こんにちは。YUKINOSUKEです。
最近、テレビCMやゲームの影響で競馬に興味を持つ方がすごく増えていますね。でも、いざ始めようと思っても専門用語が多かったり、馬券の買い方が複雑そうで難しく感じてしまったりすることはありませんか。実は私も最初はそうでしたし、誰もが通る道なんです。この記事では、これから競馬を始めたいと思っている方に向けて、スマホを使った簡単な始め方から、競馬場での楽しみ方までを実際の経験をもとにわかりやすくまとめてみました。難しいことは抜きにして、まずは週末のレースを楽しむための第一歩を踏み出してみましょう。
- スマホひとつで完結する馬券の買い方と登録手順
- 初心者でも安心して使える便利な無料アプリ
- 少ない予算でも長く楽しめるコツと券種の選び方
- 競馬場でのマナーや女性向けの楽しみ方
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競馬初心者の始め方とネット購入やアプリの準備
今の時代、競馬を始めるのにわざわざ競馬場や場外馬券売り場に行く必要はありません。スマホがあれば、自宅のソファでくつろぎながら、あるいは移動中の電車の中でもレースに参加できるんです。まずは、現代の競馬のスタンダードとも言えるネット購入の準備と、あると便利なアプリについて解説していきますね。
ネットでの馬券購入方法と即PATの登録手順
「競馬の始め方」でまず最初に取り組むべきステップ、それがJRA(日本中央競馬会)の公式インターネット投票システム「即PAT(ソクパット)」への登録です。
一昔前までは「A-PAT」といって、専用の銀行口座を新しく開設し、書類を郵送して、会員証が届くまで数週間待つ……という非常に手間のかかる手続きが必要でした。私自身も昔はその手続きの煩わしさに少し心が折れかけた記憶があります。
しかし、現在はデジタルの進化によってそのハードルが完全になくなりました。「即PAT」なら、皆さんが普段給与の受け取りやネットショッピングで使っている主要な銀行口座さえ持っていれば、スマホひとつで申し込みから登録完了までわずか数分で終わり、その日のレースからすぐに馬券が買えるのです。
即PATの登録に必要なもの
- スマートフォンまたはパソコン
- JRA指定の銀行口座(キャッシュカードや通帳など口座情報がわかるもの)
- 銀行に登録している電話番号等の認証情報
対応している金融機関と選び方
対応している金融機関は非常に幅広く、以下の「JRA指定銀行」のいずれかの口座を持っていれば即日で利用可能です。
| 都市銀行 | 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行 |
|---|---|
| ネット銀行 | PayPay銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行 |
| その他 | ゆうちょ銀行 |
特にネット銀行(PayPay銀行や楽天銀行など)は、システムメンテナンスの時間が短く、夜間でもスムーズに入出金ができるため、個人的にはかなりおすすめです。また、最近ではスマホ決済アプリの「PayPay」を使った登録も可能になっており、銀行口座の代わりにPayPayアカウントと連携することでさらに手軽にスタートできるようになっています。
失敗しないための登録3ステップ
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登録の流れはシンプルですが、重要なポイントがいくつかあります。
- 公式サイトへアクセス
JRA公式サイトの「即PAT新規登録」ボタンを押します。 - 口座振替契約の締結
利用する金融機関を選び、銀行側のサイトへ移動します。ここで「JRAへのお金の移動(入金)」を許可する設定を行います。銀行のログインパスワードや暗証番号が必要になります。 - 会員情報の入力とID発行
銀行側の手続きが終わるとJRAのサイトに戻ります。氏名などを入力して完了です。
【最重要】IDは必ずスクショを撮る!
登録完了画面に表示される「加入者番号」「P-ARS番号」「INET-ID」の3つの情報は、ログイン時に毎回必ず入力が必要になります。これらは後からメールで送られてくることは絶対にありません。
この画面を閉じると二度と表示されないため、必ずスクリーンショットを撮るか、メモ帳アプリに控えておくことを強くおすすめします。
登録できる時間帯と資金管理のルール
即PATの申し込み(新規登録)ができるのは、基本的に「馬券が発売されている時間帯」に限られます。通常は金曜日の18:30から日曜日の最終レース終了後までです。平日の何もない昼間(火~木曜など)は登録ボタンが押せないことが多いので、「今週末から始めたい!」と思ったら、金曜日の夜か土曜日の朝に登録作業を行うのがベストです。
また、お金の使いすぎが心配な方も安心してください。即PATには「1日2回まで入金手数料無料」というメリットがありますが、3回目以降は1回につき15円の手数料がかかります。私はこれを逆手にとって、「入金は朝の1回だけ!今日の予算はこれだけ!」と決めて一括で入金しています。こうすることで、熱くなって追加投資してしまうのを防げますし、無駄な手数料も節約できて一石二鳥ですよ。
ちなみに、土日の競馬が終わった月曜日の午前中には、残っている資金(的中した配当金含む)が自動的に銀行口座へ全額振り込まれます。勝ったお金をしっかり手元に戻してくれる仕組みも、初心者に優しいポイントですね。
初心者におすすめの無料競馬アプリと活用術
ネットでの馬券購入(即PAT)の準備が整ったら、次は「どの馬を買うか」を決めるための情報収集ツールを揃えましょう。
一昔前までは、競馬新聞を片手に赤ペンで印をつける姿が競馬ファンの象徴でしたが、現代ではスマホアプリだけで、新聞以上の質と量の情報を無料で手に入れることができます。特に初心者のうちは、有料の情報商材や高額な専門紙に手を出す必要は全くありません。「映像を見る」「データを調べる」「記録をつける」という3つの役割をアプリで分担させるのが、賢い競馬の始め方です。
私が初心者の友人にまずインストールをおすすめしている「三種の神器」とも言える無料アプリをご紹介します。
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| アプリ名 | 主な役割 | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|---|
| JRA公式アプリ | レース観戦 投票連携 |
【必須】登録不要・完全無料で全レースのライブ映像が見放題。遅延も少なく画質も綺麗で、出馬表からワンタップで投票画面に行ける「母艦」アプリ。 |
| netkeiba | 情報収集 データ分析 |
【必須】国内最大級のデータベース。50万頭以上の競走馬データ、プロの予想印、血統、ニュースなど情報量が圧倒的。予習・復習には欠かせません。 |
| MyKeiba | 記録・メモ 収支管理 |
【推奨】JRAに特化したシンプルさが魅力。「この馬はスタートが苦手」といった自分だけのメモを残せる機能が秀逸で、成長するための予想ノートとして最適。 |
1. JRA公式アプリ:ライブ観戦と投票の「母艦」
2023年にリリースされたこの公式アプリは、競馬ライフを劇的に変えました。最大のアドバンテージは、「レースのライブ映像が無料で見られる」という点です。以前は月額有料放送を契約しないとリアルタイム観戦は難しかったのですが、このアプリさえあれば、外出先でも電車の中でも、遅延の少ないクリアな映像でレースを楽しめます。
また、購入した馬券をデジタル画像として保存できる「馬券メモリアル」という機能も人気です。的中した馬券画像をSNSでシェアしたり、思い出としてコレクションしたりできるので、デジタル投票特有の「味気なさ」を解消してくれます。
JRAアプリの活用フロー
- 出馬表でオッズや馬体重(レース1時間前に発表)を確認する
- 「投票」ボタンから即PAT連携で購入する
- 「レースライブ」ボタンを押して、そのまま応援する
2. netkeiba:圧倒的な情報量の「図書館」
予想の精度を上げるためには、過去の成績や血統などのデータが不可欠です。「netkeiba(ネットケイバ)」は、それらの膨大なデータを無料で検索できる巨大な図書館のようなアプリです。
特に便利なのが「お気に入り馬の登録」機能です。気になった馬を登録しておくと、その馬が次に出走する時にプッシュ通知で教えてくれます。「あ、あの時の馬が今日走るんだ!」という気付きは、予想の大きな助けになります。無料会員でも30頭まで登録できるので、まずは好きな名前の馬などを登録してみましょう。
また、アプリ内のオッズ画面を見ていると「単勝オッズ」や「馬連オッズ」の数字が並んでいて難しく感じるかもしれません。そんな時は、確率や期待値の考え方を知っておくと、数字の見え方が変わってきます。オッズの仕組みについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶ 競馬の馬連の確率と計算式!期待値で勝つための買い方徹底ガイド
3. MyKeiba:自分だけの「予想ノート」
競馬で勝てるようになる人の共通点は、「振り返り(回顧)」をしていることです。「なぜ当たったのか」「なぜ外れたのか」を記録することで、自分なりの勝ちパターンが見えてきます。
「MyKeiba」は非常にシンプルなデザイン(特にiOS版が人気)で、各馬に対して自分だけのメモ書きを残すことができます。「前回は前が詰まって走れなかった、次は狙い目」といったメモをレース直後に残しておけば、次走でその馬が出走した時に自分のメモが表示され、高配当を掴むチャンスが生まれます。
3つのアプリを使いこなす「黄金リレー」
- 【予習】netkeibaで出走馬の過去データやニュースを調べ、買う馬を決める。
- 【本番】JRA公式アプリでオッズを確認して投票し、ライブ映像で観戦する。
- 【復習】MyKeibaでレース結果を確認し、「次走へのメモ」を残して記録する。
最初はこれら3つをインストールしておけば、有料情報を使わなくても十分に深い予想を楽しむことができます。慣れてきたら、地方競馬に特化した「楽天競馬」や、AI予想が見られるアプリなども試して、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。
競馬の勉強法や予想に役立つ本と情報源
競馬を始めると、必ずと言っていいほど「専門用語の壁」にぶつかります。「オッズ」「脚質」「ハンデ戦」「牝馬(ひんば)」……。初めて聞く言葉ばかりで、「用語がわからなくて予想ができない……」と悩んでしまう方も本当に多いんですよね。
そんな時、真面目な方ほど「よし、本屋さんで入門書を買おう!」と思ったり、ネットで見かけた高額な情報商材に興味を持ってしまったりするのですが、ちょっと待ってください!初心者の段階で、お金をかけて教材を買う必要は全くありません。
今の時代、インターネット上には無料で、しかも最高品質の教材が揃っています。私が「最強の教科書」だと思っているのが、JRA(日本中央競馬会)の公式サイトにある「ビギナーズガイド」や「競馬用語辞典」です。
- ビギナーズガイド:馬券の買い方から競馬場の歩き方まで、可愛いイラスト付きで解説されています。
- 競馬用語辞典:わからない言葉があれば、ここで検索すれば一発で正解が出てきます。
まずはここで、「単勝(1着を当てる)」「G1(最高格付けのレース)」といった、ニュースでもよく聞く基本的な言葉の意味をさらっと確認するだけで十分です。最初から全てを暗記しようとせず、「辞書代わりに使う」くらいの感覚でブックマークしておきましょう。
(出典:JRA公式サイト『ビギナーズガイド』)
また、情報の「信頼性」を見極めることも、予想を的中させるための近道です。個人の主観で書かれたブログやSNSの投稿も面白いですが、予想の根幹となるデータは、必ず「一次情報(公式発表)」を確認する癖をつけましょう。
予想に直結する重要な一次情報
- 馬体重:レース当日にJRAから発表されます。前走から大きく増減していないかチェックします。
- 天候・馬場状態:JRAや気象庁の発表を見ます。「良馬場」か「重馬場」かで、有利な馬がガラッと変わります。
「じゃあ、そのデータをどうやって予想に組み込めばいいの?」とステップアップしたくなった方には、私のブログでもより実践的な知識を公開しています。
例えば、馬が装着している「ブリンカー(遮眼革)」という道具の意味を知っていますか?これを知っているだけで、「この馬は今回、本気で勝ちに来ているかも!」という穴馬のサインに気づけるようになります。
▶ 競馬のブリンカーの効果とは?馬券で狙うべき激走パターンと種類
さらに、少し慣れてきて「もっと論理的に勝ちたい!」「期待値を計算してみたい」と思い始めた方には、馬連(うまれん)の確率と計算式についての解説記事もおすすめです。数字の裏付けを持って馬券を買えるようになると、競馬は一気に「投資」のような知的ゲームへと進化しますよ。
▶ 競馬の馬連の確率と計算式!期待値で勝つための買い方徹底ガイド
インプットのコツ:最初は「感覚」でOK!
ここまで「勉強」や「データ」の話をしてきましたが、最初からすべての情報を分析しようとすると、数字の羅列に疲れて競馬が嫌いになってしまいます。
初心者のうちは、もっと自由でいいんです。
- 「毛色が黒くてツヤツヤしてかっこいいから」
- 「名前が可愛いから(例:オオバンブルマイ、スモモモモモモモモなど)」
- 「自分の誕生日と同じ馬番だから」
- 「騎手の勝負服が好きな色だから」
こういった、直感や感覚的な理由で選んでも全く問題ありません。むしろ、そうやって自分で選んだ馬を応援し、ゴール前で名前を叫ぶ楽しさを知ることこそが、長く競馬を続けるための最大の秘訣であり、一番の勉強になります。
知識は後からついてきます。まずは「好き」な馬を見つけることから始めてみてくださいね。
予算はいくら必要?100円から楽しむコツ
「競馬場にいる人たちは、きっと万札を握りしめているに違いない」
「一度に数万円負けるような、怖いギャンブルなんじゃないか?」
これから競馬を始めようとしている方の中には、そんな不安やイメージを持っている方も多いかもしれません。でも、安心してください。それは大きな誤解です。実は、日本の中央競馬(JRA)も地方競馬も、全ての種類の馬券が「1口100円」から購入可能なのです。
無理に数千円、数万円といった大金を使う必要は全くありません。むしろ私は、初心者の頃こそ1レース数百円程度で長く楽しむ「スモールスタート」を強くおすすめしています。いきなり大金を賭けて外してしまい、「競馬なんて二度とやらない!」となってしまうのが一番もったいないからです。
ここでは、私が初心者の頃に実践し、今でも大切にしている「お財布に優しく、かつ最大限に楽しむための予算管理ルール」を具体的にご紹介します。
初心者向け:鉄壁の予算管理3つのルール
競馬を長く健全な趣味として楽しむためには、自分なりの「物差し」を持つことが大切です。以下の3つのルールを守るだけで、資金が底をつく恐怖とは無縁の競馬ライフが送れます。
YUKINOSUKE流・予算管理の鉄則
- ルール①:1日の「絶対予算」を決めて入金する
例えば「今日はトータルで1,000円まで」と決めたら、即PATの口座にはそれ以上のお金を入金しないことです。負けたからといって追加投入するのは絶対にNGです。 - ルール②:「メインレース」一点集中で遊ぶ
競馬は1日に1会場で12レースも行われます。朝から全てのレースに手を出していては、いくらお金があっても足りません。15時半ごろに行われる一番大きなレース(メインレース)だけに絞りましょう。一番強い馬たちが集まるので予想もしやすく、盛り上がりも最高潮です。 - ルール③:「カフェ代」の感覚で投資する
500円の馬券を買うときは、「スタバで新作フラペチーノを飲むのと同じ」と考えます。もし外れても「美味しいコーヒーを飲んで楽しんだ時間代」と思えば腹も立ちませんし、当たれば「コーヒー代が高級ランチに変わった!」という喜びが生まれます。
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1,000円あればこれだけ遊べる!具体的な買い方プラン
「たった1,000円で本当に楽しめるの?」と思うかもしれませんが、買い方を工夫すれば十分に戦略的な予想が可能です。ここでは、予算に応じたおすすめの配分例を表にまとめてみました。
| プラン名 | 予算 | 買い方の内訳例 | 楽しみ方の特徴 |
|---|---|---|---|
| お試しワンコイン | 500円 | 単勝:200円(本命) 複勝:300円(抑え) |
最も基本的でローリスク。当たればランチ代くらいにはなる可能性があり、的中率も高いので初心者に最適です。 |
| ドキドキ分散投資 | 1,000円 | 単勝:200円×2頭 ワイド:200円×3点 |
「この馬も怪しい、あの馬も気になる」という時に。複数の当たりを狙えるので、レース中どこを見ても楽しめます。 |
| 一点豪華主義 | 1,000円 | 単勝:1,000円(1点) | 「絶対にこの馬が勝つ!」と信じた時の勝負手。当たった時のリターンは大きいですが、外れると即終了のハイリスク型です。 |
このように予算の上限を厳格に決めておけば、生活費を削るようなことにはなりませんし、安心して心からレースを楽しめます。
金額じゃない、「知的興奮」こそが競馬の価値
重要なのは、100円の馬券であっても1万円の馬券であっても、「自分の予想が当たった!」という感動や興奮は変わらないということです。
新聞やデータを読み込み、「この馬は調子が良さそうだ」「展開が向きそうだ」と仮説を立て、それが現実になった時の知的興奮こそが競馬の醍醐味です。金額の大小ではなく、プロセスの深さで楽しむようになれば、あなたはもう立派な競馬ファンです。
まずは「負けても笑って済ませられる金額」で、競馬のサイクルに慣れていきましょう。もし、少し慣れてきて「もっと論理的に確率を計算して、効率よく資金を増やしたい」と思ったら、期待値の考え方を学ぶのが次のステップです。こちらの記事で詳しく解説しているので、興味があれば読んでみてください。
▶ 競馬の馬連の確率と計算式!期待値で勝つための買い方徹底ガイド
また、馬券の種類や基本的なルールについては、JRAの公式サイトにも非常に分かりやすい図解がありますので、購入前に一度目を通しておくとスムーズですよ。
JRAと地方競馬の違いや開催日程の基礎
競馬に少し慣れてくると、「あれ?平日にも馬券が売っているの?」「ナイター競馬って何?」といった疑問が湧いてくるかもしれません。実は日本の競馬システムは、大きく分けて2つの主催者によって運営されており、それぞれ全く異なる文化と楽しみ方を持っています。
初心者がまず理解すべきなのは、国が関与する「中央競馬(JRA)」と、各自治体が運営する「地方競馬(NAR)」という二重構造です。これらは決して対立するものではなく、野球で言えば「セ・リーグとパ・リーグ」、あるいは「プロ野球と独立リーグ」のように、それぞれに独自の魅力があるのです。
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| 項目 | 中央競馬(JRA) | 地方競馬(NAR) |
|---|---|---|
| 主催者 | 国(農林水産省監督下) 日本中央競馬会 |
都道府県・市町村 (地方自治体) |
| 開催日 | 土曜日・日曜日 (祝日開催もあり) |
平日を含むほぼ毎日 (土日開催もあり) |
| 競馬場数 | 全国10ヶ所 (東京、中山、京都など) |
全国15ヶ所 (大井、高知、金沢など) |
| コース | 芝コースが主体 (ダートもあり) |
ほぼ全てダート(砂) (盛岡のみ芝あり) |
| 雰囲気 | スポーツの祭典 華やかなエンタメ |
地域密着の娯楽 ナイター観戦 |
中央競馬(JRA):週末のビッグイベント
私たちがテレビのニュースなどで目にする「日本ダービー」や「有馬記念」といった華やかなビッグレースのほとんどは、このJRA(日本中央競馬会)で開催されます。
JRAは農林水産大臣の監督下にある特殊法人であり、国の財源確保や畜産振興という大きな役割を担っています。そのため規模が非常に大きく、競馬場はまるでテーマパークのように整備されており、家族連れやカップルでも一日中快適に過ごせるのが特徴です。
レースの特徴は、なんといっても「芝コース」でのスピード勝負です。緑のターフを時速60km以上で駆け抜けるサラブレッドの姿は美しく、スポーツとしての感動を味わいたいなら間違いなくJRAがおすすめです。例えば、中山競馬場の芝コースなどは独特の傾斜があり、その特徴を知ることで予想の面白さが倍増します。
▶ 中山競馬場芝1200m傾向を攻略!過去データと血統で勝つ
地方競馬(NAR):平日の夜を楽しむ大人の隠れ家
一方で、地方競馬(NAR)は北海道から九州まで全国15ヶ所の競馬場で開催されています。最大の特徴は「平日もほぼ毎日開催している」ことと、「ナイター競馬」が充実している点です。
地方競馬の多くは、夕方から夜にかけてレースが行われます。仕事帰りの会社員がスーツ姿でビール片手にレースを楽しんだり、地元の常連さんがモツ煮込みを食べながら新聞を広げていたりと、非常にアットホームで人間味あふれる雰囲気が魅力です。
また、コースは基本的に「ダート(砂)」で行われます。パワーとスタミナが要求されるタフなレースが多く、小回りコースならではの激しい先行争いが見られます。
地方競馬場はそれぞれにご当地グルメや独自の指定席サービスがあり、旅打ち(旅行先で競馬を楽しむこと)にも最適です。例えば金沢競馬場では場内で本格的なお寿司が楽しめますし、高知競馬場はナイターの照明がとても幻想的です。
▶ 金沢競馬場の指定席は1000円!寿司も楽しめる観戦ガイド
▶ 高知競馬場の指定席を徹底解説!予約や買い方と500円の快適空間
JRAのシステムで地方競馬も買える!
「地方競馬を買うには別の会員登録が必要なの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、安心してください。現在はシステムの統合が進んでおり、先ほど紹介したJRAの「即PAT」会員であれば、平日に行われている地方競馬の馬券もスマホから購入可能です。
即PATで地方競馬を買う際の注意点
JRAのシステム経由で購入する場合、発売開始時刻が通常と異なる場合や、一部購入できないレース(特定の重賞以外など)がある場合があります。また、月曜日などの平日開催分は、即PATのメンテナンス時間と重ならないかチェックしておきましょう。
「週末はJRAでトップレベルのスポーツ観戦に熱狂し、平日の夜は地方競馬でまったりと予想を楽しむ」。このように、自分のライフスタイルやその日の気分に合わせて、2つの競馬ワールドを自由に行き来するのが、現代の競馬ファンの賢い楽しみ方だと言えるでしょう。
競馬初心者の始め方実践編!買い方と観戦マナー
ネット投票も便利ですが、やはり競馬場に行って生の馬が走る地響きや、数万人のファンの歓声を聞くのは格別な体験です。広大な芝生の緑と青空のコントラストは、それだけで非日常を感じさせてくれます。ここでは、実際に競馬場へ行った時に役立つ買い方の基本や、知っておきたいマナーについてお話しします。
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マークシートの書き方と自動発売機の使い方
競馬場やWINS(場外発売所)で馬券を買う場合、スマホの画面ではなく「マークシート(正式名称:マークカード)」と呼ばれる専用の用紙に記入して購入します。デジタル全盛の時代ですが、発券された紙の馬券を握りしめてレースを応援するのは、現地ならではの醍醐味ですし、的中した馬券は最高のアナログな記念品になります。
初めてマークカード置き場に行くと、緑、赤、青と色とりどりのカードが並んでいて「どれを使えばいいの?」とパニックになるかもしれません。まずは、基本となるカードの種類と、最もスタンダードな「緑のカード」の書き方をマスターしましょう。
初心者はまずこれ!カードの色の違い
マークカードには主に3つの種類があります。それぞれの役割をざっくり覚えておくと便利です。
| カードの色 | 名称 | 用途・特徴 |
|---|---|---|
| 緑のカード | 基本カード | 【初心者推奨】 1点ずつ選んで買うための基本カード。単勝や複勝を買うならこれを使います。表面は緑色ですが、裏面にも記入欄があります。 |
| 赤のカード | ボックス・フォーメーション | 【中級者向け】 「選んだ5頭の組み合わせを全部買う(ボックス)」や「1着と2着を固定して流す(フォーメーション)」など、複雑な買い方を一度に指定できます。 |
| 青のカード | 連番・流し | 【中級者向け】 「軸馬1頭から相手5頭へ流す」といった買い方をシンプルに記入できます。 |
【実践】緑のカードの書き方 4ステップ
初心者のうちは、最もシンプルな「緑のカード」だけ使えれば十分です。記入には、備え付けの鉛筆(ペグシル)を使います。塗りつぶす箇所は主に以下の4つのエリアです。
- 場名(開催地)
一番左にある「場名」欄で、そのレースが行われている競馬場(東京、中山、阪神など)を塗りつぶします。
※ここを塗り忘れるエラーが一番多いので注意してください! - レース番号
買いたいレースが「何レース目」かを塗りつぶします。場内放送やモニターで「ただいまの発売は〇〇レースです」と案内が出ているので、必ず確認しましょう。間違って終わったレースを塗ってしまうとエラーになります。 - 式別(馬券の種類)
「単勝」「複勝」「ワイド」など、買いたい券種を選んで塗りつぶします。1枚のカードの片面で、1つの式別しか選べません(単勝と複勝を同時に買いたい場合は、行を分けるか裏面を使います)。 - 馬番・金額
買いたい馬の番号(馬番)と、賭ける金額を塗りつぶします。金額は「数字」と「単位(百円、千円など)」を組み合わせて塗ります。
例:100円買いたい場合 → 「1」と「百円」を塗る。
マークミスの修正方法
もし間違えて塗りつぶしてしまった場合は、その行の右端にある「取消」という欄を塗ってください。そうすると、その行の注文だけが無効になり、新しいカードに書き直す必要がありません。
自動発売機での購入手順
記入が終わったら、いよいよ自動発売機(券売機)へ向かいます。操作は駅の切符売り場とほとんど同じですが、順番に注意が必要です。
購入の基本フロー
- お金を入れる:カードを入れる前に、まず現金を投入します。
- カードを入れる:投入口にマークカードを差し込みます。重ねて入れても大丈夫な機械が多いですが、念のため1枚ずつ入れるのが確実です。
- 画面確認・発券:画面に購入内容と合計金額が表示されます。間違いなければ「精算」や「発券」ボタンを押します。
- 受け取り:馬券とお釣りが出てくるので、取り忘れのないように回収します。
【裏技】マークシート不要!「スマッピー」が便利すぎる
「マークシートを塗るのが面倒くさい」「塗り間違えが怖い」という方に朗報です。実は現在、JRAの競馬場やWINSでは、「JRAスマッピー」というサービスを使って、スマホだけで馬券を買うことができます。
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これは、スマホのブラウザ上で「場所・レース・馬番・金額」を選択すると「投票用QRコード」が生成されるシステムです。このQRコードを自動発売機の読み取り部分にかざすだけで、マークカードを入れたのと同じ状態になります。
- 鉛筆で塗る手間がゼロ
- 買い目の修正もスマホ上で一瞬
- オッズを見ながら買い目を組み立てられる
アプリのインストールも不要で、ブラウザから「JRA スマッピー」と検索するだけですぐに使えます。特に若い世代のファンは、ほとんどこの方法で購入していますので、現地に行ったらぜひ試してみてください。
初心者におすすめの買い方と当たる券種選び
馬券の券種(賭け式)は全部で10種類近く存在します。「単勝」から、最高配当が6億円にもなる「WIN5」まで様々ですが、初心者が一番最初に陥りやすい失敗パターンがあります。それは、テレビやネットのニュースで見る「100円が100万円になった!」という夢のような高配当(万馬券)に目を奪われて、いきなり「3連単(さんれんたん)」ばかりを買ってしまうことです。
初心者が3連単を避けるべき理由
3連単は「1着・2着・3着」を馬番号順にピタリと当てなければなりません。18頭立てのレースの場合、その組み合わせ数はなんと4,896通りにもなります。これを1点や2点の少点数で当てるのは、プロでも至難の業。ビギナーズラックを狙うのも良いですが、これでは「競馬=全然当たらないつまらないもの」という記憶が残ってしまいがちです。
競馬を長く、そして賢く楽しむために私が推奨する「鉄板のスタート戦略」は、シンプルイズベストな以下の2つの券種から始めることです。
| 券種(式別) | 的中条件 | おすすめ理由と戦略 |
|---|---|---|
| 単勝 (WIN) |
1着になる馬を当てる | 「どの馬が勝つか」という競馬の原点です。レース中は自分が選んだその1頭だけを目で追っていればいいので、応援に熱が入ります。控除率(手数料)も低く設定されており、実は最も勝ちやすい券種の一つです。 |
| 複勝 (PLACE) |
3着以内に入る馬を当てる (7頭以下の場合は2着以内) |
全券種の中で最も当てやすい馬券です。18頭立てでも確率は約1/6。「当たる喜び」を積み重ねて自信をつけるのに最適です。プロもリスクヘッジとして多用する、奥の深い馬券です。 |
まずは「応援馬券」風に買ってみよう
私のおすすめは、気になった馬の「単勝」と「複勝」をセットで買う方法です。
例えば、予算が500円なら「単勝200円、複勝300円」のように配分します。こうすると、もしその馬が1着になればダブル的中(単勝+複勝)でボーナス確定ですし、惜しくも2着や3着に敗れても、複勝が的中しているので投資分が戻ってくる(あるいは少しプラスになる)ことが多いのです。これなら、「大外れして手元に何も残らない」という悲しい事態を高い確率で防げます。
ちなみに、競馬場の自動発売機で「単勝+複勝」という項目を選んで購入すると、馬券の右上に「がんばれ!」という文字が印字されるのをご存知でしょうか。これは「応援馬券」と呼ばれるJRA独自の粋なサービスで、お財布のお守りや記念として残しておくのにもぴったりですよ。
慣れてきたら「ワイド」が最強のステップアップ
単勝や複勝で「当てる感覚」を掴んできたら、次は複数の馬を組み合わせる楽しさに挑戦したくなるはずです。そこで多くの人が「馬連(1着と2着を当てる)」に行きがちなのですが、YUKINOSUKE流のおすすめは断然「ワイド」です。
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ワイドは「3着以内に入る2頭を当てる」という券種です。馬連は「1着・2着」という狭い条件ですが、ワイドなら「1着・3着」でも「2着・3着」でも当たりになります。的中判定が3通りもあるため、少し予想がズレても拾ってくれる懐の深さがあるんですね。
ワイドの活用例
「絶対強い本命馬(A)」と「人気はないけど気配が良い穴馬(B)」を見つけたとします。この2頭のワイドを買っておけば、Aが1着、Bがなんとなく3着に滑り込んだだけでも的中となります。配当も意外と美味しく、ローリスクで中リターンを狙える優秀な券種なんですよ。
さらに、「馬連」や「枠連」といった他の券種についても、確率や計算式を知っておくと戦略の幅がグッと広がります。特に「枠連」は初心者には馴染みが薄いかもしれませんが、実はオッズの盲点になりやすい面白い券種です。詳しい計算方法や勝ち方は以下の記事で深掘りしているので、ぜひステップアップの参考にしてみてください。
▶ 【初心者脱却】競馬の馬連の確率と計算式!期待値で勝つための買い方徹底ガイド
競馬教室やビギナーズセミナーで学ぶ方法
「一人でマークカードを書くのが不安」「専門用語だらけの競馬新聞の読み方が全くわからない」……。いざ競馬場に来てみたものの、周りのベテランファンたちの熱気に圧倒されて、何をどうすればいいのか立ち尽くしてしまう。これは競馬デビュー戦で誰もが経験する「あるある」です。
でも、安心してください。JRAの競馬場には、そんな迷える初心者を救うための無料の学校が用意されています。それが、競馬開催日に場内で行われている「ビギナーズセミナー」です。ネットで検索するのも良いですが、現地のプロに直接教わるライブ感とわかりやすさは別格です。ここでは、このセミナーの活用法と、困った時に頼れるコンシェルジュサービスについて詳しく解説します。
予約不要・完全無料!20分でマスターできる「ビギナーズセミナー」
ビギナーズセミナーの最大の特徴は、「予約なし」で「誰でも」「無料で」参加できるという手軽さにあります。映画館や遊園地のように事前にチケットを買う必要はありません。ふらっと立ち寄って、空いている回に参加するだけでOKです。
セミナーは通常、1回あたり約20分程度という非常にコンパクトな時間に設定されています。これなら、レースの合間のちょっとした空き時間に受講できますよね。内容は主に以下の2つのコースに分かれていることが多いです(※開催場によって異なります)。
- 基礎コース(馬券の買い方):マークカードの塗り方、自動発売機の使い方、単勝・複勝といった券種の基本を教わります。本当に「ゼロ」から始める方はこちらがおすすめ。
- ステップアップコース(新聞の読み方):競馬新聞に載っている◎や▲といった「予想印」の意味や、馬柱(過去の成績表)の見方を学びます。少し自分で予想をしてみたい方にピッタリです。
セミナーに参加する3つのメリット
- フルカラーのテキストがもらえる:JRA公式の「ビギナーズガイド」など、書店で売っている本に負けないくらい立派な教科書が無料でもらえます。これだけで元が取れます。
- 質問し放題:講師は元競馬関係者や専門のスタッフです。「トリガミって何?」「パドックのどこを見ればいい?」といった素朴な疑問にも丁寧に答えてくれます。
- オリジナルグッズのチャンス:参加者特典として、ボールペンやクリアファイル、ストラップなどのJRAオリジナルグッズがもらえることがあります(※時期や在庫状況によります)。
講師の方々は教えるプロフェッショナルなので、説明が驚くほど分かりやすいんです。「専門用語を使わずに説明する」という訓練を受けているので、予備知識がなくてもスルスルと頭に入ってきますよ。
困った時の駆け込み寺「インフォメーション」と「コンシェルジュ」
セミナーの時間に合わなかったり、もっと個人的な質問がしたい場合は、場内各所にある「インフォメーションカウンター」や、初心者マークをつけたスタッフがいる「ビギナーズカウンター」を目指しましょう。
ここには、案内係のスタッフ(コンシェルジュ)が常駐しています。彼らはまさに「歩くガイドブック」。馬券の買い方はもちろん、「一番近いトイレはどこ?」「美味しいグルメはどこで売ってる?」「天気が悪いけど屋内で見れる場所は?」といった、施設に関する質問にも笑顔で対応してくれます。
UMAJOコンシェルジュも活用しよう
女性の方であれば、後述する「UMAJO SPOT」に常駐している「UMAJOコンシェルジュ」に相談するのもおすすめです。女性目線での楽しみ方や、可愛い馬グッズの売店などを教えてくれるので、よりリラックスして質問できるはずです。
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「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の損」と言いますが、競馬場においては「聞くことは恥ずかしいこと」ではありません。JRA側も新しいファンを歓迎したいと考えているので、スタッフは皆、驚くほど親切です。
私のおすすめは、到着したらまずビギナーズセミナーの開催場所と時間を確認し、1レース目を観戦する前に受講してしまうことです。最初に基礎を固めておけば、その日一日の充実度が劇的に変わります。教科書代わりのテキストも手に入りますし、自信を持ってマークカードを塗れるようになりますよ。
女性も安心のUMAJO SPOTと服装マナー
「競馬場って、おじさんばかりでタバコの煙が凄そう……」
もしあなたがそんな昭和のイメージを持っているとしたら、それは完全に過去のものです。現在、JRAの競馬場は驚くほどクリーンで、カップルや女性グループがピクニック気分で楽しむ場所に生まれ変わっています。特に最近は、馬の可愛さやスポーツとしての感動に惹かれた女性ファン、通称「UMAJO(ウマジョ)」が急増中なんです。
ここでは、女性だけが利用できる特別なリラックススペース「UMAJO SPOT」の魅力と、失敗しないための「競馬場コーデ」のポイントについて、私の体験を交えて詳しく解説します。
無料でドリンクも!?女性だけの楽園「UMAJO SPOT」
全10箇所のJRA競馬場すべてに設置されているのが、女性専用の無料リラックススペース「UMAJO SPOT(ウマジョスポット)」です。ここは入り口でスタッフがチェックしており、男性は一切入ることができません(※未就学児の男の子は入れる場合があります)。
一歩足を踏み入れると、そこは競馬場の喧騒とは無縁の、カフェのようなお洒落で落ち着いた空間が広がっています。利用は原則として1回60分まで(混雑時)ですが、女性にとって嬉しいサービスがこれでもかと詰め込まれています。
UMAJO SPOTのここが凄い!
- ワンドリンク無料サービス:なんと、コーヒーやジュースなどのドリンクが1杯無料で提供されます。歩き疲れた時の休憩に最高です。
- 限定の「ウマスイーツ」:馬の顔をかたどったケーキや、蹄鉄(ていてつ)の形をしたパンなど、ここでしか買えないインスタ映え抜群のスイーツが販売されています。
- 綺麗なパウダールーム:一般エリアのトイレとは別に、スポット内には清潔な化粧室やパウダールームが完備されていることが多いので、メイク直しも安心です。
- UMAJOコンシェルジュ:女性スタッフが常駐しており、馬券の買い方やおすすめの馬などを優しく教えてくれます。
特に「UMAJOコンシェルジュ」はとても親切で、「今日初めて来たんです」と伝えると、マークカードの書き方から楽しみ方まで丁寧にレクチャーしてくれます。周りも女性ばかりなので、男性に混じって質問するのはちょっと……という方でも安心して頼ることができますよ。
(出典:JRA『UMAJO』公式サイト)
失敗しない!競馬場コーデの正解と注意点
次に、多くの方が悩む「服装」についてです。日本の競馬場の一般席には、海外のような貴族的なドレスコードはありません。Tシャツにジーンズでも全く問題ありませんが、場の雰囲気に馴染んで快適に過ごすなら「スマートカジュアル」や「動きやすいピクニックスタイル」を意識するのがおすすめです。
ただし、競馬場という特殊な環境だからこそ、絶対に避けたほうが良い「NGアイテム」が存在します。これを知らずに行くと、楽しむどころか足が痛くて帰りたい……なんてことになりかねません。
これだけは守って!服装の3つの鉄則
- 靴は「スニーカー」一択!
これが最も重要です。競馬場は想像を絶する広さです。パドックで馬を見て、スタンドでレースを見て、投票所で馬券を買って、お昼ご飯を探して……と動いていると、1日で1万歩、2万歩歩くことはザラにあります。ピンヒールや履き慣れないサンダルは絶対に避けてください。どうしてもヒールが良い場合は、厚底のスニーカーなどを選びましょう。 - スカートより「パンツスタイル」が安心
スタンドの屋外席は、遮るものがないため風が強く吹き抜けることがあります。ふんわりしたスカートだと、風でめくれ上がってしまうのを気にしてレースに集中できないかもしれません。また、階段の上り下りも多いので、パンツスタイルの方が気楽に動けます。 - 温度調節できる「羽織りもの」を持つ
屋外で観戦する時間が長いため、天気や時間帯によって体感温度が激しく変わります。夏でも日傘や薄手のカーディガン、春・秋ならウインドブレーカーなど、脱ぎ着しやすいアイテムを持っていくのが賢い選択です。
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特に冬場の競馬観戦は、寒さとの戦いになります。スタンドは北風が直撃する構造になっていることも多く、街中より体感温度が5度以上低く感じることもあります。
「どんな防寒グッズを持っていけばいいの?」と不安な方は、私が実際に愛用している必須アイテムをまとめた記事がありますので、準備の参考にしてみてください。
▶ 競馬観戦の持ち物と防寒対策!冬も快適に楽しむ必需品リスト
パドックでの馬の見方と予想のポイント
競馬新聞でどんなに素晴らしい実績(データ)が並んでいても、生き物である競走馬には「調子の波」があります。人間だって、風邪気味の日もあれば、なんだか体が軽くて仕方がない日もありますよね。
そんな「データには表れない当日のリアルな状態」を確認できる唯一の場所が、レース発走の約30分前から行われる下見所、通称「パドック」です。
「馬の体なんて見てもわからないよ……」と敬遠してしまうのはもったいない!専門的な筋肉の名前なんて知らなくても、「なんとなく元気そう」「なんとなく自信がなさそう」という直感は意外と当たるものです。ここでは、初心者がチェックすべき「3つの視点」と、少しツウな見方を紹介します。
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1. 「外側をグイグイ歩いているか」は気合の証
まず注目してほしいのは、馬が周回している「位置」と「スピード」です。
調子が良く、レースに向けて闘争心が高まっている馬は、自分のエネルギーを抑えきれない様子で、引いている担当者(厩務員さん)をグイグイと引っ張るように歩きます。その結果、自然と周回コースの「一番外側」を、大回りで早歩きすることになります。
逆に、内側をトボトボと歩いていたり、首を下げてダラダラしている馬は、気力が充実していないか、夏バテなどで体調が優れない可能性があります。パドック全体を見渡して、「あの子、一番やる気満々だな」と感じる馬を見つけてみてください。
2. 危険なサイン「入れ込み」と「二人引き」
元気なのは良いことですが、「元気すぎ」はマイナスになります。競馬用語で「入れ込み(いれこみ)」と呼ばれる、興奮しすぎて制御がきかない状態です。
- 白い汗(発汗):冬場や涼しい日なのに、首筋や股の間に真っ白な泡のような汗をびっしょりかいている。これは精神的な焦りからくる汗で、レース前にスタミナを消耗している証拠です。
- 首の動き:上下に激しく首を振ったり、キョロキョロと落ち着きがない(物見をする)馬は集中力を欠いています。
「二人引き」は要注意?
通常、馬は一人で引きますが、左右から二人で引かれている馬を見かけることがあります。これを「二人引き(ににんびき)」と言います。
これは「暴れる可能性があるので二人で抑えている」というケースが多く、気性が荒いか、極度の入れ込み状態であるサインです。もちろん、単に元気一杯なだけの場合もありますが、初心者のうちは「リスクがある馬」として少し割引いて考えるのが無難かもしれません。
3. エンジンの良し悪しを見る「トモ」と「踏み込み」
もう少し詳しく見てみたい方は、馬のお尻、つまり後ろ足の筋肉「トモ」に注目してみましょう。
競走馬の推進力は、主に後ろ足から生まれます。このトモがパンと張っていて大きく見え、歩くときに後ろ足が前足の跡を越えるくらい深く踏み込んでいる(踏み込みが深い)馬は、エンジンの調子が絶好調であるサインです。
また、体調が良い馬は毛並みがツヤツヤと輝いて見えます。これを「銭形(ぜにがた)」や「毛ヅヤが良い」と表現します。逆に体調が悪いと、毛がボサボサでくすんで見えることがあります。
馬具もチェックしてみよう!
パドックでは、馬が顔にマスクのようなものを着けていることがあります。これは「ブリンカー」や「シャドーロール」といって、馬の集中力を高めるための重要なアイテムです。「今日はブリンカーを着けてきたから本気だな」といった予想もできるようになると、さらに面白くなりますよ。
※ブリンカーの効果や狙い目については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 競馬のブリンカーの効果とは?馬券で狙うべき激走パターンと種類
最終的には「一番よく見えた馬」を信じるのが一番です。「目がクリッとして可愛かったから」「歩くリズムがダンスみたいで綺麗だったから」。そんな理由で選んだ馬が勝った時の喜びは、他人の予想に乗っかった時の何倍も大きいはずです。ぜひ、自分の感性を信じて「運命の一頭」を探してみてください。
競馬初心者の始め方まとめと今後のステップ
ここまで、初心者の方に向けて「競馬の始め方」を、ネット購入の準備から実際の馬券の買い方、そして現地の楽しみ方まで、かなり詳しく解説してきました。長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
記事を読み進める中で、皆さんの持つ競馬へのイメージは少し変わったのではないでしょうか。「怖い」「難しそう」といった先入観が、「ちょっと知的で面白そうな趣味」「週末の楽しみが増えそう」というワクワク感に変わっていれば、執筆者としてこれ以上嬉しいことはありません。
競馬は単にお金を賭けるだけのギャンブルではありません。アスリートとしての競走馬の美しさ、親から子へと受け継がれる血統のロマン、膨大なデータを読み解く知的ゲームとしての側面、そしてライブ観戦での数万人との一体感。これらが複雑に絡み合った、世界中で愛される極上のエンターテインメントです。
今日から始めるための「4つの鉄則」
最後に、失敗せずに競馬ライフをスタートさせるための重要ポイントを、もう一度おさらいしておきましょう。この4つさえ守れば、大きな失敗をすることなく、長く楽しく遊び続けることができます。
初心者が守るべきスタートアップ・ルール
- 環境構築:まずは即PATに登録し、いつでもどこでも100円から参加できる状態を作る。(これがなければ始まりません!)
- 資金管理:予算は「1日1,000円」や「1レース500円」など、自分ルールを徹底する。スモールスタートが長続きの秘訣。
- 馬券戦略:最初は「単勝」か「複勝」で固定する。配当の高さよりも「自分の予想が当たる喜び」を脳に記憶させること。
- 現地体験:慣れてきたら競馬場へ。歩きやすい靴とリスペクトの心を持って、画面越しでは伝わらない「蹄の音」を体感する。
- YUKINOSUKE
次のステップ:脱・初心者への道
「単勝や複勝で当たる楽しさはわかった! 次はどうすればいい?」
そんな風に思い始めたら、あなたはもう立派な競馬ファンの一員です。次のステップとして、少しだけ予想のレベルを上げてみましょう。
まずは、1着と2着に来る馬を組み合わせる「馬連(うまれん)」への挑戦がおすすめです。単勝よりも難易度は上がりますが、その分配当も大きくなります。「どの組み合わせが当たりやすいのか?」「期待値とは何か?」といった、少し数学的な視点を持つと、競馬はさらに奥深くなります。
▶ 【初心者脱却】競馬の馬連の確率と計算式!期待値で勝つための買い方徹底ガイド
また、馬の装備品(馬具)に注目してみるのも面白いですよ。例えば、馬の目の横についている「ブリンカー」という遮眼革(しゃがんかく)。これをつけている馬は、「集中力を高めたい」という陣営の意図が隠されています。こうした小さなサインに気づけるようになると、新聞の文字情報だけでは見えない「激走パターン」が見えてきます。
▶ 競馬のブリンカーの効果とは?馬券で狙うべき激走パターンと種類
そして何より大切なのは、正しい情報を集めることです。ネット上には根拠のない噂も多いですが、JRAの公式データや気象庁の天候情報など、信頼できる「一次情報」を使いこなすことが、予想の上達には不可欠です。
最後のアドバイス
まずは今週末、名前が気に入った馬や、直感で「これだ!」と思った馬の単勝を100円だけ買ってみてください。その馬がゴール板を駆け抜ける瞬間、きっと今まで味わったことのないドキドキと感動があなたを待っているはずです。
そこから、あなたの新しい週末の楽しみが始まります。もし予想に迷ったり、新しい知識が欲しくなったりしたら、またこのブログに遊びに来てくださいね。
(出典:JRA公式サイト『競馬初心者講座』)
※本記事の情報は執筆時点のものです。正確な情報はJRA公式サイト等をご確認ください。馬券の購入は20歳になってから、余裕資金で楽しみましょう。
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