こんにちは、YUKINOSUKEです。
ふと平日に時間ができた時、「天気がいいし、広くて気持ちいい京都競馬場へ行ってみようかな」と思い立つことはありませんか?
しかし、いざ出発しようとすると、次のような疑問や不安が頭をよぎるはずです。
- 「そもそも、レースのない平日にゲートは開いているの?」
- 「子供を遊ばせる『緑の広場』やアスレチックは平日でも使える?」
- 「週末に当たった馬券の払い戻しだけしたいけど、窓口はやってる?」
- 「駐車場や場内のレストランは営業しているの?」
特に、お子様連れで公園代わりに利用したいパパ・ママや、有効期限が迫った的中馬券を換金したい方にとって、「行ってみたら閉まっていた」という事態は何としても避けたいところですよね。
結論から言うと、平日の京都競馬場は、私たちが週末に見ている「お祭りのような競馬場」とは全く別の顔を持っています。
基本的に「レース開催日」と「平日(非開催日)」では、立ち入りできるエリア、利用できるサービス、そして営業時間が劇的に異なります。さらに、「月曜日」と「金曜日」でもルールが微妙に変わるため、事前の確認なしに訪れるのは非常にリスキーです。
この記事では、公式サイトの奥深くに隠れがちな「平日の京都競馬場」のリアルな利用情報を、以下のポイントに絞って徹底解説します。
あなたの「知りたい」をクリアにし、無駄足を踏まないための完全ガイドをお届けしますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
- 平日の曜日別(月〜金)の詳しい営業状況
- 馬券購入の可否と払い戻し(特にUMACA)の注意点
- JRA公式駐車場が使えない場合のアクセス術
- 「緑の広場」の開放情報と場内のランチ事情
- 京都競馬場、平日の運営状況
- 平日の基本営業と入場料:実質「無料の巨大公園」としての利用法
- 馬券は買える?平日の発売状況【結論:一切買えません】
- 払い戻しは月曜のみ?平日払戻サービスの全貌と注意点
- 【要注意】UMACAは完全停止!入出金・残高確認の落とし穴
- 平日の駐車場とアクセス術:JRA駐車場閉鎖の罠を回避せよ
京都競馬場、平日の運営状況
まず大前提として、京都競馬場の平日は「レース開催日(土日)」とは全く異なるルールで動いています。
「行けばなんとかなるだろう」と思って出発するのは非常に危険です。特に注意すべきは、馬券が買える日・払い戻しができる日・公園として遊べる日・そして完全休業の日が、曜日によってはっきりと分かれている点です。
目的と曜日が合致しているか、まずは以下の「平日運営サマリー表」で確認しましょう。
| 曜日 | 利用可能施設・サービス | 営業時間 | JRA直営駐車場 | 主な利用目的 |
|---|---|---|---|---|
| 月曜日 | ① 緑の広場 ② 平日払戻サービス |
① 9:00~17:00 ② 10:00~16:00 |
利用不可 (近隣Pを利用) |
公園遊び 的中馬券の換金 |
| 火曜日 | 緑の広場 | 9:00~17:00 | 利用不可 | 公園遊び |
| 水曜日 | 緑の広場 | 9:00~17:00 | 利用不可 | 公園遊び |
| 木曜日 | 緑の広場 | 9:00~17:00 | 利用不可 | 公園遊び |
| 金曜日 | 原則、全施設休業 | — | 利用不可 | 入場できません |
(※出典:JRA公式サイト 営業時間案内ほかを基に筆者作成。祝日や変則開催時は変更の可能性があります)
【重要ポイント1】月曜日は「払い戻し」ができる貴重な日
- YUKINOSUKE
週末のレースで的中した馬券を持っている場合、平日に換金できるのは基本的に「月曜日だけ」です。火・水・木曜日に来場しても、払い戻し窓口は閉まっているので注意してください。「緑の広場」でお子様を遊ばせつつ、パパはサッと払い戻しへ…という使い方ができる唯一の曜日です。
【重要ポイント2】金曜日は「全館休業」のトラップ
最も注意が必要なのが金曜日です。週末の開催に向けた準備日となるため、原則として「緑の広場」も含めて全施設が閉鎖されます。入り口ゲート自体が閉まっていますので、せっかく足を運んでも中に入ることすらできません。金曜日に遊びに行く計画は立てないようにしましょう。
【重要ポイント3】駐車場は「閉鎖」されています
表にもある通り、平日はJRA直営の巨大駐車場は利用できません。車でアクセスする場合は、競馬場周辺にある民間のコインパーキングを利用する必要があります。入場料は平日無料ですが、車で行く場合は駐車料金がかかることを計算に入れておきましょう。
平日の基本営業と入場料:実質「無料の巨大公園」としての利用法
前のセクションの表でも触れた通り、平日の京都競馬場(特に月曜〜木曜)を一言で表すと、「管理が行き届いた、入場無料の巨大公園」です。
レース開催日のような「入場券を買って、手荷物検査を受けて、ゲートを通る」という物々しい手続きは基本的にありません。近所の公園に行くのと同じ感覚で、気軽にふらっと立ち寄れるのが最大の魅力です。
月曜〜木曜の基本ルール(非開催日)
平日に開放されているのは、広大な敷地の中でも「緑の広場」と呼ばれる公園エリアのみです。スタンドやパドックなど、競走馬に関連する施設には立ち入れませんのでご注意ください。
- 【開放エリア】 緑の広場(遊具・芝生エリア)
※スタンド等の馬券発売エリアは閉鎖 - 【開放時間】 9:00 ~ 17:00
※冬季などは変更の可能性あり - 【入場料】 完全無料
※事前のネット予約や入場券の購入は不要です
このように、月曜日から木曜日(祝日を除く)であれば、お財布に優しく、混雑も少ない環境で子供をのびのびと遊ばせることができます。
【要注意】「月曜=平日」とは限らない!祝日・振替休日の罠
ここで最も注意していただきたいのが、「カレンダー上の月曜日が、常にこの平日ルールではない」という点です。
京都競馬場では、「ハッピーマンデー(祝日の月曜日)」や「変則開催」によって、月曜日にレースが行われることが多々あります。もし月曜日にレースが開催されている場合、その日は「平日」ではなく「開催日(休日扱い)」となります。
⚠️ 月曜日にレースが開催される場合の変化
もし遊びに行った日が「競馬開催日」だった場合、以下の点が一変します。
- 入場料:無料ではなく、200円かかります。
- 雰囲気:静かな公園ではなく、数万人のファンが集まる熱気ある場所になります。
- 駐車場:周辺道路が大渋滞し、駐車場代も有料(2,000円など)になります。
- 規制:持ち込み禁止物(テントなど)のルールが厳しくなります。
「平日だと思って行ったら、G1レースの開催日で人も車も動けなかった…」という悲劇を避けるためにも、月曜日に訪問する際は必ずJRA公式サイトの「開催カレンダー」を一度チェックするクセをつけてください。
馬券は買える?平日の発売状況【結論:一切買えません】
- YUKINOSUKE
ここが最も誤解が多いポイントであり、多くのファンが陥る罠です。
結論からハッキリ申し上げます。平日の京都競馬場において、馬券(勝馬投票券)を購入することは一切できません。
「今週末のG1レースの馬券を、空いている平日のうちに前売りで買っておこう」
「地方競馬の馬券なら、JRAの窓口でも買えるんじゃないか?」
これらはすべて不可能です。たとえ場内(緑の広場)に入れたとしても、馬券を発売する自動券売機エリアはシャッターが降りており、立ち入ることすらできません。
誤解しやすい「パークウインズ」の仕組み
よくある勘違いが、「京都競馬場はパークウインズ(場外発売所)だから、レースがなくても馬券は買えるはず」というものです。パークウインズについてはこちらの記事京都競馬場パークウインズ徹底ガイド!無料で楽しむコツで詳しく解説しています。
確かに京都競馬場はパークウインズとしての機能を持っていますが、その稼働はあくまで「他場でJRAのレースが開催されている日(主に土日)」に限られます。
❌ 平日の京都競馬場でできないこと
- 週末のJRAレースの前売り購入
- 開催されている地方競馬の馬券購入
- マークシートの記入やオッズ画面の閲覧
「払い戻し」はできても「購入」はできない
前のセクションで「月曜日は払い戻しができる」とお伝えしましたが、ここを混同しないように注意が必要です。
月曜日の平日払戻サービスで行っているのは、あくまで「的中した馬券をお金に換える業務(払い戻し)」だけです。同じ機械や窓口であっても、そこから新たにお金を入れて馬券を買う機能(発売)は停止しています。
つまり、平日の京都競馬場は「馬券を買う場所」としては機能していないと認識してください。「馬券を買って熱くなりたい!」という目的であれば、ネット投票(即PATなど)を利用するか、平日に開催している地方競馬場へ足を運ぶ必要があります。
払い戻しは月曜のみ?平日払戻サービスの全貌と注意点
「週末に買った馬券が当たった!でも、次の土日まで待つのは長い…」
そんな時に便利なのが、平日に換金できる「平日払戻サービス」です。ただし、いつでも行けるわけではありません。基本的には「週に1回、月曜日だけの限定サービス」と覚えておきましょう。
火・水・木・金曜日に的中馬券を握りしめて行っても、窓口は固く閉ざされています。無駄足を避けるために、以下の「いつ・どこで」のルールを確実に押さえてください。
【基本ルール】月曜日の10時から16時まで
平日の払い戻しは、時間も場所も非常に限定的です。レース開催日のように朝早くから夕方遅くまで開いているわけではありません。
平日払戻サービス(京都競馬場)
- 📅 実施曜日:原則、毎週月曜日
- ⏰ 実施時間:10:00 ~ 16:00
※お昼休みはありませんが、夕方は早めに閉まります。 - 📍 実施場所:ステーションゲート1階投票所(クイックエリア)
【場所の注意】「ステーションゲート」を目指してください
広い京都競馬場の中で、平日に唯一シャッターが開いているのが「ステーションゲート」エリアです。
京阪電車の「淀(よど)駅」と直結している入り口ですので、電車でアクセスすれば迷うことはありません。逆に、車で来て普段の「シンザンゲート」や「駐車場側ゲート」に向かうと、閉鎖されていて入れないため注意が必要です。
【重要】「火曜日」に変更されるパターンの見極め方
ここが最も間違えやすいポイントです。「月曜日に行けば確実」と思い込んでいると痛い目を見ることがあります。
月曜日が「祝日」や「振替休日」、あるいは「変則的な競馬開催日」と重なった場合、平日払戻サービスは翌日の火曜日にスライド(変更)されます。
⚠️ 払い戻しが「火曜日」になる主なケース
- 月曜日が「ハッピーマンデー(祝日開催)」だった場合
- 月曜日が祝日等のため、代替競馬が開催された場合
- 月曜日が祝日で、平日払戻業務自体が休止となる場合
つまり、「カレンダーが赤い月曜日」は要注意です。
「今日は月曜日だけど、祝日だからやってるのかな?それとも休み?」と迷ったら、出発する前に必ずJRA公式サイトの「平日払戻サービス実施日カレンダー」を確認してください。このひと手間が、貴重な時間を守ります。
【要注意】UMACAは完全停止!入出金・残高確認の落とし穴
- YUKINOSUKE
前のセクションで「月曜日は払い戻しができる」とお伝えしましたが、ここにはキャッシュレス投票「UMACA(ウマカ)」ユーザーにとっての致命的な落とし穴があります。
結論から申し上げます。
平日の京都競馬場では、UMACAに関する操作は「一切」できません。
紙の馬券であれば月曜日に換金できますが、UMACAの中に入っているお金(残高や的中金)は、平日には1円たりとも引き出すことができないのです。
なぜ?「紙の馬券」と「UMACA」の決定的な違い
「同じ払い戻しなのに、なんでUMACAだけダメなの?」と疑問に思うかもしれません。
これは、UMACAのシステム稼働ルールによるものです。JRAの公式規定により、UMACAシステムが稼働するのは「中央競馬開催日(土日など)」および「パークウインズとしての営業日」に限定されています。
つまり、平日払戻サービスが行われている月曜日であっても、UMACAのサーバーや専用端末は「お休み(電源オフ)」の状態なのです。
❌ 平日にできないUMACA操作リスト
以下のような目的で月曜日に来場しても、すべて対応不可となります。
- 出金(ペイアウト):的中金の引き出しはできません。
- 入金(チャージ):次回のレース用に入金しておくこともできません。
- 残高・履歴確認:端末が動いていないため、画面を見ることもできません。
- 有効期限の更新:タッチパネル操作ができないため不可能です。
UMACAユーザーへのアドバイス
もしあなたが週末にUMACAで大勝ちし、「月曜日に会社を休んで京都競馬場へ払い戻しに行こう!」と考えているなら、絶対にやめてください。交通費と時間の無駄になってしまいます。
UMACA内の残高は逃げませんので、焦らず「次の週末(競馬開催日)」まで待ちましょう。UMACAは便利ですが、「平日の換金性」に関しては紙の馬券に劣る、というデメリットを覚えておいてくださいね。
平日の駐車場とアクセス術:JRA駐車場閉鎖の罠を回避せよ
平日に京都競馬場へ行く際、最もトラブルになりやすいのが「アクセス手段」と「駐車場」の問題です。
「あれだけ広い駐車場があるんだから、平日なら余裕で停められるでしょ?」
そう思っている方は、今すぐその認識を改めてください。平日(月〜金)は、あの広大なJRA直営駐車場はすべて封鎖されています。ゲートの前まで行っても、警備員すらいない閉ざされたシャッターを見るだけになってしまいます。
では、どうすればスムーズにたどり着けるのか?推奨ルートと、どうしても車で行きたい場合の裏ワザを解説します。
【推奨ルート】京阪電車「淀駅」一択です
平日における最も確実でストレスフリーなアクセス方法は、間違いなく公共交通機関(京阪電車)です。
JRA側も平日は「車での来場」を想定した運営を行っていません。そのため、駅直結のメリットを最大限に活かすのが正解です。
- ✅ メリット1:「淀(よど)駅」の改札を出て、専用通路を歩けば徒歩2分で「ステーションゲート」に到着します。
- ✅ メリット2:平日に唯一開いている入り口がこの「ステーションゲート」なので、迷う心配がゼロです。
【車で行く場合】「淀駅周辺」のコインパーキングを狙え
「子供が小さいから電車は大変」「どうしても車で行きたい」という方もいるでしょう。
その場合、カーナビの目的地を「京都競馬場」に設定してはいけません。閉まっているJRA駐車場の前で立ち往生することになります。
正解は、カーナビを「淀駅(京阪)」に設定し、駅周辺の民間コインパーキングを利用することです。
🚗 平日の駐車場攻略法
JRA駐車場が使えない代わり、平日の淀駅周辺には意外なメリットがあります。
1. 料金が格安
週末は「特定日料金」で高騰するコインパーキングも、平日は「24時間最大400円〜600円」程度で利用できる場所が多く、実はJRA駐車場(開催日2,000円)より遥かにお得です。
2. 予約アプリを活用しよう
淀駅周辺は道が狭く、コインパーキングを探してウロウロするのは危険です。「akippa」や「特P」などの駐車場予約アプリを使えば、事前に場所を確保できる上に、現地で小銭を用意する必要もありません。
【絶対NG】「西山天王山駅」からのバスルート
最後に、最も注意してほしいのが「バス」でのアクセスです。
公式サイトのアクセス案内には、阪急「西山天王山駅」やJR「山崎駅」からバスで15分、と書かれています。しかし、この直通バスが運行しているのは「競馬開催日(土日)」だけです。
⚠️ 平日の「バス」の罠
平日に阪急電車で「西山天王山駅」に降り立っても、競馬場行きのバスは1本も来ていません。そこからタクシーを拾うことになり、無駄な出費とタイムロスが発生します。
平日は「阪急・JRルート」を使わず、必ず「京阪電車」ルートを利用してください。
京都競馬場、平日の施設利用【ランチと遊び場のリアル】
「馬券も買えない、駐車場も閉まっている。じゃあ平日の京都競馬場には一体何があるの?」
その答えは、「京都屈指の高規格な公園」です。
週末の熱気ある雰囲気とは打って変わり、平日の場内(緑の広場)は、知る人ぞ知る「ファミリーの聖地」となります。ただし、食事事情については厳しい現実がありますので、詳しく見ていきましょう。
1. 子供が喜ぶ「緑の広場」のポテンシャル
- YUKINOSUKE
平日(月〜木)に開放されている「緑の広場」は、馬場(コース)の内側にある広大なスペースです。一般的な公園とはレベルが違う、JRAならではの豪華な設備が無料で使い放題になります。
- 🎪 ふわふわドーム(白いトランポリン)
子供たちに大人気の巨大な白い山型トランポリンです。週末は長蛇の列ができるこの遊具も、平日なら並ばずに遊び放題のことが多く、これ目当てに来るだけでも価値があります。 - 🏰 大型複合遊具(アスレチック)
滑り台やジャングルジムが組み合わさった大型遊具も完備。地面も整備されており、安心して遊ばせることができます。 - 🚻 トイレ・授乳室の清潔さ
これが最大のメリットかもしれません。公衆公園のトイレとは比べ物にならないほど綺麗に清掃されており、おむつ替えシートや授乳スペースも完備されています。ママさんにとって、この安心感は絶大です。
2. 【超重要】場内のレストラン・売店は「全滅」です
遊び場としては最高ですが、食事に関しては最大の注意が必要です。
平日は、場内にあるレストラン、フードコート、ファストフード店、売店(キオスク)は、原則としてすべて閉店しています。
「お昼は競馬場の中のラーメンでも食べよう」と手ぶらで行くと、飲み物の自販機以外に口にするものがなく、空腹で途方に暮れることになります。
🍙 平日の「ランチ攻略法」
平日に行くなら、以下のどちらかのスタイルが鉄則です。
- ピクニックスタイル(推奨):
お弁当やサンドイッチを持参しましょう。広大な芝生エリアにレジャーシートを広げて食べるランチは格別です。屋根のあるベンチエリアもありますが、数は限りがあるのでシート持参がベターです。 - 駅前調達スタイル:
入場する前に、京阪「淀駅」周辺のコンビニやスーパーで食料を買い込んでください。一度中に入ってしまうと、買いに戻るのは距離があって大変です。
3. 結局、平日は誰におすすめ?
ここまでの情報をまとめると、平日の京都競馬場は以下のような方に強くおすすめできます。
- 未就学児〜小学生のお子様がいるご家庭(安全で広くて無料!)
- 人混みを避けてのんびりしたい方(読書や散歩に最適)
- 週末の喧騒を忘れて、綺麗な芝生を見たい方
逆に、「競馬グルメを楽しみたい」「レースの興奮を味わいたい」という方は、平日に行くと肩透かしを食らいます。目的に合わせて、使い分けてくださいね。
駐輪場は?自転車・バイクでの来場は「淀駅高架下」が正解
- YUKINOSUKE
「車がダメなら、自転車や原付で行けばいいんじゃない?」
そう考える地元の方や、ツーリングがてら立ち寄りたい方もいるでしょう。しかし、ここでもJRAの公式情報は「平日」に関して沈黙しています。
週末であれば競馬場専用の駐輪場が開放されますが、平日はゲート自体が閉ざされている可能性が高く、「行ってみたけど停める場所がない」というリスクが非常に高いのが現状です。
そこで、平日に自転車やバイクでアクセスする場合の「唯一の正解」をご紹介します。
JRA施設ではなく「淀駅の駐輪場」を目指そう
結論から言うと、京阪「淀駅」の高架下や周辺に整備されている民間・公共の有料駐輪場を利用してください。これには「確実である」こと以外にも、大きなメリットがあります。
- ✅ メリット:入り口までの動線が最強
前のセクションでお伝えした通り、平日に入場できるのは「ステーションゲート(駅直結口)」だけです。競馬場の広い敷地の端にある専用駐輪場を探すよりも、駅の駐輪場に停めてしまった方が、結果的に入り口までの距離が圧倒的に近くなります。
淀駅周辺の駐輪場事情(料金目安)
淀駅周辺には「Eco Station 21」などの大規模な駐輪場が整備されており、24時間利用可能です。料金も非常にリーズナブルなので、安心して利用できます。
【注意】大型バイクは「対応エリア」の確認を
自転車や原付は比較的どこでも停められますが、中型・大型バイク(自動二輪)で行く場合は注意が必要です。
すべての駐輪場が大型バイクに対応しているわけではありません。入庫する前に、精算機付近にある看板で「自動二輪 OK」の表記があるか、また「排気量制限(125cc以下など)」がないかを必ず確認しましょう。
🚫 路上駐輪は絶対にNG!
「短時間だから…」と駅周辺や競馬場付近の歩道に停めるのは絶対にやめましょう。淀駅周辺は放置自転車の撤去が厳しく行われているエリアです。数百円をケチって撤去されては元も子もありません。必ず指定の駐輪場を利用してください。
平日のランチとレストラン:場内グルメは「全滅」!2つの生存戦略
- YUKINOSUKE
「週末の京都競馬場といえば、話題のグルメフェスや充実したフードコート!」
そんなイメージを持って平日に行くと、衝撃を受けることになります。残念ながら、平日の場内における食事環境は「砂漠」に等しいと考えてください。
ケンタッキー、吉野家、モスバーガーといったお馴染みのチェーン店はもちろん、名物のカレーやラーメン店も、平日はすべてシャッターが降りており、営業していません。稼働しているのは、飲み物の自動販売機くらいです。
では、お腹が空いたらどうすればいいのか?平日のランチを乗り切るための「2つの戦略」をご提案します。
戦略①:【推奨】「ピクニックセット」を持参する
これが最も賢く、かつ平日の京都競馬場を最大限に楽しめる方法です。
開放されている「緑の広場」は、手入れされた美しい芝生が広がっています。場内で食事が買えないことを逆手に取り、最初から「今日はピクニックに行く日」と割り切って準備していきましょう。
- 🍱 おすすめの持ち物
お弁当、水筒、おやつに加え、「レジャーシート」と「簡易テント(ポップアップテント)」があると完璧です。屋根付きのベンチもありますが、芝生の上で食べるランチは開放感が違います。 - 💰 コスパ最強説
入場料無料、駐車場代(工夫すれば)格安、そしてランチは持参。これなら、家族全員で一日遊んでも出費は驚くほど抑えられます。
戦略②:一度外に出て「淀駅周辺グルメ」を開拓する
「お弁当を作る時間がなかった」「やっぱり温かい料理が食べたい」
そんな場合も安心してください。平日の京都競馬場(緑の広場)は、ゲートの出入りが自由(そもそも無料開放)です。一度退場して、駅前でランチを済ませてから戻ってくるという使い方が可能です。
京阪「淀駅」周辺には、地元で愛される名店が点在しています。
🍴 淀駅周辺のおすすめランチスポット
- 🍜 本格中華「呑龍(どんりゅう)」
- 地元民に愛される町中華。ボリューム満点の定食やラーメンが人気です。「ガッツリ食べたい」パパも満足できるはずです。
- 🐮 お弁当・牛丼「みかく」
- 手作りのお弁当や牛丼がリーズナブルに楽しめるお店。ここでテイクアウトして、競馬場の広場で食べるのも賢い選択です。
- ☕ オシャレカフェ「X.COFFEE.(バイコーヒー)」
- 「食後は美味しいコーヒーが飲みたい」というママさんにはこちら。こだわりのコーヒーとスイーツで一息つけます。
コンビニも「駅前」で済ませておこう
注意点として、競馬場から一番近いコンビニまでは少し距離があります。
飲み物やお菓子を買い足したい場合は、到着時に淀駅構内や駅前のコンビニで調達してから入場するのが鉄則です。一度中に入ってしまうと、買いに出るのが少し億劫になります。
子供の遊び場「緑の広場」:知る人ぞ知る、平日限定のVIPな公園
さて、平日(月〜木)の京都競馬場における本当の主役は、競走馬ではありません。コースの内側に広がる巨大な公園エリア、その名も「緑の広場」です。
週末は数万人の大歓声に包まれるこの場所も、平日はその喧騒が嘘のように消え去り、小鳥のさえずりが聞こえるほど静かな空間へと変貌します。これを知っている地元のパパ・ママの間では、「京都で最もコスパと安全性が高い穴場スポット」として重宝されています。
近所の公園とはココが違う!3つの「推し」ポイント
単に「広い広場がある」だけではありません。JRAが管理している施設だからこそ、一般的な市営公園とはレベルの違う快適さがあります。
- 1. 圧倒的な「管理品質」と「安全性」
さすがはJRA、清掃と手入れのレベルが段違いです。芝生はきれいに刈り揃えられ、ゴミやガラス片が落ちているようなことはまずありません。よちよち歩きの赤ちゃんが転んでも安心なこの環境は、親御さんにとって最大の安心材料です。 - 2. 平日ならではの「貸切感」
週末は大行列ができる遊具も、平日なら待ち時間はほぼゼロ。広大な芝生エリアも人がまばらなので、周囲を気にせずバドミントンをしたり、子供を全力疾走させたりと、贅沢にスペースを使えます。 - 3. 視界が開けていて「見守りやすい」
競馬場のコース内にあるため、周囲に高い建物や死角がほとんどありません。ベンチに座ってコーヒーを飲みながらでも、遠くで遊ぶ子供の姿を目で追えるため、リラックスして見守ることができます。
🌿 緑の広場・平日基本データ
| 開放曜日 | 月曜日 〜 木曜日 (祝日・年末年始を除く) |
|---|---|
| 開放時間 | 9:00 〜 17:00 |
| 入場料 | 完全無料 |
| 備考 | ※入場は「ステーションゲート」からのみ。 ※ボールやフリスビー等の持ち込み可(常識の範囲内で)。 |
「お金をかけずに、子供を安全に、思いっきり遊ばせたい」。そんな願いを完璧に叶えてくれるのが、平日の緑の広場です。一度この快適さを知ってしまうと、混雑した週末の公園には戻れなくなるかもしれませんね。
「緑の広場」のアスレチック:無料でいいの?本気すぎる遊具たち
- YUKINOSUKE
「緑の広場」がただの原っぱだと思ったら大間違いです。
ここにあるのは、「これ、本当に入場無料で遊んでいいの?」と疑いたくなるほど豪華で、本格的なアスレチック遊具です。近所の公園にある滑り台とはスケールが違う、子供たちの冒険心をくすぐる「巨大要塞」が待っています。
1. 冒険心を刺激する「大型複合遊具」
広場のシンボルとも言えるのが、カラフルで巨大なアスレチック遊具です。単に滑るだけでなく、全身を使って「登る・渡る・つかむ」動作が必要な設計になっています。
- ● ボルダリング要素:
壁をよじ登るアクションで、腕と足の筋力を自然に使います。 - ● バランス吊り橋:
グラグラ揺れる橋を渡るスリル満点のエリア。バランス感覚が養われます。 - ● トンネルくぐり:
迷路のようなトンネルをくぐり抜ける、秘密基地のようなワクワク感があります。
2. 子供たちのアイドル「ふわふわドーム」
そして、もう一つの目玉が「ふわふわドーム」です。
空気が入った白い山形のトランポリンで、上で飛び跳ねたり、転がったりと、子供たちが無限に遊び続ける魔法の遊具です。
有料の遊び場施設では時間制限があったり別料金だったりすることも多いこの遊具が、ここでは遊び放題。平日は空いているので、順番待ちを気にせず思う存分ジャンプできるのは、平日利用ならではの特権です。
【パパ・ママへ】遊具の「難易度」にご注意ください
非常に魅力的な遊具ですが、一点だけ注意が必要です。それは「遊具の難易度が少し高めに設定されている」ことです。
⚠️ 小さなお子様をお連れの方へ
ここの大型遊具には、一般的な公園によくある「なだらかな階段」がほとんどありません。
上に登るためには、ハシゴやロープ網、クライミングウォールを自分の力で登る必要があります。
そのため、小学生くらいのお子様には最高の遊び場ですが、3歳未満や運動が苦手な小さなお子様の場合、一人で遊ぶのは少し難しいかもしれません。
必ず保護者の方が付き添い、お尻を支えてあげたり、転落しないよう見守ったりしてあげてください。
逆に言えば、活発な小学生にとっては「物足りなさ」を感じることなく、体力の限界まで遊び尽くせる最高の環境です。帰りの車や電車では、きっとぐっすり寝てくれること間違いなしですよ。
注意点!金曜日は「完全封鎖」?全館休業の落とし穴
この記事を読んでいる方の中で、「金曜日に有給を取って、空いている競馬場でのんびりしよう」と計画している方はいませんか?
今すぐその計画を中止してください。
ここまで「平日」の利用法を解説してきましたが、金曜日だけは「平日」のカテゴリには含まれません。月〜木とは全く異なる、最も警戒すべき曜日です。
金曜日は「原則、立ち入り禁止」です
結論から言うと、通常の金曜日、京都競馬場は「全館休業(閉鎖)」状態となります。
月〜木曜日に開放されていた「緑の広場」も、月曜日に実施されていた「払い戻し」も、金曜日には一切行われません。ゲートは固く閉ざされ、一般客は敷地内に一歩も入ることができないのです。
🚫 魔の金曜日・全滅リスト
- 公園利用(緑の広場):不可(ゲート封鎖)
- 払い戻し業務:不可(窓口休業)
- 駐車場利用:不可(進入不可)
- トイレ利用:不可(立ち入れないため)
なぜ金曜日だけ休みなの?
「平日なのになんで?」と不思議に思うかもしれませんが、理由はシンプルです。
金曜日は、翌日から始まる「週末のレース開催に向けた最終準備日」だからです。
馬場の整備、機材の搬入、競走馬の輸送など、場内はあわただしく動いており、安全管理の面からも一般客を入れることができないのだと考えられます。
「例外」に期待せず、カレンダー確認を
ごく稀に、変則スケジュールで「金曜開催(レースあり)」となる場合もありますが、それは年に数回あるかないかの特例です。
基本的に「金曜日の京都競馬場は閉まっている」と覚えておいて間違いありません。「せっかく来たのに門前払いされた…」という悲劇を避けるため、金曜日のお出かけ先には別の場所を選びましょう。
京都競馬場、平日の総合案内【目的別・最終チェックリスト】
- YUKINOSUKE
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ここまで解説してきた通り、京都競馬場の平日は「曜日」と「目的」が少しでもズレると、何もできずに帰ることになってしまいます。
最後に、あなたのプランが間違っていないか、この「目的別サマリー」で最終確認をしてから出発してください。
絶対に忘れてはいけない「3つの鉄則」
どの曜日に利用する場合でも、以下の3点だけは共通のルールとして覚えておいてください。
- JRA直営駐車場は閉まっている → 京阪電車か民間Pを利用せよ
- 場内の飲食店は全滅 → 弁当持参か駅前ランチで対策せよ
- 公式カレンダーは絶対正義 → 出発前に必ずチェックせよ
平日の京都競馬場は、ルールさえ把握していれば、これ以上ないほど快適で贅沢な公園になります。この記事の情報を武器に、賢くお得に利用してくださいね。









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