こんにちは。YUKINOSUKEです。皆さんは普段、競馬場やWINSでマークシートを塗りつぶしているとき、「この馬単という馬券、一体いつからあるんだろう?」とふと思ったことはありませんか。あるいは、「馬単と馬連、どっちを買うのが正解なんだろう」と券売機の前で悩んでしまった経験があるかもしれませんね。実はこの馬単という券種、日本の競馬史において一度は姿を消し、長い時を経て復活を遂げたという、まさにドラマのような歴史を持っているんです。
- YUKINOSUKE
この記事では、そんな馬単の知られざる歴史から、過去に飛び出した驚愕の配当記録、そして明日から使える実践的な攻略法まで、私の経験を交えながらたっぷりとお話ししていこうと思います。
- 馬単が辿った廃止と復活の数奇な歴史的背景
- JRAと地方競馬における導入時期の意外な事実
- 過去に記録された100円が300万円に化ける高配当の実例
- 確率論と払戻率から導き出される賢い馬単の買い方
競馬の馬単はいつから始まったか歴史と導入日
私たちが現在、当たり前のように予想し、購入している「馬単」。1着と2着を着順通りに当てるこのスリリングな馬券は、現代競馬において欠かせない存在となっています。しかし、その歴史を紐解いていくと、単に「昔からあった」わけではなく、時代の要請や競馬産業の構造変化とともに、導入と廃止、そして再導入を繰り返してきたことが分かります。まずは、その興味深い歴史の旅に出かけてみましょう。
JRAと地方競馬での導入時期の違いと比較
- YUKINOSUKE
「馬単はいつから買えるようになったの?」という質問に対して、多くの競馬ファンは「2000年代の初め頃、2002年くらいかな」と答えるかもしれません。確かに、私たちの身近なJRA(中央競馬)で馬単が解禁されたのはその時期ですから、その感覚は決して間違いではありません。
しかし、実はそこには「6年間のタイムラグ」が存在したことをご存知でしょうか。歴史の事実を正確に紐解くと、JRAよりも地方競馬の方が、はるかに早くこの「馬単」を導入し、ファンの心を掴んでいたのです。
地方競馬が切り開いた「馬単」の現代史
JRAで馬単が全国発売されたのは2002年ですが、地方競馬(特に南関東公営競馬)では、それより6年も早い1996年(平成8年)の時点で、すでに馬単の発売を開始していました。
当時の競馬界は、バブル崩壊後の長引く不況の中で売上が右肩下がりに転じ始めていました。特に地方競馬はその影響をダイレクトに受けており、ファンの関心を繋ぎ止めるための「劇薬」とも言える起爆剤を求めていました。そこで白羽の矢が立ったのが、従来の馬連よりも難易度が高く、その分だけ高配当(万馬券)が期待できる「馬単」だったのです。
| 比較項目 | 地方競馬(NAR) | 中央競馬(JRA) |
|---|---|---|
| 導入開始年 | 1996年(平成8年) ※大井競馬などを皮切りに順次導入 |
2002年(平成14年) ※7月13日より全国発売 |
| 導入の背景 | 売上低迷からの脱却を目指し、射幸性の高い券種をいち早く解禁してファンを呼び戻す「攻め」の戦略。 | 地方競馬での成功とシステムの安定稼働を確認した後、ファンの強い要望に応える形で「満を持して」導入。 |
| 当時の反応 | 「ついに着順勝負ができる!」とコアなファンが歓喜。枠連・馬連時代にはなかった高配当が続出した。 | W杯イヤーの2002年夏に解禁。予想の選択肢が一気に増え、近代競馬への転換点となった。 |
豆知識:大井競馬(TCK)の革新性
記事の冒頭で触れた通り、現代競馬における「馬単」の先駆者は間違いなく地方競馬でした。さらに大井競馬場(TCK)は、JRAが馬単を導入した2002年の4月には、すでに「3連複」や「3連単(限定発売)」までもスタートさせています。常にJRAの一歩先を行くこの姿勢こそが、地方競馬の魅力の一つと言えるでしょう。
なぜJRAでの導入は遅れたのか?
「地方でできるなら、JRAですぐにやればよかったのに」と思うかもしれません。しかし、これには巨大組織ならではの事情がありました。
JRAは全国規模で莫大な売上と投票数を処理しています。1着と2着の着順通りに判定する馬単は、順不同の馬連に比べて組み合わせ数が2倍になり、システムにかかる負荷も増大します。もしシステムトラブルが起きれば社会問題になりかねないため、インフラの整備とテストに慎重な姿勢を崩さなかったのです。
私自身、1990年代後半は「馬単を買いたいから」という理由だけで、週末に地方競馬場へ足を運ぶこともありました。そして2002年の夏、ついにJRAで馬単が買えるようになった時、「これでようやく、JRAでも『この馬は勝つけど、2着はアレだな』という予想が報われる!」と、マークシートを塗りながら興奮したことを鮮明に覚えています。
この章のまとめ
- 「馬単」の現代における起源は1996年の地方競馬にある。
- JRAが導入したのはその6年後の2002年7月である。
- この6年間の「地方の先行導入」が、現在の多様な馬券文化の礎となった。
過去の廃止から再導入に至る歴史的背景
先ほど「2002年に導入された」とお話ししましたが、実はこれは正確には「新設」ではなく、半世紀の時を超えた「復活劇」と呼ぶべき出来事でした。時計の針をさらに半世紀ほど巻き戻し、日本の競馬史における「馬単」の数奇な運命を深掘りしてみましょう。
戦後復興期に存在した「幻の馬単」
今の若い競馬ファンの方には信じられないかもしれませんが、戦後間もない1951年(昭和26年)の時点で、地方競馬ではすでに馬単(当時は「連勝単式」と呼ばれていました)が発売されていたのです。まだ日本が戦後の混乱から立ち上がり、復興へと向かうエネルギーに満ち溢れていた時代、競馬は庶民にとって数少ない娯楽の王様でした。
しかし、この「初期の馬単」は長くは続きませんでした。導入からわずか10年後の1961年(昭和36年)、忽然と日本の競馬場から姿を消してしまうのです。
なぜ一度廃止されてしまったのか?
その最大の理由は、当時の社会情勢における「射幸心(ギャンブル性)の抑制」にありました。
高度経済成長期へと突入する中で、公営競技には健全化と大衆化が強く求められていました。馬単のような「着順までピタリと当てなければならない」馬券は、的中難易度が高い反面、配当が跳ね上がりやすく、ファンを過度に熱狂させる恐れがあるとして問題視されたのです。
その結果、当時の主催者たちは、より的中しやすく、配当も穏やかで、多くの人が適度に楽しめる「枠連(枠番連勝複式)」へと舵を切りました。こうして馬単は、歴史の表舞台から退場することになったのです。
40年間の「単式冬の時代」と「馬連」の功績
それから約40年もの間、日本の競馬は「枠連」が主役の時代を過ごしました。「赤い帽子と白い帽子が来たから1-3だ!」といったように、馬そのものよりも「枠の色」で応援するスタイルが定着したのもこの頃ですね。
そして、大きな転換点となったのが、1991年(平成3年)のJRAにおける「馬連(馬番連勝複式)」の導入です。枠ではなく馬番号で選ぶ、しかし着順は問わないこの券種は、オグリキャップブーム等で増加した新しいファン層に爆発的に受け入れられました。
この「馬連ブーム」が、実は後の馬単復活への重要な布石となります。ファンが馬番号での予想に慣れ親しみ、「もっと高い配当を狙いたい」「ズバリ着順まで言い当てたい」というニーズが高まってきたことが、馬単復活の土壌を作ったと言えるでしょう。
2002年、技術革新と共に果たした復活
長い「冬の時代」を経て、2002年に馬単がついに復活を果たします。この背景には、バブル崩壊後の売上低迷を打破するための「起爆剤」としての役割だけでなく、もう一つ見逃せない要素がありました。それは「コンピュータシステムの劇的な進化」です。
復活を支えた技術的進歩
- 組み合わせ数の処理:
18頭立てのレースの場合、枠連の組み合わせは最大36通りですが、馬単は306通りにもなります。かつてのシステムでは、この膨大な組み合わせごとのオッズをリアルタイムで計算し、全国のファンに提示することは困難でした。 - トータリゼータシステムの成熟:
21世紀に入り、計算処理能力が飛躍的に向上したことで、馬単や3連複、さらにはその後の3連単といった複雑な馬券の発売が可能になったのです。
つまり、馬単の復活は、ファンの「高配当への夢」と、主催者の「技術的な自信」が合致したタイミングで初めて実現した、歴史的なイノベーションだったわけです。
ちなみに、JRAの公式沿革を見ても、馬券の種類の変遷やシステムの導入時期が詳しく記されており、競馬がいかに時代の変化と共に歩んできたかが分かります。
(出典:JRA『JRAのあゆみ』)
このように、一度は「過激すぎる」として封印された馬単が、技術と時代の変化によって「知的な推理ゲーム」として蘇った歴史を知ると、週末に握りしめるその馬券が、少しだけ重みのあるものに感じられませんか?
歴代の馬単最高配当ランキングと万馬券記録
- YUKINOSUKE
馬単という券種の最大の魅力、それは何と言っても「配当の爆発力」に尽きます。「馬連の2倍難しいんだから、配当も2倍くらいかな?」と思っていると、良い意味で裏切られるのが馬単の恐ろしいところです。
特に人気薄の馬が絡んだ時の破壊力は凄まじく、たった100円が中古車を買えるくらいの金額に化けることも夢ではありません。ここでは、JRA(中央競馬)と地方競馬、それぞれの歴史に刻まれた「伝説の馬単記録」を深掘りしてみましょう。当時の状況を知ることで、高配当を狙うヒントが見えてくるかもしれません。
JRA(中央競馬)の過去最高配当:150万円の衝撃
まずはJRAの記録からです。これまで数々の万馬券が生まれてきましたが、馬単における頂点は2006年に記録されました。
👑 JRA馬単 最高配当記録
- 配当:1,498,660円
- 発生日:2006年9月9日
- 場所:中京競馬場 6R(3歳未勝利戦・ダート1700m)
- 結果:1着 メイショウギリー(13番人気) → 2着 デンコウグリーン(12番人気)
このレースは、今思い出しても鳥肌が立つような波乱の結末でした。単勝オッズはメイショウギリーが349.4倍、デンコウグリーンが296.7倍。つまり、「単勝万馬券」の馬同士がワンツーフィニッシュを決めたのです。
この日の馬場状態は「稍重(ややおも)」。足抜きの良いダートコースで、人気馬が総崩れとなる中、伏兵2頭が激走しました。100円玉が約150万円の札束に変わる瞬間、的中させた方はどんな心境だったのでしょうか。この記録は、馬単が持つポテンシャルの高さを象徴する数字として、今なお競馬ファンの間で語り草となっています。
地方競馬の過去最高配当:330万円と「奇跡の1票」
JRAの150万円も十分に衝撃的ですが、地方競馬にはさらにその上を行く、まさに「神の記録」が存在します。舞台は岩手県の盛岡競馬場でした。
👑 地方競馬馬単 最高配当記録
- 配当:3,308,610円
- 発生日:2006年5月20日
- 場所:盛岡競馬場 7R(ダート1400m)
- 結果:1着 エフェクト(7番人気) → 2着 ミチノクノヒーロー(11番人気)
「えっ、7番人気と11番人気で330万円?」と疑問に思った方もいるかもしれません。JRAの記録(13番人気と12番人気)に比べれば、人気の組み合わせとしてはそこまで無謀ではないように見えます。
しかし、ここに地方競馬ならではの「カラクリ」があります。地方競馬はJRAに比べて参加人数(分母)が少ないため、特定の組み合わせに投票が全く入っていない、あるいは極端に少ないという現象が起こりやすいのです。
実はこのレース、馬単の総投票数4万4832票のうち、的中票数はたったの「1票」でした。
たった一人の勝者
この奇跡の1票が投じられたのは、岩手県八幡平市にある場外発売所「テレトラック安代」だったと言われています。的中者がたった一人だったため、払戻対象となる売上(控除後)を、その人が「総取り」する形になったのです。
もし、あなたがその場外発売所にいて、何気なく買った100円が330万円になっていたら……想像するだけで震えが止まりませんよね。このように、地方競馬の馬単には「他人と違う目」を買うことで、配当が跳ね上がるドリームが潜んでいるのです。
| 項目 | JRA(中央競馬) | 地方競馬(NAR) |
|---|---|---|
| 最高配当 | 1,498,660円 | 3,308,610円 |
| 発生年 | 2006年 | 2006年 |
| 高配当の要因 | 超人気薄同士の決着 (単勝万馬券×単勝万馬券) |
的中票数の少なさ (的中者1名による総取り) |
これらの記録から学べることは、「馬単は、単なる着順当てゲームではなく、群衆心理との戦いである」ということです。人が買わない馬、人が買わない組み合わせにこそ、爆発的な利益が眠っています。
もし、あなたが地方競馬での高配当狙いに興味を持ったなら、以下の記事で地方競馬特有の戦略についても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
次は、これほどの高配当を狙う上で避けては通れない「お金のルール」、2014年に変更された払戻率について詳しく見ていきましょう。
2014年に変更された払戻率や控除率
競馬で長期的に利益を出し続けるためには、ロマンや直感だけでなく、非常にシビアな「数字」と向き合う必要があります。その中でも、私たちが絶対に避けて通れないのが「払戻率(還元率)」という壁です。
「払戻率」とは、馬券の売上全体からJRA(主催者)の取り分(控除率)を差し引いた後、私たちファンに配当として返還されるお金の割合のことです。実は、この割合が2014年(平成26年)に大きくルール変更され、現在のように固定化されたという経緯をご存知でしょうか。
それまでは売上額に応じて変動する少し複雑な計算式(概ね74%前後)が使われていましたが、2014年の競馬法改正に伴い、JRAでは同年6月7日から、券種ごとに明確な差をつける「固定払戻率」が導入されました。この変更を知っているかどうかが、馬単で勝つための第一歩となります。
- YUKINOSUKE
券種によって異なる「手数料」の階級社会
2014年の改定以降、馬券の払戻率は以下の4つの階層に分かれています。これを私は「馬券の階級社会」と呼んでいます。なぜなら、難しい馬券ほど、主催者に支払う手数料(控除率)が高くなる仕組みになっているからです。
| 階層 | 対象となる券種 | 払戻率(還元率) | 投資効率 |
|---|---|---|---|
| 第1階層 | 単勝・複勝 | 80.0% | 最高 |
| 第2階層 | 枠連・馬連・ワイド | 77.5% | 高 |
| 第3階層 | 馬単・3連複 | 75.0% | 中 |
| 第4階層 | 3連単・WIN5 | 72.5% | 低 |
この表を見て、皆さんはどう感じましたか?
「なんだ、馬単は75%か。馬連の77.5%と大して変わらないじゃないか」と思われたなら、少し危険かもしれません。
馬連との「2.5%の差」がもたらす残酷な真実
ここで最も注目すべきは、馬単(75.0%)が、馬連(77.5%)よりも2.5%低く設定されているという事実です。
たった2.5%の差に見えますが、投資の世界においてこの数字は致命的な意味を持ちます。わかりやすく金額に換算してみましょう。
【100万円分の馬券を購入した場合の理論値】
- 馬連を買った場合:手元に戻ってくる期待値は77万5,000円
- 馬単を買った場合:手元に戻ってくる期待値は75万円
つまり、同じ予想力で同じ金額を回し続けた場合、馬単を選んだという理由だけで、自動的に2万5,000円も多く負ける(手数料を取られる)仕組みになっているのです。
これを1年、10年と積み重ねていくと、その差額は数十万、数百万円という膨大な金額になります。制度設計上、「馬単は馬連よりも、胴元(主催者)が多く手数料を徴収する割高な商品」なのです。
ちなみに、馬連については、私のブログ内の記事競馬の馬連の確率と計算式!期待値で勝つための買い方徹底ガイドでも詳しく解説しています。「馬連」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
それでも馬単を買うべきタイミングとは?
「そんなに不利なら、馬単なんて買わずに馬連を買えばいい」
理論上はその通りです。実際、プロの馬券師の中には、この控除率の差を嫌って馬単や3連単を一切買わない人もいます。しかし、私たち一般ファンにとって、馬単にはこの不利を覆すだけの「使い所」が存在します。
それは、「オッズの歪み(ゆがみ)」が発生した時です。
例えば、圧倒的な1番人気馬がいて、多くの人が「この馬が勝つ」と信じているレース。ここでは馬単のオッズが売れすぎて安くなります。逆に、「この1番人気馬は強いけど、勝ち切るには不安がある(2着かもしれない)」というケースでは、1番人気を2着付けにした馬単のオッズが、適正配当以上に跳ね上がることがあります。
このように、「2.5%の手数料差を超えて、あまりにも美味しいオッズがついている」と判断できた時こそが、馬単という武器を抜くべき瞬間なのです。
より専門的なオッズの歪みについては、私のブログ内の記事競馬のオッズの歪みとは?儲かる見つけ方と活用法を解説でさらに詳しく深掘りしています。オッズの歪みを極めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
JRAスーパープレミアムという「ボーナスタイム」
最後に、馬単ファンにとって見逃せない「ボーナスタイム」についてお話ししておきます。JRAでは不定期に「JRAスーパープレミアム」や「JRAプラス10」といったキャンペーンを行うことがあります。
JRAスーパープレミアムとは?
特定の開催日やレースにおいて、全ての券種の払戻率が一律「80.0%」に引き上げられる夢のようなイベントです。
普段は75.0%しかない馬単の払戻率が、単勝と同じ80.0%までアップします。つまり、単純計算で配当が5%以上底上げされることになります。
この期間中は、普段不利とされている馬単や3連単の「控除率の壁」が取り払われます。もし馬単で大勝負をするなら、通常のレースではなく、こうしたキャンペーン期間を狙い撃ちするのも、賢い投資戦略の一つと言えるでしょう。
払戻率の仕組みや変更の経緯については、JRAの公式サイトでも詳しく解説されています。正確なルールを知ることは身を守ることにつながりますので、ぜひ一度目を通してみてください。
(出典:JRA公式サイト『払戻金の上乗せ(JRAスーパープレミアム)』)
馬連との違いやメリットとデメリットを解説
「結局のところ、馬連と馬単、どっちを買うのが正解なんですか?」
これは、私がブログを運営していて最も頻繁にいただく質問の一つです。正直に言えば、この二つは似て非なるものであり、どちらが優れていると一概に言うことはできません。しかし、それぞれの特性を深く理解し、レースの質によって「武器を持ち替える」ことができれば、あなたの回収率は劇的に向上するはずです。ここでは、両者の違いを徹底的に比較し、具体的な使い分けの基準について解説していきます。
| 比較項目 | 馬連(1着・2着順不同) | 馬単(1着・2着着順指定) |
|---|---|---|
| 的中条件 | 1着と2着の馬を当てる (順序は問わない) |
1着と2着の馬を 着順通りに当てる |
| 難易度 | 普通(組み合わせ数 nC2) | 高い(組み合わせ数 nP2) ※馬連の2倍の通り数 |
| 払戻率 | 77.5%(有利) | 75.0%(やや不利) |
| メリット | ・的中率と配当のバランスが良い ・「どっちが勝っても当たり」の安心感 ・長期的な投資効率が良い |
・馬連の約2倍以上の配当が狙える ・人気馬が2着に敗れた時の爆発力 ・点数を絞って高回収を狙える |
| デメリット | ・本命同士だと配当が安すぎる(ガミる) ・人気薄が勝っても2着が人気馬だと配当が跳ねない |
・「裏目(1-2着逆)」の精神的ダメージ ・的中率が低いため連敗が続きやすい ・払戻率が2.5%低い |
堅実な「守りの剣」馬連の強み
馬連の最大の強みは、なんといっても「着順の紛れを許容してくれる懐の深さ」にあります。ゴール前で2頭が並んで叩き合いになったとき、「どっちが勝ってもいいから、そのままゴールしてくれ!」と叫べるのは馬連ならではの安心感です。
また、先ほどのセクションでも触れた通り、払戻率が77.5%と馬単より有利に設定されているため、年間を通じて買い続けるような「投資スタイル」の方には、実は馬連の方が適している場合が多いのです。
一撃必殺の「攻めの槍」馬単の強み
一方で馬単は、ピンポイントで急所を突くための馬券です。私が馬単を積極的に採用するのは、主に以下の2つのパターンです。
- 「強烈な逃げ馬」がいる時
逃げ馬が勝つパターンは、そのまま逃げ切る(1着)か、捕まる(2着以下)かのどちらかになりやすく、展開が読みやすいからです。 - 「断然人気馬に不安がある」時
これが最も美味しいパターンです。単勝1倍台の馬がいるけれど、「詰めが甘い」「勝ちきれない」と判断した場合、その人気馬をあえて2着に固定して馬単を買います。1着に伏兵が入れば、馬連では考えられないような高配当を手にすることができます。
YUKINOSUKE流:使い分けの黄金ルール
私はレース前に必ずオッズを確認し、以下の基準で券種を決めています。
「馬単のオッズ ÷ 馬連のオッズ > 2.0」
もし、馬単のオッズが馬連の2倍以上ついているなら、リスクを取って馬単を買う価値があります。しかし、例えば馬連が10倍なのに馬単が15倍しかついていない(1.5倍)ような場合は、迷わず馬連を選びます。難易度が2倍なのにリターンが2倍未満では、割に合わないからです。
このように、感情や勘だけでなく、オッズという客観的な数字と、自分の予想の「自信度」を天秤にかけることが、馬券上手への近道ですよ。
競馬の馬単必勝法と戦略!いつから稼げるか
歴史と仕組みを理解したところで、ここからは実践編です。「どうすれば馬単で効率よく稼げるのか」、その具体的な計算式や、私が実践している買い方のコツを包み隠さず公開していきます。
的中確率や組み合わせ数の計算式とメカニズム
- YUKINOSUKE
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉がありますが、馬単で勝つためには、まずこの券種が持つ「数学的な性質」という敵の正体を正確に把握しておく必要があります。感覚だけで買っていると、知らず知らずのうちに不利な勝負を強いられてしまうのが馬単の怖いところだからです。
馬単と馬連の決定的違い:順列(P)と組み合わせ(C)
馬単の組み合わせ数を計算する際、高校数学で習った「順列(Permutation)」の概念が登場します。一方で、馬連は「組み合わせ(Combination)」です。少し頭が痛くなるかもしれませんが、簡単な数式で表すと以下のようになります。
- 馬連(順不同): \( _nC_2 = \frac{n(n-1)}{2} \)
- 馬単(着順指定): \( _nP_2 = n(n-1) \)
ここで \( n \) は出走頭数を指します。この数式を比較すると一目瞭然ですが、分母の「2」がない分、馬単の通り数は常に馬連の「ちょうど2倍」になります。
頭数ごとの具体的な点数差を表にまとめてみました。多頭数になればなるほど、その差が広がっていくのが分かります。
| 出走頭数 | 馬連の点数 | 馬単の点数 | ランダム的中確率(馬単) | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 8頭(少頭数) | 28通り | 56通り | 約1.78% | 易しい |
| 12頭 | 66通り | 132通り | 約0.75% | 普通 |
| 16頭 | 120通り | 240通り | 約0.41% | 難しい |
| 18頭(フルゲート) | 153通り | 306通り | 約0.32% | 超難関 |
フルゲート18頭立ての場合、適当に1点買いをして当たる確率は約0.32%。これは「300回に1回当たるかどうか」という非常に低い確率です。サイコロを振って特定の目を2回連続で出す確率(約2.7%)よりも遥かに難しいことが分かりますね。
「オッズの歪み」を見抜く:2倍の法則
さて、ここからが実践的な戦略の話です。数学的に難易度が「2倍」であるならば、配当(オッズ)も馬連の「2倍」ついていなければ、リスクとリターンのバランスが合いません。
勝てる投資家の思考法
あなたが買おうとしている目のオッズを必ず確認してください。
● 馬連オッズ × 2 < 馬単オッズ の場合
→ リスクに見合うリターンがあるため、馬単を買う価値がある(GOサイン)。
● 馬連オッズ × 2 > 馬単オッズ の場合
→ 難易度の割に配当が安すぎるため、馬連にとどめておくべき(STOPサイン)。
- YUKINOSUKE
実は、圧倒的1番人気が勝つレースでは、多くの人が「1着固定」で買うため、馬単のオッズが馬連の1.5倍~1.8倍程度に留まることが頻繁にあります。これは「オッズの歪み」であり、この状態で馬単を買い続けると、長期的には確実に負け越してしまいます。
狙い目は「人気馬が2着」のパターン
逆に、馬単が最も輝くのは「人気馬が2着に負けた時」です。
例えば、単勝1.5倍の圧倒的人気馬がいるとします。この馬が順当に1着に来た場合の馬単配当は安いですが、もし何らかのアクシデントや展開のアヤで2着に敗れた場合、1着には人気薄が入ることになります。
すると、馬連であれば「人気馬ー穴馬」の組み合わせでそれなりの配当ですが、馬単の「穴馬→人気馬」の組み合わせは、馬連の配当の3倍、4倍、時には10倍以上に跳ね上がることがあります。このメカニズムを理解し、「強いけれど、勝ちきれないかもしれない」という馬を見つけた時こそ、馬単勝負の最大のチャンスなのです。
フォーメーションやボックスなどおすすめの買い方
馬単は「1着と2着を着順通りに当てる」というシンプルなルールですが、その買い目の組み立て方(フォーメーション、流し、ボックス)次第で、回収率は天と地ほどの差が出ます。闇雲に買うと点数が増えすぎて当たっても損(トリガミ)をしてしまったり、逆に絞りすぎて「買っていない馬が来て外れた」という悲劇を招いたりします。
ここでは、私が実践の中で使い分けている3つの主要な戦略と、それぞれの具体的な買い目構成について、より深掘りして解説します。ご自身の予想スタイルやレースの波乱度に合わせて、最適な「武器」を選んでみてください。
1. 王道の「1着固定流し」で回収率を底上げする
- YUKINOSUKE
これは最もオーソドックスかつ、馬単のメリットを最大限に活かせる買い方です。「この馬は強い。十中八九勝つだろう」という確固たる軸馬がいる場合に採用します。
買い方のイメージ
軸馬:A
相手:B, C, D, E
買い目:A→B, A→C, A→D, A→E(計4点)
【この買い方の強み】
最大のメリットは「馬連と同じ点数で、より高い配当を狙える」ことです。例えば、馬連でAから4頭へ流すと4点ですが、馬単の1着固定流しでも点数は同じ4点です。予想のプロセス(軸を決めて相手を選ぶ)は同じなのに、着順を指定するリスクを負う分、当たった時のリターンが大きくなります。
【実践のコツ】
相手は3頭から最大でも5頭までに絞るのが鉄則です。6点以上広げると、配当の安い組み合わせが来た時に利益が出にくくなります。「勝つのはこの馬」と決めているわけですから、相手には人気薄の馬も積極的に混ぜて、ハネた時の爆発力を期待するのがYUKINOSUKE流です。
2. 高配当ハンターの必殺技「2着固定流し」
- YUKINOSUKE
これが馬単の真骨頂であり、私が最も好きな買い方です。「単勝1倍台の圧倒的な1番人気馬」がいるレースこそ、この買い方が火を噴きます。
多くのファンは「強いから1着で買う」と考えますが、競馬に絶対はありません。特に以下のようなタイプの人気馬は、能力は高くても勝ちきれない(2着に取りこぼす)ケースが多々あります。
- 差し・追い込み脚質:届かず2着、というパターンが多い。
- 休み明け:目標は次のレースで、今回は仕上げ途上かも。
- ソツのない優等生タイプ:勝ち味に遅く、何かにかわされやすい。
買い方のイメージ
1着(相手):B, C, D, E(伏兵陣)
2着(軸馬):A(断然人気馬)
買い目:B→A, C→A, D→A, E→A(計4点)
この買い方の素晴らしい点は、「1着に人気薄が飛び込んできた瞬間、配当が跳ね上がる」ことです。1番人気が2着に来ているにもかかわらず、馬単万馬券になることも珍しくありません。「強いけど、勝つまでは怪しいな」と感じたら、迷わず2着固定流しを検討してみてください。
3. 混戦を網羅する「ボックス買い」と点数計算の罠
- YUKINOSUKE
「どの馬が勝ってもおかしくない」「実力が拮抗している」という混戦模様のレースや、荒れる予感がするレースでは、選んだ馬の全通りを買う「ボックス買い」が有効です。着順がどう入れ替わっても、選んだ馬同士で決まれば的中となります。
ただし、ボックス買いには「点数が急激に増える」という致命的な罠があります。以下の早見表を見て、点数の感覚を掴んでおきましょう。
| 選ぶ頭数 | 馬単ボックス点数 | 馬連ボックス点数(参考) | 寸評 |
|---|---|---|---|
| 3頭 | 6点 | 3点 | 少点数で狙いやすい。本命サイドの決着でもガミりにくい。 |
| 4頭 | 12点 | 6点 | バランスが良い。中穴狙いに最適。 |
| 5頭 | 20点 | 10点 | ここが分岐点。20倍以下のオッズが混ざるとトリガミの危険大。 |
| 6頭 | 30点 | 15点 | 点数が多すぎるため、よほどの高配当狙いでないと推奨できない。 |
5頭ボックス(20点)の注意点
5頭選ぶと20点買いになります。もし配当が15倍(1500円)の組み合わせで決まってしまったら、500円のマイナスです。ボックス買いをする時は、必ず「期待できる最低配当」と「投資金額(点数)」のバランスを確認してください。もし5頭買いたいけれど20点は多いと感じる場合は、次に紹介する「フォーメーション」で買い目を削る作業が必要です。
4. 応用編:プロの選択「フォーメーション」で無駄を削ぐ
流しとボックスのいいとこ取りができるのが「フォーメーション」です。マークシートの赤色のカードですね。
例えば、「勝つのはAかBのどっちかだろう。でも2着にはCやDも来るかもしれない」というシチュエーション。これをボックスで買うと点数が増えますが、フォーメーションならピンポイントで狙えます。
フォーメーションの例(1着2頭・2着手広く)
1着欄:A, B
2着欄:A, B, C, D, E
買い目点数:8点
この買い方なら、AかBが勝てば的中となり、2着には手広く人気薄までカバーできます。5頭ボックス(20点)買うよりも半分以下の8点で済みますから、その分1点あたりの金額を厚くすることも可能です。
「流しでは不安だけど、ボックスだと多すぎる」。そんな時は、ぜひこのフォーメーションを活用して、賢く買い目をシェイプアップしてみてください。
馬単必勝法としての裏目防止や流しのコツ
馬単を買っていて最も精神的なダメージを受ける瞬間、それは間違いなく「買った組み合わせの裏(1着と2着が逆)で決まること」でしょう。本命馬が勝つと信じていたのに、ゴール寸前で相手馬に差されて「2着-1着」で決着……。あの時の脱力感といったら、言葉では言い表せませんよね。私自身、競馬を始めた頃はこの「裏目」に何度も泣かされ、「最初から馬連にしておけばよかった」と後悔した夜がいくつもありました。
しかし、だからといって毎回「表と裏」を同額ずつ買っていたのでは、馬単のメリットを殺してしまうことになります。ここでは、私が長年の失敗から学んだ、実践的な「裏目防止策」と「流しの極意」について、かなり踏み込んで解説します。
「表裏同額買い」はNG?払戻率の罠
まず、やってしまいがちなのが「表(A→B)と裏(B→A)を同じ金額だけ買う」という方法です。一見、隙がないように見えますが、実はこれ、数学的には「損」をしている可能性が高いのです。
前のセクションでも触れましたが、現在のルールでは馬連の払戻率が77.5%なのに対し、馬単は75.0%です。つまり、表裏を均等に買うということは、実質的に「馬連を買っているのと同じ状態」でありながら、わざわざ「条件の悪い(控除率が高い)土俵」で勝負していることになるのです。
オッズを見比べて、「馬単の表裏の合成オッズ」が「馬連のオッズ」を大きく上回っている場合を除き、基本的には同額で表裏を押さえるくらいなら、潔く馬連一本に絞るのが正解です。
最強の防衛策「資金配分(傾斜)」の黄金比
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では、どうすれば良いのか。私が推奨する最強のメソッドは、自信度に合わせて購入金額に差をつける「資金配分(傾斜買い)」です。
具体的には、「本線(勝ち切ると予想する組み合わせ)」で大きな利益を出し、「抑え(裏目)」は「投資金が戻ってくればOK」というレベルまで金額を落とすのです。私はよく「3:1」〜「4:1」の比率を意識しています。
| パターン | 買い目 | オッズ | 購入額 | 払戻金 | 収支結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 本線(勝負) | A → B | 20.0倍 | 1,500円 | 30,000円 | +28,000円 |
| 抑え(保険) | B → A | 15.0倍 | 500円 | 7,500円 | +5,500円 |
| 合計投資 | – | – | 2,000円 | – | – |
このように設定すれば、本線が的中した時の爆発力を維持しつつ、万が一「裏目」が出ても、トータルの投資額(この場合は2,000円)以上が返ってくるため、傷を負わずに次のレースへ進めます。この「負けない工夫」こそが、馬単で長生きするための秘訣です。
「流し」は相手を広げすぎない勇気を持つ
次に「流し(1着固定などで相手を複数選ぶ買い方)」のコツです。ここでの最大の敵は「トリガミ(的中したのに損をする)」と「買いすぎによる回収率低下」です。
「あの馬も怖い、この馬も来るかも……」と不安になって相手を広げすぎると、点数がかさんで的中時の利益が薄まってしまいます。私の経験則ですが、馬単流しにおける相手頭数の目安は以下の通りです。
YUKINOSUKE流・相手頭数の鉄則
- 理想は3点以内: 1点あたりの投資額を増やせるため、破壊力が最大化します。
- 許容範囲は5点まで: これを超えると、人気サイドで決まった時にガミる可能性が高まります。
- 6点以上買いたい場合: そのレースは混戦すぎて馬単には向きません。見(ケン)するか、ボックス買いや馬連への切り替えを検討しましょう。
特に地方競馬のようにオッズの変動が激しいレースでは、直前で配当が下がって計算が狂うこともあります。「迷ったら削る」。この勇気が、最終的な手残りを増やすことに繋がります。
補足:1着固定か、マルチか?
「マルチ(相手との折り返しも買う)」は的中率が上がりますが、点数が2倍になります。資金配分が難しくなるため、初心者のうちは「マルチにするなら馬連」と割り切った方が、資金管理はシンプルで簡単ですよ。
予想に役立つおすすめの本や分析ツール
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馬単は「1着と2着を正確に当てる」という性質上、単勝や馬連以上にシビアな予想が求められます。なんとなくの直感だけで勝ち続けられるほど、甘い世界ではありません。そこで、私が普段から馬単攻略のために愛用している「三種の神器」とも言える分析ツールと、思考の軸を作ってくれた書籍をご紹介します。
最強のデータベース「JRA-VAN」と「TARGET frontier JV」
もしあなたが本気でJRAの馬単を攻略したいなら、「JRA-VAN」の導入は避けて通れない道だと私は思っています。月額料金はかかりますが、公式データに基づいた正確性とスピードは他の無料ツールとは比較になりません。
特に、PC専用ソフトである「TARGET frontier JV(ターゲット)」を使えるのが最大のメリットです。
TARGETで私が分析していること
- 血統ごとのコース適性:「このコースはディープインパクト産駒が2着に来やすい」といった傾向を数値化できます。
- 展開シミュレーション:過去のレース映像やラップタイムを分析し、逃げ馬が残るのか、差しが決まるのかを予測します。馬単は着順指定なので、展開読みが命です。
- データマイニング予想:客観的な数値スコアが見られるので、自分の予想が主観に偏りすぎていないかのチェックに使えます。
「有料か…」と迷うかもしれませんが、無根拠な馬券を買って外す数千円を考えれば、投資する価値は十分にあると断言できます。
地方競馬なら「楽天競馬」のポイント還元を戦略に組み込む
地方競馬で馬単を買う場合、私は「楽天競馬」を強くおすすめします。その理由は、予想ツールの使いやすさはもちろんですが、何と言っても「ポイント還元」の存在です。
馬単の不利をポイントでカバー
記事の前半で「馬単の払戻率は75%で、馬連より2.5%不利」というお話をしましたね。しかし、楽天競馬などのポイント還元キャンペーン(例:最大10%還元など)をうまく活用すれば、この「控除率の壁」を実質的に埋めることが可能です。
また、地方競馬はJRAに比べて情報が少ない傾向にありますが、楽天競馬やオッズパークでは「過去の対戦成績」や「騎手の相性」が非常に見やすく整理されています。特に「この騎手はこのコースで連対率(2着以内率)が高い」というデータは、馬単の2着付けを考える上で非常に強力な武器になります。
ちなみに、楽天競馬については、当ブログ内の記事楽天競馬で中央競馬買えない?理由と解決策の即PAT連携術でも詳しく解説しています。「楽天競馬」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
思考を鍛える一冊『勝ち方がわかる 馬券の教科書』
ツールでデータを集めても、それをどう料理するかという「考え方」が間違っていては宝の持ち腐れです。私がスランプに陥った時に読み返し、基本に立ち返らせてくれるのが、お笑い芸人のじゃいさんが著し、血統評論家の亀谷敬正さんが監修した『勝ち方がわかる 馬券の教科書』です。
この本は単なるデータ集ではありません。「なぜその買い目にするのか」というロジックが徹底されています。
この本から学べる馬単攻略のヒント
- 券種の選び方:「予想は合っているのに、買う馬券の種類(券種)を間違えているから勝てない」という指摘は目から鱗でした。
- トリプル馬単の視点:指定された3レースすべての馬単を当てる「トリプル馬単」の攻略法も解説されており、通常の馬単予想にも応用できる「堅いレースと荒れるレースの見極め」が学べます。
- 期待値の概念:「来るか来ないか」ではなく「オッズに見合うか」で判断する思考法は、馬単の裏目防止や資金配分を考える上で非常に役立ちます。
もちろん、これらを使ったからといって明日から100%勝てる魔法のような方法はありません。しかし、闇雲に新聞の印だけを見て買う「運任せの勝負」からは卒業できるはずです。自分の予想に根拠を持つためにも、ぜひこれらの武器を活用してみてください。
まとめ:競馬の馬単はいつからでも楽しめる
ここまで、馬単という刺激的な馬券の歴史や確率、そして私が実践している戦略について長々とお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。この記事を通じて、単なる「ギャンブルの駒」としての馬券ではなく、その背後にあるドラマや奥深さを少しでも感じていただけたなら、書き手としてこれほど嬉しいことはありません。
歴史が証明する「馬単」の特別な魅力
- YUKINOSUKE
記事の冒頭でお伝えした通り、馬単は1951年の導入から一度の廃止を経て、2002年に現代競馬に見事な復活を遂げました。
一度は「射幸心が強すぎる」として封印されたこの券種が、なぜ半世紀の時を経て再び私たちの手元に戻ってきたのか。その背景には、もちろん運営側の事情もありましたが、何よりも「より複雑で、より知的で、よりエキサイティングな競馬を楽しみたい」というファンの熱い想いが、時代の変化とともに高まっていたからではないかと私は感じています。
私たちが今、週末にマークシートで「馬単」を塗りつぶせるのは、先人たちが築き上げてきた競馬文化の進化の結果なのです。
馬単は「予想力」を鍛える最高の教科書
正直に言って、馬単は決して簡単な馬券ではありません。馬連よりも当たりにくく、常に「裏目」のリスクと隣り合わせです。払戻率の面でも、馬連に比べて少し不利な設定になっています。
しかし、だからこそ「馬単を攻略しようとするプロセス」そのものが、あなたの予想力を飛躍的に向上させてくれると私は確信しています。
馬単が教えてくれること
- 展開を読む力:「どっちが勝つか」を真剣に考えることで、レースのペースや位置取りをシビアにシミュレーションする癖がつきます。
- オッズへの感度:「この組み合わせはリスクに見合うか?」を確認する習慣は、他のどの券種を買う時にも役立つ投資的視点です。
- 決断力:最後に1着を決め打つ勇気は、勝負強さを養ってくれます。
馬単で養ったこれらの感覚は、将来的に3連単へ挑戦する際や、逆に単勝で勝負する際にも、必ず大きな武器となるはずです。
1票が330万円になる夢と、週末のささやかな楽しみ
盛岡競馬場で記録された「1票で330万円」という伝説のような配当。これは極端な例かもしれませんが、JRAでも100円が数万円、数十万円に化けるチャンスは日常的に転がっています。
「いつから馬単を始めようかな」と迷っているなら、ぜひ今週末のレースから、まずは「100円」だけでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
YUKINOSUKEからの最後のアドバイス
いきなり高額を賭ける必要はありません。まずは自信のあるレースで、本命馬からの「馬単1着流し」を数点買ってみてください。レースのゴール前、本命馬が先頭で駆け抜けた時の興奮と、2着馬を探して視線が泳ぐあの瞬間のドキドキ感。それは、馬連では味わえない「着順指定」ならではの極上のエンターテインメントです。
そのたった1枚の馬券が、あなたの競馬ライフをより深く、より刺激的なものに変えてくれるかもしれません。歴史を知り、戦略を持ったあなたなら、きっと馬単という暴れ馬を乗りこなせる日が来るはずです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。今週末、競馬場や画面の前で、皆様に幸運が訪れることを心から祈っています。それでは、良い競馬ライフを!
- YUKINOSUKE














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