こんにちは。YUKINOSUKEです。
競馬に興味を持ったけれど、馬券の種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない、あるいはネットでの購入方法やスマホアプリの使い方が難しそうだと感じていませんか。初めての挑戦には不安がつきものですが、予算を決めて無理のない範囲で楽しめば、競馬はとても知的なエンターテインメントになります。この記事では、私が実際に経験して学んだおすすめの買い方や、初心者が知っておくべきオッズの見方、そして失敗しないための資金管理のコツについて、分かりやすく解説していきます。
- スマホを使ってネットで簡単に馬券を購入する具体的な手順
- 初心者でも的中を狙いやすいおすすめの券種と買い方の戦略
- 競馬新聞の印やオッズの意味を理解して予想を楽しむ方法
- 100円から始めて長く競馬を楽しむための予算管理のルール
競馬初心者の買い方おすすめやネット購入のやり方
まずは、現代の競馬スタイルに欠かせないインターネット投票の基本から押さえていきましょう。わざわざ競馬場に行かなくても、手元のスマートフォン一つあれば、いつでもどこでもレースに参加できるのが今の競馬の魅力です。ここでは、初心者が最初に躓きやすい登録手順や、予想に役立つ便利なツールについて、私の体験を交えて解説します。
スマホで簡単!競馬のネット購入のやり方と手順
- YUKINOSUKE
かつて競馬といえば、週末に競馬場や場外馬券売り場(WINS)へ足を運び、独特の熱気の中で備え付けのマークシートを鉛筆で塗りつぶし、発券機の列に並ぶのが当たり前の光景でした。いわゆる「赤ペンと新聞」のスタイルですね。
しかし、デジタル技術が浸透した現代において、そのスタイルは劇的に変化しています。現在はネット購入(インターネット投票)が完全に主流となり、全体の売上の7割以上を占めるまでになりました。スマホ一台あれば、自宅のソファでコーヒーを飲みながら、あるいは移動中の電車内や友人の結婚式の二次会の合間でも、指先一つでレースに参加できる時代です。
私は、これから競馬を始める初心者の皆さんにこそ、強くネット購入をおすすめします。その理由は、単なる「便利さ」だけではありません。
初心者の最大の敵「焦り」を排除できる
- YUKINOSUKE
ネット投票を推奨する最大の理由は、「焦らずに冷静な判断ができる環境」を強制的に作れることです。
現地の券売機前というのは、締め切り間際になると戦場のように混雑します。後ろに並ぶベテランファンの無言のプレッシャーを感じながらマークシートを塗る作業は、慣れていないと非常に緊張します。その結果、「塗り間違い」や「レース番号の間違い」といった痛恨のミスが起こりやすく、意図しない馬券を買って損をしてしまうリスクがあります。
一方で、スマホを使ったネット投票なら、誰にも急かされることはありません。画面上で選んだ「馬番」や「金額」を最終確認するステップが必ず用意されています。「購入する」ボタンを押す直前までじっくりと考え、もし間違えていればワンタップで修正が可能です。この操作の確実性と修正の容易さこそが、不慣れな初心者にとって最強の武器になると私は考えています。
ネット購入導入の5つのメリット
- 場所を選ばない:自宅、カフェ、旅行先など、電波さえあればそこが競馬場になります。
- 少額から参加しやすい:有人の窓口だと少し恥ずかしい「100円単位」の購入も、ネットなら誰にも気兼ねなく堂々と行えます。
- 即時性:レース発走の1分前まで購入可能なシステムが多く、パドック(馬の下見所)の映像を見てから直前で決めることも可能です。
- データ管理:購入履歴や年間の収支が自動的に記録されるため、自分が「いくら使って、いくら勝ったか」を客観的に管理できます。
- 地方・海外も買える:中央競馬だけでなく、平日に開催される地方競馬や、日本馬が出走する海外のビッグレースも同じアカウントで購入可能です。
まるでネットショッピング!購入の具体的な流れ
「ネットで馬券を買う」といっても、特別な技術は必要ありません。基本的な手順はAmazonや楽天市場などのECサイトで買い物をするのと何ら変わりません。一般的な流れは以下のようになります。
| ステップ | アクション | イメージ |
|---|---|---|
| STEP 1 入金(指示) |
登録した銀行口座から、投票用のアカウントへ資金を移動させます。 | PayPayやSuicaにチャージする感覚に近いです。手数料は基本的に無料で、即座に反映されます。 |
| STEP 2 レース選択 |
「東京競馬場の第11レース」のように、買いたいレースを選びます。 | 商品カテゴリーを選ぶ感覚です。開催場所や時間を間違えないように注意しましょう。 |
| STEP 3 投票入力 |
「式別(単勝など)」「馬番」「金額」をタップして選択します。 | 商品をカートに入れます。オッズを見ながら選べるので戦略が立てやすいです。 |
| STEP 4 精算・終了 |
レースが終わって的中していれば、自動的に配当金がアカウントに加算されます。 | 一日の終わりに「一括出金」指示を出せば、元の銀行口座にお金が戻ります。 |
このように、「会員登録」をして、「支払い方法(銀行口座)」を設定し、「商品(馬券)」を選んで購入する。この3ステップだけで完了します。次項で紹介するJRAの公式サービスを使えば、面倒な郵送手続きなども一切なく、驚くほどスムーズにデビューできますよ。
ただし、ネット投票には一つだけ注意点があります。それは「システムメンテナンス」の時間帯です。銀行によっては夜間の数分間など利用できない時間があるため、GIレースなどの大きなイベントがある日は、余裕を持って午前中のうちに「入金(チャージ)」だけ済ませておくのが、賢いネット競馬の作法と言えるでしょう。
JRA即PATの登録方法と必要な銀行口座
ネットで中央競馬(JRA)の馬券を買うために、現在最も多くの競馬ファンが利用しているのが、JRA公式の決済サービス「即PAT(ソクパット)」です。「即日パッと買える」というネーミングの通り、思い立ったその日に登録し、すぐにレースに参加できるスピード感が最大の特徴です。
一昔前の「A-PAT」などの電話投票会員は、専用の口座を開設するために書類を取り寄せ、郵送し、利用開始まで数週間待つのが当たり前でした。しかし、即PATはインターネットバンキングの仕組みをフル活用することで、その待ち時間をゼロにしました。手続きは完全にペーパーレスで、手元にスマホとキャッシュカード(または銀行アプリ)があれば、早ければ5分〜10分程度で全ての準備が整います。
登録は3ステップ!最短5分で完了する流れ
具体的な登録手順は以下の3ステップのみです。難しい専門知識は一切不要ですので、通販サイトの会員登録のような感覚で進めてみてください。
- 金融機関の選択
JRAの登録ページから、自分が持っている(または利用したい)銀行口座を選びます。 - 口座振替契約(ここが重要!)
選択した銀行のウェブサイトへ自動的に移動します。そこで銀行のログインIDやパスワード、暗証番号などを入力し、JRAとの口座振替(自動引き落とし)契約を結びます。これが「本人確認」も兼ねているため、免許証のアップロードなどが不要になるのです。 - 加入者情報の登録
銀行側の手続きが終わると、再びJRAのサイトに戻ります。氏名、生年月日、住所などの基本情報を入力し、ログイン用の暗証番号を設定すれば完了です。
- YUKINOSUKE
【超重要】最後の画面を閉じる前に!登録完了画面に表示される以下の3つの番号は、馬券を買うログイン時に毎回必要になります。絶対に忘れないよう、必ずスクリーンショット(画面保存)を撮るか、メモに残してください。
- 加入者番号(8桁)
- P-ARS番号(4桁)
- INET-ID(英数字)
持っているだけで即スタート!対応銀行リスト
即PATを利用するためには、JRAが指定する「対応銀行の口座」を持っていることが必須条件です。現在対応している主な金融機関と、それぞれの特徴をまとめました。ご自身の持っている口座がないかチェックしてみてください。
| 金融機関名 | おすすめポイントと特徴 |
|---|---|
| PayPay銀行 | スマホユーザーに最強の銀行。アプリでの入出金が非常にスムーズで、メンテナンス時間も少なく快適です。 |
| 楽天銀行 | 楽天会員ならこちら。即PATへの入金で楽天ポイントが貯まるキャンペーン(エントリー制)などが頻繁に開催されており、ポイ活派に最適です。 |
| 住信SBIネット銀行 | 入出金手数料が無料(回数制限あり)など、ネット銀行としてのスペックが高いです。証券口座などと連携している方におすすめ。 |
| auじぶん銀行 | auユーザーやPontaポイントを貯めている方に。利用状況によってポイント倍率がアップするプログラムなどがあります。 |
| メガバンク (三井住友・三菱UFJ) |
普段使っている給与振込口座などをそのまま使いたい方に。新たに口座を作る手間が省けるのが最大のメリットです。 |
| ゆうちょ銀行 | 全国どこにでもあり、学生時代から持っている口座を活用できるため、利用者の母数が非常に多いです。 |
もしこれらの口座を一つも持っていない場合でも、諦める必要はありません。特にPayPay銀行や住信SBIネット銀行などのネット専業銀行は、スマホとマイナンバーカード(または運転免許証)があれば、土日であってもアプリ経由で最短即日口座開設ができる場合があります。
「今週末のG1レースを買いたい!」と日曜日の朝に思い立っても、これらの銀行ならお昼のレースに間に合う可能性があります。これが即PATならではの魅力ですね。
【重要】登録できるのは「馬券発売時間」だけ
初心者が一番陥りやすい罠がこれです。実は、即PATの新規登録手続きは、「競馬開催日の発売時間帯」にしか行えません。
- 登録できる時間(目安):金曜日の18:30 〜 日曜日の最終レース終了後まで
- 登録できない時間:平日の昼間(月〜木)や、全レース終了後の夜間
つまり、「来週の日曜日に初めて馬券を買おう」と思って、平日の仕事終わりに登録しようとしても、メンテナンス中でエラーになってしまうのです。「登録作業はレースのある週末に行うもの」と覚えておいてください。金曜日の夜になったら準備を始めるとスムーズですよ。
(出典:JRA公式サイト『即PATとは?』)
競馬アプリのおすすめや予想に役立つ無料ツール
- YUKINOSUKE
即PATの登録が完了して「いつでも馬券が買える状態」になったら、次は「どの馬を買うか」を決めるための情報収集ツール(武器)を揃えましょう。パソコンのブラウザでJRAのサイトを見るだけでも情報は得られますが、専用のスマートフォンアプリをインストールすることで、快適さと情報の質は劇的に向上します。
現代の競馬は「情報戦」です。出走時間の変更通知を受け取ったり、膨大な過去データを瞬時に検索できたりと、アプリを活用するかどうかで勝率や楽しみ方に大きな差が出ます。ここでは、私が初心者の頃から使い続け、今でも手放せない「三種の神器」とも言える無料アプリを詳しく解説します。
1. JRA公式アプリ【必須級のインフラ】
まず、何をおいても最初にインストールすべきなのが、この「JRA公式アプリ」です。リリースされた時は、競馬ファンの間で「革命が起きた」と騒がれたほどの神アプリです。
ここが凄い!JRA公式アプリの強み
- 全レース無料ライブ配信:以前は有料チャンネルを契約しないと見られなかったレース映像が、なんと完全無料・リアルタイムで視聴可能です。遅延も非常に少なく、高画質です。
- 正確無比な公式情報:出走取消や騎手変更、馬場状態(良・稍重・重・不良)の変更など、予想に直結する重要情報がどこよりも早く、正確に届きます。
- プッシュ通知機能:「お気に入り馬」や「購入したレース」の通知設定をしておけば、締め切り忘れや見逃しを防げます。
特にライブ配信機能は強力で、外出先でもスマホ一つでパドック(馬の下見所)の様子を確認し、レースの興奮をリアルタイムで味わうことができます。また、ネット投票ページへの連携ボタンも非常に分かりやすく配置されており、「動画を見て気になったら即投票」という導線がスムーズです。まずはこれを入れないと始まりません。
(出典:JRA公式サイト『JRAアプリ』)
2. netkeiba(ネットケイバ)【情報の宝庫】
国内最大級の利用者数を誇る、競馬情報のポータルアプリです。「情報の量」に関しては他の追随を許しません。私はこれを「ポケットに入る競馬辞書」として活用しています。
このアプリの真骨頂は、圧倒的な「データベース」にあります。出走する馬の過去の全成績はもちろん、血統背景、調教タイム、騎手との相性など、予想に必要なデータが全て詰まっています。「この馬、前回のレースではどうだったっけ?」と思った時、数タップですぐに答えが見つかります。
| 機能 | 初心者へのメリット |
|---|---|
| ニュース・コラム | 多くのスポーツ紙や専門誌のニュースをまとめて読めます。プロ予想家の見解も(一部無料で)見られるので、予想のヒントになります。 |
| 掲示板機能 | 各馬のページに掲示板があり、ファンの熱い応援や議論が見られます。「この馬は雨の日が得意らしい」といった、ファンならではの口コミ情報が意外と役に立ちます。 |
| お気に入り登録 | 気になった馬を登録しておくと、次に出走する時に通知が来ます。「あの時の馬、今日走るんだ!」という発見があり、応援する楽しみが増えます。 |
無料会員でもかなりの情報が見られますが、有料会員になるとレース映像のアーカイブ見放題や、より高度なデータ分析が使えるようになります。まずは無料版で十分に使い倒せるはずです。
3. MyKeiba(マイケイバ)【投票ストレス・ゼロへ】
こちらはiPhone(iOS)ユーザー限定にはなりますが、非常に洗練されたデザインと操作性が特徴のアプリです。Androidの方は申し訳ありません、読み飛ばしてください(Androidなら「らくらくIPAT」などが代替候補になります)。
JRA公式の投票画面は機能が多すぎて、初心者の方は「どこを押せばいいの?」と迷子になりがちです。しかし、MyKeibaは「とにかくシンプルに馬券を買う」ことに特化しています。
MyKeibaのおすすめポイント
- UIが美しい:文字が大きく、無駄な装飾がありません。直感的に操作できるため、「買い間違い」のリスクが減ります。
- サクサク動く:動作が非常に軽量で、締め切り直前の急いでいる時でもストレスなく投票完了まで進めます。
- マークシート風入力:実際の競馬場にあるマークシートに近い感覚で入力できるモードがあり、アナログ派からの移行もスムーズです。
JRAの投票システム(IPAT)とAPI連携しているため、セキュリティ面も安心です。「ごちゃごちゃした画面が苦手」という方には、これ以上ない選択肢かなと思います。
3つのアプリを使い倒す!私の「勝利の方程式」
「3つも入れるのは面倒くさい」と思われるかもしれませんが、それぞれの得意分野を活かして使い分けるのが、快適な競馬ライフのコツです。私が普段実践しているルーティンを紹介します。
- 【予習】netkeibaで情報収集
週の初めやレース前日に、ニュースやデータを見て「どの馬が強そうか」をチェックし、予想を固めます。 - 【投票】MyKeibaでスマートに購入
予想が決まったら、操作しやすいMyKeibaを開いてサッと投票を済ませます。締め切り5分前には終わらせるのが鉄則です。 - 【観戦】JRA公式アプリでライブ視聴
投票が終わったら、JRA公式アプリを開いてレース映像を観戦。結果を確認して一喜一憂します。
競馬新聞の印の意味や馬柱の見方を解説
専用アプリやコンビニで売っている競馬新聞を開くと、細かい文字と数字がびっしりと並んでいて、まるで「暗号表」のように見えて圧倒されてしまったことはありませんか?私自身、最初はどこをどう見ればいいのかさっぱり分かりませんでした。
この情報の塊を「馬柱(うまばしら)」と呼びます。ここには、その馬の過去の成績や特徴、そしてプロの予想家たちの結論が凝縮されています。一見難解に見えますが、見るべきポイントさえ絞ってしまえば、これほど頼りになる「カンニングペーパー」はありません。ここでは、初心者が最低限押さえておくべき記号の意味と、データの見方を噛み砕いて解説します。
まずはここから!予想印(シルシ)の序列と意味
- YUKINOSUKE
馬柱の中で、馬名の横に「◎」や「▲」といった記号が打たれているのが目に入ると思います。これは「予想印(シルシ)」と呼ばれ、競馬新聞のトラックマン(専門記者)や予想家たちが、長年の経験と膨大な取材データに基づいて「どの馬が勝つか」を格付けしたものです。
「自分で予想するのはまだ難しい」という方は、まずはこの印を信頼して馬券を組み立てるのが正解への近道です。それぞれの記号には明確な序列とニュアンスがあります。
| 記号 | 読み方 | 意味とニュアンス |
|---|---|---|
| ◎ | 本命 (ほんめい) |
「勝つ確率が最も高い」と判断された馬。実力、調子、コース適性の全てが揃っている主役候補です。迷ったらまずはこの馬を軸に考えましょう。 |
| ○ | 対抗 (たいこう) |
本命馬を負かすならこの馬、という2番手評価です。本命馬が何らかの理由で崩れた時に、勝つ可能性が最も高いライバル馬を指します。 |
| ▲ | 単穴 (たんあな) |
「一発逆転の可能性」を秘めた3番手評価です。能力は高いけれど気性難だったり、展開に左右されやすかったりと不安定な面もありますが、ハマれば本命を倒して圧勝する力を持っています。 |
| △ | 連下 (れんした) |
勝つまでは難しいかもしれないが、2着や3着なら入る可能性がある馬です。馬券を買う時の「相手候補」として選ばれることが多いです。 |
| ☆ / 注 | 星 / 注意 | 人気はあまりないけれど、激走の可能性がある「穴馬」です。ここを的中させると配当が一気に跳ね上がるため、予想家の腕の見せ所でもあります。 |
例えば、netkeibaなどのアプリで5人の予想家がいて、そのうち4人が同じ馬に「◎」を打っていたら、その馬は「プロの総意としてかなり強い」と判断できます。逆に印が割れている(みんなバラバラ)場合は、実力が拮抗した混戦レースなので、見送るか、広めに買うという判断ができます。
ちなみに、競馬新聞の予想家ランキングについては、こちらの記事2026年版|競馬新聞の予想家ランキング!回収率やおすすめを解説でも詳しく解説しています。「競馬新聞の予想家」について知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
レース展開のカギを握る「脚質(きゃくしつ)」
次に見てほしいのが、その馬が得意とする走り方、つまり「脚質(きゃくしつ)」です。馬柱には、その馬が普段どのような位置取りでレースを進めるかが「逃げ・先行・差し・追込」という言葉や、矢印(→)などの記号で記されています。
これを理解すると、「今日のレースはどんな展開になるか」を頭の中でイメージできるようになり、予想がグッと楽しくなります。
- 逃げ(にげ)
スタート直後から先頭に立ち、そのままゴールまで逃げ切りを狙うスタイルです。第4コーナーを回ってもまだ先頭にいるので、応援していて一番ドキドキします。 - 先行(せんこう)
先頭集団のすぐ後ろ(2〜4番手くらい)につけて、隙をうかがうスタイルです。最もレース中の不利を受けにくく、安定して力を発揮しやすい「優等生」な脚質です。 - 差し(さし)
道中は中団(真ん中より後ろ)でじっと我慢し、最後の直線でスパートをかけて前の馬を追い抜くスタイルです。瞬発力がある馬が得意とします。 - 追込(おいこみ)
集団の最後方を走り、最後の直線だけで全ての馬をごぼう抜きにするスタイルです。決まれば爽快ですが、届かずに終わるリスクも高い、ハイリスク・ハイリターンな戦法です。
- YUKINOSUKE
YUKINOSUKEの視点初心者のうちは、「先行」や「差し」の馬を中心に買うのが無難かなと思います。「逃げ」の馬が複数いると、先頭争いが激しくなって共倒れ(ハイペースでバテる)することがありますし、「追込」は展開に左右されすぎてハラハラしっぱなしになるからです。
過去成績(前走・前々走)の数字はどう見る?
馬柱の下半分には、その馬が過去に走ったレースの結果がズラリと並んでいます。ここには情報の宝庫ですが、全てを見ると混乱します。まずは以下の3つの数字だけチェックしてください。
- 着順(ちゃくじゅん)
一番大きく書かれている数字です。「1」なら1着、「10」なら10着。シンプルに、数字が小さい(成績が良い)馬は強いです。特に「前走(一番最近のレース)」で3着以内に入っている馬は調子が良い証拠です。 - 通過順位(つうかじゅんい)
「1-1-1-1」や「10-10-9-8」のような数字の羅列です。これは、レースの各コーナーを何番手で通過したかを表しています。
「1-1-1-1」なら、スタートからゴールまでずっと先頭だった(逃げた)ことが分かりますし、「15-15-14-1」なら、最後方から一気に追い込んだことが分かります。脚質を確認する裏付けになります。 - 着差(ちゃくさ)またはタイム差
着順が悪くても(例:8着)、1着の馬とのタイム差が「0.3秒」しかなかった場合、それは「惜しい負け」であり、実力差はほとんどないことを意味します。逆に2着でも「1.5秒」離されていたら、1着馬とは大きな実力差があります。
着順の数字だけに騙されず、「実は僅差で負けていただけの馬」を見つけると、配当の良い美味しい馬券にありつけることがあります。
- YUKINOSUKE
このように、馬柱はただの数字の羅列ではなく、その馬の「個性」や「ドラマ」が詰まった履歴書です。最初は「◎の印」と「前走の着順」を見るだけでも十分です。慣れてきたら「脚質」や「タイム差」も見て、自分なりの推理を楽しんでみてください。
専門用語やオッズの見方を知り投票へ進もう
予想印で買う馬の候補が決まったら、いよいよ投票……と、その前に必ず確認しなければならない数字があります。それが「オッズ」です。アプリの画面に表示されている「3.5」や「12.0」といった数字のことですね。
オッズとは、簡単に言えば「その馬券が的中した時に、賭けたお金が何倍になって返ってくるか」を示す払戻倍率のことです。しかし、この数字は単なる「儲けの目安」ではありません。そこには、他の競馬ファンたちの期待、欲望、そして時には誤解が色濃く反映されています。
ここでは、オッズが決まる仕組みと、初心者が陥りやすい「数字の罠」、そして投票直前にチェックしておきたい馬の状態を表す専門用語について、詳しく解説します。
オッズは「みんなの投票」で決まる仕組み
- YUKINOSUKE
海外のブックメーカー(賭け屋)では、運営側がオッズを決定しますが、日本の競馬は仕組みが異なります。JRAが採用しているのは「パリミュチュエル方式」というシステムです。
これは、その馬券を買った人たちの「総購入額」をプールし、そこからJRAの取り分(控除率)を差し引いた残りの金額を、的中した人たち全員で山分けするという方式です。
オッズ変動のメカニズムつまり、「みんなが買えば買うほど、山分けする人数が増えるのでオッズは下がる(配当が減る)」し、「誰も買わなければ、独り占めできるのでオッズは上がる(配当が増える)」ということです。
このため、オッズは投票締め切りの瞬間までリアルタイムで変動し続けます。「朝見たときは10倍だったのに、レースが終わってみたら5倍になっていた」ということが頻繁に起こるのはこのためです。投票ボタンを押す直前まで、数字の動きには注意が必要です。
より専門的なオッズの解説については、こちらの記事競馬の払い戻し計算方法。オッズの見方から税金まででさらに深掘りしています。競馬のオッズを極めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
「低いオッズ」と「高いオッズ」のリスク管理
オッズを見ると、どうしても「どのくらい儲かるか」に目が行きがちですが、冷静に「リスクとリターン」を天秤にかけることが大切です。
| オッズの種類 | 倍率の目安 | 特徴とリスク |
|---|---|---|
| 圧倒的人気 | 1.1倍〜1.5倍 | 「ほぼ勝つだろう」と信頼されている馬。しかし、競馬に絶対はないため、もし負けた時のダメージ(全額損失)に対して、勝った時のリターン(10%〜50%増)が釣り合わないことが多い。 |
| 中穴(狙い目) | 5.0倍〜15.0倍 | 実力はあるのに、何らかの理由で少し人気が落ちている馬。初心者にとって最もバランス良く利益を出しやすいゾーン。 |
| 大穴 | 50.0倍以上 | ほとんど期待されていない馬。100円が5,000円になる夢はあるが、当たる確率は極めて低い。ここに多額を投じるのは「投資」ではなく「宝くじ」に近い。 |
初心者がやりがちな失敗の一つに、「1.1倍の馬に全財産を賭けて少しでも増やそうとする」行為があります。どんなに強い名馬でも、スタートで出遅れたり、道中で進路が塞がったりして負けることは日常茶飯事です。「コツコツ勝ってドカンと負ける」典型的なパターンですので、極端に低いオッズの馬券を一点買いするのは避けましょう。
ちなみに、競馬の大穴については、こちらの記事競馬の大穴とは?確率・最高配当・狙い方を徹底解説でも詳しく解説しています。「競馬の大穴」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
絶対に避けたい「トリガミ」という現象
オッズを見る上で、もう一つ重要な概念が「トリガミ(ガミる)」です。これは、馬券が的中したにもかかわらず、払戻金額が購入金額の合計を下回ってしまい、結果として損をすることを指します。
例えば、不安だからといって以下のように馬券を買ったとします。
- Aの単勝(2.0倍)に500円
- Bの単勝(5.0倍)に500円
- 合計購入額:1,000円
もしAが勝った場合、払戻金は「500円 × 2.0倍 = 1,000円」です。購入額も1,000円なので、利益はゼロ(プラスマイナスゼロ)。もしオッズが1.8倍に下がっていたら、的中したのに900円しか戻ってこず、100円の損になります。
これを防ぐためには、買う前に「当たったら幾らになるか」を計算し、「利益が出ない組み合わせは買わない」あるいは「点数を絞る」という勇気を持つことが必要です。
詳しい資金配分の計算方法やトリガミ対策については、以下の記事でも深掘りしています。
投票直前にチェック!馬の状態を表す専門用語
最後に、オッズだけでなく、レース直前の馬の様子(パドック映像など)を見る余裕が出てきたら、ぜひチェックしてほしい専門用語を2つ紹介します。これを知っていると、危険な人気馬を見抜けるかもしれません。
1. 馬っ気(うまっけ)牡馬(オスの馬)が、牝馬(メスの馬)の匂いなどに刺激されて発情し、生殖器が勃起してしまっている状態のことです。「元気があって良い」のではなく、レースへの集中力を欠いている状態なので、大きなマイナス材料になります。
2. 入れ込み(いれこみ)馬がレース前に極度に興奮し、暴れたり、首を激しく上下させたり、大量の汗(発汗)をかいたりしている状態です。レースで走る前に無駄なスタミナを消耗してしまっているため、本来の実力を発揮できない可能性が高くなります。
オッズで「1番人気」になっていても、パドックで激しく「入れ込んで」いたり、「馬っ気」を出していたりする場合は、疑ってかかるのが賢明です。数字(オッズ)と状態(気配)の両方をチェックして、自信を持って投票ボタンを押せるようになりましょう。
ちなみに、競馬用語については、こちらの記事競馬用語かっこいい厳選集!意味と使い方でも詳しく解説しています。「競馬用語」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
競馬初心者の買い方おすすめな券種と予算の決め方
投票の準備が整ったら、いよいよ実際に馬券を購入します。しかし、JRAには多くの券種(馬券の種類)があり、それぞれ当たりやすさや配当が異なります。ここでは、初心者がリスクを抑えながら競馬の楽しさを味わえる「おすすめの券種」と、長く続けるための「資金管理」についてお話しします。
単勝やワイドなど初心者におすすめの券種を紹介
- YUKINOSUKE
JRAで発売されている馬券は、全部で10種類近くもあります。「WIN5」や「三連単」といった派手な馬券に目が向きがちですが、私が初心者の皆さんに最初に触れてほしい、そして強くおすすめしたい買い方は「単勝(たんしょう)」と「ワイド」の2つです。
「地味だなあ」と思いましたか?実はこの2つこそが、競馬の奥深さと的中する喜びを最も効率よく教えてくれる、プロも愛用する最強の券種なのです。なぜこれらが初心者におすすめなのか、その論理的な理由と具体的な活用法を深掘りします。
最強の基本にして王道「単勝(Win)」
単勝は、「どの馬が1着になるか」を当てるだけの最もシンプルな馬券です。しかし、シンプルだからこそ奥が深く、多くのメリットがあります。
最大の魅力は、「控除率(還元率)の高さ」にあります。競馬の配当は、売り上げからJRAの取り分(控除率)を引いた残りを分配する仕組みですが、三連単などの控除率が約27.5%(還元率72.5%)であるのに対し、単勝の控除率は約20%(還元率80%)と低く設定されています。つまり、理論上、最もユーザーが勝ちやすい設定になっているのが単勝なのです。
単勝をおすすめする3つの理由
- 的中率が高い:18頭立てのレースでも、単純計算で1/18の確率。三連単の1/4896とは比較になりません。
- レース観戦が熱い:「この馬だ!」と決めた1頭だけを目で追えばいいので、レース展開が分かりやすく、ゴール前の興奮が段違いです。
- 資金効率が良い:基本的に「1点買い」で済むため、無駄な買い目がなく、当たれば購入額の数倍〜数十倍がダイレクトに利益になります。
初心者のうちは、「オッズが5倍〜10倍」くらいの馬を1頭選び、単勝1点買いをするのが最も練習になります。もし外れても、損失は最小限(100円〜)です。
より専門的な単勝の解説については、こちらの記事単勝馬券で競馬は勝てる!回収率を上げる1点買いとデータ戦略でさらに深掘りしています。単勝を極めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
当てやすさと配当のバランスが良い「ワイド」
単勝だと「1着を当てなきゃいけない」というプレッシャーがありますが、それをもっと気楽にしたのがワイドです。ワイドは、「3着以内に入る2頭」を当てる馬券で、選んだ2頭の着順は関係ありません。
例えば、「A」と「B」という2頭を選んだ場合、結果が「1着A・3着B」でも「2着B・3着A」でも的中となります。的中判定が3通り(1-2着、1-3着、2-3着)も用意されているため、非常に当たりやすいのが特徴です。
「単勝や馬連だと当たる気がしないけど、せっかくなら的中させて配当を得る喜びを知りたい」という方には最適です。また、ワイドは「保険」としても機能します。
人気馬同士だと配当は低いですが、穴馬が絡むとワイドでも10倍、20倍といった高配当になることがあります。
ちなみに、ワイドについては、こちらの記事競馬ワイドがおいしい本当の理由!最強の買い方と儲かる戦略を解説でも詳しく解説しています。「競馬のワイド」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
初心者におすすめの黄金戦略「単勝+ワイド」
- YUKINOSUKE
では、具体的にどう買えばいいのか。私が初心者の頃に実践し、今でもよく使う「負けにくい買い方」を伝授します。それは、「本命の単勝 + その馬を軸にしたワイド」という組み合わせです。
| 買い目 | 狙いと効果 |
|---|---|
| 単勝(本命馬◎) | 攻めの馬券。この馬が勝てば大きな利益が出ます。 |
| ワイド(◎ – ◯) | 守りの馬券(保険)。本命馬が勝てなくても、3着以内に粘ってくれれば的中します。 |
この買い方の優れた点は、「2段構え」になっていることです。
- 最高の結果:本命馬が1着、相手馬も3着以内に来る → 「単勝」と「ワイド」がダブル的中!利益が最大化します。
- 粘りの結果:本命馬が惜しくも2着か3着だった → 「単勝」は外れですが、「ワイド」が的中して投資分を回収(または微増)できる可能性があります。
いきなり三連単で一攫千金を狙うのではなく、まずはこの「単勝+ワイド」のセットで、的中を積み重ねる感覚(成功体験)を養ってください。これができるようになると、自然と馬を見る目が養われ、次のステップへ進む準備が整います。
馬連や三連単のフォーメーションは難しい?
テレビの競馬中継を見ていると、芸能人が「三連単(さんれんたん)」で見事に万馬券を的中させたり、SNSで「帯封(100万円以上の払い戻し)」を獲得した画像が流れてきたりして、心が躍る瞬間があると思います。「自分もあんな風に大きく勝ちたい!」と憧れるのは当然のことです。
しかし、あえて厳しいことを言わせてください。初心者のうちは、三連単には絶対に手を出さないでください。
「夢がない」と思われるかもしれませんが、これは皆さんの大切なお金を守り、競馬を長く楽しんでもらうための、私からの最も重要なアドバイスの一つです。なぜ三連単が危険なのか、そして「フォーメーション」という買い方がなぜ初心者にとって諸刃の剣になるのか、その理由を数字を使って論理的に解説します。
「0.02%」の壁と資金枯渇のリスク
- YUKINOSUKE
三連単は、1着、2着、3着に入る馬を、着順通りにピタリと当てなければならない馬券です。これがどれほど難しいか、確率で見てみましょう。フルゲート(18頭立て)のレースの場合、その組み合わせ数は以下のようになります。
| 券種 | 的中条件 | 組み合わせ数(18頭立て) | ランダム的中確率 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 1着を当てる | 18通り | 約 5.55% |
| 馬連 | 1着・2着を当てる (順不同) |
153通り | 約 0.65% |
| 三連単 | 1着・2着・3着を当てる (着順指定) |
4,896通り | 約 0.02% |
ご覧の通り、三連単の組み合わせ数は桁違いです。約5000通りの中からたった1つの正解を選び出すのは、もはや神業に近い行為です。適当に1点だけ買っても、まず当たりません。
「フォーメーション」は魔法の杖ではない
そこで登場するのが「フォーメーション」という買い方です。これは、「1着はこの馬、2着はこの2頭、3着はこの5頭…」というように、着順ごとに複数の馬を選択して、網羅的に購入するシステム的な投票方法です。
上級者はこのフォーメーションを駆使して三連単を的中させますが、初心者が真似をすると「資金パンク」の罠に陥ります。なぜなら、買い目(点数)が劇的に増えてしまうからです。
フォーメーションの落とし穴(計算例)例えば、「本命馬(◎)は強いけど、2着3着はちょっと分からないから手広く買おう」と考え、以下のような控えめなフォーメーションを組んだとします。
- 1着:◎(1頭)
- 2着:○▲△(3頭)
- 3着:○▲△☆注(5頭)
これだけで、買い目は「12点」になります。
もし、「1着もちょっと不安だから2頭にしておこう」と1着欄を1頭増やした瞬間、買い目は倍以上の「30点前後」に膨れ上がります。
1点100円だとしても、1レースに3,000円〜5,000円が必要です。3回外せば1万円以上が消えます。予算が限られている初心者にとって、これはあまりにハイリスクです。
ちなみに、競馬のフォーメーションについては、こちらの記事競馬のフォーメーションをわかりやすく解説!買い方のコツでも詳しく解説しています。「競馬のフォーメーション」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
目指すべきは「馬連」でのステップアップ
では、単勝やワイドに慣れてきて、「もう少し配当が欲しい」「予想の腕を試したい」と思った時はどうすればいいのでしょうか。私のおすすめは、日本の競馬ファンのスタンダードである「馬連(うまれん)」へのステップアップです。
馬連は「1着と2着に入る2頭を当てる(順不同)」馬券です。おすすめする理由は3つあります。
- 現実的な的中率:18頭立てでも153通り。三連単の約30倍も当てやすい計算です。
- 十分な配当妙味:1番人気同士で決まらなければ、10倍(1000円)〜50倍(5000円)程度の配当は頻繁に出ます。時には万馬券になることもあり、リターンへの満足感が高いです。
- 予想力の向上:「勝つ馬」だけでなく「2番目に強い馬」を探すプロセスは、本格的な競馬予想の入り口です。ここで養った相馬眼は、将来的に他の券種を買う時にも必ず役立ちます。
YUKINOSUKE流:馬連の賢い買い方
馬連を買う際も、やみくもに買うのではなく「軸(じく)」を決めることが大切です。「絶対に3着以内、できれば連対(2着以内)するだろう」と信じられる本命馬を1頭決め、そこから相手(ヒモ)へ流す「ながし投票」が基本戦略となります。
おすすめの買い目構成軸馬(1頭) - 相手(3頭〜4頭) = 3点〜4点
これなら投資額は300円〜400円で済みます。もし的中して配当が20倍つけば、2,000円の払い戻しとなり、回収率は500%を超えます。
まずはこの「馬連少数点買い」でプラス収支を出せるようになることを目指しましょう。三連単に挑戦するのは、馬連で年間収支をプラスにできてからでも決して遅くはありません。
100円から楽しむ予算配分と資金管理のコツ
競馬は、一瞬の判断と運が交錯するスリリングなギャンブルですが、私はこれを単なる賭け事ではなく、週末を彩る「大人の知的ゲーム」として楽しむことを強くおすすめします。そして、このゲームを長く、健全に楽しみ続けるために何よりも重要なスキルが、予想の的中精度ではなく、冷静な資金管理(バンクロールマネジメント)です。
どんなに競馬新聞を読み込むのが上手くても、どんなに馬を見る目があっても、資金管理ができずに一度の負けで全財産を失ってしまっては、そこでゲームオーバーです。逆に言えば、資金管理さえ徹底できていれば、たとえ連敗しても退場することなく、次のチャンスを待ち続けることができます。
競馬は「100円」あれば参加できる!
まず大前提として覚えておいていただきたいのが、JRA(中央競馬)の馬券は全種類100円から購入可能だということです。これは競馬場やWINSの窓口でも、スマホの「即PAT」でも変わりません。
初心者のうちは、「ギャンブル=大金を賭けるもの」というイメージがあるかもしれませんが、それは大きな間違いです。無理に1,000円、1万円と賭ける必要は全くありません。100円玉一枚であっても、「自分が悩み抜いて選んだ馬」が直線を必死に駆け抜けてくる時の興奮と、ゴール前のドキドキ感は、金額に関わらずプライスレスな体験です。
極端な話、最高で6億円(キャリーオーバー時)が当たる「WIN5」という特殊な馬券でさえ、100円から夢を買うことができます。まずは「少額で長く遊ぶ」ことを目標にしましょう。
鉄則!予算を決める「5%の法則」とは
- YUKINOSUKE
では、具体的にいくら使えばいいのでしょうか。私が初心者の頃から実践し、今でも守り続けている「5%の法則」という資金管理ルールをご紹介します。
まず、競馬をする日の朝に「今日の総予算」を決めます。ここで最も重要なのは、この予算が「仮に全額失っても、明日の生活やメンタルに1ミリも影響がない完全な余剰資金(遊び代)」であることです。生活費や貯金を切り崩すのは絶対にNGです。
YUKINOSUKE流「5%の法則」1レースあたりの購入金額は、その日の「総予算の5%〜10%」以内に必ず抑えること。
なぜ5%なのか。それは、競馬が「外れることの方が多いゲーム」だからです。もし1レースに予算の50%を突っ込んでしまったら、たった2連敗しただけでその日は終了です。しかし、5%なら20連敗しても資金が持ちます。チャンスの回数を増やすことこそが、勝利への近道なのです。
具体的な予算別の配分イメージを表にまとめました。
| 総予算 | 1レースの予算 | おすすめの買い方イメージ |
|---|---|---|
| 3,000円 (ランチ2回分) |
100円〜300円 | 最もおすすめのスタートラインです。 「本命の単勝100円」+「ワイド100円」の計200円で遊べば、15レース(一日中)楽しめます。 |
| 5,000円 (飲み会1回分) |
300円〜500円 | 少し余裕が出てきます。 「単勝200円」+「馬連・ワイド300円」のように、当たりやすさと配当のバランスを取った買い方が可能です。 |
| 10,000円 (テーマパーク代) |
500円〜1,000円 | 勝負ができる金額です。 ただし、全レース買うのではなく、「自信のあるレース」に1,000円、「見(ケン=買わずに見る)」のレースを作るなどメリハリが重要です。 |
「メインレース前にお金がない!」を防ぐために
初心者が最もやりがちで、かつ一番つまらない失敗パターンがあります。それは、午前中の未勝利戦などで熱くなりすぎて資金を使い果たし、午後3時半ごろに行われる一番盛り上がる「メインレース(G1や重賞)」の時にはお財布が空っぽで、指をくわえて見ているだけという状態です。
これを防ぐためにも、5%ルールは有効です。もし自信がないレースや分からないレースがあれば、無理に買わずに「見(ケン)」をする勇気を持ってください。競馬は逃げません。資金を守ることも、立派な戦術の一つです。
JRAや消費者庁では、健全に楽しむための啓発活動を行っています。不安を感じたら、以下の公的な案内を確認してください。
(出典:JRA公式サイト『馬券のルール』およびギャンブル等依存症対策について)
競馬初心者の失敗談あるあるから学ぶリスク管理
- YUKINOSUKE
競馬を長く楽しんでいると、誰もが一度は「あの時、あんな買い方をしなければよかった」と頭を抱える瞬間があります。私自身も初心者の頃は、ビギナーズラックで勝った記憶が忘れられず、無茶な賭け方をして痛い目を見たことが何度もありました。
これらの失敗の多くは、単なる運の悪さではなく、人間の心理に潜む「認知バイアス(思考の偏り)」や、確率論を無視した行動によって引き起こされます。つまり、あらかじめ「陥りやすい罠」のパターンを知っておけば、大怪我を未然に防ぐことができるのです。ここでは、初心者が絶対に避けるべき2つの典型的なNG行動と、その心理的なメカニズムについて深掘りして解説します。
NG行動1:負けを取り返そうとして「最終レース」に全ツッパ
これが競馬において最も危険で、かつ多くの人が陥る典型的な「破産への入り口」です。1レースから11レースまで負けが込んでくると、人間は冷静な判断力を失い、「今日失ったお金(サンクコスト)」を取り戻すことに執着し始めます。
サンクコスト(埋没費用)の呪縛「ここまでこれだけお金を使ったのだから、最後に取り返さないと損だ」という心理状態です。しかし、競馬の結果は独立事象であり、それまでの負け額と次のレースの勝率は何の関係もありません。
この心理状態に陥ると、普段なら絶対買わないような「オッズ100倍の大穴馬」や「当たる確率の低い三連単」に、残っている全財産を賭けるという暴挙に出ます。頭の中は「一発逆転」の妄想で一杯になり、馬の能力やコース適性といった冷静な分析は完全に吹き飛んでいます。
結果は火を見るより明らかです。根拠のない大穴が来る確率は極めて低く、大切なお金は藻屑と消えます。そして後に残るのは、空っぽの財布と強烈な自己嫌悪だけです。
「今日は流れが悪い」と感じたら、最終レースを待たずに帰る勇気を持ってください。数百円でも手元に残れば、それは次回の軍資金になります。ギャンブル依存症対策の観点からも、熱くなりすぎている自分に気づいたら、スマホを置いて物理的に投票できない状況を作ることが重要です。
(出典:消費者庁『ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ』)
NG行動2:点数を買いすぎて「トリガミ」になる
リスク管理のつもりで行う「保険」が、実は損失の原因になっているパターンです。予想に自信がない初心者ほど、不安から「この馬も来るかも」「あっちの馬も怖い」と、買い目(点数)をどんどん増やしてしまいます。
これを「多点買い」と言いますが、ここには「トリガミ」という数学的な罠が潜んでいます。トリガミとは、「馬券は的中したのに、収支はマイナスになる」現象のことです。
A:1点買いの場合
1,000円×10倍=払戻10,000円(利益+9,000円)
B:不安で10通り買った場合(各100円)
的中した1点(100円)×10倍=払戻1,000円。
購入総額も1,000円なので、利益は0円です。もしオッズが5倍の組み合わせで決着していたら、500円の払戻しかなく、当たったのに500円の損になります。
「とにかく当てたい(的中率を上げたい)」という気持ちは分かりますが、競馬で勝つために重要なのは「いくら儲かったか(回収率)」です。保険をかけすぎると、当たった時の利益が保険料(ハズレ馬券代)に食いつぶされてしまいます。
初心者のうちは、意識的に「買い目を絞る」訓練をしてください。単勝なら1点、ワイドなら多くても3点まで。もし絞りきれないほど迷うレースなら、それは「分からないレース」なので、買わずに見送る(ケンする)のが正解です。「買わない」という選択肢を持てるようになれば、あなたはもう初心者卒業です。
- YUKINOSUKE
まとめ:競馬初心者の買い方おすすめを実践しよう
今回は、競馬初心者の方に向けて、ネット購入の始め方からおすすめの買い方、そして資金管理の極意までを長文で解説してきました。
最初は専門用語や複雑なシステムに戸惑うこともあるかもしれませんが、要点は非常にシンプルです。
- 「即PAT」でスマホからスマートに投票する。
- アプリを活用して、プロの「予想印」を参考にする。
- まずは「単勝・ワイド」で的中体験を積み重ねる。
- 「100円」から始めて、余剰資金の範囲で長く楽しむ。
これらを守っていれば、大きな失敗をすることなく、週末のライフスタイルとして競馬を健全に楽しむことができるはずです。競馬は単なるギャンブルではなく、血統のロマンやアスリートとしての馬の美しさ、そして推理ゲームとしての知的な面白さが詰まった素晴らしいエンターテインメントです。
週末のレース観戦が、皆さんの新しい趣味として彩り豊かになることを願っています。まずは次の週末、気になる馬の単勝を100円だけ買ってみてはいかがでしょうか?その100円が、退屈な週末を熱狂のステージに変えてくれるはずです。
正確な開催情報やオッズ、ルールについては、必ずJRA公式サイトをご確認ください。
















コメント