こんにちは。YUKINOSUKEです。
みなさんは今年のお年玉、あるいは冬のボーナスを競馬で「倍増」させる準備は整っていますか?
年が明けて、「今年こそは年間収支プラスを達成するぞ!」と意気込んで競馬新聞を開いたものの、1月の未勝利戦の難解さに直面して、早々に心が折れそうになっていませんか。実は、私自身もかつてはその一人でした。冬特有のタフなダートや、小倉競馬場の特殊な馬場傾向(トラックバイアス)が全く読めず、せっかく用意した軍資金を1月の金杯ウィークだけで溶かしてしまう……そんな苦い経験を何度もしてきました。
しかし、断言します。1月は、正しい知識さえあれば「一年で最も稼ぎやすい月」です。
なぜなら、多くの競馬ファンが「何となく」で馬券を買っている間に、私たちは「凍結防止剤の影響」や「冬芝適性(洋芝)」といった物理的なファクターを味方につけることができるからです。特に、この時期に無双するキズナ産駒の買い時や、過剰人気しがちなロードカナロア産駒の消し時、そして中山・京都・小倉という開催地ごとの「クセ」を知るだけで、回収率は劇的に改善します。
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この記事では、私が長年のデータ分析と実戦で培った「1月攻略の全ロジック」を公開します。さらに、現代競馬に不可欠なAIツールの活用術や、勝ち組になるためのおすすめ書籍も交えて、あなたの予想を「投資」へと昇華させるお手伝いをします。さあ、寒空の下で熱い配当を手にする準備はいいですか?
- 冬特有の「重い芝」と「凍結防止剤入りダート」のメカニズムを完全攻略
- 2024年の最新データを基にした、キズナ・エピファネイア・モーリスの「鉄板条件」
- 小倉競馬場のロング開催を勝ち抜くための「時期別(フェーズ別)脚質戦略」
- アナログな馬場読みと最新AIツールを組み合わせた「ハイブリッド予想法」
過去データから導く未勝利戦の1月必勝法とは
1月の競馬は、単に「寒い時期」というだけでなく、馬場の物理的なコンディションや競走馬の成長サイクルが他の月とは全く異なります。ここでは、過去の膨大なデータと直近のトレンドを照らし合わせながら、1月の未勝利戦を勝ち抜くための具体的なロジックを解説していきますね。
芝とダートの回収率に見る攻略の糸口
まず、1月の未勝利戦を攻略する上で絶対に避けて通れないのが、冬特有の「馬場の質(トラックバイアス)」に対する深い理解です。ここを間違えると、どんなに優秀な予想ソフトを使っても、あるいは近走の成績がどれほど輝かしくても、ピント外れな馬を買ってしまうことになります。多くの競馬ファンが「前走のタイム」や「上がり3ハロンの速さ」に目を奪われている間に、私たちは物理的な「地面の状態」を把握して、回収率を底上げしていきましょう。
1月の芝は「日本で一番タフ」な状態にある
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結論から言うと、1月の芝コースは日本の競馬シーズンの中で最も過酷な状況にあります。通常、春や秋の開催では日本原産の「野芝(ノシバ)」が元気に育ち、路盤をしっかりと固めています。野芝は葉が硬く、馬が走る際の反発力を生み出すため、時計が速くなりやすいのが特徴です。
しかし、1月は気温の低下とともに野芝が休眠状態(枯れた状態)に入ります。茶色くなった野芝だけではクッション性が確保できないため、JRAは寒さに強い「洋芝(ヨウシバ)」をオーバーシード(重ねて植える)して緑を保っています。この「冬の洋芝」こそが、予想を難しくする最大の要因です。
洋芝は水分を含みやすく、根の張り方が野芝ほど強固ではありません。さらに、開催が進むにつれて馬の蹄で掘り起こされやすく、地面がボコボコと崩れやすくなります。結果として、「時計が非常にかかる(タイムが遅くなる)」という現象が起きます。例えば、夏場の小倉開催なら1分7秒台で決着する1200m戦が、1月だと1分9秒台、雨が降れば10秒台に突入することも珍しくありません。
ここで多くの人が陥る罠が、「持ち時計(過去のベストタイム)」を過信してしまうことです。「この馬は前走、高速馬場の東京で1分33秒台を出しているから能力上位だ」と考えて馬券を買うと、冬のタフな馬場に脚を取られて全く伸びない、というケースが多発します。1月の芝で求められるのは、切れ味鋭い瞬発力ではなく、泥臭く地面を掴んで進む「パワー」と「スタミナ」なんです。血統的には、サドラーズウェルズ系やロベルト系といった欧州の重厚な血を持つ馬が、単勝回収率を大きく押し上げる傾向にあります。
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ダートを一変させる「凍結防止剤」の正体
そして、芝以上に厄介かつ重要なのが、ダートコースにおける「凍結防止剤」の存在です。これを理解しているかどうかで、1月のダート戦の勝率は天と地ほどの差が出ます。
凍結防止剤(塩化カルシウムなど)とは?
寒冷地や早朝の気温が氷点下になる時期、ダートコースの砂に含まれる水分が凍って馬場がカチカチになるのを防ぐために撒かれる薬剤です。JRAでは主に「塩化カルシウム」などが使用されます。これが撒かれると、砂の水分が抜けにくくなり、高い保湿性が保たれます。
では、「凍結防止剤が撒かれるとどうなるか?」というと、砂がベタベタと粘り気を持ちます。パサパサに乾いた良馬場とも、雨で脚抜きの良くなった重馬場とも違う、いわば「ネチャネチャした重たい馬場」になるのです。通常、ダートは水を含むと「足抜き」が良くなり時計が速くなる(スピード有利になる)のがセオリーですが、凍結防止剤入りのダートはこの法則が当てはまりません。
この独特な粘り気のある砂は、馬の脚にまとわりつき、走るたびに体力を奪います。そのため、軽快なスピードで飛ばしたい逃げ・先行馬が直線半ばでガス欠を起こし、失速するシーンが増えます。一方で、このタフな条件で浮上するのが「大型馬」と「パワー型種牡馬」です。
凍結防止剤が撒かれた時の狙い目データ
- 馬体重500kg以上の大型馬:
重たい砂を搔き分けるには、単純な物理的パワー(体重)が有利に働きます。450kg前後の小柄な馬が苦戦する横で、500kg超の馬車馬のようなタイプがぐいぐい伸びてきます。 - シニスターミニスター産駒やキズナ産駒(ダート):
これらはパワーと持続力に特化した血統です。逆に、スピード型のヘニーヒューズ産駒などは、距離や展開によっては苦戦するケースが見られます(※もちろん個体差はあります)。
つまり、1月の必勝法の一つ目は、「芝なら洋芝適性のあるパワータイプ、ダートなら凍結防止剤に対応できる大型馬を狙う」という戦略になります。天気予報で寒波が来ている時は、必ずJRAの公式サイトで馬場情報をチェックしてください。「凍結防止剤を散布しました」という一文があれば、それは人気薄の大型馬が穴を開けるサインかもしれません。
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キズナなど冬に強い種牡馬の傾向を分析
未勝利戦、特にまだキャリアの浅い馬同士の戦いにおいて、血統(種牡馬)は単なるデータの羅列ではなく、その馬が生まれ持った「身体能力の設計図」です。2024年のJRAリーディングサイアーデータを見ると、1月の過酷な環境下でパフォーマンスを上げる種牡馬と、逆に数値を落とす種牡馬が残酷なほどはっきりと分かれています。
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ここでは、主要な種牡馬ごとの「1月の取扱説明書」を詳しく解説していきます。これを頭に入れておくだけで、出馬表を見た瞬間に「買える馬」と「危険な人気馬」が浮き彫りになるはずです。
【絶対王者】キズナ:タフな冬こそ輝く「パワー×スタミナ」の結晶
まず、1月の未勝利戦において「王様」と呼べるのがキズナ産駒です。2024年のリーディング1位に輝いたキズナですが、その真価はスピード勝負の春や秋よりも、体力が削られる冬場にこそ発揮されます。
父ディープインパクト譲りの基礎能力を持ちつつも、母系(ストームキャット系)から受け継いだ強靭なパワーと、多少の不利を跳ね返す精神的なタフさが最大の特徴です。先ほど解説したような「時計のかかる重い芝」や「荒れて凸凹になった馬場」を全く苦にしません。
具体的な狙い目としては、中山競馬場や京都競馬場の芝1800m〜2000mです。特に、雨や雪の影響で馬場状態が「稍重」や「重」になった時の信頼度は抜群。他の馬がノメって(足を取られて)失速する中、キズナ産駒だけが涼しい顔をして伸びてくるシーンは冬の風物詩です。「迷ったらキズナ」というのは、1月においては単なる格言ではなく、データに裏打ちされた最強の戦略と言えます。
【3歳戦の主役】エピファネイア:仕上がりの早さで他を圧倒
次に注目したいのが、リーディング3位のエピファネイア産駒です。この種牡馬の最大の特徴は「早熟性」と「前向きな気性」にあります。
1月の未勝利戦の多くを占める「3歳未勝利戦」において、エピファネイア産駒は無類の強さを誇ります。多くの若駒が寒さや環境の変化に戸惑い、レースで力を出し切れない中、エピファネイア産駒はデビュー直後からアクセル全開で走れる完成度の高さを持っています。
エピファネイア産駒の必勝パターン
- 新馬戦敗退後の2戦目:
新馬戦で2着〜3着に惜敗した馬が、中2週〜3週で1月の未勝利戦に出てきた場合は「確勝級」と見て間違いありません。一度レースを経験した上積みが大きく、あっさりと勝ち上がることが多いです。 - 先行押し切り:
気性が前向きなので、スタートから好位(前のポジション)を取りやすいのも冬競馬では大きなアドバンテージです。
ただし、古馬(4歳以上)の未勝利戦になると、晩成型のハーツクライ産駒などに逆転されるケースも増えてくるので、「3歳戦専用の特注種牡馬」として扱うのがコツです。
より専門的なエピファネイア産駒の攻略法については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。エピファネイア産駒を極めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
新馬戦のエピファネイア産駒は買い?2025年傾向とPOG対策
【取扱い注意】ロードカナロア:スピードの絶対王者に潜む死角
リーディング2位のロードカナロア産駒は、扱いが難しい存在です。もちろん種牡馬としての能力は超一流ですが、本質的には「スピードと瞬発力」のタイプ。1月の開催が進んで芝が剥げてきた時期や、水分を含んだ重い洋芝では、自慢のスピードを削がれてしまうことがあります。
ロードカナロア産駒を狙うなら、以下の条件に限定するのが賢明です。
- 開催開幕週(第1週〜第2週):まだ芝の状態が良く、スピードが活きる時期。
- ダート1200m〜1400mの良馬場:凍結防止剤が撒かれていない、乾いたダートならスピードで押し切れます。
逆に、開催後半の荒れた小倉芝1200mなどで1番人気になっている場合は、疑ってかかる勇気が必要です。
より専門的なロードカナロア産駒の攻略法については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。ロードカナロア産駒を極めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ロードカナロア産駒の未勝利戦攻略!ダート適性と血統の狙い目を解説
【穴メーカー】モーリス&ダートの鬼:高配当を狙うならこの血統
配当妙味を狙うなら、忘れてはならないのがモーリス産駒です。彼らは晩成傾向があり、かつ「パワーお化け」です。開催後半、人気馬たちが疲弊するようなズブズブの消耗戦になった時、外から豪快に飛んでくるのは大抵この血統です。
また、ダート戦においては「凍結防止剤」への適性が高い種牡馬も押さえておきましょう。
ちなみに、モーリス産駒の狙い方については、以下の記事でも詳しく解説しています。「モーリス産駒」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
- シニスターミニスター産駒:
ダート界の名種牡馬。パワーと持続力が桁違いで、ネチャネチャした重いダートや、中山の急坂コースで無類の強さを発揮します。 - ヘニーヒューズ産駒:
特に「東京ダート1400m・1600m」のスペシャリスト。1月後半から始まる東京開催では、この産駒をベタ買いするだけで回収率が上がることもあります。
| 種牡馬名 | 2024年順位 | 1月未勝利戦での特徴と推奨アクション |
|---|---|---|
| キズナ | 1位 | 【鉄板】タフな馬場ほど強い。消耗戦で他馬が垂れる中、最後まで伸びる。軸馬として最適。 |
| エピファネイア | 3位 | 【先行】3歳未勝利戦の絶対的エース。新馬戦で惜敗後の2戦目は特に信頼度が高い。 |
| ロードカナロア | 2位 | 【注意】冬の荒れ馬場は割引が必要。開催前半の綺麗な馬場や、乾いたダート短距離なら買い。 |
| モーリス | 6位 | 【穴馬】晩成型でパワー豊富。開催後半の荒れ馬場で一発を狙うならこの馬。 |
| シニスターミニスター | 圏外 | 【砂鬼】ダート戦のパワー勝負なら最強クラス。凍結防止剤入りの馬場で大型馬なら迷わず買い。 |
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小倉競馬場の馬場変遷と狙い目の脚質
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1月の競馬ファンを最も悩ませ、そして同時に最も歓喜させるのが、小倉競馬場の「冬のロング開催」です。通常、ローカル開催は短い期間で終わることも多いですが、1月の小倉開催は約6週間(1ヶ月半)にわたって続きます。この長期間の開催が何を意味するか、お分かりでしょうか?
それは、同じ「小倉芝1200m」という舞台であっても、「開幕週と最終週では、求められる能力が180度異なる」という事実です。開幕週はスピード自慢の逃げ馬が止まらない高速決着だったのに、最終週には泥んこ馬場を突き抜けてくるパワー型の差し馬しか来ない――。この劇的な変化(トラックバイアス)を読み解くことこそが、冬の小倉で勝ち組に回るための唯一のルートです。
私はこの小倉の馬場変遷を、以下の「3つのフェーズ」に分類して攻略しています。カレンダーを見て、今がどのフェーズにあるかを確認するだけで、買うべき馬が自動的に浮かび上がってきますよ。
小倉開催:勝利の方程式(3段階フェーズ)
- フェーズ1:開幕〜第2週(イン天国・スピード絶対期)
冬とはいえ、開幕直後の芝は養生期間を経て非常に綺麗な状態です。特に内ラチ沿いの芝が元気なため、コースロスなく内を回った馬が圧倒的に有利になります。
【狙い目】 1枠〜3枠に入った「逃げ・先行馬」。種牡馬ならロードカナロアやビッグアーサーなど、生粋のスピード血統がそのまま押し切ります。ここで「外枠の差し馬」を買うのは、お金をドブに捨てるようなものです。
- フェーズ2:第3週〜第4週(フラット化・騎手の手腕期)
開催が進み、内側の芝が踏み荒らされて痛み始める「過渡期」です。逃げ馬が直線の半ばで苦しくなり、好位(前から3〜4番手)につけられる馬や、中団からの差し馬が台頭し始めます。
【狙い目】 枠順の有利不利が薄れ、馬場のどこを通るかという「騎手の判断」が勝敗を分けます。ここで頼りになるのが、小倉1200mの特性を熟知している西村淳也騎手や幸英明騎手です。彼らは荒れ始めた内を避けるか、あえて突っ込むかの判断が絶妙です。
- フェーズ3:第5週〜第6週(外差しズブズブ・パワー全開期)
コースの内側は完全に掘り返され、もはや畑のようなデコボコ状態になります。こうなると、騎手は意識的に距離ロスをしてでも、まだ芝が残っている外側のラインを選んで走らせます。
【狙い目】 ここで輝くのが8枠(ピンク帽子)の馬です。そして血統はスピード型ではなく、キズナやモーリスといった「パワー型差し馬」が一択。人気薄の馬が大外から豪快に突っ込んできて、3連単数十万馬券を演出するのは決まってこの時期です。
特に注意したいのが、小倉のメインコンテンツである「芝1200m戦」です。フェーズ3(開催後半)に入ると、距離は1200mですが、実質的には「1400m〜1600mを走り切るスタミナ」が要求される消耗戦になります。前半33秒台で飛ばすような快速馬は、最後の坂(小倉は平坦と言われますが、馬場が重いと負荷がかかります)で脚が上がってしまいます。
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「先週までは逃げ馬を買えば当たったのに、急に当たらなくなった」というスランプは、あなたの予想が悪いのではなく、フェーズの移行に気づいていないだけかもしれません。今週末の小倉がどのフェーズにあるか、新聞の馬柱だけでなく、JRA公式サイトで公開されている「馬場情報(芝の草丈や傷み具合)」の写真を見て確認する習慣をつけると、ライバルに大きな差をつけることができますよ。
中山や京都など競馬場毎の枠順の有利不利
1月の競馬で勝ち組になるためには、各競馬場が持つ「この時期特有のクセ」を味方につける必要があります。特に、開催日数の多い中山競馬場と京都競馬場は、多くのファンが抱くイメージと実際の傾向に大きな乖離(ギャップ)が生じやすい場所です。
ここでは、一般の競馬ファンが陥りやすい「冬=馬場が悪い=外差し」という単純な思考を捨て、コース設定や路盤の物理的な特性に基づいた「正解の狙い方」を解説します。
【中山芝】「Cコース替わり」の魔法に騙されるな
まず中山競馬場の芝コースですが、1月開催(金杯以降)から通常「Cコース」が使用されます。ここが最大のポイントです。
12月の有馬記念開催などで、中山の芝は内側がボロボロに荒れています。そのため、年明けの予想でも「内は死んでいるから、外枠の差し馬が有利だろう」と考えがちです。しかし、JRAはここで「Cコース(内ラチをAコースの位置から外側に6メートルずらして設置)」という魔法を使います。
これにより、12月に使い込まれて荒れた部分は柵の内側に隠れ、馬が走る部分はまだ痛みの少ないフレッシュな芝が出現します。結果として、見た目のイメージとは裏腹に、「開幕週は圧倒的な内枠・先行有利」の馬場が出現するのです。
実際、名物レースである「中山金杯(G3)」の過去データを紐解くと、内枠を引いた先行馬が粘り込み、外枠の差し馬が届かずに負けるパターンが定石化しています。1月の中山芝戦では、「外枠に入った人気馬」を疑い、「内枠に入った先行馬」の単勝・複勝を狙うのが、最も期待値の高い戦略となります。
(出典:JRA公式:今週の注目レース(中山金杯・コース分析))
【京都ダート1800m】「魔の286m」が勝敗を分ける
次に、京都競馬場のダート戦、特に番組数の多い「ダート1800m」についてです。改修後の京都ダートは路盤が固く、時計が出やすい「高速トラック」としての性質を強めています。
このコースの最大の特徴は、スタートゲートから最初の第1コーナーまでの距離が「約286m」しかないことです。これは非常に短い距離です。外枠に入った馬は、スタートしてからすぐにカーブが来るため、内側に切れ込むスペースがなく、コーナーを大外で回らされる「距離ロス」を強いられます。
高速馬場では、この数メートルのロスが致命傷になります。データを見ても、内枠(1〜4枠)の先行馬が高い回収率を叩き出しているのに対し、外枠(特に8枠)の人気馬が飛ぶ(着外に沈む)ケースが目立ちます。京都ダート1800mでは、能力よりも「枠順とテンの速さ(スタートダッシュ)」を最優先で評価してください。
京都芝コースの「内枠天国」データ
京都の「芝コース」に関しても、1月は極端なイン有利の傾向が出ています。ある年の1月開催データでは、以下のような衝撃的な数字が残っています。
- 1〜4枠(内枠):勝率 13.3% / 複勝率 26.7%
- 5〜8枠(外枠):勝率 2.4% / 複勝率 16.8%
特に外回りコースではこの傾向が顕著です。冬の京都芝は雨が降らなければカチカチに硬くなりやすいため、パワーだけでなく、最短距離を走れる「経済コース」を通った馬が圧倒的に有利になります。
このように、中山も京都も、1月の開幕直後は「内枠」が宝の山です。世間が「冬は荒れるから外枠の穴馬だ!」と色めき立っている時こそ、冷静に内枠の先行馬を買う。これがYUKINOSUKE流の必勝ロジックです。
さらに詳しいコースごとの攻略法や、枠順の有利不利については、以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
より専門的な京都ダート1800mの攻略については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。京都ダート1800mを極めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
京都ダート 1800m 傾向と対策|コース特徴・血統・騎手データ
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騎手や調教師のデータから勝機を探る
「冬は騎手で買え」という格言をご存じでしょうか。馬場状態が良く、どの馬も能力通りに走れる春や秋とは異なり、コンディション維持が難しく、かつトラックバイアス(馬場の有利不利)が激しい冬場こそ、人間(騎手や調教師)の「腕の差」が残酷なほど結果に直結するからです。
もちろん、C.ルメール騎手や川田将雅騎手といったトップジョッキーは1月も高い勝率を誇ります。しかし、彼らは過剰人気になりやすく、馬券的な「妙味(回収率)」は決して高くありません。私たちが1月の未勝利戦で狙うべきは、世間がまだ気づいていない「冬の偏愛データ」を持つ騎手と調教師です。
【小倉の支配者】西村淳也と「芝の藤岡佑介」
1月のローカル開催(小倉)において、私が「神」と崇めているのが、関西の若き実力派・西村淳也騎手です。彼は小倉コース、特に芝1200mの「仕掛け所」を完全に掌握しています。開催が進んで荒れた馬場でも、彼が乗る馬だけはスルスルと伸びるルートを通ってくる――そんな神騎乗を何度も目撃してきました。西村騎手が小倉芝1200mで騎乗する際は、人気薄でもヒモには必ず入れてください。
そしてもう一人、データ派のあなたに教えたいのがベテラン・藤岡佑介騎手の「極端な傾向」です。冬の小倉において、彼の成績は「芝」と「ダート」で天と地ほどの差があります。
藤岡佑介騎手:冬の小倉成績(傾向)
- 芝コース:【買い】単勝回収率が100%を大きく超えるケースが多く、特に1200mや1800m戦でのコース取りは絶品です。
- ダートコース:【消し】一方で、ダート戦になると成績・回収率ともにガクンと落ちる傾向があります。
「芝の藤岡佑介は黙って買い、ダートは静観」。このシンプルなルールを守るだけで、無駄な馬券を減らせます。
【2025年1月の特注】レイチェル・キング×堀宣行のホットライン
2025年の1月に関しては、特別な「ボーナスチャンス」が発生します。オーストラリアの名手、レイチェル・キング騎手が短期免許で来日する予定だからです。
彼女の騎乗技術が高いのはもちろんですが、注目すべきは美浦の名門・堀宣行厩舎との強固なコネクションです。堀調教師は外国人騎手の起用に積極的で、過去にも彼女に有力馬を多数依頼しています。そして何より、堀厩舎自体が「1月にめちゃくちゃ強い」のです。
「冬の堀・田中博」はなぜ強い? 外厩仕上げの秘密
通常、1月は「正月ボケ」ではありませんが、厩舎スタッフの冬休みなどの影響で、調子が上がらない厩舎も少なくありません。しかし、堀宣行厩舎や田中博康厩舎は例外です。
彼らは「しがらき」や「天栄」といった最高峰の外厩(育成牧場)と密に連携しており、年末年始も関係なく、完璧に仕上げられた状態で馬が入厩してきます。データを見ても、1月の勝率・連対率で毎年トップクラスの数字を叩き出しています。
「1月の未勝利戦、堀厩舎の管理馬にレイチェル・キング騎手が乗る」。もしこの組み合わせを新聞で見つけたら、それはもう「お年玉」だと思って、迷わず勝負することをおすすめします。
リーディング上位厩舎の「スロースタート」に注意
一方で、前年のリーディング上位(矢作厩舎など)であっても、1月の第1週〜2週目はエンジンがかからず、人気馬であっさり取りこぼすケースも散見されます。ここは「叩き上げ」の中堅厩舎が、冬場も休まず使ってきた馬で下剋上を起こすチャンスでもあります。ブランド名だけで飛びつかず、調教の動きや「厩舎コメント(弱気ではないか?)」をしっかりチェックしましょう。
ツール活用で極める未勝利戦の1月必勝法
ここまではデータや傾向のお話でしたが、ここからは実際に馬券を買う際に役立つ「実践的な戦略」や「便利ツール」についてお話しします。私のような一般ファンでも、ツールを使いこなせばプロ顔負けの予想ができる時代ですからね!
3歳と古馬のクラス毎による戦略の違い
一口に「1月の未勝利戦」と言っても、そこには明確な境界線が存在します。それが「明け3歳馬」によるフレッシュな戦いです。
多くの競馬ファンがこの違いを意識せずに、「前走の着順が良いから」という理由だけで馬券を買ってしまいます。しかし、私に言わせればそれは非常に危険。ここでは、クラスごとの「生態系」を解き明かし、それぞれの正解ルートを提示します。
3歳未勝利戦:その敗戦は「糧」か「壁」か?
年が明けて3歳になったばかりの馬たちの戦いは、シンプルに「素質(ポテンシャル)」と「成長力」がモノを言う世界です。まだキャリアが浅く、能力の底を見せていない馬も多いため、基本的には「強い馬が勝つ」という順当な決着になりやすいカテゴリーです。
私が3歳未勝利戦で最も重視しているのは、「新馬戦からの上積み(変わり身)」です。新馬戦(デビュー戦)は、馬にとって初めての経験ばかり。ゲートの音に驚いたり、周りの馬を怖がったりして、能力の半分も出せずに負けてしまう馬がたくさんいます。
3歳戦の「鉄板」黄金パターン
- 新馬戦で2〜4着に惜敗した馬の「次走(2戦目)」:
これが最も勝率が高いパターンです。一度レースを経験したことで、馬は「走ることの意味」を理解します。特に、新馬戦で「上がり3ハロン(ラスト600m)」がメンバー中1位〜2位だった馬は、次走で勝ち上がる確率がグンと跳ね上がります。 - 早熟血統の「先行押し切り」:
1月はまだ馬体が完成していない馬が多い時期です。ここで有利なのが、エピファネイア産駒やビッグアーサー産駒のような、仕上がりが早く、スタートセンスの良い血統です。晩成型のハーツクライ産駒などがモタついている間に、完成度の違いだけで逃げ切ってしまうケースが多発します。
3歳戦においては、奇をてらって穴馬を探すよりも、素直に「前走の内容が良かった馬」や「調教タイムが詰まってきた馬」を軸に据えるのが、結局のところ回収率への近道です。
| 狙い目の条件変更 | 解説と推奨理由 |
|---|---|
| 初ダート替わり | 【激熱】 芝で切れ負けしていた馬が、ダートに替わった瞬間に圧勝するパターン。特に冬のダートはパワーが必要なので、芝で先行してバテていた馬が、ダートの粘り腰で激走することが多いです。 |
| 距離短縮(1800m→1200m) | 中距離でスタミナが持たずに失速していた馬が、短距離戦で「逃げ」の手に出た時が狙い目。一息で走り切れる距離なら、能力をごまかして勝つことができます。 |
| 去勢(セン馬)明け | 気性が荒すぎてレースにならなかった馬が、去勢手術を経て大人しくなり、能力を全開にするケース。1月は手術明けの馬が出てくる時期でもあります。 |
特に「芝からダートへの転向組」は、オッズ妙味が抜群です。一般のファンは「ずっと芝を使ってきたから、ダートは走らないだろう」と考えますが、実は血統を見ると「コテコテのダート血統なのに、調教師のこだわりで芝を使われていた」という馬がゴロゴロいます。
「今回、何を変えてきたか?」だけに注目してください。ブリンカー着用、距離短縮、ダート替わり…。その「変化」こそが、単勝万馬券へのパスポートになります。
より専門的な未勝利戦の予想方法については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。未勝利戦を極めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
芝1200m戦で重視すべきスタミナと血統
特に1月、冬の小倉開催で最も馬券を買う機会が多いのが、番組数の多い「芝1200m戦」ではないでしょうか。フルゲート18頭で争われるスプリント戦は、見た目にも迫力があり、配当も跳ねやすいため人気があります。
しかし、ここで多くの競馬ファンが陥る致命的な罠があります。それは、「1200m戦なんだから、とりあえず持ち時計が速いスピード馬を買えばいい」という短絡的な思い込みです。はっきり言いますが、冬の小倉1200mにおいて、その思考は「養分」になるだけです。
「下り坂スタート」×「重い芝」が生む地獄の消耗戦
なぜ、冬の小倉でスピード馬が消えるのか。その答えは、小倉競馬場の独特なコース形態と、冬特有の馬場状態の「最悪な組み合わせ」にあります。
小倉芝1200mのスタート地点は、コース全体の最高到達点にあります。そこから緩やかな下り坂を駆け下りる形でレースが始まるため、物理の法則通り、前半3ハロン(600m)のペースは強制的に速くなります。夏開催であれば、そのまま野芝の反発力を利用して「行った行った(逃げ・先行決着)」で終わりますが、冬は違います。
前半を33秒台前半で突っ込んだスピード馬たちを待ち受けているのは、水分を含んで重くなった洋芝と、開催が進んでボコボコに掘り返された路盤です。下り坂で勢いがついている分、脚への負荷(抵抗)は凄まじいものになります。その結果、ラスト200m(1ハロン)でガソリンが切れ、まるで水泳の後半のように足が止まってしまうのです。
データ上、小倉の直線は平坦ですが、現地で走った騎手が「冬の小倉は最後が坂のように感じる」と語るのを聞いたことがあります。この「見えない坂」を攻略するために必要なのが、スピードではなく「スタミナ」なのです。
必勝の黄金パターン「距離短縮組」を狙え
では、具体的にどんな馬を買えばいいのか? 私の経験則とデータ分析から導き出した鉄則は、「前走で1400m〜1600mを使っていた馬(距離短縮組)を買え」です。
普段、1200mしか走っていない「スプリンター」は、1200mを走り切る体力しか持っていません。しかし、前走でマイル(1600m)を走っていた馬は、単純計算で400mも余分に走れる心肺機能(スタミナベース)を持っています。この「余力」が、消耗戦となったラスト200mで大きな武器になります。
距離短縮がハマるメカニズム
- 追走が楽になる:
マイル戦の流れに慣れている馬にとって、1200mの激流は速く感じますが、冬の重い馬場なら全体のペース自体はそこまで上がりません。結果、無理なく好位(中団)につけることができます。 - バテない末脚:
先行したスプリンター勢が失速して垂れてくる中、スタミナのある短縮組だけが、最後まで同じ脚色で走り切れます。結果として「差し切った」ように見えますが、実際は「他が止まった中を、自分だけバテずに走った」というのが正解です。
ある年の小倉3歳未勝利戦では、1着から4着までを「前走から400m以上の距離短縮となる馬」が独占し、3連複が66万馬券になったという衝撃的なデータもあります。新聞の馬柱を見て、前走の距離が「1200m」ではなく「1400m」や「1600m」と書いてあったら、それだけで評価を星一つ上げてください。
欧州の重厚な血を取り入れろ
血統面でも、狙いは明確です。アメリカの軽いダートやスピード競馬に対応した「ミスタープロスペクター系」などのスピード血統よりも、欧州の重たい芝で育まれた「パワーとスタミナの血」を持つ馬が有利に働きます。
具体的には、以下の血統が「冬の小倉マスター」です。
| 推奨血統(系統) | 代表的な種牡馬・特徴 |
|---|---|
| ロベルト系 | 【最強のパワー】 モーリス、スクリーンヒーローなど。荒れた馬場を苦にしないパワーと、競り合いに強い根性が特徴。消耗戦になればなるほど強い。 |
| サドラーズウェルズ系 | 【欧州のスタミナ】 母父に入っていることが多い(フランケルやメイショウサムソンなど)。時計のかかる馬場への適性が非常に高い。 |
| グレイソヴリン系 | 【持続力】 トニービン(ハーツクライの母父)など。長く良い脚を使えるため、直線の消耗戦でしぶとく伸びる。 |
| ビッグアーサー | 【小倉の申し子】 サクラバクシンオー系ですが、この馬は小倉1200mへの適性が異常に高いです。パワーも兼ね備えているため、冬でも走ります。 |
「スピードが足りなくて、東京や京都の軽い芝では勝てなかった。でもバテないスタミナはある」。そんなキャラの馬が、冬の小倉1200mでは水を得た魚のように激走します。
予想をする際は、まずJRA公式サイトなどでコース解説を確認し、その過酷な高低差をイメージしてください。そして、「この馬は、この坂と泥んこ馬場を最後まで走り切れる体力があるか?」という視点で馬を選べば、必然的に美味しい穴馬(距離短縮組や欧州血統)にたどり着けるはずです。
(出典:JRA公式:小倉競馬場 コース紹介(高低差断面図など))
競馬の血統についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事でも予想に活かす方法を解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
小倉競馬場芝1200m傾向を攻略!血統や騎手の狙い目を徹底解説
荒れるレースを見抜くためのオッズ分析
「必勝法」と聞くと、多くの人は「全てのレースで的中させる魔法」を想像しがちです。しかし、真の勝ち組にとっての必勝法とは、「勝てる確率が高いレースを選び、リスクの高い(荒れそうな)レースを徹底的に見送る(ケンする)」という選択の技術に他なりません。特に1月の未勝利戦は、人気馬が脆く崩れ去る「地雷」が埋まっているレースが多々あります。
ここでは、オッズ板を見た瞬間に「あ、このレースは荒れるな」と察知するための、3つの明確なシグナルを伝授します。これが出現した時は、単勝1倍台の銀行レースに見えても、心を鬼にして疑ってかかってください。
シグナル1:1番人気が「スピードタイプ」×馬場が「重・不良」
これが1月において最も美味しく、かつ頻繁に発生する「高配当パターン」です。例えば、単勝1.5倍の圧倒的人気を集めている馬が、ロードカナロア産駒やビッグアーサー産駒のような「生粋のスピード血統」だったとしましょう。
良馬場のパンパンな芝なら、そのスピード能力だけで他馬を千切って圧勝するでしょう。しかし、1月の雨や雪で水分を含んだ「重・不良馬場」になった瞬間、景色は一変します。スピードタイプの馬は、地面を蹴る際のグリップ力が弱く、滑りやすい冬の洋芝では「ノメる(脚を取られてバランスを崩す)」現象が起きやすくなります。
結果として、直線を向いてもいつもの切れ味が全く出ず、泥んこ馬場を苦にしないゴールドシップ産駒やバゴ産駒にあっさりと差される――。1番人気が馬券圏外(4着以下)に飛べば、3連単の配当は跳ね上がります。天気予報と血統表を照らし合わせるだけで、この事故は予見できるのです。
シグナル2:ローカル開催(小倉など)の「最終レース」付近
「小倉の最終は荒れる」という格言には、明確な根拠があります。1月の小倉開催などは、1日に12レースが行われますが、レースが進むにつれて内側の芝は蹄で掘り返され、ボコボコの状態になっていきます。
特に第10レース〜第12レースあたりになると、馬場の「内側」と「外側」の有利不利が極端になります。能力的には劣る馬でも、トラックバイアス(馬場の偏り)を読み切った騎手が、綺麗な外側のラインを通るだけで激走してしまうのです。逆に、能力上位の人気馬でも、経験の浅い若手騎手が荒れた内側を突っ込んで自滅するケースも多発します。
夕暮れ時のローカル最終レースで、単勝オッズが割れている(混戦模様の)場合は、能力よりも「枠順(外枠)」や「騎手のコース取り」を重視して、手広く穴馬を拾うのが正解です。
シグナル3:ダート短距離戦で「先行馬」が揃いすぎている場合
冬のダート戦は、基本的に「前に行ったもん勝ち」の傾向がありますが、これには例外があります。それは、出走メンバーの中に「どうしても逃げたい馬」が5頭も6頭も揃ってしまった場合です。
スタートから激しいハナ争い(先頭争い)が起きると、前半3ハロンのペースが異常に速くなります(ハイペース)。さらに、そこに冬特有の「凍結防止剤」の影響が加わると、事態は深刻化します。凍結防止剤を含んだ砂は粘り気が強く、脚への負担が大きいため、ハイペースで飛ばした先行勢は直線半ばで一斉にガス欠を起こし、共倒れ(全滅)します。
「ズブい馬」の台頭を見逃すな
こうした消耗戦の展開で突っ込んでくるのが、普段はテン(スタート)が遅くて後方からしか競馬ができない「ズブい馬」です。人気はありませんが、スタミナだけは無尽蔵にあるような大型馬が、バテて歩いている先行馬をごぼう抜きにして1着に来る。これが冬のダートにおける「大波乱」のメカニズムです。
オッズを見て、「この1番人気は怪しいな」と感じたら、勇気を持って「ケン(見送り)」をするか、あるいはその危険な人気馬をバッサリ消して、3連複の軸を穴馬にずらす。これこそが、賢い投資家が実践している「負けないための戦い方」なのです。
より専門的な競馬オッズの解説については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。競馬のオッズを極めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- YUKINOSUKE
勝ち馬を見抜くおすすめの競馬本を紹介
ネット全盛の時代、X(旧Twitter)やYouTubeを開けば、無数の「予想」や「買い目」が無料で手に入ります。しかし、私はあえて声を大にして言いたいのです。「本当に勝ち続けたいなら、書籍で体系的に学んでください」と。
ネットの情報は「早くて便利」ですが、その多くは「断片的」であり、なぜその馬を選んだのかという「思考のプロセス」までは深く語られていません。一方で、プロが執筆・監修した書籍には、膨大なデータ検証に基づいた「勝てる思考回路(ロジック)」が凝縮されています。これをインストールすることで、あなたは他人の予想に乗っかるだけの養分から、自らの頭で勝ち馬を導き出せるハンターへと進化できるのです。
ここでは、私がボロボロになるまで読み込み、毎週末の予想に活用している「YUKINOSUKEのバイブル」を厳選して紹介します。特に1月の未勝利戦攻略において、即効性の高いものをピックアップしました。
1. データ派の聖書『ウルトラ回収率 2025-2026』
まず一冊目は、データ派の巨匠・伊吹雅也氏が監修する『ウルトラ回収率』シリーズです。毎年最新版が発売されますが、これは単なるデータブックではありません。「このコースで、この条件を満たした馬を買い続ければ、回収率は〇〇%になる」という答えが、全競馬場・全コース分掲載されている、まさに「攻略本の決定版」です。
1月の未勝利戦において、この本が最強の武器になる理由は以下の通りです。
ここが凄い!『ウルトラ回収率』の活用術
- 「ベタ買い」で勝てる条件が判明する:
例えば「小倉芝1200m」のページを開くと、「前走〇〇m・枠番〇番〜〇番」といった具体的な条件とともに、期待値の高い種牡馬や騎手が明記されています。 - 「冬の特注データ」が見つかる:
1月開催の中山や京都など、季節によって傾向が変わるコースでも、この本に載っている「好走レンジ(狙い目)」と照らし合わせることで、人気馬の死角や大穴馬の激走を予見できます。
私は金曜日の夜、出馬表が確定した段階でまずこの本を開きます。そして、該当する馬に赤ペンで印をつける。これだけで、翌日の予想の「軸」と「穴」が自動的に決まってしまうほどの実用書です。
2. 血統をイメージで掴む『勝ち馬がわかる 血統の教科書 2.0』
次に紹介するのは、亀谷敬正氏による『勝ち馬がわかる 血統の教科書 2.0』です。「血統」と聞くと、アルファベットの羅列や複雑な系統樹を思い浮かべてアレルギー反応が出る方もいるかもしれません。しかし、この本は違います。
この本の最大の特徴は、種牡馬の特徴を「キャラクター(性格)」や「イメージ」で言語化している点です。初心者でもスッと頭に入ってくる表現で、パドックやレース映像を見る目が劇的に変わります。
| 種牡馬 | 本書で得られるイメージ(例) | 1月攻略への応用 |
|---|---|---|
| キズナ | 「パワーと根性」 非主流な条件でこそ燃える |
荒れた馬場や急坂コースで、他馬が苦しむ中を伸びてくる理由が腹落ちします。 |
| ロードカナロア | 「スピードと完成度」 ストレスのない綺麗な馬場向き |
なぜ冬の荒れ馬場で人気を裏切るのか、そのメカニズムが理解できます。 |
| ロベルト系 | 「肉体労働者」 消耗戦に強い |
泥んこの不良馬場で、なぜロベルトの血を持つ馬が激走するのかが分かります。 |
この本を読んでおくと、出馬表の父名を見た瞬間に「あ、今日は馬場が重いからこのお父さんの出番だな」と、直感的に判断できるようになります。特にキャリアの浅い未勝利戦では、個体の能力以上に「血統的な適性」が勝敗を分けるため、必読の一冊です。
3. 冬の馬体を見極める『パドックの教科書』
最後にもう一冊、余裕があれば手にとって頂きたいのが、治郎丸敬之氏の『パドックの教科書』です。1月の競馬は、寒さによる「冬毛」や、休み明けによる「太め残り」など、パドックでの馬体診断が非常に難しい時期です。
「冬毛が伸びているのは体調が悪いのか、それとも単に代謝が良いのか?」「プラス10kgは成長分か、太りすぎか?」こうした疑問に対して、プロの相馬眼(そうまがん)を学ぶことができます。ネット上の「パドック推奨」を鵜呑みにするのではなく、自分の目で「冬に走れる馬体」を見抜けるようになれば、回収率はさらに安定するでしょう。
これらの本で基礎知識(インプット)を固め、週末のレースで実践(アウトプット)する。そして結果を振り返り、また本に戻る。このサイクルを繰り返すことこそが、1月の未勝利戦だけでなく、年間を通じて勝ち続ける馬券師になるための最短ルートです。
ちなみに、おすすめの競馬本については、以下の記事でも詳しく解説しています。「競馬本」をもっと深く知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
予想をサポートする最新AIツールの活用
ここまで、アナログな馬場読みや血統分析の重要性を説いてきましたが、私自身は決して「デジタル否定派」ではありません。むしろ、現代の競馬予想において、「AI(人工知能)」を活用しない手はないと考えています。
最近は、無料で使える優秀なAI予想ツールが数多く登場しています。これらは、過去数十年分の膨大なレース結果、ラップタイム、血統データなどを学習しており、人間では処理しきれない量の情報を瞬時に計算して「好走確率」を弾き出してくれます。私のスタンスは、AIを「予言者」として崇めるのではなく、「優秀なデータ分析アシスタント」として雇うことです。
YUKINOSUKEが信頼する「2大AIツール」
私が普段の予想で「答え合わせ」や「穴馬発掘」に使っているのが、以下の2つのツールです。それぞれ特徴が異なるので、使い分けるのがポイントです。
| ツール名 | 特徴と私の活用法 |
|---|---|
| VUMA(ヴーマ) | 【的中率重視】 妙味よりも「好走確率」を重視する堅実派AI。軸馬選びに迷った時や、人気馬の信頼度を測るのに使います。「VUMAが◎を打っているなら、この人気馬は逆らわないほうがいいな」といった判断基準になります。 |
| カチウマの定理 | 【爆発力重視】 回収率を最大化するために、過小評価されている穴馬を見つけ出すのが得意。「自分の予想では無印だけど、カチウマが高評価している…」という馬は、ヒモ(相手)には必ず入れておきます。 |
使い方のコツとしては、AIに「全乗っかり」するのではなく、「自分の見落としを防ぐツール」として使うことです。例えば、自分がノーマークだった馬にAIが高い評価をつけていたら、「あれ?何か見落としてるかな?」と再確認します。すると、「実はこの馬、前走不利を受けて度外視できる」とか「冬の小倉が得意な血統だ」といった、隠れたプラス要素に気づけることがあります。
AIの「死角」を知れば、1月競馬はもっと勝てる
ただし、AIにも明確な弱点があります。それは、「過去の良馬場のデータ」をベースに学習していることが多いという点です。
1月の競馬、特にダート戦における「凍結防止剤が撒かれた特殊なネチャネチャ馬場」や、開催後半の「極端なトラックバイアス(内側が死んで外側だけ伸びる状態)」といったイレギュラーな要素までは、完全に織り込めていない場合があります。
AIが陥りやすいミスの例
AIは「持ち時計(過去のタイム)」や「スピード指数」を重視する傾向があります。そのため、1月のタフな馬場では、「スピードはあるがスタミナがない馬」を過大評価してしまうことがあります。逆に、時計のかかる馬場が得意な「鈍足のパワー型」を過小評価しがちです。
ここで、人間(あなた)の出番です。AIがスピード馬を推奨していても、「今日は凍結防止剤が入っているから、AIの指数は当てにならない。パワー型が有利だ」と判断して、AIの評価を補正を加えるのです。
このように、AIが計算した「基礎能力」に、人間がアナログな「当日の環境適性」を掛け合わせる。この「AI×人間のハイブリッド予想」こそが、2025年の未勝利戦を攻略する最強のメソッドだと私は確信しています。
JRA公式データなど、信頼できる一次情報をベースにしつつ、AIという武器を使いこなして、的中率と回収率の両立を目指しましょう。
- YUKINOSUKE
なお、各AIツールの詳しい特徴や、私が実際に使ってみて感じたメリット・デメリットについては、以下の記事で徹底比較しています。「どれを使えばいいか分からない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:未勝利戦の1月必勝法で収支を改善
ここまで、非常に多くのデータや戦略を解説してきましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。記事全体を通して私、YUKINOSUKEが最も伝えたかったことは、「1月の競馬は、運ではなく『環境への適応力』で勝負が決まる」という真実です。
多くのライトな競馬ファンは、秋のG1シーズンの感覚を引きずったまま、「持ち時計」や「上がり3ハロンの速さ」を頼りに馬券を買ってしまいます。しかし、極寒の1月において、その常識はむしろ邪魔になります。私たちは、大衆が陥るその隙間を突くことで、高配当という果実を得ることができるのです。
最後に、今週末からすぐに使える「1月の必勝アクションプラン」を再確認して、あなたの頭脳にインストールしてください。
YUKINOSUKE流・1月未勝利戦「勝利の5ヶ条」
- YUKINOSUKE
週末の予想で必ずチェックすべきリスト
- 【馬場】「スピード」を捨て「パワー」を取れ
芝コースなら欧州血統や洋芝実績のある馬。ダートコースなら「凍結防止剤」の有無を確認し、撒かれていればパワー型を優先する。持ち時計の速さは、冬のタフな馬場では何の保証にもなりません。 - 【血統】「キズナ」を信じ、「モーリス」で夢を見る
タフな条件になればなるほど、キズナ産駒の信頼度は跳ね上がります。一方で、馬場が壊滅的に荒れたり、消耗戦になったりした時は、破壊力抜群のモーリス産駒で一発逆転を狙ってください。3歳戦ならエピファネイア産駒の「2戦目」が鉄板です。 - 【小倉】「開催周期」に合わせて狙いを変える
開幕週は「内枠・先行」、中盤は「フラット」、終盤は「外枠・差し」。同じ小倉1200mでも、カレンダーを見て狙うべき脚質をカメレオンのように変化させる柔軟性が、小倉攻略の免許皆伝です。 - 【馬体】ダートは「デカい馬」が正義
凍結防止剤入りのネチャネチャしたダートや、乾燥して深いダートをこなすには物理的な質量が必要です。迷ったら、馬体重500kg以上の大型馬を選んでください。 - 【ツール】AIは「優秀な秘書」、決断は「社長(あなた)」
AIツールは非常に便利ですが、当日の急な雨や薬剤散布までは読み切れません。AIが出した答えに対し、「今日は馬場が特殊だから」と人間が補正を加える。このハイブリッドスタイルこそが最強です。
1月は「年間収支」を決めるスタートダッシュの月
「一年の計は元旦にあり」と言いますが、競馬においても1月の成績はメンタル面で非常に大きな意味を持ちます。ここで「冬特有のロジック」を使ってしっかりと利益を確保できれば、その余裕資金で春のG1シーズンを有利に戦うことができます。
逆に、ここで無策に突っ込んで資金を減らしてしまうと、焦りから取り返そうとしてさらに深みにハマる…という負のスパイラルに陥りがちです。
- YUKINOSUKE
この記事を読んだあなたは、もう「なんとなく馬券を買う養分」ではありません。冬の馬場のメカニズムを理解し、種牡馬の適性を見抜き、オッズの歪みを検知できる「投資家」としての視点を持っています。ぜひ今週末の予想から、この「1月必勝法」を実践してみてください。寒空の下、熱い配当を手にして、最高のスタートダッシュを決めましょう!
最後に:リスク管理について
必勝法とは「勝てる確率を極限まで高める方法」ですが、競馬に絶対はありません。特に1月は天候急変による中止や馬場変更も起こりやすい時期です。自信のあるレースに資金を集中させ、不安要素の多いレースは「見(ケン)」をする勇気も、勝ち続けるためには必要不可欠なスキルです。
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※当記事で紹介しているデータや見解は、過去の傾向に基づく筆者(YUKINOSUKE)個人のものです。馬券の購入はご自身の判断と責任にてお願いいたします。また、正確な出馬表やオッズ、払い戻し金、馬場情報などは必ずJRA公式サイト等で一次情報をご確認ください。















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