわからないことだらけで苦労しました。妻の大変さを改めて認識しました。

  • 9:00自宅に戻って一息
  • 9:10トイレ・風呂場・リビングの掃除。買い物等
  • 12:00昼ごはん

自宅に戻ってくると妻と次男が起きる前に1階のリビングの掃除をします。その後はトイレと風呂場、2階の掃除をします。掃除が終わると妻も次男も起きているので状況に応じて次男のオムツをかえたりぐずったり泣いた時には抱っこしたりしていました。掃除が終わった後はフリータイムの時間なのでブログを書いたり大好きな競馬の予想をしたりしていました。買い物がある日は大体午前中に買い物を終わらせていました。お昼ご飯の準備の際に夜ご飯の下ごしらえも行なっていました。

  • 14:00次男の沐浴
  • 15:30保育園へお迎え
  • 17:00夜ご飯の準備
  • 17:30夜ご飯
  • 19:00長男お風呂
  • 20:30寝かしつけ

次男の沐浴は私の担当。1カ月が過ぎるまでは洗面台に沐浴用ベビーバスを置いて行なっていました。最初は戸惑う事も多かったのですが、徐々に長男の時の記憶が蘇りスムーズにできるようになりました。あまり時間をかけて過ぎてしまうと赤ちゃんの体にも負担が掛かってしまいますからね。

保育園から長男が帰ってきたら夜ご飯まで遊んでいます。テレビでYouTubeを見てくれている時は、見守る程度でいいのですが、遊び相手が必要になる時は私が遊び相手となっていました。

長男も次男が生まれた事によりいつもと違う環境で戸惑いを感じていると思ったのでこの時期は少し甘やかしてもいいやという感じで接していました。なので昼ご飯の時に夜ご飯の下ごしらえを行なっていました。

夜ご飯に関しては両家の実家から差し入れをもらったりしていたので本当に感謝です。大変な時は夫婦だけではなく色々な方の力を借りる事も大切ですね。差し入れのおかげでその分長男との遊び時間が確保できました。

長男のお風呂も私の担当です。湯船に入るのが嫌いでお風呂に入れるのに苦労した事もありましたがバスボールを使用してからはお風呂への拒否はだいぶ減りました。ただ何故か妻とはお風呂に入らなくなり完全に私とでないと入らなくなりました。

入浴後に肌の保湿を行なうのですが、保湿をされるのもオムツも履かせられるのも服を着るのも簡単には行かないので毎日苦労しながら行なっていました。時には裸で家の中を走り回ったり、保湿クリームが塗り切れていない状態で私から逃げ回ったりと現在も毎日試行錯誤の連続です。

保湿後の歯磨きもこれまた簡単には終わりません。歯磨きに対しても拒否が強く嫌がります。最近は徐々に状況がわかるようになってきたので『歯磨きしないと虫歯になるよ』とか『虫歯になったら歯医者行かないといけなくなるよ』というと『嫌だ』と返答して少し素直になって歯磨きをさせてくれます。それでも歯磨きが十分にできる事は少ないので歯磨き後にタブレットを食べさせています。風邪を引いてしまって歯磨きができないような時もタブレットで済ませる事があります。タブレットに関しては拒否がないので助かります。

歯磨きが終わったら寝かしつけなのですが、我が家の場合寝室が2階なので2階に連れて行くまでがまた一苦労。遊びたい気持ちが強いので中々2階に行ってくれません。そこで『遊び道具持って2階に行こう』や妻と次男が既に2階にいるので『かあちゃん2階にいるよ』と伝えると意外と効果あり。すんなりではないですが行ってくれるようになりました。寝室に行ってからも遊びは継続するのですが最近は自分から『寝る』と言って横になってくれます。寝室に行ってしまえばそれほど苦労はしません。

赤ちゃんはどうしてる?

赤ちゃんはほぼ寝ています。赤ちゃんの一日としてはこんな感じです。

  • 3時間程度置きにおっぱい
  • 2時間程度置きにオムツ交換
  • 午後から沐浴(沐浴後に保湿)

沐浴以外はほぼ24時間この繰り返しです。夜間は母乳の関係もあるので妻が担当してくれています。ただやはり赤ちゃんが泣くと私も目が覚めるので熟睡する事はできません。熟睡しているのは長男くらいです(笑)

大変だった事

〇妻の出産が予定より3週間早まった事で入院している間の約1週間ワンオペを経験しました。当初は2週間の予定だった育休期間の延長も職場に依頼しなんとか受け入れてもらいました。

〇ワンオペ期間中に長男が便秘となり肛門も荒れてしまいました。歩く時も『痛い。痛い』言っていたので小児科に行って便秘と一緒に診てもらいました。受診後は便秘も肛門の荒れも解消しましたが長男が辛そうにしていたのがとても可哀そうでした。私も肛門が荒れないようにと夜間長男が起きるたびにオムツを替えていたのでほぼ寝れない状態が辛かったです。

育児休業給付金

私は育休を合計で49日間取得しました。給付された金額の内訳としては

  1. 令和3年10/11~11/10 支給日数30日 支給率67%
  2. 令和3年11/11~11/29 支給日数19日 支給率67%

2.についてはこの期間中に9日間54時間就業を行ないました。就業を行なった期間は職場から給料が発生するため、給付金に関しては減額支給となりました。育休期間中に時短勤務を実際に体験してみましたが、仕事のブランクを埋める事や体を仕事になれさせていくという点も含めてこの選択をしてよかったと思っています。

実際に支給された金額は普段手取りでもらっている給料の90%くらいは支給されていました。ですので給付金は手取り額の90%くらいは支給されるという認識で良いと思います。

私の場合は育休が全て終了してから給付金手続きを行いましたが、給付に関しては1カ月からできるようで2か月まとめての手続きも可能との事でした。簡単に言うと1カ月置きに給付金をもらうか2か月まとめて給付金をもらうかという事になります。私は1/17に申請を行い約1週間後には口座に給付金が振り込まれていました。

手続きに関しては企業側が行う事になるのでお任せしていいと思います。私は総務課に配属されている事もあり自分の手続きを自分で行ないました。お金の問題はとても大事な事なのでしっかり確認を行なった上で行なうべきですね。

まとめ

育休を振り返ってみると一番に思うのは取得してよかったという事です。次に子供が生まれた時も必ず取得します!ただ最初は2週間を予定していた育休が次男の出産日が早まった事により1カ月となりましたが、2週間や1カ月では何もできないという事を強く感じたので次は最低でも3カ月は取得したいです。これから育休を取得を考えているお父さんは最低でも3カ月は取得された方がいいと思います。

私は育休を取得した事により妻の大変さを改めて認識する事ができました。長男との絆もより一層深まった気がしています。両親の助けもとても有難かったです。家族みんなの頑張りと色々な方の支えがあって今この時があります。これからも感謝の気持ちを忘れず新たに生まれてきてくれた次男も含めて家族みんなで力を合わせて生きていきます。男性育休がもっと取得しやすい社会となる事を願いながら・・・。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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