浦和競馬場グルメ完全ガイド!名物カレーや揚げ物を食べ尽くす

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浦和競馬場のグルメは本当に魅力的ですよね。名物の黄色いカレーやマグロカツ、ラーメンにモツ煮など、何を食べようか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。開催日の営業時間や売店マップ、朝ごはんの有無なんかも気になるところです。私自身も最初はどこに何があるか分からず歩き回りましたが、埼玉B級グルメの宝庫であるこの場所は、知れば知るほどお腹が空いてくる素敵なスポットでした。今回は、初めての方でも迷わずに楽しめるよう、おすすめのメニューやお店の場所を徹底的に紹介していきます。

  • 昭和レトロな黄色いカレーやマグロカツなどの名物メニュー
  • 東松山式の辛味噌やきとりなどお酒が進むB級グルメ
  • 広い場内にある売店の場所やスタンドごとの特徴
  • 競馬場の行き帰りに立ち寄りたい周辺のランチ情報
  1. 浦和競馬場のグルメで名物を食べ尽くす
    1. 里美食堂の「黄色いカレー」は必食!創業から愛され続ける昭和のソウルフード
      1. なぜこんなに黄色い?蛍光色に輝くビジュアルの衝撃
      2. 辛くない?出汁と豚肉の甘みが溶け込む優しい味
      3. サイズ選びが重要!「ミニカレー」は食べ歩きの味方
    2. 優駿の「マグロカツ」など埼玉B級グルメ!海なし県の不思議な名物
      1. なぜ埼玉でマグロ?サクサク食感がクセになる逸品
      2. 隠れた名作「鴨メンチ」と「ハムカツ」も見逃せない
      3. お皿なんていらない!「段ボールトレイ」の衝撃
    3. 東松山式の「辛味噌やきとり」と「ジャンボチキンカツ」!茶色いグルメの真骨頂
      1. 「やきとり」なのに鶏じゃない?東松山流・豚カシラの衝撃
      2. 規格外のサイズ!優駿3号の「ジャンボチキンカツ」
      3. 「白モツ」と「赤カシラ」の食べ比べ
    4. コックピットのモツ煮などスタンド内売店!天候知らずの「隠れ家」グルメ
      1. 3号スタンド2階「コックピット」の二刀流
      2. 3号スタンド3階「春駒」の出汁の香り
      3. 3号スタンド4階「辰巳屋」は絶景の特等席
    5. 伝説の味「天ぷらおにぎり」の天米は閉店…昭和の記憶と今の楽しみ方
      1. なぜこれほど検索されるのか?「幻の味」への探求心
      2. 「ないもの」を嘆くより「あるもの」を楽しもう
    6. 指定席でゆっくり食事を楽しむ方法!「持ち込みパーティー」と話題の韓国グルメ
      1. 【重要】「レストラン」はありません!基本は「自席でテイクアウト」
      2. 2号スタンド2階「韓国屋台」が熱い!セルフ調理ラーメンまで?
      3. 指定席を「ベースキャンプ」にする最強の過ごし方
  2. 浦和競馬場のグルメに関する役立つ情報
    1. 周辺ランチで人気の武蔵野うどん店舗!埼玉は「うどん県」の隠れた実力者
      1. 2025年オープンの新星!駅チカ最強の「さわ屋」
      2. 競馬場のすぐそば!「佐野ラーメン たかの」も外せない
    2. 場内へのアルコール持ち込みのルール!「イチローズモルト」で乾杯がお約束
      1. なぜ禁止?入場ゲートでの手荷物検査の実態
      2. 埼玉が世界に誇る「イチローズモルト」を味わう贅沢
      3. 生ビールは600円前後!冷えた一杯が最高
    3. 開催日限定のキッチンカーとイベント!重賞日や祝日は「グルメフェス」状態
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    4. 観戦の記念に買いたい人気のお土産!ウラワールせんべいと騎手グッズ
      1. 配り用にも自分用にも!「ウラワールせんべい」
      2. 推し騎手を見つけよう!マニアックなオリジナルグッズ
    5. 浦和競馬場のグルメ情報のまとめ!B級グルメの聖地を楽しみ尽くそう
      1. 迷ったらこのルート!浦和グルメ攻略のモデルコース
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浦和競馬場のグルメで名物を食べ尽くす

浦和競馬場は、単なるレース場ではなく「埼玉の巨大なフードコート」と言っても過言ではありません。古き良き昭和の雰囲気を残した名物料理から、揚げたてのフライ、そしてスタンドの隠れた人気メニューまで、ここに来たら絶対に食べておきたいグルメが目白押しです。多くのファンがレースの予想と同じくらい、いやそれ以上に楽しみにしているのがこの「場内グルメ」なのです。特に浦和は、他の南関東の競馬場(大井、川崎、船橋)と比較しても、昔ながらの個人商店のような温かみのある店舗が多く残っており、値段も非常に良心的です。まずは、これだけは外せないという王道メニューから見ていきましょう。

里美食堂の「黄色いカレー」は必食!創業から愛され続ける昭和のソウルフード

浦和競馬場を語る上で、絶対に避けては通れない「聖域(サンクチュアリ)」とも呼べるグルメが存在します。それが、第1駐車場から正門をくぐり、人の波に乗ってたどり着く2号スタンド1階にある老舗、「里美食堂(さとみしょくどう)」です。

ここは、浦和競馬場が開場した1948年(昭和23年)から営業を続けているという、まさに生き字引のようなお店。親子三代にわたって通うファンもいるほど、地元民や競馬オヤジたちに愛され続けてきました。その看板メニューこそが、通称「黄色いカレー」です。最近のグルメトレンドである「スパイスカレー」や「本格欧風カレー」とは対極に位置する、この一杯の魅力を徹底解剖します。

なぜこんなに黄色い?蛍光色に輝くビジュアルの衝撃

初めてこのカレーを見た人は、その色に必ず二度見します。「黄色っぽい」ではなく、もはや「蛍光イエロー」に近い鮮烈な発色だからです。

この色の正体は、昭和30年代〜40年代のカレー粉に多用されていた「ターメリック(ウコン)」と小麦粉によるもの。現代の市販のカレールーは焙煎された茶色や黒色が主流ですが、里美食堂のカレーは、小麦粉とカレー粉をラードで炒めて伸ばした、昔ながらの製法を守り続けています。具材は「豚肉」と「タマネギ」のみという潔さ。ジャガイモや人参が入っていないため、ルーの粘度(とろみ)が非常に強く、ボテッとしているのが特徴です。

SNS上では、「映える」というキラキラした言葉よりも、「エモい」「渋すぎる」「昭和の遺産」といったリスペクトを込めた言葉で語られることが多く、この黄色い海を拝むこと自体が、浦和競馬場を訪れる目的の一つになっています。

辛くない?出汁と豚肉の甘みが溶け込む優しい味

見た目のインパクトとは裏腹に、その味は驚くほど優しく、家庭的です。一口食べると、スパイシーな刺激はほとんどなく、代わりにタマネギの強烈な甘みと、豚肉から出た脂の旨味が口いっぱいに広がります。

「お蕎麦屋さんのカレー」や「昔の給食のカレー」をさらに濃厚にしたような味わいで、出汁(ダシ)の風味もしっかりと感じられます。硬めに炊かれた白米に、この粘度の高いルーがしっかりと絡みつき、噛めば噛むほど旨味が溢れ出てきます。「辛いカレーじゃないと認めない!」という人でも、この独特のコクとまろやかさには、不思議とスプーンが止まらなくなってしまう魔力があるのです。

サイズ選びが重要!「ミニカレー」は食べ歩きの味方

里美食堂の素晴らしいところは、その豊富なサイズ展開にあります。ガッツリ食べたい人向けの「大盛り」から、「並」、そして食べ歩き派に嬉しい「半カレー(ミニカレー)」まで用意されています。

  • 大盛り:勝負前の腹ごしらえに。皿から溢れんばかりの量です。
  • 並盛り:一般的な一人前。これだけでも十分な満足感があります。
  • ミニカレー(半カレー):これが最強の選択肢。ワンコイン(500円程度)で食べられるため、「カレーも食べたいけど、外のマグロカツも食べたい」という欲張りなプランを叶えてくれます。

朝の開門直後(9時半〜10時頃)から営業しているため、第1レースのファンファーレが鳴る前に、この黄色いカレーを胃袋に流し込む「朝カレー」をルーティンにしている常連さんも多数います。回転率は凄まじく早いので、行列ができていても諦めずに並んでみてください。

浦和流「通」の食べ方
カウンターでカレーを受け取ったら、そのまま席に着くのは素人です。受け取り口の横にある、真っ赤な福神漬けを「これでもか!」というくらい山盛りに乗せるのがマナー(?)。蛍光イエローのルーと、真っ赤な福神漬けのコントラストは芸術的です。
さらに、半分ほど食べ進めたら、卓上の「ウスターソース」をひと回ししてみてください。ソースの酸味とスパイス感が加わり、まろやかなカレーがキリッとした味わいに変貌します。この味変こそが、昭和カレーの真骨頂なのです。

優駿の「マグロカツ」など埼玉B級グルメ!海なし県の不思議な名物

「里美食堂」のカレーでお腹のベースを作ったら、次はぜひ屋外へ飛び出してみてください。パドック(下見所)のすぐ横にある広場には、「優駿(ゆうしゅん)」という名前の売店が2号店、3号店、5号店と軒を連ねており、まるで神社の縁日のような活気に満ちています。

ここでは、常にフライヤーから「ジュワァァ」という心地よい音が響き渡り、香ばしい油の匂いが漂っています。その中でも、浦和競馬場を代表するもう一つのアイコン的グルメが、優駿2号店で販売されている「マグロカツ」です。

なぜ埼玉でマグロ?サクサク食感がクセになる逸品

ご存知の通り、埼玉県は「海なし県」です。それにもかかわらず、なぜか浦和競馬場の名物は昔から「マグロカツ」と決まっています。このミスマッチな組み合わせこそが、B級グルメの面白さと言えるでしょう。

串に刺さった状態で提供されるマグロカツは、きめ細かいパン粉を纏っており、揚げたての衣はサックサク。一口かじると、中からはしっとりとしたマグロの身が現れます。お肉のメンチカツや豚カツのような「脂の重たさ」が一切なく、魚特有の生臭さも不思議なほど感じません。まるで上質なヒレカツをさらに軽くしたような食感で、「これなら何本でも食べられる!」と追加購入に走るファンも少なくありません。

ソースは「たっぷり」が合言葉
購入時、店員のおばちゃん(お姉さん)に「ソースかけますか?」と聞かれます。ここは迷わず「はい、たっぷりで!」と答えましょう。酸味の効いたウスター系のソースが衣に染み込み、淡白なマグロの旨味を最大限に引き出してくれます。このソースまみれのカツを片手に、冷えたビールやレモンサワーを流し込む瞬間は、まさに至福です。

隠れた名作「鴨メンチ」と「ハムカツ」も見逃せない

マグロカツの影に隠れがちですが、実は「優駿」エリアには他にも通好みの揚げ物が潜んでいます。私のおすすめは、優駿3号店などで出会えることがある「鴨(かも)メンチ」です。

メンチカツといえば牛や豚のひき肉が一般的ですが、ここではなんと「鴨肉」を使用しています。鴨特有のコクがありながらも、脂がサラッとしていてしつこくありません。ジューシーなのに後味がさっぱりとしているため、揚げ物続きでもペロリといけてしまいます。価格も200円前後と非常にリーズナブルで、これを目当てに来る常連さんもいるほどの隠れた名品です。

また、厚切りの「ハムカツ」も忘れてはいけません。「これぞハムカツ!」と言いたくなるような、分厚いプレスハムをカリッと揚げた一品は、昭和世代にはたまらないノスタルジーを感じさせてくれます。おしゃれなバルで食べる上品なハムカツも良いですが、競馬場の青空の下でかぶりつくハムカツには、また格別の美味しさがあります。

お皿なんていらない!「段ボールトレイ」の衝撃

優駿エリアで複数のメニュー(例えばマグロカツ、焼きそば、おでんなど)をまとめて注文すると、ある衝撃的な体験をすることになります。それが、通称「段ボールトレイ」です。

プラスチックのトレーやお盆の代わりに、食材が入っていた段ボール箱を適当な大きさにカットしたものが「お盆代わり」として渡されるのです。初めて見た時は「えっ、これに乗せるの!?」と驚きましたが、慣れてくるとこのラフさが心地よくなってきます。頑丈で安定感があり、食べ終わったらそのままゴミ箱へポイ。SDGsの観点からも(?)、理にかなった究極のリサイクルスタイルと言えるかもしれません。

青空の下でピクニック気分
店舗の前には簡易的なテーブルやベンチが設置されていますが、開催日は非常に混雑します。そんな時は、マグロカツを片手にパドックへ向かいましょう。これから走る馬たちの仕上がりをチェックしながら、揚げたてのグルメを頬張る。高級レストランの個室では絶対に味わえない、ライブ感あふれる「大人のピクニック」をぜひ体験してみてください。

東松山式の「辛味噌やきとり」と「ジャンボチキンカツ」!茶色いグルメの真骨頂

マグロカツで「海なし県の奇跡」を堪能した後は、浦和競馬場が誇る「肉グルメ」の深い沼へと足を踏み入れましょう。「優駿」の店舗や場内の各売店で見かける「やきとり」の文字。一見すると普通の焼き鳥に見えますが、ここには埼玉県ならではの食文化が色濃く反映されています。

それは、他県から来た人が「えっ、これ鶏肉じゃないの?」と驚くほどのローカルルール。さらに、大人の顔ほどもある巨大な揚げ物など、浦和競馬場のグルメは、胃袋に自信のあるチャレンジャーたちを常に待ち受けています。ここでは、ビール泥棒とも言える危険な肉グルメたちの正体に迫ります。

「やきとり」なのに鶏じゃない?東松山流・豚カシラの衝撃

浦和競馬場で「やきとり」を注文する際は、少し心の準備が必要です。なぜなら、ここで出てくる「やきとり」の多くは、鶏肉ではなく「豚のカシラ肉(こめかみ)」を使用しているからです。

これは、埼玉県東松山市を中心とする「東松山式やきとり」の文化が、浦和競馬場にも深く浸透しているためです。ジューシーで弾力のある豚カシラ肉は、噛めば噛むほど濃厚な肉汁が溢れ出し、鶏肉にはない力強い旨味があります。

そして、この豚カシラを最強のつまみに変える魔法の調味料が、特製の「辛味噌ダレ(みそだれ)」です。甘辛い焼き鳥のタレや塩ではなく、ニンニク、唐辛子、ごま油などをブレンドした濃厚な味噌だれを、刷毛(ハケ)でたっぷりと塗って食べるのが鉄則。この辛味噌のパンチが強烈で、口に入れた瞬間に「あ、これビールがないとダメなやつだ」と本能が悟ります。

まとめ買いが浦和流
この辛味噌やきとりは、1本150円〜170円程度で販売されていますが、多くのファンは「5本パック」や「10本パック」でまとめ買いをしています。冷めても味噌の味がしっかりしているので美味しいのですが、やはり焼きたてに味噌を塗った直後がベスト。仲間とシェアしながら、味噌だれが口につくのも気にせず頬張るのが最高です。

規格外のサイズ!優駿3号の「ジャンボチキンカツ」

揚げ物好きなら絶対に挑戦してほしいのが、屋外広場にある「優駿3号店」の名物、「ジャンボチキンカツ」です。

その名の通り、サイズは規格外。「大人の顔ほどの大きさ」という表現が決して大げさではないほど、巨大で平べったいチキンカツが鎮座しています。衣は「サクサク」というよりは「ガリガリ」としたハードな食感で、中の鶏むね肉は叩いて薄く伸ばされているため、意外と柔らかく食べやすいのが特徴です。

これにウスターソースをドボドボとかけて、ハフハフ言いながらかぶりつくのが醍醐味。衣の油とソースの酸味、そして鶏肉の旨味が一体となって押し寄せます。1つ食べればお腹がいっぱいになるボリュームなので、後半のレースでお腹が減った時の「エネルギー充填」にはこれ以上のものはありません。

「白モツ」と「赤カシラ」の食べ比べ

焼き鳥(カシラ)だけでなく、売店では「ホルモン串(白モツ)」も販売されています。こちらは豚の白モツ(腸)をボイルして串に刺したもので、カシラのような筋肉質な弾力とは異なり、フワフワ・トロトロとした柔らかい食感が魅力です。

  • カシラ(赤):肉肉しい弾力、辛味噌との相性抜群、ガツンとくる旨味。
  • ホルモン(白):脂の甘みと柔らかさ、タレとの相性が良い、優しい口当たり。

この「赤と白」の串を食べ比べるのも、浦和競馬場ならではの楽しみ方です。他にも、ハムカツ、アジフライ、コロッケなど、ショーケースには茶色いご馳走がずらりと並んでいます。どれも数百円で買えるものばかりなので、1,000円札を握りしめて「揚げ物&串物パーティー」を開催すれば、どんな高級ディナーにも負けない満足感が得られるはずです。

メニュー名 主な特徴 おすすめの相棒
やきとり(カシラ) 実は豚肉。辛味噌だれが必須。弾力あり。 生ビール、レモンサワー
ジャンボチキンカツ 圧倒的サイズ。ガリガリ衣。 空腹の胃袋、コーラ
ホルモン串(白) フワフワ食感。脂が甘い。 日本酒、ハイボール

コックピットのモツ煮などスタンド内売店!天候知らずの「隠れ家」グルメ

屋外の「優駿」エリアでお祭り気分を味わうのも最高ですが、浦和競馬場のディープな魅力は、実はスタンド(屋内)の中にこそ隠されています。特に、冷たい北風が吹く冬場の開催や、梅雨時の雨の日には、空調の効いた屋内で温かいグルメを楽しめるスタンド内売店が、まさに「オアシス」となります。

3号スタンドの2階から4階にかけて点在する売店は、一見すると「昔ながらの売店」ですが、実はそれぞれに固定ファンを持つ名店揃い。ここは、長年通い詰めるベテランファンの聖域であり、知る人ぞ知る「隠れ家グルメ」の宝庫なのです。屋外の喧騒から少し離れて、昭和の哀愁漂うスタンド内で、じっくりと食と向き合ってみませんか?

3号スタンド2階「コックピット」の二刀流

まず紹介したいのが、3号スタンド2階にある「コックピット」です。名前だけ聞くと「飛行機の操縦席?」「おしゃれなバー?」と想像してしまいますが、その実態は、これぞ公営競技場!といった趣の実直な大衆食堂です。

ここの絶対的エースは、やはり「モツ煮」です。味噌ベースのスープでじっくりと煮込まれたモツは、臭みが全くなく、噛むとトロリととろける柔らかさ。大根、人参、こんにゃくといった具材にも味が染み込んでおり、冷えた体にじんわりと染み渡ります。カウンターに置かれた七味唐辛子を真っ赤になるまで振りかけて、ハフハフと言いながら食べるのが冬の正解です。

そして、コックピットにはもう一つ、隠れた名物があります。それが「ロールサンド」です。焼きそばパンやカツサンドのように、ドッグパンに具材を挟んだものではなく、食パンで具材をくるりと巻いた、手作り感満載のサンドイッチです。片手で食べやすく、どこか懐かしい味わいは、煮込みの箸休め(?)や、小腹満たしにぴったり。この「煮込み」と「サンドイッチ」という和洋折衷の二刀流こそが、コックピットの魅力です。

3号スタンド3階「春駒」の出汁の香り

エスカレーターで一つ上の階に上がると、3号スタンド3階には「春駒(はるこま)」があります。このフロアに来ると、ふわりと漂う「出汁(ダシ)」の良い香りに鼻をくすぐられます。

春駒のメインは、うどん・そば類です。関東風の少し濃い目のつゆは、醤油のキレとカツオ出汁のバランスが絶妙で、麺をすすった瞬間にホッとする味わい。天ぷらそばにして、つゆを吸ってフニャフニャになった衣を楽しむのも乙なものです。

また、サイドメニューの「鶏のからあげ」も侮れません。衣はサクサク、中はジューシーで、しっかりと下味がついています。「うどんだけじゃ物足りないな」という時に、この唐揚げを一つ追加するだけで、満足度が劇的に向上します。おにぎりとセットにして、定食風に楽しむのもおすすめですよ。

3号スタンド4階「辰巳屋」は絶景の特等席

さらに上へ、3号スタンド4階へ足を運ぶと、そこには天空の隠れ家「辰巳屋(たつみや)」が待っています。4階は指定席エリアが含まれるフロアですが、この売店は一般客でも利用可能です(※開催日により規制が変わる場合があるため現地で要確認)。

辰巳屋の名物は、なんといっても「おでん」です。コンビニのおでんとは一線を画す、色が黒っぽい「関東風」の煮込みおでんです。出汁を限界まで吸い込んだ大根、プリプリのこんにゃく、そして関東おでんには欠かせない「ちくわぶ」。これらが鍋の中で湯気を立てている光景は、酒飲みにはたまりません。

そして、ここでの最大の「調味料」は、その「眺望」です。スタンドの高層階に位置しているため、窓からは浦和競馬場のコース全体、そして晴れた日には遠くの山々まで見渡すことができます。眼下で行われるレースの攻防を俯瞰(ふかん)で眺めながら、熱々のおでんをつつき、冷えたビールを流し込む。これぞまさに、「大人の休日」と呼ぶにふさわしい贅沢な時間です。

スタンド内攻略のヒント
屋内売店は、テーブルや椅子が近くにある場合が多いですが、数は限られています。混雑時は「譲り合い」の精神が大切です。また、おでんや煮込みの容器は熱くなるので、運ぶ際はこぼさないように注意しましょう。

店舗名 場所 必食メニュー おすすめポイント
コックピット 3号 2F モツ煮、ロールサンド トロトロのモツ煮と手作りサンドのギャップが魅力。
春駒 3号 3F 天ぷらそば、からあげ 出汁の香りが食欲をそそる。唐揚げもジューシー。
辰巳屋 3号 4F 関東風おでん、おにぎり 絶景を見下ろしながら食べるおでんは格別。

屋外の開放感も良いですが、スタンド内には、長年の歴史が染み付いた「いぶし銀」のグルメが待っています。全店舗制覇を目指して、階段を上り下りするのも、良い腹ごなし運動になりますよ。

(出典:浦和競馬場公式サイト「場内グルメ」

伝説の味「天ぷらおにぎり」の天米は閉店…昭和の記憶と今の楽しみ方

浦和競馬場のグルメ情報をネットで検索していると、時折見かけるのが「天ぷらおにぎり」という魅力的なワードです。また、久しぶりに浦和競馬場を訪れるオールドファンの方の中には、「あの巨大なかき揚げが乗ったおにぎりを、もう一度食べたい」と楽しみにして来場される方もいらっしゃるかもしれません。

桜えびと玉ねぎをふんだんに使い、揚げたてサクサクのかき揚げをご飯に添えた(あるいは挟んだ)あの一品は、間違いなく浦和競馬場の一時代を築いたB級グルメの王様でした。その絶妙な塩加減と、一つ食べれば十分という圧倒的なボリュームは、多くの勝負師たちの胃袋を支えてきました。提供していたのは、長屋のような売店の一角にあった「天米(てんよね)」というお店です。

【重要】天米(てんよね)は閉店しています
大変残念なお知らせですが、「天米」は現在は閉店しており、営業していません。
過去のグルメブログやSNSの投稿を見て「食べてみたい!」と思って現地を探しても、店舗そのものが既に存在しません。場内マップや案内所でも確認できませんので、ご注意ください。

なぜこれほど検索されるのか?「幻の味」への探求心

閉店してしまったにも関わらず、なぜ今でも「浦和競馬場 天ぷらおにぎり」と検索する人が後を絶たないのでしょうか。それは、かつて天米が提供していたメニューが、あまりにも強烈なインパクトを残していたからです。

私が記憶している限り、そのビジュアルは「おにぎり」の概念を覆すものでした。手のひらからはみ出るほどの巨大なかき揚げは、衣が厚めでガリッとした食感。中の玉ねぎは甘く、桜えびの香ばしさが鼻を抜け、強めに振られた塩が食欲を刺激しました。それを、ラップに包まれた白飯と一緒に頬張る。おしゃれさの欠片もない、無骨でワイルドなそのスタイルこそが、鉄火場(てっかば)の空気に完璧にマッチしていたのです。

かつては4コーナー側の離れにあったり、その後L字型の長屋店舗へ移転したりと場所を変えながら営業していましたが、時代の流れとともにその暖簾を下ろしました。私自身、数年ぶりに浦和へ行った際、あのかき揚げの口になっていたので、必死に場内を探し回りました。最終的に警備員さんに「ああ、天米さんはもうないよ」と告げられた時の喪失感は、馬券でボロ負けした時以上のショックだったことを覚えています。

「ないもの」を嘆くより「あるもの」を楽しもう

「天ぷらおにぎり」という伝説が失われたことは、確かに寂しいことです。しかし、浦和競馬場のグルメはそこで止まっているわけではありません。天米が去った後も、新しい名物や、変わらず味を守り続ける老舗が、ファンの期待に応え続けています。

例えば、先ほど紹介した「優駿のマグロカツ」は、揚げ物欲求を満たすための完璧な代替案(いや、それ以上の存在)として君臨していますし、「里美食堂の黄色いカレー」は、昭和の記憶を今に伝える生きた化石として、変わらぬ姿で私たちを迎えてくれます。

街の飲食店と同様に、競馬場のグルメも新陳代謝を繰り返しています。2号スタンドに「韓国屋台」がオープンし、若い人たちがチーズハットグを食べている光景は、昔の浦和競馬場では想像もできなかった新しい景色です。

「天ぷらおにぎり」はもう食べられませんが、その代わりに私たちは、今しか食べられない新しい味に出会うことができます。過去の名物に思いを馳せつつも、現在進行系で進化している「浦和グルメ」を全力で楽しむことこそが、今のファンにできる最高の競馬場遊びではないでしょうか。もし、現地で「天ぷらおにぎりどこ?」と探している人を見かけたら、優しく「もうないけど、マグロカツが絶品ですよ」と教えてあげてくださいね。

(出典:浦和競馬場公式サイト「場内グルメ店舗一覧」

指定席でゆっくり食事を楽しむ方法!「持ち込みパーティー」と話題の韓国グルメ

「人混みの中で立ち食いするのは、正直ちょっと疲れるな…」「マークシートを塗るテーブルと、食事を広げるスペースが欲しい」

そんな風に感じ始めたら、あなたはもう立派な浦和競馬場の常連予備軍です。確かに、焼き鳥を片手にパドックにかぶりつくのも醍醐味ですが、長丁場の開催を一日中楽しむなら、「指定席エリア」を確保して、そこを拠点(ベースキャンプ)にするのが賢い大人の選択です。

ただし、浦和競馬場の指定席での食事スタイルは、中央競馬(JRA)や他の南関東競馬場とは少し勝手が違います。知らずに行くと「あれ、食べる場所がない?」と戸惑ってしまうかもしれません。ここでは、指定席を120%活用して、優雅にB級グルメを堪能するためのノウハウを伝授します。

【重要】「レストラン」はありません!基本は「自席でテイクアウト」

まず最初に、最も重要な注意点をお伝えします。現在の浦和競馬場には、いわゆる「着席型のフルサービスレストラン」や「高級ダイニング」といった施設は、指定席エリア内を含めてほとんど存在しません。かつては食堂がありましたが、現在は閉鎖されています。

そのため、指定席を取ったからといって、ウェイターさんが注文を取りに来てくれるわけではないのです。基本スタイルは以下の通りです。

浦和流・指定席ダイニングの鉄則
① 場内の売店(里美食堂や優駿など)へ自ら買い出しに行く。
② 買った商品を「テイクアウト」として持ち帰る。
③ 自分の指定席のテーブルに広げて、優雅に食べる。

つまり、指定席は「食事付きの席」ではなく、「食事を持ち込める快適なテーブル席」と捉えてください。一般席ではベンチが埋まっていたり、テーブルがなかったりして、カレーの容器と新聞を両手に持ってアタフタ…なんてこともありますが、指定席ならその心配は無用。自分だけのスペースで、ゆっくりと「黄色いカレー」や「モツ煮」を味わうことができます。

2号スタンド2階「韓国屋台」が熱い!セルフ調理ラーメンまで?

指定席での食事をさらに楽しくしてくれるのが、近年2号スタンド2階にオープンした「韓国屋台」の存在です。渋い昭和グルメが中心の浦和競馬場において、ここだけはK-POPが聞こえてきそうな異質の空間(いい意味で!)となっています。

ここでは、甘辛いタレが絡んだ「ヤンニョムチキン」や、伸びるチーズが映える「チーズハットグ」など、若者に人気の韓国グルメが提供されています。これらは片手で食べやすく、ビールとの相性も抜群なので、指定席での観戦のお供に最適です。

さらに注目なのが、「漢江(ハンガン)ラーメン」です。これは、韓国の漢江公園で若者たちが食べているような、専用のIH調理器を使って自分で作るインスタントラーメン(ノグリラーメンなど)です。アルミの容器に入った麺を、その場でグツグツと煮込んで熱々を食べるスタイル。一般席でこれを食べるのは少しハードルが高いですが、テーブルのある指定席なら落ち着いて楽しめます。昭和レトロな競馬場で、最新の韓国トレンド飯をすする…このギャップがたまりません。

指定席を「ベースキャンプ」にする最強の過ごし方

私のおすすめする「指定席最強プラン」はこうです。

  1. 朝イチで3号スタンド4階などの指定席を確保し、荷物を置いて拠点をあくる。
  2. 第1レース前に、1階の「里美食堂」や屋外の「優駿」へ買い出し遠征に行く。
  3. マグロカツ、ジャンボチキンカツ、焼き鳥を大量に仕入れ、指定席へ帰還。
  4. テーブルいっぱいに茶色いグルメを広げ、眼下のレースを眺めながら「持ち込みパーティー」を開催。

特に3号スタンド4階の指定席には、専用の売店(辰巳屋など)もあり、そこではお菓子や軽食も売っています。わざわざ下の階まで降りなくても、最低限の燃料補給(ビールとおつまみ)ができるのもメリットです。

また、最近では3号スタンドに「ボックス席」や「グループシート」といった新しいタイプの座席も新設されました。仲間数人でボックス席を取り、それぞれが買ってきたB級グルメを持ち寄ってシェアすれば、そこはもう個室居酒屋以上の盛り上がりを見せること間違いなしです。

座席タイプ グルメ的なメリット
一般席(スタンド・屋外) 移動が楽だが、テーブル確保が困難。基本は膝の上か立ち食い。
指定席(個人席) 自分専用のテーブルあり。カレーやラーメンも落ち着いて食べられる。
ボックス席・グループ席 広いテーブルで大量の買い込みOK。シェア食べに最適。

快適な環境で、多国籍なグルメをつまみながら万馬券を狙う。これぞ、現代的な浦和競馬場の楽しみ方と言えるでしょう。ぜひ次の開催では、指定席を予約して「食のベースキャンプ」を築いてみてください。

浦和競馬場のグルメに関する役立つ情報

場内のグルメでお腹を満たすのも良いですが、せっかく浦和まで来たなら、周辺の情報や持ち込みのルールもしっかり押さえておきたいところです。ここでは、知っておくとより快適に、そしてお得にグルメを楽しめる実用的な情報をお届けします。

周辺ランチで人気の武蔵野うどん店舗!埼玉は「うどん県」の隠れた実力者

浦和駅や南浦和駅から無料送迎バスに乗り込む前、あるいはレースが終わった後の「反省会」も兼ねた食事として、私が猛烈におすすめしたいのが「うどん」です。

実は埼玉県が、香川県に次ぐ全国2位のうどん生産量を誇る「隠れうどん県」であることをご存知でしょうか? その中でも、この地域で古くから愛されているのが「武蔵野うどん」です。特徴は、なんといってもその麺のコシ。「コシがある」という表現では生ぬるいほど、極太でゴワゴワ、ワシワシとした力強い食感の麺を、豚肉やネギ、油揚げが入った温かい醤油ベースの濃い目のつけ汁(肉汁)につけて食べるスタイルです。

炭水化物をガツンと摂取して脳に糖分を行き渡らせることは、長丁場のレース予想を戦い抜くためにも理にかなっています。ここでは、競馬場へ向かう動線上にある、絶対に外さない名店をご紹介します。

2025年オープンの新星!駅チカ最強の「さわ屋」

まず、電車で浦和駅を利用する方に絶対に行ってほしいのが、浦和駅東口から徒歩1分という好立地(商業施設「ステラ浦和」1階)に、2025年8月にオープンしたばかりの「武蔵野うどん さわ屋 浦和店」です。

ここは、オープン直後からうどん好きの間で話題沸騰中の新店です。最大の特徴は、埼玉県産のブランド豚「香り豚」を使用していること。つけ汁には豚肉の甘い脂が溶け出し、カツオ出汁の風味と相まって、極太麺との相性が抜群です。麺は低温熟成されており、ただ硬いだけでなく、噛むほどに小麦の香りが広がるモチモチ感も兼ね備えています。

店内はカウンター席がメイン(17席)で、奥には2人掛けの半個室風の席もあります。一人で競馬場に向かう前の「勝負メシ」として、サクッと、しかし最高に美味いものを腹に入れるにはうってつけの環境です。11時から営業しているので、ここで腹ごしらえをしてからバス乗り場へ向かうのが、私の必勝ルーティンになりつつあります。

さわ屋のおすすめオーダー
迷ったら「肉汁うどん(並)」で決まりです。もし余裕があれば、「ごぼう天」などの天ぷらをトッピングするのもアリ。麺の量は並でも十分なボリュームがありますが、大盛りにしてつけ汁にどっぷりと浸して食べる背徳感もたまりません。

競馬場のすぐそば!「佐野ラーメン たかの」も外せない

うどんも最高ですが、浦和競馬場の周辺(太田窪エリア)は、実は隠れたラーメン激戦区でもあります。特に、競馬場から徒歩数分という近距離にある名店が「佐野ラーメン たかの」です。

ここは、栃木県佐野市の名物である「佐野ラーメン」を埼玉で味わえる貴重なお店。青竹打ちの縮れ麺はピロピロとした独特の食感で、透き通った塩スープがあっさりとしていながらもコク深い味わいです。こってりしたB級グルメを食べ疲れた胃袋に、この優しさが染み渡ります。常に行列ができる人気店ですが、レースの合間や帰りに立ち寄る価値は十分にあります。

他にも、ガツンとした豚骨醤油が食べたいなら「横浜家系ラーメン 町田商店」や、昔ながらの町中華も点在しています。勝った日はチャーシュー麺の大盛りで祝杯をあげ、負けた日はシンプルな中華そばで傷を癒やす…そんなドラマが生まれるのも、競馬場周辺グルメの醍醐味ですね。

店名 ジャンル 場所 特徴・おすすめ
さわ屋 武蔵野うどん 浦和駅東口 2025年オープンの新店。香り豚の肉汁うどんが絶品。
澤村 武蔵野うどん 戸田・浦和エリア 食べログ百名店にも選ばれる実力派。コシが最強。
たかの 佐野ラーメン 競馬場近く 手打ちの縮れ麺と塩スープ。行列必至の人気店。
町田商店 家系ラーメン 競馬場近く 濃厚豚骨醤油。ライスと一緒にガッツリいきたい時に。

ご注意
人気店「武蔵野うどん 澤村」や「蔵内」は、浦和エリアに店舗を構える実力派ですが、駅や競馬場からの距離や移転情報を事前に確認することをおすすめします。まずは駅チカの「さわ屋」か、競馬場チカの「たかの」を攻めるのが、移動ロスを減らすコツですよ。

場内へのアルコール持ち込みのルール!「イチローズモルト」で乾杯がお約束

B級グルメとくれば、やはり欲しくなるのが美味しいお酒です。青空の下、開放的な競馬場で飲むビールは、なぜあんなに美味しく感じるのでしょうか。しかし、はやる気持ちでコンビニで缶ビールを買い込んでいく前に、絶対に知っておかなければならない「浦和競馬場の鉄の掟」があります。

それは、他の公営競技場やスタジアムと同様に、「ビン・缶類の持ち込みは禁止」されているという点です。これを知らずにゲートへ向かうと、入場早々に少し悲しい思いをしてしまうかもしれません。ここでは、持ち込みのルールと、それを逆手に取った「場内のお酒の楽しみ方」について詳しく解説します。

なぜ禁止?入場ゲートでの手荷物検査の実態

「カバンの中に隠せばバレないでしょ?」と思うかもしれませんが、甘く見てはいけません。浦和競馬場の入場ゲートでは、警備員さんによる手荷物検査が実施されています。これは、興奮した観客がコース内にビンや缶を投げ込むといった、人馬に関わる危険行為を未然に防ぐための重要な安全対策です。

もし持っていた場合はどうなる?
手荷物検査でビン・缶(缶ビールや缶チューハイ、栄養ドリンクの瓶など)が発見された場合、その場で以下の対応を迫られます。
① 用意されている紙コップに中身を移し替える。
② その場で飲み干すか、破棄(没収)する。
※せっかくの炭酸が紙コップに移すと抜けてしまいますし、ぬるくなってしまうので、最初から持ち込まないのがベストです。

なお、水筒やペットボトル(ソフトドリンクやお茶)に関しては、基本的に持ち込みが可能です。あくまで「危険物になり得る容器に入ったアルコール類」が主なターゲットだと認識しておきましょう。

埼玉が世界に誇る「イチローズモルト」を味わう贅沢

「持ち込めないなら、高いお金を出して中で飲むしかないのか…」とガッカリするのはまだ早いです。実は、場内で販売されているアルコールには、コンビニでは味わえない「浦和競馬場ならではのプレミアムな一杯」が存在します。

それが、埼玉県秩父市にあるベンチャーウイスキーが製造し、世界的なウイスキー品評会で数々の賞を受賞している幻のウイスキー、「イチローズモルト(Ichiro’s Malt)」です。

浦和競馬場では、この世界中の愛好家が血眼になって探しているプレミアムウイスキーを使用した「イチローズモルト・ハイボール」が、場内の売店(埼玉県産品ショップや特別ブースなど)で販売されることがあります。特に重賞レース開催日などには、オリジナルラベルのボトル抽選販売が行われるほど、浦和競馬とイチローズモルトの関係は深いのです。

華やかな香りと、スッキリとした後味が特徴のイチローズモルトで作るハイボールは、揚げたてのマグロカツや辛味噌やきとりとの相性が抜群。これを飲むためだけに競馬場に来る価値があると言っても過言ではありません。

生ビールは600円前後!冷えた一杯が最高

もちろん、定番の「生ビール」も場内の至る所で販売されています。価格は店舗によりますが、概ね600円前後が相場です。少し高く感じるかもしれませんが、サーバーから注がれたキンキンに冷えた泡立ちの良い生ビールは、缶ビールにはない幸福感を与えてくれます。

また、最近ではキッチンカーなどでクラフトビールが販売されることもあります。重い荷物を持って移動するよりも、手ぶらで来場して、その日の気分に合わせて現地で冷えたお酒を調達する。これが、スマートで粋な「大人の競馬場マナー」です。

アイテム 持ち込み 備考・注意点
ビン・缶類 × 禁止 ゲートで移し替え、または没収。危険物扱い。
ペットボトル ○ 可能 お茶や水、ジュースは問題なし。
水筒 ○ 可能 中身の確認を求められる場合あり。
食べ物 ○ 可能 お弁当やお菓子の持ち込みは自由。

詳しい持ち込みルールや観戦マナーについては、公式サイトの案内も一度確認しておくと安心です。

(出典:浦和競馬場 お客様へのお願い・ご注意

開催日限定のキッチンカーとイベント!重賞日や祝日は「グルメフェス」状態

浦和競馬場の常設売店(里美食堂や優駿など)が「日常の味」だとしたら、特定の開催日にだけ現れるキッチンカーやイベントグルメは、まさに「非日常の楽しみ」です。特に、ダートグレード競走(Jpn交流重賞)が行われる日や、ゴールデンウィーク、お盆休みなどの祝日開催には、正門付近のアーケードや売店横の広場に色とりどりのキッチンカーが集結し、場内はさながら「グルメフェス」のような熱気に包まれます。

「今日はどんなお店が来ているかな?」と、公式サイトのイベント情報をチェックしてから向かうのが、私の開催日ルーティンの一つです。ここでは、過去に開催されたイベントの実例を交えながら、その魅力と攻略法をご紹介します。

北海道や他地区とのコラボが熱い!旅気分で味わう限定グルメ

浦和競馬場のイベントで特に人気が高いのが、他の地方競馬場や自治体との「広域連携コラボ」です。普段は埼玉グルメが中心の場内で、遠方の名物を味わえる貴重なチャンスとなります。

例えば、2025年5月に行われた「ホッカイドウ競馬PRイベント」では、北海道から直送された素材を使ったキッチンカーが登場しました。ホクホクのジャガイモにバターを乗せた「バタじゃが」や、濃厚なミルクを使用した「ジェラート」などが販売され、レースの合間に北海道旅行気分を味わうファンで長蛇の列ができました。

また、過去には「小川町」や「美里町」といった埼玉県内の市町村と連携したブースが出ることもあり、地元の野菜を使ったスイーツや、特産品(どら焼きやラスクなど)が並ぶことも。これらは、常設の売店では絶対に手に入らないレアなグルメばかりです。

夏は「フェス飯」が充実!ビールが進む最強ラインナップ

夏場の開催(薄暮開催やお盆開催)では、FM NACK5(埼玉のラジオ局)やテレ玉(テレビ埼玉)とコラボした「キッチンカーフェス」が開催されることがあります。この時期のラインナップは、まさにビール泥棒なメニューが目白押しです。

  • どデカ唐揚げ・太田焼きそば:群馬県太田市の名物焼きそばや、拳サイズの唐揚げ。
  • 鰻おにぎり・ミニうな丼:浦和といえば「うなぎ」も有名。手軽に食べられるサイズで提供されるのが嬉しい。
  • クラフトビール:常設店にはない、珍しい地ビールや「浦和競馬コラボドリンク」が飲めることも。

青空の下、あるいは夕暮れ時の涼しい風を感じながら、キッチンカーで買った「フェス飯」を片手にクラフトビールを飲む。周りを見渡せば、同じように楽しんでいる競馬ファンたち。この一体感と開放感は、指定席に座っているだけでは味わえない、広場ならではの醍醐味です。

定番のケバブやスイーツも!女性や子供も楽しめる

「モツ煮や焼き鳥はちょっと渋すぎる…」という女性や、家族連れのお子様にも、キッチンカーエリアは強い味方です。ドネルケバブやタコスといった多国籍料理、ロングポテト、チュロス、クレープといったスイーツ系も充実しています。

特に人気なのが、削りイチゴやふわふわのかき氷など、見た目も華やかなひんやりスイーツ。レース予想で熱くなった頭をクールダウンさせるのに最適です。常設売店が「昭和の赤提灯」なら、キッチンカーエリアは「令和のマルシェ」といった雰囲気で、世代を問わず楽しめるのが魅力ですね。

キッチンカー攻略のヒント
これらのお店は「売り切れ次第終了」となることがほとんどです。特に重賞レースの日はお昼過ぎには人気メニューが完売してしまうことも珍しくありません。「絶対に食べたい!」という目当てのお店がある場合は、第1レース前や午前中の早い時間に確保しておくことを強くおすすめします。

イベント例 主なグルメ内容(過去実績)
他地区コラボ
(北海道など)
バタじゃが、ジェラート、海鮮串、ご当地カレーなど。
夏フェス系
(NACK5・テレ玉)
太田焼きそば、東松山焼きとり、鰻おにぎり、クラフトビール。
定番キッチンカー ケバブ、ロングポテト、タコス、かき氷、メロンパン。

開催日が近づいたら、必ず浦和競馬場の公式サイトにある「ニュース」や「イベント情報」をチェックしてみてください。そこには、あなたの食欲を刺激する新しい出会いが待っているはずです。

(出典:浦和競馬場 イベント情報一覧

観戦の記念に買いたい人気のお土産!ウラワールせんべいと騎手グッズ

美味しいグルメを堪能し、レースで熱くなった後は、最後のお楽しみである「お土産タイム」です。勝った人は勝利の記念に、負けてしまった人は家で待つ家族への「言い訳(免罪符)」として、何か買って帰りたくなるのが人情というものですよね。

そんな時に必ず立ち寄ってほしいのが、場内にある「埼玉県産品ショップ」です。ここは単なる売店ではなく、埼玉県の特産品や、浦和競馬場ならではのユニークなオリジナルグッズが凝縮された、隠れた人気スポットなんです。「せんべい」から「騎手グッズ」、さらには「幻のお酒」まで、ここでしか手に入らないアイテムをご紹介します。

配り用にも自分用にも!「ウラワールせんべい」

浦和競馬場のお土産ランキングで不動のナンバーワン(私調べ)を誇るのが、マスコットキャラクター「ウラワール」がパッケージにデザインされた、その名も「ウラワールせんべい」です。

このお煎餅、ただキャラクターをプリントしただけのお菓子ではありません。実は、春日部市の特産である「揚げせんべい」を使用しており、サクサクとした軽い食感と本格的な味わいが楽しめます。味は以下の2種類がラインナップされています。

  • カリー味(黄色):パッケージには「カレー」ではなく「カリー」と書かれています。駄菓子のような懐かしいスパイス感があり、ビールのおつまみにも最適です。
  • はちみつ醤油味(白):甘じょっぱい王道の味。子供からお年寄りまで誰にでも愛される安定の美味しさです。

嬉しいのは、箱入り(800円程度)だけでなく、1枚からの「バラ売り」(100円程度)も行っている点です。「箱で買うほどではないけど、帰りの電車でちょっとつまみたい」「味見をしてみたい」というニーズに完璧に応えてくれます。私はいつも、カリー味を数枚買って、帰りの南浦和駅までの道中でパリパリやるのが恒例になっています。

推し騎手を見つけよう!マニアックなオリジナルグッズ

最近の浦和競馬場で特に充実しているのが、所属騎手(ジョッキー)をフィーチャーしたオリジナルグッズです。店内には、騎手の名前と勝負服(騎手が着る服)の柄がデザインされた「アクリルキーホルダー」や「マスク」、「トートバッグ」などが並んでいます。

「ミスターピンク」こと内田利雄騎手や、地元のエース騎手のグッズは特に人気があり、推し活の一環として購入するファンも増えています。また、埼玉県の公式マスコットである「コバトン」のぬいぐるみやグッズも販売されており、こちらは小さなお子様へのお土産として喜ばれます。

ウラワールって何者?
ちなみに「ウラワール」は、浦和競馬場の公式マスコットですが、目つきが少し鋭く、どこかニヒルな笑みを浮かべているのが特徴です。「パパが負けたのはこの子のせいだよ…」なんて冗談を言いながら渡せば、家庭の空気も和むかもしれません(笑)。

アイテム名 価格帯 おすすめポイント
ウラワールせんべい ~1,000円 バラ売りあり。カリー味がつまみに最高。
騎手キーホルダー 数百円 推し騎手の勝負服デザインが可愛い。
コバトングッズ 様々 ぬいぐるみ等は子供ウケ間違いなし。
イチローズモルト 定価 抽選販売のみ。当たれば家宝レベル。

埼玉県産品ショップは、浦和競馬の本場開催日と、日曜日のWINS(JRA場外発売)営業日にオープンしています。レースの合間や、お帰りの際にぜひ覗いてみてください。JRAのグッズ販売に関してはこちらの記事競馬のぬいぐるみはどこで買える?公式からゲーセンまで徹底解説で詳しく解説していますので合わせてお読みください。

(出典:浦和競馬ニュース「埼玉県産品ショップでのグッズ販売について」

浦和競馬場のグルメ情報のまとめ!B級グルメの聖地を楽しみ尽くそう

最後までお読みいただき、ありがとうございます。ここまで、浦和競馬場が誇るディープで魅力的なグルメの世界をご紹介してきました。改めて振り返ってみると、ここは単なる競馬場ではなく、昭和のノスタルジーと埼玉の食文化が融合した、巨大な「B級グルメのテーマパーク」であることがお分かりいただけたかと思います。

おしゃれなカフェランチや、映えるスイーツは少ないかもしれません。しかし、ここには「茶色い食べ物は裏切らない」という真理を体現した、安くて、早くて、最高に美味しいメニューが溢れています。100円の入場料(重賞日は無料の場合も!)でこれだけの食体験ができる場所は、そうそうありません。

迷ったらこのルート!浦和グルメ攻略のモデルコース

「情報が多すぎて、結局どう回ればいいか分からない!」という方のために、私が推奨する「間違いなしの黄金ルート」を最後にまとめておきます。次回の来場時は、ぜひこの流れで胃袋を満たしてみてください。

  • 【STEP 1】入場直後の儀式
    まずは2号スタンド1階の「里美食堂」へ直行。名物「黄色いカレー」のミニサイズを注文し、昭和の洗礼を受けましょう。真っ赤な福神漬けを乗せるのを忘れずに。
  • 【STEP 2】パドックでの食べ歩き
    カレーで食欲に火がついたら、屋外広場の「優駿」エリアへ。2号店の「マグロカツ」と、3号店の「ジャンボチキンカツ」をゲットし、ソースをたっぷりと。右手にはビール、左手には揚げ物。これが浦和の正装です。
  • 【STEP 3】スタンドで温まる
    レース観戦で体が冷えたり、少し座りたくなったら3号スタンドへ。「コックピット」のトロトロの「モツ煮」か、「辰巳屋」の出汁が染みた「おでん」でほっこりと休憩しましょう。
  • 【STEP 4】お土産と帰路
    帰る前には「埼玉県産品ショップ」で「ウラワールせんべい(カリー味)」を購入。余裕があれば、帰路につく前に浦和駅周辺の「さわ屋」などで「武蔵野うどん」を啜れば、完璧な一日の締めくくりです。

かつての名店「天米(天ぷらおにぎり)」が閉店してしまったように、競馬場のグルメも少しずつ移り変わっていきます。だからこそ、今ある名店、今しか食べられない味を、全力で楽しんでおくことが大切です。

ぜひ、次の開催日には朝ごはんを抜いて、お腹をペコペコに空かせて浦和競馬場へ足を運んでみてください。熱いレースの興奮と共に、職人たちが守り続ける絶品のB級グルメが、あなたを温かく迎えてくれるはずです。それでは、競馬場でお会いしましょう!

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