こんにちは。YUKINOSUKEです。日本一住宅地に近い競馬場として知られる浦和競馬場ですが、いざ現地でレースを楽しもうと思ったときに指定席の予約方法や料金の仕組みで迷ってしまうことはありませんか。当日の天候や混雑を気にせず快適に過ごせる座席の確保は、充実した競馬観戦には欠かせない要素ですが、コンビニ決済が使えるのかやおすすめの席種がどこなのかといった情報は意外と見つけにくいものです。この記事では、私が実際にリサーチして得た知見をもとに、初めての方でも失敗しない指定席の選び方や楽しみ方を余すところなくお伝えします。
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- 指定席の料金体系や席種による違い
- チケットペイを使った予約手順と決済方法
- 子供連れやグループに便利な設備情報
- 観戦をより快適にする持ち物とグルメ
浦和競馬場の指定席選びと予約に関する完全ガイド
浦和競馬場には歴史あるスタンドとリニューアルされたエリアがあり、それぞれ座席の特徴や購入ルールが異なります。ここでは、初めての方でも迷わず予約できるように、料金の違いから具体的な購入フローまでを詳しく解説していきますね。
料金や値段の違いと席種の一覧
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浦和競馬場の指定席エリアは、大きく分けてメインスタンドである「2号スタンド」と、4コーナー寄りに位置する「3号スタンド」の2つの建物にまたがって設置されています。まず最初に理解しておきたいのが、指定席の料金は固定ではなく、「本場開催(実際に目の前でレースが行われる日)」か「場外発売(ウインズ浦和として他場のレースを放映する日)」かによって大きく変動するという仕組みです。
基本的には、本場開催日の方が料金設定は高くなります。一方で、場外発売日はモニター観戦が主となるため、比較的リーズナブルな価格で開放されています。本場開催時の価格帯は、もっともお手頃な席で1,000円前後から、グループ向けの広々とした区画で10,000円近くするものまで幅広いため、予算と目的に応じて選ぶことが重要です。
本場開催時における主要な席種と料金目安
ここでは、最も需要が高い「本場開催時」の主要な席種とその特徴を一覧にまとめました。同じ指定席でも、階数やスタンドによって微妙にスペックや料金が異なるので、予約前の比較検討にお役立てください。
| 席種・場所 | 料金目安(1区画/席) | 定員・特徴 |
|---|---|---|
| 2号スタンド2階 一般席 |
2,000円〜 | 【定員1名〜】 最もスタンダードな指定席。空調完備の屋内で快適に過ごせます。2人席仕様のペアシートが多く、1人で2席分を購入して広々と使うことも可能です。 |
| 2号スタンド3階 指定席 |
2,500円〜 | 【定員1名〜】 2階席より少し高い位置からコースを見渡せます。料金が少し高い分、フリードリンク(ソフトドリンク)のサービスが付帯する場合があり、ワンランク上の快適さを提供しています。 |
| 2号スタンド2階 ボックス席 |
3,800円〜 (2名席の場合) |
【定員2名〜5名】 パーティションで区切られた半個室タイプ。2名、3名、4名、5名席があり、プライベート空間で予想を楽しめます。 |
| 3号スタンド3階 フラットシート |
要確認 (区画販売) |
【定員4名】 2024年秋に新設された注目の席。靴を脱いで上がれるクッションフロアで、自宅のようにくつろげます。電源(コンセント・USB)も完備。 |
| 3号スタンド4階 指定席 |
1,000円前後 | 【定員1名〜】 知る人ぞ知る高コスパ席。設備はシンプルですが、ゴール前からは少し遠いものの、全体を俯瞰できてこの価格は破格です。 |
特筆すべきは、「2号スタンド3階」と「3号スタンド4階」の存在です。2号スタンド3階は、一般席より数百円高い設定になっていますが、その分、ソフトドリンクの無料サービスが付いていることが多く(開催日によるため要確認)、長時間滞在する場合のドリンク代を考えると実はコスパが良いという隠れたメリットがあります。
逆に、「とにかく安く座席を確保したい」という方には、3号スタンド4階が狙い目です。1,000円程度(日によっては900円など)で確保できるため、浮いたお金を馬券やグルメに回したい「勝負師」の方に支持されています。
料金は「1席あたり」ではなく「1区画あたり」で設定されている席種(ボックス席やペア席など)があります。例えば、定員2名のボックス席を1名で利用する場合でも、料金は2名分(1区画分)かかりますが、その分スペースを独占できるという贅沢な使い方が可能です。
入場料が含まれているという大きなメリット
ここで一つ、利用者にとって非常に嬉しいポイントがあります。それは、浦和競馬場の指定席料金には基本的に「競馬場の入場料(通常100円)」が含まれているという点です。
他の公営競技場やスタジアム等のイベントでは、指定席券とは別に入場券を購入しなければならないケースも少なくありません。しかし、浦和競馬場の指定席予約ならその手間が省けます。当日は、入場ゲートのスタッフにスマホで指定席のQRコードや証票を見せるだけで、追加料金なしでスムーズに入場できます。たかが100円ですが、小銭を用意したり券売機に並んだりするストレスがないのは、地味ながら大きなメリットかなと思います。
注意:料金の変動について
ご紹介した料金はあくまで目安です。JRAの有馬記念当日や、地方競馬のビッグレース(JBC競走など)が開催される日は、特別料金が適用されたり、販売エリアが変更されたりする場合があります。正確な料金は、必ず予約サイトで対象日の情報を確認してください。
(出典:浦和競馬公式『指定席ガイド』https://www.urawa-keiba.jp/guide/reserved_seat/)
予約方法やチケットペイの手順
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かつては開催日の早朝から競馬場の窓口に並び、整理券を確保するのが指定席を手に入れる唯一の手段でした。しかし現在、浦和競馬場の指定席販売は「TicketPay(チケットペイ)」のシステムを活用した完全事前予約制へと移行しています。このデジタル化によって、炎天下や寒空の下で何時間も並ぶ必要がなくなったのは大きな進歩ですが、その反面、スマートフォンやPCを使った事前の準備が必須となりました。
特に、初めて利用する方はシステムのアカウント登録や決済のタイミングで戸惑うことが多いため、ここでは予約から当日入場までのフローを、実際の画面操作をイメージしながら4つのステップで詳細に解説します。
ステップ1:アカウント登録は「発売日前日」までに
指定席を購入するには、浦和競馬場専用の予約サイト(Cloud Passと連携したチケットペイシステム)への会員登録が不可欠です。よくある失敗が、発売開始時刻になってから慌てて登録を始め、入力に手間取っている間に目当ての席が売り切れてしまうパターンです。
登録自体は無料ですので、必ず発売日の前日までにアカウント作成とログイン確認を済ませておきましょう。クレジットカード情報の登録機能がある場合は、事前に済ませておくと決済時のタイムロスを極限まで減らせます。
ステップ2:「抽選販売」と「先着販売」を見極める
販売方式には2つのパターンがあります。狙っている日程や席種によって戦い方が異なります。
- 抽選販売:
「さきたま杯」や「浦和記念」などのダートグレード競走(交流重賞)開催日や、席数が極端に少ない「フラットシート(3号スタンド3階)」などは、基本的に抽選販売となります。申し込み期間が決まっているので、公式サイトのニュースでスケジュールを確認し、期間内にエントリーします。当落結果は後日メールで届きます。
- 先着販売:
抽選販売終了後の残席や、通常の平日開催などは先着順です。基本的には「開催初日の1週間前の昼12時」から一斉に販売開始となります。人気の席(2号スタンドのゴール寄りやボックス席)は開始数分で完売することも珍しくないため、時報とともにアクセスする「クリック戦争」への覚悟が必要です。
ステップ3:決済と「キャンセル不可」の鉄の掟
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予約手続きの中で最も注意が必要なのがキャンセル規定です。浦和競馬場の指定席予約は、決済完了後のキャンセル・変更・払い戻しが一切できません。
「子供が熱を出した」「急な仕事が入った」「台風が近づいている」といった購入者側の事情によるキャンセルは、いかなる理由でも返金対象外となります(主催者側が開催を中止した場合を除く)。スケジュールが不確定な段階での見切り購入はリスクが高いため、慎重な判断が求められます。
決済方法の制限に注意!
利用できる決済手段は「クレジットカード」または「PayPay」のみです。コンビニ決済やキャリア決済は選択できません。特に抽選販売で当選した場合、指定された期間内に決済手続きを完了しないと当選無効(キャンセル扱い)になってしまうので、当選メールを見逃さないようにしましょう。
ステップ4:便利な「分配機能」と当日の引換
友人と現地集合する場合に重宝するのが、システムの「分配機能」です。代表者がまとめてチケットを購入した後、予約サイトのマイページから友人のLINEやメールアドレス宛にチケット(QRコードを表示するためのURL)を送付することができます。
これにより、遅れてくる友人をわざわざ入場ゲートまで迎えに行く必要がなくなり、それぞれが好きなタイミングで入場できるので非常にスマートです。
【重要】当日は「窓口」への立ち寄りが必要です
スマホに表示されたQRコードは、そのまま入場ゲートにかざすものではありません。入場前に必ず「正門横の指定席券窓口」へ立ち寄り、QRコードを提示して「指定席章(ネックストラップやワッペン)」と引き換える必要があります。この物理的なパスを持っていないと指定席エリアに入れないので、当日は少し時間に余裕を持って到着するようにしましょう。
コンビニ払いや当日券の注意点
指定席予約システムを利用する際、もっとも落とし穴になりやすく、実際に現地でトラブルになっているケースが多いのが「決済方法」と「入場手順」の勘違いです。せっかく楽しみにしていた競馬観戦が台無しにならないよう、ここは少し厳しめの表現も含めてリアルな事情をお伝えします。
「コンビニ払い」は選択不可!決済手段の罠
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利用するシステムの名前が「TicketPay(チケットペイ)」であるため、多くの方が「あ、コンビニで支払番号を見せて現金払いができるやつだ」と直感的に思ってしまいます。しかし、ここが最大のトラップです。
浦和競馬場の指定席予約に関しては、コンビニ決済やキャリア決済は一切利用できません。
申し込み画面に進んでから「あれ?コンビニ払いのボタンがない」と焦っても後の祭りです。座席の仮押さえ時間は短いため、決済手段に迷っている間にタイムアウトとなり、座席はリリースされてしまいます。現在利用できるのは、以下の2種類のみと覚えておいてください。
| 利用可能な決済手段 | 注意点 |
|---|---|
| クレジットカード (VISA, Master, JCBなど) |
「3Dセキュア(本人認証)」が必須です。カード会社のパスワードやワンタイムパスワードを即座に入力できないと決済エラーで弾かれます。 |
| PayPay (残高払いなど) |
事前にチャージが必要です。残高不足で決済失敗するケースが多発しているため、余裕を持って入金しておきましょう。 |
3Dセキュアのパスワード、覚えていますか?
人気席の争奪戦において、勝敗を分けるのは「決済スピード」です。いざカード情報を入力した後に「パスワードを入力してください」という画面が出て、パスワードを思い出せずにフリーズしてしまう…というのが最も多い敗北パターンです。予約開始前に必ず確認しておくか、スムーズなPayPay払いを選択することをおすすめします。
当日券は「幻」だと思ったほうがいい
「ネット予約は会員登録が面倒だから、当日窓口で買えばいいや」
もしそのように考えているなら、今の浦和競馬場の人気ぶりを甘く見ているかもしれません。現在、浦和競馬場の指定席における当日券販売は、「インターネット予約で満席にならなかった残席がある場合のみ」に限られています。
近年の地方競馬ブームにより、週末や重賞開催日はおろか、平日の条件戦であっても条件の良い席は事前予約の段階で完売することが珍しくありません。運営側も「残席がない場合は当日販売を行わない」と明言しています。
「朝早く行って並べば買える」という保証はどこにもありません。現地に到着してから「本日は満席です」と告げられた場合、重い荷物を持ったまま一日中立ち見やベンチでの観戦を余儀なくされます。確実な「座る権利」を手に入れるためには、事前予約以外に道はないと考えてください。
QRコードはあくまで「引換券」である
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無事に予約・決済が完了すると、スマートフォン上にQRコードが表示されます。しかし、このQRコードをかざして直接スタンドの指定席エリアに入ることはできません。ここも初心者が陥りやすいミスです。
当日の正しい入場フローは以下の通りです。
- 競馬場に到着したら、まず「正門横にある指定席券窓口」へ向かう。
- 窓口でスマホのQRコードを提示し、読み取ってもらう。
- エリア通行証となる「指定席章(ネックストラップやワッペン)」を受け取る。
- その指定席章を首から下げて、初めて指定席エリアへの入場が許可される。
QRコードを持ったまま直接スタンドの3階や4階に上がっても、入り口の警備員さんに「まずは正門の窓口で引き換えてきてください」と追い返されてしまいます。広い競馬場内を往復するのは大きなタイムロスになりますので、必ず入場前に引換を済ませるようにしましょう。
【要確認】キャンセル規定について
浦和競馬場の指定席は、一度決済すると「理由の如何を問わずキャンセル・変更不可」です。「子供が急に熱を出した」「台風が来ている」といった場合でも返金はされません(主催者側が開催中止を決定した場合を除く)。予定が不確定な状態での見切り購入はリスクが高いので、慎重な判断が必要です。
(出典:浦和競馬公式『指定席予約の注意事項』https://www.urawa-keiba.jp/guide/reserved_seat/reservation.html)
おすすめの座席と見え方の特徴
「せっかくお金を払うなら、一番いい席で見たい!」というのは誰もが思うことです。しかし、浦和競馬場の場合、スタンドの構造やコース形状が独特であるため、「何を見たいか」「どう過ごしたいか」によってベストな席がガラリと変わります。
私が実際に何度も足を運び、様々な角度からレースを観戦して感じた「席ごとのリアルな見え方」と「おすすめユーザー」を徹底解説します。自分に合った特等席を見つけるための参考にしてください。
ゴール前の攻防と快適性を取るなら「2号スタンド」
2号スタンドは、まさに競馬場のメインステージです。ゴール板の正面から少し手前に位置しており、競馬の最大のクライマックスである「最後の直線での叩き合い」や「ゴール瞬間の着順判定」を肉眼ではっきり確認したい方には、このエリアが圧倒的におすすめです。
コースとの距離感が程よく、馬の足音や鞭が入る音がダイレクトに聞こえてきます。もっとも標準的な席であり、座席数も多いため予約が取りやすいのも魅力です。多くの席に小型モニターが設置されているので、手元でオッズやパドック映像を確認しながら、目の前のレースに集中するという「データ派」の予想スタイルに最適です。
個人的に「プチ贅沢」としておすすめしたいのが3階です。2階よりも視点が高くなるため、向こう正面(バックストレッチ)を走る馬群の動きも見やすくなります。
そして何よりのメリットは、開催日によっては「ソフトドリンクの無料サービス(フリードリンク)」が付帯する場合があることです。専用のドリンクコーナーがあり、コーヒーやお茶が飲み放題になるため、長時間滞在する場合のコスパは非常に高くなります。少し料金は上がりますが、快適さを買うという意味では十分な価値があります。
電源確保なら2号スタンドが鉄板
2号スタンドの指定席(特に机がある席)には、ACコンセントが整備されている箇所が多いです。PCを広げてガッツリ予想したい方や、スマホの充電が心配な方は、迷わず2号スタンドを選びましょう。
展開のアヤと勝負所を楽しむ「3号スタンド」
3号スタンドは、4コーナー寄りに位置する歴史ある建物です。浦和競馬場は最後の直線がわずか200mちょっとしかなく、非常に短いため、勝負の大半は「3コーナーから4コーナー」で決すると言っても過言ではありません。
騎手が手綱をしごいてスパートをかける瞬間や、馬群が密集してカーブを曲がってくる迫力を間近で感じられるのが、この3号スタンドの最大の魅力です。「ゴール板前で待つ」のではなく、「勝負が動く瞬間を目撃する」という玄人好みのポジションと言えます。
実は、浦和競馬場の常連たちが愛用する「隠れた名席」がここにあります。それが3号スタンド4階です。
ここは指定席の中で最も料金がリーズナブル(本場開催でも1,000円前後など)に設定されていることが多いのですが、高さがあるためコース全体を俯瞰(ふかん)でき、レース展開が非常に把握しやすいのです。設備は少しレトロですが、コストを抑えて座席を確保し、浮いたお金を馬券に回したい「勝負師」には最高の環境です。
【注意】視界に関するリアルな口コミ
良い点ばかりではなく、注意点も正直にお伝えしておきます。3号スタンドの一部、特に2階・3階の「最前列付近」の席については、目の前の手すりや落下防止フェンスが視界に入りやすい構造になっています。
最前列は少し見にくいかも?
座高にもよりますが、「深く腰掛けると手すりがコースの手前側と重なって見えない」「少し腰を浮かせないと足元が見えない」という声も聞かれます。視界を遮るものが嫌な方は、あえて最前列を避け、3列目以降や上層階を選ぶのがコツです。
【まとめ】目的別おすすめシート表
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最後に、タイプ別のおすすめ席をまとめました。
| あなたのタイプ | おすすめの席 | 理由 |
|---|---|---|
| 初心者・バランス派 | 2号スタンド 2階 | ゴール前で分かりやすい。モニター・電源完備で安心。 |
| 快適・サービス重視 | 2号スタンド 3階 | 視界良好。フリードリンクがある日はカフェ感覚で過ごせる。 |
| 迫力・展開重視 | 3号スタンド 2/3階 | 勝負どころの4コーナーが目の前。騎手の駆け引きが見える。 |
| コスパ・全体俯瞰 | 3号スタンド 4階 | 料金が安い。高い位置からコース全体が見渡せる穴場。 |
ボックス席やフラットシートの魅力
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浦和競馬場の指定席には、一般的な「2人掛けのペア席」以外にも、利用シーンやメンバー構成に合わせたユニークな席種が用意されています。これらは単にレースを見るだけの場所ではなく、仲間との会話や食事、そしてリラックスそのものを目的とした「滞在型エンターテインメント空間」と言っても過言ではありません。
特にグループやカップル、ファミリーで訪れる場合、これらの席を知っているかどうかで当日の満足度が天と地ほど変わります。ここでは、予約争奪戦必至の人気席種について、そのスペックと魅力を深掘りします。
プライバシーと臨場感を両立「2号スタンド ボックス席」
メインスタンドである2号スタンドの2階には、パーティションで区切られた「ボックス席」エリアがあります。ここは、いわば競馬場内の「半個室」です。
通常の指定席では隣に知らない人が座ることになりますが、ボックス席ならその心配は無用です。壁や仕切りによって自分たちだけのテリトリーが確保されているため、周りの視線を気にすることなく、レース予想の議論を戦わせたり、勝利のハイタッチを交わしたりすることができます。
| 席種 | 定員 | 本場開催料金(1区画) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ボックス席 (2人席) |
2名 | 3,800円 | カップルや親友同士に最適。適度な広さで会話が弾みます。 |
| ボックス席 (3人〜5人席) |
3〜5名 | 5,700円〜9,500円 | グループ利用向け。テーブルを囲んで宴会スタイルで楽しめます。 |
テーブルも通常席より広めに設計されているため、競馬新聞やマークカードだけでなく、売店で買い込んだ「黄色いカレー」や「焼き鳥」、ビールなどを広げてもスペースに余裕があります。ゴール板に近い2号スタンドにあるため、レースの決着を目の前で見届けられるのも大きなメリットです。
靴を脱いでくつろげる!新設「フラットシート」
そして今、浦和競馬場で最も注目を集めているのが、3号スタンド3階に新設された「フラットシート」です。2025年秋にオープンしたばかりの新しいエリアで、その名の通り床がフラットなクッション素材になっており、靴を脱いで上がることができるお座敷スタイルの席です。
最大の特徴は、競馬場にいることを忘れてしまうほどのリラックス感です。足を伸ばしたり、クッションにもたれかかったり、なんなら少し寝転がったりしながらモニター観戦が可能です。もちろん、目の前の窓からは4コーナーを駆け抜ける馬群の迫力ある姿を生で見ることができます。
このエリアは設備面でも優遇されています。各区画にはACコンセントに加え、充電用USBポートも完備されています(ケーブルは要持参)。スマホでオッズを見ながら、ダラダラと過ごす…そんな「人をダメにする競馬観戦」がここで実現します。
驚きのコストパフォーマンス
実はこのフラットシート、料金設定が破格です。定員4名の1区画で、本場開催時の料金は「4,000円」。つまり、4人で利用すれば1人あたり1,000円という驚きの安さです。2号スタンドの一般席(2,000円前後)よりも遥かに安く、個室感覚を味わえるため、人気が出ないはずがありません。
大人数なら「グループシート」も狙い目
フラットシートと同じ3号スタンド3階エリアには、「グループシート」という席種も設置されています。こちらは靴を脱ぐタイプではなく、テーブルを囲んで対面で座れるファミレスのようなボックス席タイプです。
定員は5名で、料金は1区画5,000円(1人あたり1,000円)。フラットシートと同様に4コーナー寄りの攻防が見やすく、グループでの作戦会議や宴会にはもってこいの環境です。「靴を脱ぐのはちょっと…」という方や、5人グループの方はこちらを選ぶと良いでしょう。
【重要】予約は「瞬殺」を覚悟して!
特に「フラットシート」は、全エリアでわずか4区画しか存在しない超プラチナチケットです。土日や重賞日は抽選販売になることが多く、先着販売の場合でも発売開始数秒で売り切れることがザラです。もし予約画面で「空席あり(◯)」のマークを見つけたら、迷わず確保することをおすすめします!
浦和競馬場の指定席で快適に過ごすための攻略法
無事に席を確保できたら、次は当日の過ごし方です。アクセスや食事、持ち物など、知っておくと得する情報をまとめました。
駐車場予約とアクセス情報
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浦和競馬場へのアクセスは、レース当日の快適さを左右する重要な要素です。特に「車で行くか、電車で行くか」によって戦略が大きく異なります。ここでは、公式サイトには載っていないような実践的な「裏ワザ」も含めて、スムーズなアクセス方法を解説します。
車での来場:公式駐車場は「朝イチ」以外危険?
浦和競馬場には収容台数の多い無料駐車場(一部開催日は有料の場合あり)が用意されていますが、重賞開催日や土日の混雑を甘く見てはいけません。開門前の早い時間帯から満車になることが多く、競馬場周辺の道路では空き待ちの車による大渋滞が発生します。
「せっかく着いたのに駐車場に入れない」という最悪の事態を避けるために私が強くおすすめするのが、駐車場予約アプリの活用です。
- akippa(アキッパ)
- 特P(とくピー)
これらのサービスを使えば、競馬場周辺の民家の空きスペースや月極駐車場の空き枠を、スマホから事前に予約(確保)できます。浦和競馬場は住宅街の中にあるため、徒歩5分〜10分圏内にこうした登録駐車場が意外と多く点在しています。
予約駐車場のメリット
最大のメリットは「場所が確保されている安心感」です。渋滞に巻き込まれる公式駐車場を横目に、予約したスペースへスマートに駐車して、余裕を持って入場ゲートへ向かうことができます。料金も公式より安い設定(1日500円〜など)になっていることが多く、コスト面でも優秀です。
外出先近くの空いている駐車場やコインパーキングを検索・予約!特P(とくぴー)
電車での来場:無料バスは「南浦和駅」から!
電車を利用する場合、最寄り駅は「JR南浦和駅」と「JR浦和駅」の2つがありますが、アクセスの手段が異なります。
| 駅名 | アクセス手段 | 所要時間 |
|---|---|---|
| JR南浦和駅 (東口) |
無料送迎バスあり または徒歩 |
バス:約5分 徒歩:約15分 |
| JR浦和駅 (東口) |
基本的に徒歩のみ | 徒歩:約15分〜20分 |
ファンバス(無料送迎バス)が運行されているのは、基本的に「南浦和駅 東口」からです。開催中は頻繁(5分〜10分間隔など)にピストン運行しているので非常に便利です。浦和駅からは徒歩ルートがメインとなるため、バスを使いたい方は南浦和駅で下車するようにしましょう。
帰宅時の「バス待ち渋滞」回避テクニック
行きはスムーズでも、問題は「帰り」です。特にメインレース終了直後は、帰宅する数千人のファンが一斉に南浦和駅行きのバス乗り場に殺到し、長蛇の列ができます。「バスに乗るまでに30分待った」なんてことも珍しくありません。
そこで私がおすすめするのは、「帰りは歩く」という選択肢です。
南浦和駅までも浦和駅までも、歩いて15分〜20分程度の距離です。バス待ちの行列に並んでイライラするくらいなら、興奮冷めやらぬレースの感想を友人と語り合いながら歩いた方が、結果的に駅に早く着くことも多いです。住宅街を抜けるルートは道も平坦で歩きやすいので、天気が良ければウォーキング帰宅をぜひ検討してみてください。
(出典:浦和競馬公式『交通アクセス』https://www.urawa-keiba.jp/access/)
コンセントやWi-Fi等の設備
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現代の競馬予想において、スマートフォンやタブレットはもはや「便利な道具」ではなく、勝利をつかむための「武器」そのものです。リアルタイムオッズの変動チェック、SNSでのパドック診断、地方競馬ライブ映像の視聴、そしてIPATやSPAT4でのネット投票。これらを駆使すればするほど、バッテリーは恐ろしいスピードで減っていきます。
指定席を確保する最大のメリットの一つは、こうした「デジタル環境のインフラ」が整っていることにあります。ここでは、浦和競馬場の電源・通信事情について、私が現場で確認したリアルな情報をお届けします。
電源確保:モバイルユーザーにとっての「天国」
結論から言うと、浦和競馬場の指定席エリアは充電環境が非常に充実しています。自由席エリアではモバイルバッテリーが命綱ですが、指定席ならその心配から解放されます。
| エリア・席種 | 電源設備 | 備考 |
|---|---|---|
| 2号スタンド (一般席・ボックス席) |
ACコンセント | デスクや壁面に設置。PC利用も余裕です。 |
| 3号スタンド3階 (フラットシート等) |
ACコンセント +USBポート |
リニューアルエリアはUSB(Type-A)も完備。 |
| 3号スタンド4階 (一般席) |
一部なし | 古い設備のため、電源がない席もあります。 |
特に、2025年秋にオープンした3号スタンド3階の「フラットシート」や「グループシート」には、ACコンセントだけでなく充電用USBポートも備わっています。複数人でスマホを充電したい場合でも喧嘩にならずに済むのは嬉しいポイントですね。
【重要】「穴」だけあっても充電できません!
これ、本当によく見かける光景なのですが、充電ケーブルやACアダプターの貸し出しサービスは一切ありません。
「コンセントがあるって聞いたから手ぶらで来たのに!」と、コンセントの穴を前に呆然としても後の祭りです。ご自身のスマホに合ったケーブルと、ACアダプター(コンセントに挿す部分)は必ずセットで持参してください。
スマホ・PCのバッテリー対策については、こちらの記事競馬のスマホ・PCバッテリー対策!充電切れを防ぐ装備と設定で詳しく解説していますので参考にして下さい。
Wi-Fi環境:JRAの強力なバックボーン
通信環境についても、浦和競馬場は恵まれています。ここは平日(地方競馬開催日)だけでなく、週末はJRAの場外発売所(ウインズ浦和)としても機能しているため、JRAが提供する公衆無線LANサービス「Wi2 300(JRA-VAN Wi-Fi)」等が利用可能です。
指定席エリア内であれば、電波強度は比較的安定しています。高画質のレース映像を見続けたり、重たいデータをダウンロードしたりしても、パケット通信量を気にしなくて良いのは精神衛生上とても良いですね。
それでも「キャリア回線」が必要な理由
しかし、Wi-Fiを過信するのは禁物です。私は過去に痛い目を見たことがあります。
G1開催日(有馬記念など)や、地方交流重賞が行われる日は、数万人の来場者が一斉にスマホを使います。こうなると、Wi-Fi回線はパンク寸前になり、極端に速度が低下したり、接続が切れたりすることがあります。
「締め切り1分前、投票ボタンを押したのに画面が読み込み中のまま動かない…」
こんな悪夢を避けるためにも、勝負レースの直前はWi-Fiをオフにして、ご自身のキャリア回線(4G/5G)に切り替えることを強くおすすめします。リスク管理として、モバイルルーターを持参するか、テザリングができる端末を用意しておくと完璧です。
まとめ:デジタル武装リスト
- 充電ケーブル&アダプター(必須!忘れたら売店にも売ってない可能性大)
- モバイルバッテリー(移動中や屋外パドック用に念のため)
- キャリア回線(混雑時のバックアップ用)
これだけ準備しておけば、情報の波に乗り遅れることなく、万全の体制で予想に没頭できるはずです。
競馬場のWi-Fiについては、こちらの記事競馬場のWi-Fi徹底解説!接続方法や繋がらない時の対策でも詳しく解説しています。「競馬場のWi-Fi」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
子供連れに便利な授乳室や設備
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「小さな子供と一緒に指定席を利用したいけれど、周りの迷惑にならないか不安」「そもそも競馬場に子供向けの設備なんてあるの?」
そんな悩みを抱えているパパ・ママも多いのではないでしょうか。かつての鉄火場のようなイメージとは異なり、現在の浦和競馬場は「地域密着型のレジャー施設」として、ファミリー層の受け入れ態勢が非常に整っています。埼玉県やさいたま市が認定する「赤ちゃんの駅」にも登録されており、意外なほど快適に過ごせる環境です。
ただし、大人が静かに予想を楽しむ「指定席エリア」ならではのルールや、知っておくべき動線があります。ここでは、私が実際に現地で確認した設備情報と、子連れで指定席を賢く使うための立ち回り方をシェアします。
1階がファミリーの拠点!授乳室とキッズスペース
指定席エリア(2階・3階・4階)は基本的に「大人の観戦スペース」ですが、エレベーターで降りた1階フロアには、子供向けの設備が集約されています。
【主なファミリー向け設備(1階)】
- 授乳室:案内所(インフォメーション)付近に個室あり。利用の際はスタッフに声をかけて鍵を借りるシステムです。エアコン完備で清潔感があり、喧噪を離れて落ち着いて授乳ができます。
- おむつ交換台:授乳室内のほか、多目的トイレやキッズコーナーにも設置されています。
- キッズルーム:ガラス張りの屋内スペース。空調が効いており、靴を脱いで遊べるマット敷きのエリアがあります。雨の日や、子供が観戦に飽きてしまった時の避難場所として重宝します。
指定席を確保していても、お子様が小さいうちは、この1階エリアと自席を往復することになります。場内にはエレベーターが完備されているので、ベビーカーでの移動もスムーズです。ベビーカーを指定席まで持ち込むことは可能ですが、通路を塞がないよう折りたたんで自席の足元に置くか、端の席を確保するなどの配慮が必要です。
屋外の「ちびっこ広場」とイベント
天気が良い日は、正門を入ってすぐの場所にある「ちびっこ広場」がおすすめです。ここには滑り台などの遊具が設置されており、レースの合間に子供を遊ばせることができます。
また、重賞開催日や祝日などには、浦和競馬場のマスコットキャラクター「ウラワール」が登場したり、ふわふわ遊具(エア遊具)が設置されたりすることもあります。指定席という「ベースキャンプ」を確保しつつ、子供の体力発散のために広場へ連れ出すという使い方が、親子ともにストレスなく過ごす秘訣です。
指定席エリアのトイレ事情と「音」のマナー
子連れにとって指定席エリア最大のメリットは、「トイレが空いていて綺麗」という点です。一般エリアのトイレは混雑しがちですが、指定席エリア内のトイレ(特に女性用や多目的トイレ)は利用者が限定されるため、並ぶことなくスムーズにお子様のトイレ補助ができます。
一方で、最も気をつけなければならないのが「音」の問題です。
【パパ・ママへのお願い】
指定席エリアには、高額な料金を支払って「静かな環境で真剣に予想したい」と考えているシリアスなファンも多くいらっしゃいます。
もしお子様がぐずって泣き出してしまったり、大声ではしゃいでしまったりした場合は、速やかに席を立って屋外デッキやコンコースへ移動するのが鉄則のマナーです。「子供だから仕方ない」という姿勢ではなく、周囲への配慮を見せることで、トラブルを未然に防ぎ、気持ちよく利用することができます。
(出典:浦和競馬公式『施設案内』https://www.urawa-keiba.jp/guide/stand/)
指定席エリアのグルメと食事事情
競馬場に足を運ぶ大きな理由の一つ、それは「競馬場グルメ(場内メシ)」ですよね。特に浦和競馬場は、昭和レトロな雰囲気を色濃く残すB級グルメの宝庫として、全国のファンから愛されています。
指定席を利用する最大のメリットは、こうした絶品グルメを「行列に並んで立ち食い」するのではなく、「テイクアウトして冷暖房完備の自席でゆっくり味わう」という、ワンランク上の楽しみ方ができる点にあります。ここでは、指定席エリアからアクセスの良い売店や、自席で食べるべき名物メニューを厳選してご紹介します。
指定席エリアのオアシス「辰巳屋」
まず押さえておきたいのが、3号スタンド4階にある売店「辰巳屋(たつみや)」です。ここは指定席エリア(3号スタンド4階)にあるのですが、売店の前だけは一般客も利用可能という少し特殊な運用がなされています。
指定席ユーザーにとっては、わざわざ1階まで降りなくても食事やドリンクを調達できる、まさに「エリア内のコンビニ」のような頼もしい存在です。
- 肉豆腐:味がしっかり染み込んだ豆腐とお肉が絶品。ビールのアテに最高です。
- おにぎり・焼きそば:小腹が空いた時の定番。手作り感があってホッとする味です。
- おでん:寒い季節のレース観戦には欠かせません。
【裏ワザ】黄色いカレーはここでも買える!?
浦和競馬場の代名詞とも言える「里美食堂の黄色いカレー(後述)」ですが、実はこの辰巳屋でも販売されていることがあります。
メニューに「里美食堂名物」と書かれており、1階の行列に並ばずとも、指定席エリアにいながらにしてあの味を楽しめる穴場スポットなんです(※仕入れ状況による場合があります)。
名物グルメを自席で味わう贅沢
もちろん、時間に余裕があれば1階の一般エリアへ「買い出し」に出かけるのもおすすめです。指定席を確保していれば、荷物を席に置いたまま(貴重品は持って!)身軽に動けるので、人気店の行列に並ぶのも苦になりません。
【絶対に食べるべき2大名物】
| 店名(場所) | 名物メニュー | 特徴 |
|---|---|---|
| 里美食堂 (2号スタンド1階ほか) |
黄色いカレー | スパイスが効いているのにどこか懐かしい、鮮烈な黄色のカレー。辛さを調節するソースをかけるのが通の食べ方です。 |
| 優駿 (場内数カ所) |
マグロカツ | 注文してから揚げてくれることも多い、サクサクのマグロカツ。1本単位で買えるので、ビールのお供に最適です。 |
自由席の場合、カレー皿とビールを持ったまま座る場所を探してウロウロしたり、地べたに座って食べたりすることも多いですが、指定席ならその心配は無用です。
広いテーブルにカレーや揚げ物を広げ、モニターでオッズを確認しながら箸を進める優雅さ。揚げたてのマグロカツを頬張り、冷えたビールで流し込み、眼下のレースを見下ろす…。これこそが、浦和競馬場の指定席が提供してくれる「至福の休日」の正体かなと思います。
汁物の持ち運びには注意!
カレーやモツ煮込みをトレーに乗せてエレベーターや階段で移動する際は、人とぶつからないように十分注意してください。また、ゴミは指定席エリア内のゴミ箱に分別して捨てるのがマナーです。
浦和競馬場のグルメについては、こちらの記事浦和競馬場グルメ完全ガイド!名物カレーや揚げ物を食べ尽くすでも詳しく解説しています。「浦和競馬場のグルメ」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
観戦にあると便利な持ち物と対策
- YUKINOSUKE
指定席を確保したからといって、手ぶらで快適に過ごせるわけではありません。競馬場は「屋外と屋内を行き来する」という特殊な環境であり、また長時間硬い椅子に座り続ける耐久戦でもあります。
準備ひとつで、その日の疲労度と楽しさは天と地ほど変わります。私がこれまでの失敗経験から学んだ、「指定席ユーザーこそ持っていくべき三種の神器+α」をリストアップしました。これをカバンに入れておけば、あなたはもう「競馬場マスター」です。
1. モバイルバッテリー&充電ケーブル(必須級)
「指定席にコンセントがあるから大丈夫」というのは、初心者が陥りやすい罠です。
確かに座席には電源がありますが、パドックで馬の状態をチェックしたり、1階のグルメエリアに並んだり、ゴール前で写真を撮ったりと、席を離れている時間は意外と長いものです。スマホは情報収集と投票の生命線。移動中にバッテリーが切れて勝負レースを買えなかった…なんてことにならないよう、モバイルバッテリーは必ず持参しましょう。
また、前述の通り「充電ケーブルとACアダプター」の貸し出しはありません。コンセントの穴だけ見つめて途方に暮れないよう、セットで忘れないようにしてください。
2. 折りたたみクッション(お尻の守護神)
これは声を大にして言いたいのですが、競馬場の指定席の椅子は、基本的に「硬いプラスチック製」です。長時間座っていると、後半のレースになるにつれてお尻や腰へのダメージが蓄積されてきます。
そこで活躍するのが、100円ショップやアウトドア用品店で売っている「折りたたみクッション(座布団)」です。薄手のもので構いません。これ一枚を敷くだけで、居住性が劇的に向上し、最終レースまで集中力を維持できます。荷物にならず、効果絶大の最強アイテムです。
3. 体温調整できる「羽織るもの」
指定席エリアは空調が完備されていますが、それが逆に仇となることがあります。
- 夏場:冷房が効きすぎていて、半袖だと肌寒いことがある。
- 冬場:暖房は効いているが、大きなガラス窓からの冷気(コールドドラフト)が足元や肩を冷やす。
また、パドックを見るために屋外へ出ると、屋内との寒暖差が激しくなります。カーディガン、パーカー、ウルトラライトダウンなど、「脱ぎ着しやすい上着」を一枚持っておくと、どんな状況でも快適な室温をキープできます。
4. 雨天対策は「ポンチョ」一択
指定席の観覧席には大きな屋根がありますが、風向きによっては雨が吹き込んでくることがあります。また、パドックや食堂への移動は屋外を歩くルートが多くなります。
この時、傘の使用は避けた方が無難です。混雑した場内で傘をさすのは危険ですし、スタンドで傘を広げると後ろの人の視界を遮ってしまい、トラブルの原因になります。また、傘が開く音や動きに驚いて馬が暴れてしまう可能性もあります。
両手が空いて動きやすく、馬や周囲にも優しい「レインコート(ポンチョ)」を持参するのが、スマートな競馬ファンのマナーです。
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5. 現金(特に小銭と千円札)
「馬券はスマホで買うから現金はいらない」と思っていませんか?
確かに投票はキャッシュレス化が進んでいますが、場内のグルメ売店、専門紙(競馬新聞)の販売スタンド、コインロッカーなどは、まだまだ「現金のみ」という場所が多いのが実情です。
場内にはATMがない(または非常に混雑して手数料が高い)場合が多いため、到着してから現金不足に気づくと悲惨です。美味しいグルメを逃さないためにも、千円札と小銭を多めに用意しておきましょう。
【あると便利なプラスワン】
・双眼鏡(オペラグラス)
向こう正面や4コーナーの攻防など、ターフビジョン(大型モニター)に映らない細かい動きを追うのに役立ちます。「推し馬」の表情まで見たい方はぜひ。
・ゴミ袋(ビニール袋)
ゴミをまとめるだけでなく、雨で濡れたポンチョを入れたり、地べたに荷物を置く際のシート代わりにしたりと、一枚あると何かと重宝します。
双眼鏡については、こちらの記事双眼鏡で競馬が変わる!おすすめの倍率と選び方を徹底解説でも詳しく解説しています。「双眼鏡」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
浦和競馬場の指定席利用のまとめ
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ここまで、浦和競馬場の指定席について、予約方法から当日の過ごし方まで長々とお伝えしてきました。最後に、これだけは絶対に忘れないでほしいという「成功のための重要ポイント」を整理しておきます。
浦和競馬場の指定席は、単に「座ってレースを見る場所」ではありません。雑踏や暑さ寒さから守られ、電源とWi-Fiという武器を手にし、美味しいグルメをゆっくり味わうことができる……まさに「自分だけの作戦基地」です。この基地を確保できるかどうかが、その日の勝敗(馬券だけでなく、思い出としての勝敗も含めて!)を分けると言っても過言ではありません。
【最終確認】予約から当日までのチェックリスト
出発前に、以下の項目をもう一度確認してみてください。
| チェック項目 | ポイント・注意点 |
|---|---|
| 予約・決済 | 予約は「TicketPay」のみ。 決済はクレカかPayPayのみ(コンビニ不可)。 キャンセル・返金は一切できないので覚悟を決めて! |
| 座席選び | ゴール前の興奮なら「2号スタンド」。 駆け引きと展開なら「3号スタンド」。 くつろぎ重視なら「フラットシート(要争奪戦)」。 |
| 持ち物 | 充電ケーブル&アダプター(貸出なし)。 モバイルバッテリー(移動用)。 現金(グルメ・新聞用)。 雨具(ポンチョ推奨)。 |
| 入場手順 | スマホのQRコードをそのままゲートにかざさない。 必ず正門横の窓口で「指定席章」に引き換える。 |
競馬観戦の必需品については、こちらの記事競馬観戦の持ち物と防寒対策!冬も快適に楽しむ必需品リストでも詳しく解説しています。「競馬観戦の必需品」をもっと知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
これから来場される方へのメッセージ
浦和競馬場は、「日本一住宅地に近い競馬場」と言われる通り、他の競馬場にはない独特のローカルでアットホームな雰囲気があります。指定席エリアから見える景色も、すぐそこまで民家が迫っていて面白いですよ。
初めて指定席を利用する際は、システムの登録や当日の動線で少し戸惑うかもしれませんが、この記事の通りに進めていただければ問題ありません。特に、2025年秋に登場した「フラットシート」などは、新しい競馬観戦のスタイルを提案してくれる素晴らしい設備です。
ぜひ、万全の準備をして、快適な指定席から「浦和競馬」というディープなエンターテインメントを心ゆくまで楽しんできてください。あなたの予想が的中し、最高の休日になることを願っています!
※免責事項と最新情報の確認について
本記事に記載している料金、座席の仕様、販売スケジュール、店舗情報などは、執筆時点(2024年〜2025年)の調査に基づいています。主催者側の都合により、予告なく変更される場合があります。
特に、重賞開催日や年末年始などの特定日はルールが異なる可能性があるため、お出かけ前には必ず公式サイトの最新ニュースをご確認ください。
(出典:浦和競馬公式『指定席ガイド』https://www.urawa-keiba.jp/guide/reserved_seat/)
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