こんにちは。YUKINOSUKEです。
日本一の広さを誇る「東京競馬場(府中競馬場)」。週末には何万人ものファンが詰めかけるこの場所は、レースの迫力もさることながら、ここでしか手に入らない限定グッズや美味しいお土産が溢れる、まさに「ショッピングの迷宮」でもあります。
「せっかく来たんだから、記念に何か買って帰りたい!」
そう意気込んで入場したものの、いざグッズを探そうとすると、こんな経験をしたことはありませんか?
- 「ターフィーショップ」が何箇所もあって、どこがメインなのか分からない……
- お目当ての「アイドルホース」を探して歩き回っているうちに、レースが終わって売り切れてしまった……
- 会社へのお土産にお菓子を買いたいけれど、どれが人気なのか見当がつかない……
- 「G1焼き」の列に並ぶべきか、それとも他のグルメを攻めるべきか迷って時間をロスした……
- YUKINOSUKE
東京競馬場はとにかく広大です。フジビュースタンド、メモリアルスタンド、内馬場……とエリアが分かれており、闇雲に歩き回るだけでは、本当に欲しいアイテムにたどり着く前に足が棒になってしまいます。
そこでこの記事では、「東京競馬場グッズの完全攻略ガイド」を作成しました。「どこで」「何を」「いつ」買えばいいのか。初心者の方が迷いがちなポイントを網羅し、効率よく最高のお土産を手に入れるためのルートを徹底的にナビゲートします。
この記事を読み終える頃には、まるで場内の地図が頭に入っているかのように、スムーズにお買い物を楽しめるようになっているはずです。それでは、最高の思い出を持ち帰るための準備を始めましょう!
【この記事で分かること】
- 品揃えNo.1!メインの「ターフィーショップ」へ最短で行くルート
- 売り切れ必至の「アイドルホース」や限定グッズを確実にゲットするコツ
- 並ばずに買える裏技も?女性必見の「UMAJO SPOT」攻略法
- 「G1焼き」や「馬サブレ」など、絶対に外さない鉄板のお土産グルメ
ターフィーショップの場所と営業時間
東京競馬場に到着して、ゲートをくぐった瞬間に湧き上がる高揚感。「まずは今日の記念にグッズを見たい!」と思うのは、競馬ファンならずとも当然の心理ですよね。そんな時に私たちが迷わず目指すべきなのが、JRA公式グッズショップである「ターフィーショップ」です。
しかし、ここで一つ注意が必要です。東京競馬場はとにかく広いんです。「グッズ売り場なんて歩いてれば見つかるでしょ?」と高を括っていると、お目当てのショップにたどり着く前に足が疲れてしまうことも……。実は場内には複数の店舗が点在しているのですが、その規模や品揃えは店舗によって全く異なります。私がこれまでの経験から断言できるのは、「まずはフジビュースタンド2階の西側店舗を目指せ」ということです。
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品揃え最強!「フジビュースタンド2階 西側店舗」への行き方
なぜこの店舗をそこまで推すのかというと、ここが東京競馬場内における「旗艦店(フラッグシップストア)」のような役割を果たしているからです。ぬいぐるみの在庫量、タオルの種類、限定のお菓子、そして文房具などの小物に至るまで、品揃えの豊富さが他のサテライト店舗とは段違いです。
このメインショップへのアクセスは、利用する駅によって難易度が変わります。
- JR府中本町駅から来る場合:
これは「勝ちルート」です。臨時改札口から専用歩道橋を渡って「西門」から入場すると、そのままスタンドの2階エリアに直結しています。道なりに進めば、自然と右手に大きなターフィーショップが現れます。入場から最短距離で到着できるので、朝イチの争奪戦にも有利です。 - 京王線 府中競馬正門前駅から来る場合:
正門から入ると、そこはスタンドの3階や2階の東側エリアになります。そこから「西側(ゴール板を過ぎて1コーナー寄り)」を目指して、スタンド内を少し歩く必要があります。途中に小さな売店もありますが、グッとこらえて西側の大きな店舗まで足を伸ばすのが、結果的に満足度の高い買い物につながります。
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その他の店舗(サテライトショップ)の活用法
もちろん、メイン店舗以外にもグッズを買える場所はあります。状況に応じて使い分けるのが「グッズ購入のプロ(自称)」のテクニックです。
| 店舗名 | 場所 | 特徴・使い分け |
|---|---|---|
| フジビュー店(メイン) | フジビュースタンド2階 西側 | 品揃えNo.1。新作や全種類を見たいならココ一択。 |
| センターコート店 | フジビュースタンド3階 中央 | イベントスペース付近。メインよりは小さいが、主要なグッズは揃う。 |
| メモリアル60店 | メモリアルスタンド2階 | 比較的空いている穴場。メインで売り切れの商品が残っていることも。 |
営業時間の「罠」と混雑回避の鉄則
営業時間は通常、開門(9:00頃)から17:00頃までとなっています。しかし、数字だけを見て安心していると痛い目を見ます。ここには「メインレース終了後の大混雑」という大きな罠があるからです。
多くの人は「荷物になるから、レースが終わって帰る前に買おう」と考えます。その結果、メインレース(15:40頃発走)が終わった直後の16:00前後、ターフィーショップは通勤ラッシュ並みの人口密度になります。あまりの混雑に「入場制限」がかかり、お店に入ることすらできずに諦めて帰る……という悲劇を、私は何度も目撃してきました。
YUKINOSUKEの教訓:
グッズ購入は「午前中」または「昼休み(11:30〜13:00)」に済ませるのが鉄則!
買った荷物はコインロッカーに預けるか、足元に置いて、身軽にレース観戦を楽しみましょう。
支払い方法と「ATM」に関する重大な注意点
お会計には、現金のほかにクレジットカードや電子マネー(Suica、PASMOなど)が利用可能です。特に混雑時のレジは戦場のような忙しさなので、ピッととかざすだけで終わるキャッシュレス決済は、お店の人にも後ろに並ぶ人にも喜ばれます。
そして、これだけは絶対に覚えておいてほしいことがあります。それは、「競馬場内にはATMがない」という事実です。
【要注意】場内にATMはありません!
「現金が足りなくなったら下ろせばいいや」と思っていると詰みます。JRAの公式サイトでもアナウンスされていますが、場内にはATMが設置されていません。現金を補充するには、一度退場して駅前のコンビニや銀行まで戻る必要があります(再入場は可能ですが、大変な時間のロスです)。
グッズ購入資金と馬券購入資金は、必ず入場前に多めに用意しておきましょう。
人気のアイドルホースやぬいぐるみ
東京競馬場のグッズ売り場に足を踏み入れた瞬間、誰もがその圧倒的な「壁」に目を奪われるはずです。棚一面にずらりと並んだ、つぶらな瞳の馬たち。これこそが、競馬ファンのみならず、老若男女問わず飛ぶように売れている大ヒット商品、「アイドルホース」シリーズのぬいぐるみです。
競走馬の凛々しい姿を、二頭身から三頭身の可愛らしいフォルムにデフォルメしたこのシリーズは、単なるお土産の域を超えて、一つの「文化」として定着しています。私自身、最初は「記念にひとつだけ」と思って買ったはずが、気づけば部屋の棚が馬だらけになっていた……なんてことは日常茶飯事です。ここでは、そんなアイドルホースの魅力と、購入時に絶対に知っておきたいポイントを深掘りします。
サイズは主に3種類!用途に合わせて選ぼう
アイドルホースには、コレクションのしやすさや用途に合わせて、主に3つのサイズ展開が用意されています。それぞれの特徴と価格帯を整理しましたので、自分用にはもちろん、お土産選びの参考にしてみてください。
| サイズ | 価格帯(税込) | 特徴・おすすめの用途 |
|---|---|---|
| マスコット | 1,000円〜 1,200円前後 |
ボールチェーンが付いた一番小さなサイズ。カバンやリュックに付けて「推し馬」をアピールするのに最適。お土産としても配りやすい価格です。 |
| レギュラー (S・M) |
1,600円〜 2,000円前後 |
最もポピュラーなサイズ。デスクや本棚に飾るのに丁度いい大きさです。優勝レイやメンコ(覆面)などの装飾が細かく再現されているものも多いです。 |
| Lサイズ | 3,000円〜 4,000円前後 |
抱きしめたくなるビッグサイズ。存在感抜群で、部屋のインテリアの主役になります。G1勝利時などに発売されることが多く、特別感があります。 |
※価格は馬や仕様(優勝レイ付きなど)によって異なります。
ちなみに、競馬のぬいぐるみについては、こちらの記事競馬のぬいぐるみはどこで買える?公式からゲーセンまで徹底解説でも詳しく解説しています。「競馬のぬいぐるみ」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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「推しはいる時に買え」が鉄則の理由
ここで、私が皆さんに最も強くお伝えしたいことがあります。それは、「人気馬の売り切れスピードは想像を絶する」ということです。
特に、直近のG1レースを勝利したばかりの「旬な馬」(例:ドウデュース、イクイノックス、リバティアイランドなど)や、引退後も伝説的な人気を誇る名馬(ゴールドシップ、オルフェーヴルなど)のぬいぐるみは、入荷したその日のうちに完売してしまうことも珍しくありません。実際、リサーチデータを見ても、これらの馬の特定レースモデル(例:ゴールドシップ 天皇賞・春2015モデルなど)は頻繁に「売り切れ(Sold Out)」となっています。
「荷物になるから帰りに買おうかな」という油断は禁物です。もし店頭で探していた馬のぬいぐるみを見つけたら、それは運命だと思って即座に買い物カゴに入れることを強くおすすめします。その一瞬の迷いが、後悔に繋がることが本当によくあるのです。
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特定のレースモデルは再販されないことも!
アイドルホースには「通常版」と、特定のレース優勝を記念した「限定版」が存在することがあります。限定版は一度売り切れると再入荷しないケースも多いため、見つけたら迷わず確保するのが正解です。
運命の子を探せ!個体差を楽しむ選び方
アイドルホースのぬいぐるみは、大量生産品とはいえ、縫製の加減や綿の詰め方によって、一つひとつ微妙に表情が異なります。「この子はちょっと右を向いているな」「この子は目がパッチリしているな」といった個体差があるのです。
時間に余裕がある時は、棚に並んでいる同じ馬のぬいぐるみをいくつか見比べてみてください。不思議なことに、「一番目が合った子」というのが必ずいます。そうやって選んだぬいぐるみには特別な愛着が湧きますし、連れて帰った後の可愛がり方も変わってくるはずです。
G1レース当日の「特設コーナー」は激戦区
日本ダービーやジャパンカップなどのビッグレース開催日には、ターフィーショップ店頭に、そのレースに出走する有力馬のぬいぐるみが集められた「特設コーナー」が設置されることが多いです。ここは開門直後から黒山の人だかりができる激戦区となります。
応援馬券(馬の名前が入った馬券)と一緒に、その馬のアイドルホースを握りしめてレースを観戦するスタイルは、現地のファンならではの楽しみ方です。もしお目当ての馬がいる場合は、レースの予想をする前に、まずはグッズの確保に全力を注ぎましょう。
なお、JRAの公式見解として、競馬場内の売店以外にもインターネット通販での購入ルートが用意されています。現地で買い逃した場合は、公式の通販サイトを確認することをお勧めします。
(出典:JRA公式『Q.競馬場などの売店で販売しているJRAカレンダーや競馬グッズ、ぬいぐるみなどをインターネットで購入できますか?』)
東京競馬場限定のお土産やお菓子
楽しいレース観戦の最後を締めくくるのが、職場や家族、そして友人へのお土産選びです。「競馬場に行ってきたよ!」という話のネタになりつつ、グルメなあの人にも「これ美味しいね!」と喜んでもらいたい……そんな欲張りな願いを叶えてくれる鉄板のお土産が存在します。
それが、地元・府中市に本店を構える老舗和菓子店「青木屋(あおきや)」が手掛けるお菓子たちです。明治26年(1893年)創業という長い歴史を持つこのお店は、東京競馬場がある府中市の銘菓として地元民に深く愛されています。今回は、私が実際に何度もリピート買いしている、間違いのない逸品をご紹介します。
勝利を呼ぶ!?「馬サブレ」に隠された秘密
東京競馬場のお土産ランキングで常に上位に君臨しているのが、青木屋の「馬サブレ(レーシングサラブレッドサブレ)」です。一見すると、疾走するサラブレッドの形をした可愛らしいクッキーですが、実はこのお菓子には、競馬ファンならずともあやかりたい「深い縁起」が込められています。
皆さんは「左馬(ひだりうま)」という言葉をご存知でしょうか?
【左馬(ひだりうま)のご利益とは?】
「馬」という漢字を左右反転させて書いた文字のことです。古来より、以下の理由から最強の開運シンボルとされています。
- 商売繁盛:「うま」の逆さ読みは「まう(舞う)」。古くからお祝いの席での舞いは縁起が良いとされています。
- 富の象徴:漢字の下の部分が巾着(きんちゃく)の形に見え、口が締まって「入ったお金が逃げない」とされています。
- 唯一無二:馬は左から乗るとつまずかないが、右から乗るとつまずくという習性があることから、「人生をつまずくことなく過ごせる」という意味があります。
このストーリー性こそが、馬サブレが最強のお土産と言われる所以です。馬券を当てるための「的中祈願」としてはもちろん、これから受験を控えた学生さんや、ビジネスで勝負をかける方への「幸運のお裾分け」としても最適なんです。
肝心の味も、老舗和菓子店ならではの本格派です。封を開けた瞬間に広がる芳醇なバターの香りと、サクサクとした軽やかな食感は、コーヒーや紅茶との相性が抜群。「競馬場のお土産=ネタ枠」という偏見を覆す、上品な味わいが楽しめます。
チョコ好きにはたまらない「武蔵野日誌」
「サブレもいいけど、もっと満足感のあるスイーツがいい」という方には、同じく青木屋の代表銘菓「武蔵野日誌(むさしのにもと)」を強くおすすめします。
これは、職人が一層一層丁寧に焼き上げたミニサイズのバウムクーヘンの中に、特製のチョコレートクリームがたっぷりと充填されたお菓子です。バウムクーヘンの木の年輪のような見た目は「繁栄」や「長寿」を連想させ、こちらも縁起が良いとされています。味は定番の「チョコ」と「ホワイト」があり、季節によっては「いちご」などの限定フレーバーが登場することもあります。
| 商品名 | 特徴とおすすめポイント |
|---|---|
| 馬サブレ (5枚入〜) |
【配りやすさNo.1】 個包装されており、日持ちもするため職場でのバラマキ用に最適。バターの風味が濃厚で、1枚でも満足感があります。 |
| 武蔵野日誌 (チョコ/ホワイト) |
【リッチな味わい】 しっとりとした生地と濃厚なクリームのハーモニーが絶品。少し冷やして食べると、中のチョコがパリッとして美味しいです。 |
| 武蔵野の実 | 【大人のお茶請け】 栗や梅などの果実を丸ごと包み込んだ贅沢な焼き菓子。甘さ控えめで、年配の方へのお土産としても喜ばれます。 |
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賢い購入テクニック:場外ショップの活用
これらのお菓子は、東京競馬場内の売店(メモリアルスタンドやフジビュースタンドの売店)で購入することができます。しかし、メインレース終了後の売店は非常に混雑しますし、大きな箱菓子を持って満員電車に乗るのは少し大変ですよね。
そこで私が実践しているのが、「帰りに駅前で買う」というテクニックです。
実は、京王線府中駅のすぐ目の前にある商業施設「フォーリス(Foris)」の1階や、府中駅に直結したショッピングモール「ぷらりと京王府中」周辺には、青木屋の店舗や、その他のお土産を扱うお店が充実しています。レースが終わってから、駅に向かう道すがら涼しい店内でゆっくりとお土産を選び、そのまま電車に乗る。これが最もスマートで疲れないお買い物のスタイルです。
特に「フォーリス店」は品揃えも豊富で、競馬場内では取り扱っていない生菓子(シュークリームやプリンなど)に出会えることもあります。「あ、買い忘れた!」という時も焦らず、駅周辺のお店を覗いてみてくださいね。
(出典:青木屋 公式サイト)
場内に設置されたガチャガチャの場所
「たかが数百円のオモチャでしょ?」と侮るなかれ。今、東京競馬場の中で、大人たちを最も熱狂させている「沼」こそが、場内各所に設置された「ガチャガチャ(カプセルトイ)」です。
レースの待ち時間にちょっとした運試しのつもりで回したが最後、「あと一回、あと一回……」と気づけば数千円を溶かしてしまう魔力がそこにはあります。自分へのお土産としてはもちろん、お子様へのプレゼントや、競馬仲間との話のネタにもなるガチャガチャについて、設置場所から最新のトレンドまで徹底的に解説します。
絶対に迷わない!ガチャガチャ設置エリア完全マップ
東京競馬場のガチャガチャは、ゲームセンターのように一箇所に集まっているわけではなく、いくつかのエリアに分散して設置されています。「どこにあるの?」と迷わないよう、主要なホットスポットを押さえておきましょう。
| 設置エリア | 特徴と狙い目 |
|---|---|
| フジビュースタンド 2階 ターフィーショップ付近 |
【メインスポット】 最も設置台数が多く、新作の入荷も早い激戦区です。ショップの入り口付近や、壁沿いにズラリとマシンが並んでいます。人通りが多いので、人気のガチャはすぐに空になることも。 |
| フジビュースタンド 3階 センターコート周辺 |
【イベント連動型】 広いイベントスペースがあるこのエリアでは、G1レース開催日などに特設のガチャコーナーができることがあります。過去の名馬パネル展などと一緒に楽しめます。 |
| メモリアルスタンド ターフィーショップ前 |
【穴場スポット】 メインスタンドから少し離れているため、フジビュー側で売り切れていた商品がここには残っている!という奇跡が起きやすい場所です。 |
コレクター魂に火をつける!三大人気ガチャ
「何が出るかな?」というワクワク感だけでなく、そのクオリティの高さもJRAガチャの魅力です。特に以下の3つのシリーズは、見つけたら即回すべき人気アイテムです。
- ① ファンファーレ・サウンドオーナメント
ボタンを押すと「G1ファンファーレ(東京・中山)」や「宝塚記念ファンファーレ」などが流れる超人気商品です。音質も意外とクリアで、自宅でレースごっこをする時には欠かせません。メルカリ等でも高値で取引されるほどの人気ぶりです。 - ② サラブレッドコレクション・マスコット
UFOキャッチャーの景品としてもお馴染みですが、ガチャ版はさらに小さくて可愛い「ぷちマスコット」や、連結できるチャームなどが展開されています。カバンのファスナーに付けるのに丁度いいサイズ感です。 - ③ アクリルスタンド(アクスタ)
近年の「推し活」ブームに乗って急増しているのが、競走馬のアクリルスタンドです。ドウデュースやイクイノックスといったスターホースが、実写やイラストでアクスタ化されています。
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SNSで話題!「アクスタ」を使った映え写真の撮り方
ガチャでアクリルスタンドを手に入れたら、ぜひやってみてほしいのが「競馬場の風景と一緒に撮る」ことです。
パドックで周回する本物の馬を背景にしたり、ゴール板に向けてアクスタをかざして撮影すると、まるでその馬が東京競馬場に降臨したかのような素敵な写真が撮れます。これをX(旧Twitter)やInstagramにアップするのが、現代の競馬ファンの楽しみ方。晴れた日の青い空と緑の芝生は、最高のアクスタ映えスポットですよ。
【重要】100円玉不足で泣かないための準備
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ガチャガチャを楽しむ上で最大の敵となるのが、「小銭がない問題」です。
場内のガチャマシンは、基本的に100円玉硬貨のみ対応しています(最近は500円玉対応機もありますが、基本は100円玉×3枚〜5枚です)。ターフィーショップのレジで両替をお願いすることは可能ですが、混雑時にはレジに長蛇の列ができており、「両替のためだけに20分並ぶ」なんてことになりかねません。
両替機は基本的にありません!
ゲームセンターのように便利な両替機は設置されていないことがほとんどです。ガチャを回す予定があるなら、自宅から100円玉を大量に持参するか、駅の売店などで予め崩しておくことを強くおすすめします。財布が重くなるのは我慢しましょう。それが勝利(コンプリート)への対価です。
番外編:500円で運試し?「おみくじ馬券」
厳密にはカプセルトイではありませんが、G1レース当日などのイベント時に、「500円でランダムな馬券が買えるガチャ」(通称:おみくじ馬券、クイックピック投票券)が登場することがあります。
これはポチ袋のようなパッケージに入っていて、中を開けるまで「どの馬の馬券か」が分からない仕組みになっています。オリジナルステッカーなどのオマケが付いていることも多く、運試しとして大人気です。自分の予想では絶対に買わないような大穴の馬券が入っていて、それがまさかの激走……なんてドラマが生まれるのも、この「馬券ガチャ」の醍醐味です。
女性におすすめのUMAJO限定品
近年、競馬場は「オジサンたちの社交場」から「女性も楽しめるエンターテインメントスポット」へと劇的な進化を遂げています。その象徴とも言えるのが、東京競馬場のフジビュースタンド5階(10番柱付近など)に設置された、女性専用のリラックススペース「UMAJO SPOT(ウマジョスポット)」です。
ここは、ワンドリンク無料(1杯)のサービスや、カフェのようなお洒落な空間でくつろげることで大人気ですが、実は「ここでしか買えない限定のお土産(スイーツ・雑貨)」の宝庫であることをご存知でしょうか?
「競馬場のお土産って、渋い和菓子やお煎餅ばかりでしょ?」と思っている方にこそ見ていただきたい、SNS映え間違いなしのアイテムと、行列を回避してスマートに購入する裏技をご紹介します。
食べるのがもったいない!「映えスイーツ」コレクション
UMAJO SPOTで販売されているスイーツは、有名パティスリーとのコラボ商品や、馬をモチーフにした可愛すぎるデザインが特徴です。自分へのご褒美にはもちろん、女子会への手土産にすれば「これどこで買ったの!?」と話題になること間違いありません。
| 商品名 | 価格(税込) | 特徴と魅力 |
|---|---|---|
| UMAJO 缶ケーキ (ティラミス/苺ショート) |
700円 | 【一番人気】透明なプラスチックボトルにケーキが層になって詰められています。見た目が美しいだけでなく、カバンに入れても崩れにくいため、持ち運びのストレスがありません。 |
| おうまの練り切り (白あん/ココアなど) |
500円 | 【職人技】馬の顔をかたどった伝統的な和菓子。一つひとつ手作りされているため、微妙に表情が違います。夕方には売り切れることも多い激レア品です。 |
| UMAJOカタヌキバウム | 550円 | 【遊べるお菓子】平焼きのバウムクーヘンに馬のシルエットの切り込みが入っており、パカッと型抜きが楽しめます。日持ちもするので遠方へのお土産にも最適。 |
| 堀江バターサンド (TABLESコラボ) |
480円 | 分厚いバタークリームを挟んだリッチなサブレ。塩あんバターや苺ピスタチオなど、フレーバーもオシャレで満足度が高い一品です。 |
雑貨も見逃せない!日常使いできる大人可愛いグッズ
スイーツだけでなく、オリジナルの雑貨(グッズ)も非常に充実しています。ターフィーショップで売られているグッズが「元気!」「勝負!」というテイストなら、UMAJO SPOTのグッズは「北欧風」「パステルカラー」といった、日常のファッションに取り入れやすいデザインが中心です。
例えば、馬のシルエットがさりげなく刺繍された「トートバッグ」や、メイク直しに便利な「前髪クリップ」、オフィスで使える「ブック型付箋」などは、競馬ファンであることを主張しすぎず、密かな楽しみとして持ち歩けると評判です。
(出典:JRA UMAJO『オリジナルグッズ』)
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【超重要】並ばずに入店する「魔法の言葉」
UMAJO SPOTは非常に人気があるため、カフェ利用(テーブル席での休憩)には整理券が必要だったり、30分〜60分待ちの行列ができていることが珍しくありません。入り口の行列を見て「うわぁ、グッズ買いたかったけど諦めよう……」と帰ってしまう人が本当に多いのですが、これはあまりにも勿体無い!
実は、ここには公認の「行列回避テクニック」が存在します。
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「物販(テイクアウト)のみ利用」なら並ばなくてOK!
入り口に立っている係員さんに、勇気を出してこう伝えてください。
「グッズとお菓子を買いたいだけです(テイクアウトです)」
すると、カフェ待ちの列とは別のルートですぐに店内に案内してもらえます。この方法は意外と知られていません。中のレジが空いていれば、待ち時間ゼロ分で限定スイーツをゲットできるのです。
カフェでまったりする時間がなくても、この方法を使えばサクッとお買い物が可能です。女性の皆さんは、ぜひこの裏技を駆使して、可愛いお土産を持ち帰ってくださいね。
東京競馬場のグッズ購入攻略法と通販
人気グッズはまさに争奪戦。現地に行ってから「売り切れ」の文字を見て膝から崩れ落ちないためにも、事前の戦略が重要です。ここでは、私が実践している立ち回り方や、万が一買えなかった時の対処法、そしてグッズだけではない「思い出」の持ち帰り方について解説します。
人気グッズが売り切れの際の対処法
開門と同時に猛ダッシュでターフィーショップに向かったのに、お目当ての「アイドルホース」や「限定マフラータオル」の棚が既に空っぽ……。目の前に突きつけられた「SOLD OUT」の文字に、膝から崩れ落ちそうになった経験は私だけではないはずです。
しかし、そこで諦めてすごすごと帰ってしまうのは、あまりにも勿体無い! 実は、東京競馬場の広大な敷地内には、メインショップ以外にもグッズを扱っている店舗が複数存在し、そこにはまだお宝が眠っている可能性があるからです。
ここでは、私が何度も絶望の淵から救われた「敗者復活のための3つのステップ」を伝授します。
- YUKINOSUKE
ステップ1:隠れた「サテライト店舗」を捜索せよ
多くの人は、一番目立つ「フジビュースタンド2階 西側」のメインショップに殺到します。その結果、ここの在庫だけが瞬殺されてしまうのです。しかし、場内には人の流れが比較的緩やかな「穴場ショップ」が存在します。
【要チェック!在庫が残っている可能性が高い店舗】
- メモリアルスタンド2階「メモリアル60店」:
メインスタンド(フジビュー)から少し離れているため、ここまで足を伸ばす人は意外と少ないです。メイン店で完売していたぬいぐるみが、ここでは普通に山積みされていたという「奇跡」に私は何度も遭遇しています。 - フジビュースタンド3階「センターコート店」:
イベントスペースの近くにある店舗です。階数が違うだけで人の密度が下がるため、ここも狙い目です。
「あっちでは売り切れだったのに!」と驚くことも多いので、メイン店で無くても諦めずに、場内を少し散策してこれらの店舗を覗いてみてください。
ステップ2:公式通販「JRAターフィー通販クラブ」を確認
場内のどこを探しても見つからなかった場合、次にチェックすべきはJRAの公式オンラインショップ「JRAターフィー通販クラブ」です。
「現地で売り切れなら、ネットもないでしょ?」と思われがちですが、実は現地在庫と通販在庫は管理が別になっていることが多いのです。現地では完売していても、ネット上では「在庫あり」となっているケースは珍しくありません。
また、現地で大きなぬいぐるみを買うと、帰りの満員電車で押し潰されないか心配になりますが、通販なら綺麗な状態で自宅まで届けてくれます。5,000円以上の購入で送料が無料になるキャンペーン(※時期によります)などを利用すれば、むしろ賢い買い物と言えるかもしれません。
(出典:JRA公式『Q.競馬場などの売店で販売しているJRAカレンダーや競馬グッズ、ぬいぐるみなどをインターネットで購入できますか?』)
ステップ3:フリマアプリの利用は「冷静」に
最終手段として、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリやオークションサイトを探すという手があります。レース当日の夜には、早くもその日の限定グッズが出品されていることでしょう。
しかし、ここでは冷静な判断が求められます。人気商品は定価の2倍、3倍という高値(プレ値)で転売されていることがほとんどです。「どうしても今すぐ欲しい!」という気持ちは痛いほど分かりますが、少し待てば公式で再販されることもあります。
高額転売には要注意!
転売屋から高値で購入することは、結果的に「買い占め」を助長し、本当に欲しいファンが定価で買えなくなる悪循環を生んでしまいます。悔しい気持ちをグッと堪えて、まずは「再入荷通知」を待つのが、私たちファンができる最善の対抗策かなと思います。
公式オンラインショップでの購入方法
楽しいレース観戦を終えて、いざ帰路につく時。興奮が冷めやらぬ中でふと現実に戻ると、手に持った大量のお土産やグッズが急に重く感じられること、ありませんか? 特に雨の日や、満員電車に揺られて帰る場合、大きなぬいぐるみやポスターが入った紙袋を守りながら移動するのは、想像以上にハードなミッションです。
「現地で荷物が増えるのが嫌だ」「買い逃してしまったグッズがある」……そんな悩みを一発で解決してくれるのが、JRA公式の通販サイト「JRAターフィー通販クラブ」です。ここでは、現地での買い物をよりスマートにするための通販活用術と、知っておくと得する裏技を伝授します。
「ショールーミング」こそ現代の賢い買い方
私のおすすめのスタイルは、ズバリ「現地では実物を確認して、購入はネットで済ませる(ショールーミング)」という方法です。
例えば、大人気の「アイドルホース(Lサイズ)」は、抱き心地は最高ですが、持ち帰るにはかなりの嵩(かさ)になります。また、重賞レースを特集した書籍や写真集、ガラス製のマグカップなども、持ち運びには気を使いますよね。そこで、現地ではショップの見本を手に取って、質感や顔の個体差、サイズ感だけをしっかりチェックします。そして、購入ボタンはその場でスマホからポチッ。これなら、レース中は身軽に動けますし、商品は後日綺麗な状態で自宅に届きます。
【通販で買うべきアイテム3選】
- Lサイズのぬいぐるみ:満員電車で押し潰される悲劇を回避できます。
- 書籍・カレンダー:意外と重量があり、角が折れやすいので配送が安心です。
- 全色セット買い:ボールペンやタオルの「全色コンプリート」など、点数が多い場合も通販一択です。
「5,000円以上」が魔法のライン
通販を利用する際、どうしても気になるのが「送料」ですよね。JRAターフィー通販クラブでは、地域によって送料が異なりますが、ここにお得なルールが存在します。
それは、「一回の注文金額が5,000円(税込)以上で送料無料」になるというサービスです(※一部商品を除く)。
ぬいぐるみを2〜3個買ったり、タオルとTシャツを組み合わせれば、5,000円は意外とすぐに到達する金額です。もし金額が少し足りない場合は、消耗品であるボールペンや、プチプラなクリアファイルなどを追加して調整するのが賢いやり方です。「送料を払うくらいなら、グッズをもう一品増やす」というポジティブな発想で、私はいつも買い物を楽しんでいます。
現地完売でも諦めない!「別在庫」の可能性
前のセクションでも少し触れましたが、「現地のターフィーショップ」と「オンラインショップ」では、在庫管理が別々に行われていることが多いです。
現地で「SOLD OUT」の札が貼られていても、オンラインショップを見たら「在庫あり」になっているケースは多々あります(逆もまた然りですが)。また、オンラインショップでは「ネット限定カラー」や「先行予約商品」が販売されることもあります。特にカレンダーや年賀状シーズンなどの季節商品は、ネットで早めに予約しておくのが確実です。
| 購入ルート | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 現地ショップ | ・その場で手に入る ・個体差(顔)を選べる ・実物を見て判断できる |
・荷物になる ・混雑時はレジに並ぶ ・売り切れのリスクがある |
| 公式通販 | ・24時間いつでも買える ・荷物にならない ・5,000円以上で送料無料 |
・届くまで数日かかる ・個体差は選べない ・送料がかかる場合がある |
支払い方法と注意点
支払い方法は、クレジットカード決済、代金引換、後払い決済などが選べます。クレジットカードなら手数料もかからず、スムーズに決済できるのでおすすめです。
一点だけ注意が必要なのは、「商品が届くまでのタイムラグ」です。通常は注文から数日〜1週間程度で届きますが、G1レース直後やセール期間中は発送が混み合うことがあります。「来週のレースにこのタオルを持っていきたい!」というような急ぎの用事がある場合は、余裕を持って注文するか、頑張って現地で調達するようにしましょう。
(出典:JRAターフィー通販クラブ『送料・手数料について』)
名物G1焼きなどのおいしいグルメ
「グッズ」というカテゴリからは少し外れるかもしれませんが、東京競馬場を語る上で絶対に外せない、まさに「食べるグッズ(お土産)」とも呼べる存在があります。それが、東京競馬場のソウルフードとして長年ファンに愛され続けている名物「G1焼き(ジーワンヤキ)」です。
広い場内を歩き回って小腹が空いた時、あるいはレース予想に疲れて糖分を欲した時、このG1焼きの甘さが五臓六腑に染み渡ります。ここでは、現地でしか味わえないこの名物グルメの魅力と、知る人ぞ知る絶品サイドメニューについて、熱量高めで解説します。
パドックの風物詩!「G1焼き」とは?
G1焼きとは、一言で言えば「大判焼き(今川焼き)」のことです。しかし、ただの大判焼きではありません。その表面には、競馬の格付け最高峰を示す「G1」の文字や、幸運のシンボルである「馬蹄(ばてい)」の焼印が力強く押されているのです。
この焼印を見るだけで、「ああ、今まさに競馬の聖地にいるんだな」という実感が湧いてきます。味のラインナップは王道の2種類。北海道産小豆を使用した「あんこ」と、まろやかな甘さの「クリーム」です。価格は1個200円(税込)とお財布に優しく、ワンハンドで手軽に食べられるのも嬉しいポイントです。
【YUKINOSUKE流の楽しみ方】
私がいつも実践しているのは、「G1焼きを食べながらパドックを見る」というルーティンです。これから走るサラブレッドたちの美しい馬体を眺めつつ、温かいG1焼きを頬張る……。視覚と味覚で競馬場を満喫する、これぞ至福のひとときです。「G1」の文字を体内に取り込むことで、馬券の的中率も上がるような気がしませんか?(※個人の感想です)
絶対に見逃すな!店舗の場所と「プレミアム」の存在
G1焼きを販売しているのは、場内に数ある飲食店の中でも特に異彩を放つ「有限会社アリタ」さんの店舗です。
場所は、メインスタンド(フジビュースタンド)の中ではなく、パドックのすぐ脇、「日本庭園」側のエリアにあります。巨大な電光掲示板(ターフビジョンではない、パドック横のオッズ板)の足元付近と言えば分かりやすいでしょうか。パドック周辺に漂う、甘く香ばしい匂いを辿っていけば、自然とお店にたどり着けるはずです。
そして、ここで通な選択肢となるのが「プレミアムG1焼き(250円)」です。通常のG1焼きよりも50円高いこの商品は、中の餡や生地の素材にさらにこだわった上位版。時期によっては「抹茶クリーム」などの限定フレーバーが登場することもあります。自分へのちょっとしたご褒美や、勝ち運をさらに高めたい時の験担ぎとして、ぜひプレミアムを選んでみてください。
甘味だけじゃない!酒飲みを唸らせる「煮込み」の誘惑
実は、アリタさんの真骨頂はスイーツだけではありません。甘い匂いの隣で、暴力的なまでに食欲をそそる醤油と出汁の香りを漂わせているのが、本格的な「煮込み料理」たちです。
多くの競馬ファンが、G1焼きと一緒に、あるいはビールのお供として注文するのが以下のメニューです。
| メニュー名 | 価格(税込) | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|---|
| もつ煮込 | 550円 | 【鉄板メニュー】 じっくりと煮込まれてトロトロになったモツは、臭みが全くなく旨味の塊です。七味唐辛子をたっぷりかけて食べるのが正解。ご飯に乗せた「もつ煮込丼(850円)」もあります。 |
| 牛すじ丼 | 1,200円 | 【ボリューム満点】 大きな鍋で煮込まれた牛すじが、ご飯が見えなくなるほど豪快に盛られています。甘辛い味付けで箸が止まりません。ガッツリ食事をしたい時はこれ一択です。 |
| 串焼き (白モツ・赤モツ) |
各250円 | 【最高のつまみ】 片手で持てる最強のビール泥棒。白モツ(腸)の弾力と脂の甘み、赤モツ(フワなど)の独特の食感がたまりません。 |
| 牛すじ豆腐 | 850円 | 味が染み込んだ豆腐と牛すじのハーモニー。糖質を気にしている方のおつまみとしても優秀です。 |
※価格やメニューは変更になる場合があります。
グッズショップで可愛いぬいぐるみを買った後は、アリタさんの前で「甘いもの」と「しょっぱいもの」の無限ループに身を委ねてみるのも、東京競馬場の正しい楽しみ方の一つです。お腹も心も満たして、最高の週末を過ごしてくださいね。
東京競馬場のグルメについては、こちらの記事東京競馬場のご飯はコレ!必食グルメ完全ガイドで解説していますので合わせてお読み下さい。
記念入場券などのレアなアイテム
最近はスマートフォンのQRコードでピッとかざして入場するスタイルが主流になりつつあります。チケットレスは確かに便利ですが、昭和・平成の競馬を知る身としては、あの長方形の硬い紙のチケット(磁気券)が手元に残らないことに、少し寂しさを感じてしまうのも事実です。
しかし、だからこそ「形に残るアナログなアイテム」の価値が爆上がりしています。特に日本ダービーや天皇賞(秋)、ジャパンカップといったビッグレース(G1)の開催日には、その日しか手に入らない貴重なグッズや、日付が入った記念品が登場します。ここでは、コレクター心をくすぐるレアアイテムと、誰でもたった数百円で作れる最強の記念品について解説します。
100円で刻む歴史!「がんばれ!馬券」の買い方
もしQRコードで入場して「チケットがないから記念に残るものがない」と嘆いているなら、今すぐ自動券売機に向かってください。そこで作れる「応援馬券(通称:がんばれ!馬券)」こそが、世界に一つだけの最高の記念グッズになります。
通常の馬券は「東京都競馬」や「第11レース」といった情報が事務的に印字されるだけですが、この応援馬券には、馬名の右上に大きく【がんばれ!】という文字が印字されるのです。
【応援馬券(がんばれ!馬券)の作り方】
- 場内にある「緑色のマークカード(基本カード)」ではなく、「赤色のマークカード」を探すか、または「単勝+複勝」を選びます。
- 券種で「単+複(単勝と複勝のセット)」を選びます。
- 好きな馬の番号をマークします。
- 金額をマークします(最低200円〜 ※単勝100円+複勝100円)。
- YUKINOSUKE
これで発券すると、1枚の馬券に「単勝」と「複勝」がセットになり、さらに「がんばれ!」の文字が入った特別な馬券が出てきます。
もちろん、200円もかけたくない場合は、通常の「単勝(100円)」を買うだけでも十分です。馬の名前と日付、レース名が入った馬券は、その馬が勝てば「勝利の証」に、負けても「共に戦った記憶」として残ります。私は、現地で観戦したG1レースの馬券は、換金せずにアルバムに入れて大切に保管しています(……まあ、外れ馬券がほとんどですが!)。
(出典:JRA公式『馬券の種類:応援馬券』)
競馬のアイテムについては、こちらの記事競馬観戦の持ち物と防寒対策!冬も快適に楽しむ必需品リストで詳しく解説していますので参考にして下さい。
無料のお宝!「レーシングプログラム」
入場ゲート付近やインフォメーションカウンターで無料配布されている冊子「レーシングプログラム(通称:レープロ)」も、絶対に貰っておくべきアイテムです。
普段はシンプルな冊子ですが、G1レースの開催日には仕様が豪華になります。表紙がカラー写真になったり、過去の優勝馬のコラムが掲載されたりと、読み物としても非常に充実しています。特に日本ダービー当日のレープロは、それ自体がメルカリで取引されるほどの人気アイテムになることも。
「紙のパンフレットなんて荷物になる」と捨ててしまう人もいますが、10年後に読み返した時、当時の出走馬や騎手の名前を見て「うわぁ、懐かしい!」と盛り上がれるのは、デジタル画面ではなく、やはり紙の冊子なんですよね。
運が良ければタダで貰える?「Welcomeチャンス!」
入場したらスマホで必ず参加してほしいのが、JRA公式の来場ポイントキャンペーン「Welcomeチャンス!」です。
これは、位置情報を利用して競馬場内でくじ引きができる無料のイベントです。A賞からE賞(時期によって異なります)までの景品が用意されており、当選するとその場でオリジナルグッズが貰えます。景品は「東京競馬場限定のヒーロー列伝タオル」や「オリジナルクリアファイル」、「QUOカード」など、非売品のレアアイテムばかり。
参加方法はとても簡単で、JRAの公式サイトやアプリからアクセスするだけ。もし外れてもポイントは貯まっていき、後で特典と交換できることもあるので、やらない手はありません。
コレクションのすゝめ
集めた「がんばれ!馬券」や「記念入場券」は、100円ショップで売っている「トレーディングカードホルダー」や「フォトアルバム」に収納するのがおすすめです。特に馬券は感熱紙なので、直射日光や高温に晒すと黒く変色してしまいます。アルバムに入れて暗所で保管すれば、数年経っても綺麗な状態を保てますよ。
東京競馬場のグッズで思い出を残す
広大な緑のターフ、地響きのような歓声、そして目の前を疾走するサラブレッドたちの美しい馬体。東京競馬場で過ごす一日は、非日常の連続です。そんな興奮と感動の一日を、自宅に帰ってからも鮮明に思い出させてくれるもの、それが「グッズ」です。
この記事の締めくくりとして、手に入れたグッズを通して競馬場の思い出を最大化する方法と、私が実践している「勝っても負けても最高の一日にする」ためのグッズ活用術をお伝えします。
勝負の結果で変わる!?グッズ選びの流儀
私たち競馬ファンの心理として、その日のレース結果(馬券の収支)によって、グッズ売り場での立ち振る舞いが大きく変わることがあります。これはあるあるかもしれませんが、それぞれのシチュエーションに応じたおすすめの楽しみ方があります。
- 馬券が大勝ちした日(Victory Day):
おめでとうございます!そんな日は、普段なら「ちょっと高いな……」と躊躇してしまうアイテムを、勝利のトロフィーとして購入しましょう。
例えば、Lサイズの巨大なぬいぐるみ(約4,000円〜)や、有名ブランドとコラボしたアパレル(Tシャツやパーカー)などです。これを見るたびに、「あの日のレースは最高だったな」という優越感に浸ることができます。勝利の記憶を物質化して持ち帰る、これこそが最高の贅沢です。 - 馬券が惨敗した日(Regret Day):
元気を出してください。そんな時こそ、グッズの出番です。私は負けた日こそ、あえて可愛いマスコットや甘いお菓子を買って帰るようにしています。
つぶらな瞳のアイドルホースは「また来週頑張ろうよ」と優しく慰めてくれますし、美味しい「馬サブレ」や「G1焼き」の甘さは、傷ついた心に染み渡ります。手ぶらで帰ると「今日はお金を失っただけ」というネガティブな記憶が残ってしまいますが、何か一つでも形に残るものがあれば、「今日は可愛いグッズを買いに来たんだ(ついでに馬券も買っただけ)」と自分を納得させることができるのです。これ、精神衛生上とても大切ですよ!
- YUKINOSUKE
YUKINOSUKEの格言:
「馬券は紙くずになるかもしれないが、グッズは決して裏切らない。」
迷ったら買いましょう。そのグッズは、一生あなたのそばにいてくれます。
自宅に「マイ・パドック」を作ろう
買ってきたぬいぐるみやアクリルスタンド、皆さんはどうしていますか? 買ったまま袋に入れてクローゼットの奥……なんてことになっていませんか? それはあまりにも勿体無いです。
おすすめは、自宅の棚やテレビ台の一角に、競馬グッズ専用のスペース「マイ・パドック(祭壇)」を作ることです。お気に入りの馬のぬいぐるみを並べ、背景にレーシングプログラムを立てかけ、手前には頑張って並んで回したガチャガチャのミニチュアを配置する。これだけで、殺風景な部屋が「推し」のいる幸せな空間に早変わりします。
特に東京競馬場で手に入れたグッズはデザイン性が高いものが多いので、インテリアとしても十分に映えます。G1レースの日は、その祭壇に向かってパンパンと手を合わせ、必勝祈願をするのが我が家のルーティンになっています。
「お土産」が繋ぐコミュニケーション
また、グッズは「誰か」とのコミュニケーションツールにもなります。
職場や学校で「週末、東京競馬場に行ってきたよ」と言って、お土産の「馬サブレ」や「UMAJOスイーツ」を配ってみてください。「えっ、競馬場ってこんなに可愛いお菓子があるの?」「意外とオシャレなんだね!」と、競馬に対するイメージが良い方向に変わるきっかけになるかもしれません。
もし、あなたの周りに競馬に興味があるけれど行ったことがない人がいれば、次はぜひ一緒に誘ってみてください。その時、あなたが身につけているターフィーショップのグッズや、スマホにつけたストラップが、楽しいガイド役を果たしてくれるはずです。
最後に:東京競馬場は「テーマパーク」である
ここまで、東京競馬場のグッズ売り場から人気商品、裏技的な購入テクニックまでをご紹介してきました。長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
東京競馬場は、単なるギャンブルの場ではなく、グルメあり、ショッピングあり、そして感動のドラマありの「巨大なテーマパーク」です。そして、そこで手に入るグッズの一つひとつには、開発者のこだわりと、馬たちへの愛が詰まっています。
ぜひ、次回の週末は東京競馬場へ足を運び、あなただけの「運命のグッズ」を見つけてみてください。それが、あなたの競馬ライフをより豊かで彩りあるものにしてくれることを約束します。
東京競馬場の遊具については、こちらの記事東京競馬場の遊具ガイド【屋外・屋内】で詳しく解説していますので、合わせてお読み下さい。
- YUKINOSUKE
それでは、東京競馬場で素晴らしい週末を!
YUKINOSUKEでした。
※記事内の価格や情報は執筆時点(2025年時点)のものです。商品の在庫状況や店舗の営業時間は変更になる場合がありますので、最新情報は必ずJRA公式サイト等をご確認ください。
(出典:JRA東京競馬場 公式サイト)
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